会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

社員の「機械的な選別」では組織が衰弱、新時代の人材戦略とは(DOLより)

社員の「機械的な選別」では組織が衰弱、新時代の人材戦略とは

(宣伝記事のようですが)デロイトのコンサル会社社長とビズリーチの社長の対談記事。

日本の大手監査法人でも取り入れようとしていた米国流の選別システムはうまくいかなかったのだそうです。

「バーシン ええ。当時(1980年代)、多くの企業が従業員の「FORCED(強制的)ランキング」制度を導入していました。どのような制度かというと、毎年その時の社内評価で下位10%を自動的に解雇する仕組みです。そして、次の年も同じように下位から10%……と続けていく。強制的に生産性が低いと思われる従業員を組織から切り離し、社外から生産性が高いと思われる従業員を新たに採用しながら、会社全体の生産性向上を図る制度です。

南 結局、その手法で持続的に成長できた企業はあったのでしょうか。

バーシン 国の産業構造が大きく変化する中で、壮大な社会実験となりましたが、このような社内環境では従業員が疲弊し、企業と従業員の関係性を構築する上では効果は薄く、結果、成長につながる企業もほとんどなかったことがわかってきました。」

その後は...

「バーシン サービス業は、ヒトが最大の資産である企業であるということが再認識され、より大きく人的な、そして金銭的なリソースを「ヒト」に投資するようになりました。これまでの製造業の発想と違い、優秀な人材が最大のアウトプットを出せるように、企業が環境や制度を構築するようになりました。

 そのような流れの中で、従業員のデータを可視化して、潜在能力を発掘するためのタレントマネジメント領域が注目されるようになってきました。画一的な人事管理ではなく、1人ひとりに適した丁寧な人材活用マネジメント。これは大きなHR領域でのトレンド転換となりました。」

学習・人材開発(Learning Solutions)(デロイトトーマツ)
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