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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例3件、うち後任未定1件(1月25日~28日)

最近の監査人交代事例です。後任が決まっていないものもありますが、株式交換により会計監査人の選任が不要になるとのことなので、問題はないのでしょう。

1.クックビズ(東証マザーズ)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→太陽有限責任監査法人、の交代です。

監査費用が理由のようです。

「現在の会計監査人については、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えているものの、以前より監査費用等が増加傾向であり、かつ来期以降も増加することが見込まれることを踏まえ、当社の事業規模に見合った監査対応と監査費用の相当性を比較検討し、総合的に検討した結果、上記3.に記載した理由の通り、新たな会計監査人として太陽有限責任監査法人を選任するものであります。」

2.アサヒ衛陶(東証2部)(元代表取締役がインサイダー取引で逮捕された会社です。)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

監査法人 Ks Lab監査法人アリア、の交代です。

現監査人から契約更新辞退の申し入れがあったそうです。

「監査法人 Ks Lab.より、当社が今後目指す事業拡大に対応するために必要な人員等の監査資源を確保することが困難であることから、任期満了をもって退任をしたいとの申し出があり、これを了承したものであります。」

現監査人は、2020 年に就任したばかりでした。

3.N e x u s B a n k(ジャスダック)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

現会計監査人であるRSM 清和監査法人が任期満了で退任します。

「2021 年 10 月に、当社の会計監査人である RSM 清和監査法人より、今般の監査法人をめぐる環境が厳しい中、同法人内において、これまで以上に当社グループ監査の重要度が一層高まっており(特に韓国の JT 親愛貯蓄銀行株式会社の当社グループ内に占める売上規模が拡大しており、グループ監査として監査手続をより一層追加して実施する必要性が高まっている)、主に当社の監査上必要な監査品質を維持するための高い専門性や監査工数の増大を踏まえると、現在の同法人のリソースでは適切な監査チームの編成が困難となる見込みであるとの理由から、2022 年 12 月期の監査契約継続に消極的な姿勢が示されました。

以降、両社間で協議を継続してまいりましたが、本日付にて RSM 清和監査法人より当社との監査契約について、2021 年 12 月期の会計監査業務終了の時をもって、会計監査人を退任する意向である旨の通知を受領いたしました。」

今後の見通し。

「当社は、RSM 清和監査法人との協議と並行して、日本公認会計士協会への相談並びに大手監査法人を中心に複数の監査法人に監査引受けの打診を行っており、現在も後任の会計監査
人の交渉は続けておりますが、2022 年 3 月 15 日開催予定の当社の定時株主総会にて、当社とJ トラスト株式会社との株式交換契約の承認がなされた場合には、当社は会計監査人を設置する必要がなくなる予定であり、会計監査人の選任が不要となります。

よって、当社と RSM 清和監査法人との間では、当社と J トラスト株式会社との株式交換契約の承認の結果が明確になったのち、監査契約の取り扱いにつき協議を行う予定で合意しております。」

ちなみに、Jトラストの監査人は、太陽有限責任監査法人です。
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