マッドマックス

ぶっちゃけ、俺は30代半ばである。
サイケな60年代ギリギリに生まれ、黄金の70年代に子供時代をサブカル全盛の80年代に青春時代を過ごした。
はっきり言って90年代はクソつまんない時代だったな。
青臭さも抜けて老獪さも身につけてるので下心など微塵も見せず、若いおねいさんに「開帳さんって優しいのね・・・」等と言われ様もんなら「まぁな・・・（フ 」と渋澤さん気取りである。
しかし、深刻な問題もある。
こちらとしては当たり前に知ってる事が通じない事が多々あるのだ。

「ブルーザー・ブロディーって誰っすか？」
「ゼビウス？知らなーい！ぷよぷよなら知ってる」
「キャンディーキャンディー？　美味しいの？」

ｏｒｚ

話題に年齢のギャップが出来てるのね・・・
映画の話題も同じ。
このブログで古い映画を紹介してるけど割と有名な作品でも知らない人が多いんではないかな。
もしそうなら古くても面白い作品を観てくれると嬉しい。

さて今回は俺が厨房の頃「水曜ロードショー」で、その内容の凄まじさに大ブームになった作品である。

近未来
極悪暴走族のリーダー・ナイトナイダーが新人警官を殺害。
警察署から特殊車両を盗み逃走し、対暴走族迎撃隊ＭＦＰ（Main Force Patrol）との激しいカーチェイスが繰り広げられる。
追跡を振り切り調子に乗るナイトライダー。
しかし、その行く先にはＭＦＰの腕利きマックス（マクシミリアン・ロカタンスキー）がいた。
激しい追跡劇の果て、ナイトライダーは爆死する。
しかし、ナイトライダーの死に暴走集団がＭＦＰに対し復讐の機会をうかがっていた・・・

このオープニングだけで俺は固まった。
爽快なまでの疾走感！目を離す暇も与えぬ緊張感！
ここで登場するのがＶ８エンジン搭載のファルコン！
クラッシュシーンに「もったいない・・・」と涙目の俺がいた。

暴走集団の悪行はエスカレートする。
カップルを襲い、車を集団で破壊！女性もレイプされる。
現場に急行するマックスと同僚のグース。
そこにはラリって取り残された暴走族の一員ジョニー・ザ・ボーイがいた。
署に連行したものの不起訴となりジョニーは釈放され、グースは激昂しＭＦＰと暴走集団の因縁は深まる。
そしてグースが彼らの手に落ちてしまう。
ショックを受けたマックスは辞職を決意する。
フィフ隊長の提案で長期休暇をとり、愛する妻子とともに時間を過ごすマックスだったが・・・・


マッドマックス
予告編はこちら
特典はシリーズ全作の予告編
プロダクションノートやスタッフ・キャストのプロフィールが入ってます。
なんか、パンフがＤＶＤに収録されてるような趣きです。
ＤＶＤ黎明期に出たソフトなのでシンプルといえばシンプルな作り。
音声は英語とオーストラリア英語の2種類収録。
正直、わからん！

後半、全てを失ったマックスは復讐の鬼と化す。
漆黒のＶ８インターセプターを操り暴走集団に単身、闘いを挑む。
あまりにも重い余韻を引きずるラストシーン。
是非とも夜空を見上げるたびに思い出していただきたい！

今なお
コアなファンの支持を保ち、レプリカ車両が唸りをあげて走り回るほどファンに愛されるマッドマックス！
もし、このブログを見てちょっとでも興味をもった若人は今すぐ観ろ！

この作品、改めて見直すと石油が不足し社会問題になっている事がわかる。
しかし、この問題が新しい世界観を作るのである。
数年後、マックスは荒廃した世界に再び姿を現すことになる。