ここ数日、色々考えさせられる事が多く、私自身、アップダウンの激しい状況でした。
もちろん父の事なんですが、どう考えても「アルツハイマー型認知症」ではないような気がするのです。
前回の記事で申し上げましたが、症状に「幻視・幻覚・幻聴」が加わりました。
当初、薬の所為だろうか・・・と悩んでいたのですが、色々調べた結果、「レビー小体型認知症」の可能性が浮上してきたのです。
それは下記の症状を読み深めた結果でもありました。
〇日用品があるクローゼットから勝手にクレ5-56を取りだし、自室の床にまき、 ぼーっと椅子に座ったまま見ている
レビー小体型認知症とは・・・・(相談e-65.net様より拝借)
1.認知機能の変動
認知機能の変動とは、時間や場所、周囲の状況に対する認識や会話をした際の理解力など、悪い時と良い時の差が目立つという症状です。
2.繰り返し出現する幻視
幻視は、実際には存在しないものが見えるという症状ですが、人や子供が見えると言われることが多いです。
また幻視は夜間に多くなります。
3.パーキンソン症状
パーキンソン症状とは、体や表情が硬くなる、体の動きが減る、運動がぎこちなくなる、手が震える、姿勢が前傾になる、バランスを崩しやすくなる、小股で歩く、突進して止まれなくなるなど、いくつかの運動症状が出現する状態のことです。立ちくらみや失神、便秘などの自律神経症状が起こることもあります。
そのほか、誰かがいる気配がすると感じたり、家族が偽物だと思ったり、自分の家ではないと思ったりする妄想が出ることもあります。
このように、レビー小体病の方にはさまざまな精神症状が出現しますから、統合失調症の妄想や幻聴の治療薬を使うことがあります。
しかし、これらの抗精神病薬の副作用が出やすいという特徴もあります。
また、ごく初期から「レム睡眠行動障害」という睡眠中の行動異常を起こす患者さんもおられます。
レム睡眠は睡眠の「段階」の1つで、人が夢を見るのは、多くはこのレム睡眠のときです。
健康な人はレム睡眠の間は骨格筋の緊張が抑えられているため、夢を見ながら行動を起こすことはありません。
しかし、レム睡眠行動障害がみられる患者さんでは、筋緊張の抑制が障害されるため夢を見ながら夢のなかの行動を実行するのです。
物忘れも認められますが、アルツハイマー病の患者さんと比べると、軽度であることが一般的です。幻視が強く出るタイプや、パーキンソン症状が目立つ方など、同じレビー小体病でも人によって症状の出方や進行の速さに差があります。
なるほど、よく解ります。
その他の記事で見かけた、「壁に虫がたくさん這っているように見える」「ハンガーに吊した洋服が人に見える」など、思い当たる事が多々。
そして「手足の震え」「歩行の変化」「ズボンを履くときに足が上がらない」など、身体的な症状も加わってきているのです。
これは思い込んでいた「アルツハイマー型認知症」とはちょっと違うな。
記憶障害の点でも「義父」の時とは明らかな違いを感じ、私は困りました。
病院にも電話相談し、「とにかく薬を飲み続けて下さい」と指導されたので、飲ませているのですが・・・正直不安。
もう一つ、信憑性は定かじゃないのですが、医師の誤診が多いのもこの「レビー小体型認知症」らしいのです。
研究結果を示したサイトから、「不安を取り除く為」の「抗精神病薬」が使われると、「悪化」する可能性も生まれるとの記述を読みました。
本当かどうかなど、専門家でもないため解りません。
ですが・・・・もしそうだとしたら、根本的な治療方針が変わるような気がして。
主人には「・・・・だとしても元に戻ることはないぞ」と指摘され、確かにそうだと思いましたが、今の状況がとても楽チンで父にとっても私にとってもベストとは必ずしも言えないのです。
それは昨日のこと。
午前中、私は父を床屋に連れて行きました。
お金を前払いをして、後はお任せ。
いつもの店なので、機嫌良く戻ってきました。
「どう?さっぱりした?」
「うん、やっぱり気持ちええな。」
「そりゃ良かった。いつもの店長さんにしてもらったんか?」
「いや、今日は混んでたから別の人やったわ。」
「そう、残念。」
こういうしっかりとした会話を交わしていたのです。
