4/23
奇しくも私の誕生日に父のMRI検査予約が入っております。
これは前述した通り、「レビー小体型認知症」かどうかを見極めるため。
もちろんこの検査だけですぐに分かる物でもありませんが、コレが一つの方法なのです。
総合病院は予約制の為、どうしても時間がかかってしまう。
結局先日の診察では「アリセプト」を復活させることとなり、今は「アリセプト」「エビリファイ」の併用で過ごしております。
さて・・・・・
最近の状況ですが・・・・
非常に悪い
週に一度の「デイサービス」。
それは無事楽しそうに過ごしております。
囲碁もして、皆さんとのレクリエーションにも参加しているようです。
しかしこの間、初めてショートステイを二泊三日で利用したのですが、それがまた波瀾万丈(苦笑)。
二人部屋という理由もあるのでしょう。
一日目は穏やかに眠ったものの、二日目は大暴れしたそうなのです。
「おまえ、誰や!?」的な感じで、施設のスタッフの方も苦労した・・・と聞きました。
同室の人が変わったことで余計、変化に対応出来なかったのかもしれません。
何せ、これで多床室は無理だと解りました。
夜は夜で他の部屋を開けまくる。
今も自宅でそんな感じですが、ウロウロと徘徊?するのです。
徘徊ではないな。
見回り?
どちらにせよ、安穏と過ごしている訳ではありません。汗
来月にはもう一度「ショートステイ」が待っているのですが、そこで個室にしてみようと画策しております。
でもそれだけでは心許ない為、次の診察にて「眠る為のお薬」も処方してもらうつもりです。
現状、本当にキツいです。
自分で笑っていられるのが不思議なくらい、キツいです。
▶出来なくなったこと
朝、自分で朝食(お粥)が食べられなくなった。→私が器によそい、梅干しとお茶と共に出して、椅子に座らせる。
昼、夜も同様。
夜中、「鍋」を漁る。
ご飯を食べようと思うのか、「コンロ」の火を点けようとする。
(しかしあらかじめ策を講じていますので、点火出来ません)
上の画像の部分を外してあるので、火は点かないのです。
・・・・にしても、油断は出来ず、マッチやライターも隠しました。<これが一番怖いので
こうなるともう、要注意人物に他ならず、私はものすごく神経を遣う毎日を送っています。
日中も自宅を「ホテル」だと思い込んで、「支払いすませんなん」「家に帰るから迎えに来てくれるか?」等など。
とにかくまともな会話は出来ないのです。
もう一つ出来なくなったこと。
それは着替えです。
今日発見したのですが「パジャマ」の上に「ズボン」を履いている。
「シャツ」の上に「シャツ」を着ている。
中の下着がシャツの上に見えている。
・・・・あれほど「格好」を気にする父が、ここまで来たか!と驚愕する思いでした。
ある意味、認知症らしい感じになってきたとも言えます。
「篠山(故郷)に印鑑証明とりにいかんなん」
「こんどヨウコ(実妹)に会わんなんな。これ書いてもらうから。」
シェーバーとカレンダー、天眼鏡を片手に、そんなことを言いながら玄関先に座る父。
ちょっとしたホラーですよね。
あ、別に茶化しているわけではありませんよ。
現実はもっと怖いんですから、こうでも言わないとこっちの気が保ちません。
一体、何が原因でここまで悪化したのでしょう。
悪化するにしても、家族の覚悟がついていかないほど急スピードです。
一つに薬があると私は信じています。
でもだからといって、それを服用しなかったら「マシ」だったかどうかは解りません。
非情な言い方かもしれませんが、今までが良すぎたんです。
今までがマシだったんです。
80歳の頃から「アリセプト」の効果を信じ、続けてきて、今ここにきてようやくその効果が薄れたのかもしれません。
どちらにせよ、文字通り「介護地獄」が始まったわけですが・・・・
ただ私はそんなに我慢強いほうではないので、何かしらの対処をすべく、色々頭を捻っております。
一つは「デイサービス」の多用、もう一つは「薬の増量」です。
義父の時もそうでしたが、とある時期までくると「薬の調整」という時間が必要になってくるんです。
それは「穏やかに過ごすための調整」で、「半ば廃人」(聞こえは悪いですね)にさせるための方法です。
そのおかげで介護はしやすくなるし、私たち家族は安心して「施設」の方に預けることが出来る。
もちろん否定的な意見の方もいらっしゃると思いますが、私は私の人生を無茶苦茶にしたくないので、そういう方法を採るべきかと思っています。
その為には1、2ヶ月、もしくはそれ以上の時間が必要。
ここが正念場です。
現在、私の喉には「ヒステリー球」(咽喉頭異常感症)というものがあり、血圧もどんどん上昇中。
確実にストレスによるもので、これは「義父」の時の主人も発症しました。
すごく気持ち悪いんですよ、これ。
喉を圧迫されて、飲み込んでもその存在を消せない。
正直、キツいです。
一応、「半夏厚朴湯」という漢方が功を奏すると言われていますが、すっかり治るといったことはありません。
お知りになりたい方はこちらへ。
http://www.inoue-i.jp/writing/globushystericus.html
https://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/inkoutou01.html
今、一番辛いのは「夜の異常行動」、そして「日中の落ち着きの無さ」。
でも本当の辛さは「病状の進行の速さ」にあるのだと思います。
私がついていけてない。
きちんとした会話が成り立たないことが、これほどまでにダメージを与えるとは・・・。
「おとうちゃん、ごめんな。不甲斐ない娘で。」
「ああ・・・・僕もごめんな。〇▲×・・(聞き取れず)」
今日の夕飯時の会話の一部です。