介護と政治(2010年参院選候補者アンケート)


第22回参院選(2010年)立候補者に、介護労働に関して質問します。

加藤幹夫候補(宮城選挙区・共産党)のご回答

2010-06-20 12:04:19 | 北海道・東北
加藤幹夫候補 宮城選挙区 共産党新人 党県副委員長

http://blog.goo.ne.jp/m-katou_1963/



(6月19日メール回答)



答1 高齢者施設・サービスが増える場合の望ましい種類について。

 「施設系」… 特別養護老人ホーム、 療養型病床群、 認知症対応グループホーム

 「地域系」… ショートステイ、 訪問看護、 小規模多機能型居宅介護



答2 介護職員の賃金について。

 低賃金であると思う。



答2-2 賃金アップの方法。

 介護職員の賃金は全額公費で賄う。



答3 介護報酬アップに関して。

 更なるアップが必要。



答4 介護保険法改定に関して。

 ・情報開示の義務化。
 ・職員の人件費は国庫負担。



答5 外国人介護職の受け入れについて。

 その他。
 → 外国人労働者を排斥する態度は正しくありません。
   (1)「色々な職業に外国人が働けるような政策をとる」および(2)「介護資格試験受験に際し配慮、改善」で示されているような配慮は当然です。
   問題の核心は、介護職の人材不足を招いた政策の誤りを正すことです。
   低すぎる賃金を引き上げること、劣悪な労働条件を改善することに全力をあげなければなりません。



答6 今後のあるべき人員配置基準について。

 2:1



答7 「常勤換算」について。

 その他。
 → 「人間らしく働くことができるルールの確立」が日本社会の重要課題になっており、とくに介護では常勤・正規雇用を中心とすべきです。また非正規職員についても、同一労働均等待遇の原則に立ち、条件を改善することが大切です。



答8 要介護認定基準について。

 廃止。
 → ヘルパー等の介護従事者とケアマネージャーなど、現場の専門家の判断で必要な介護を提供する仕組みに改めます。



その他ご意見:
 「国の財政支出削減が先にありき」を転換して、保険料・利用料を「応能負担」とし、サービス提供抑制の仕掛けになっている要介護認定を廃止し、必要な介護が受けられる制度に抜本改革します。介護労働の専門性を正しく評価し、介護労働者の待遇改善を進めます。
 国民の願いは「家族介護を社会的介護に」という点にあるのではないでしょうか。あるべき介護の未来を、専門職のみなさまとともにつくりたいと願っています。