その後、定食屋で「黒豚カツ定食」をほぼ完食し、満足そうだった父。
なのに夕方から、自室にてまたもや不穏な空気が漂い始めました。
「たくさん男の人がおるねん。いつ帰るんや?」
「そろそろ帰りたいから迎えに来てくれるか?」
「銀行どこやったっけな?株でえらい損させられた!」(株取引は5年以上前に止めている)
「(囲碁の)碁石が入った鞄、どこいったんや?」
など、頻繁に電話がかかってきます。
これはまた面倒な!と思いつつ、医師の指示通り、夕方に「エビリファイ」を服用させ、「とにかく休もうか?」と伝えたのです。
が・・・・・結局それから朝までずっと、父は眠らないまま、ひたすら自室でゴタゴタ動き回っていました。
私たちは疲れていたので早めに就寝。
夜中、6回の着信履歴がありましたが、眠気には逆らえませんでした。
朝、目覚めた私は階下にいる父が誰かと話していることに気づき、ああ、主人と会話してるんやな、と思いました。
でも実際は一人きりだったんです。
誰か、知らない人と話し続けていたんです。
ちょっとゾッとしましたね。
「なあ、誰と話してるん?」
「ああ・・・そこにおる男の人・・・いや、なんかあれとこれが衝突してな・・・だから・・・」
もごもごと口ごもり、はっきりとは答えなかったけれど、その誰かは父にしか見えない人なのです。
うーん、こうやって文字におこせば、大したことないような気がしますよね?
でも想像してみて下さい。
親がたった一人きりで椅子に座り、普通に会話してるところを・・・・・。
恐怖ですよ?
寝室のベッドにはハンガーにかけられた多くの衣服が積み上げられていて、いつもPCの前に鎮座しているはずの椅子がかけ離れた場所に置かれていました。
床には座布団二枚と毛布が一枚。
一晩中、一体どんな気持ちで過ごしたのか。
自分の身に置き換えた時、それはとても哀しく不安な状態なのだと理解出来ます。
宥め賺し、パジャマに着替えさせ、ようやくベッドに横たわってもらい・・・・それから7時間。
何とかぐっすり眠ってくれました。(今ようやく起きたかな?)
途中、自分でトイレに足を運んだ形跡もありました。
まだ自立部分が残っている証拠ですね。
実はパジャマに着替えるときも苦労しました。
転倒防止の為、ベッドに腰掛け、ズボンを履くのですが、足が上手く持ち上がらない為か、両方の足を片方へと突っ込んでしまうのです。
これも「レビー小体型認知症」による「パーキンソン病」かもしれないと疑っています。
素人考えかもしれませんが、ネットの情報に合致する点が多いこと。
今までの経過を思い起こすと、それは確かに「レビー小体型認知症」に近い症状が多かった気がし、ああ、何故気付かなかったのだ!と後悔しております。
どちらにせよ、これからの事を相談するため、月曜には病院へ。
今はとても複雑な気持ちですが、やはり私たちの生活を優先させるべき問題だと、強く感じています。
頭が下がります。
介護の仕事をして20年余り、認知症と言われる人達と関わりを持たせてもらってます。がしっかりした姑とはなかなか付き合いたくなく昨日今日と同じ家に居ながら全く顔を合わせてません。
マイペースでお父様にお付き合いくださいね。
できるだけ楽な介護を目指しているつもりなんですが、
なかなか上手く行かないのも現実で・・・
介護のお仕事をされていらっしゃると、どういう心の状態で向き合うかご存知だと思います。
私はいまだよくわかっていません。
ただ相手が不安なのだろう、うっすら理解出来るくらいですね。
また色々ご指導頂けると幸いです。
追伸
嫁姑・・というものは、どこもそんなものだと思いますよ(笑)
義父、レビーさんです。
ルビーなが歓迎なんですが。
なので色々あって、義母も最近おかしいです。
以上報告です。
でも結果が出るまで、簡単には決めつけられないな。
ルビー・・・(笑)
そんな宝石なら、いくらでも。
ところで義母、様子がおかしいって?
もうそういう年齢に差し掛かってきてるし、当たり前なのかもしれないけど、長男の嫁で張り切りすぎたらあかんよ!
私が言うのもなんだが、貴女のほうがよほど頑張り屋さんなんだからね。
何かあったら連絡下さい。