人体の構造と成り立ち
人間の構造の成り立ちの最小単位は①細胞である。その数を計算すると
②体重1000グラムに対し、約1兆個と計算し、体重60キログラム
の人は60を掛け算すると「60兆個」の答えが成立する。
60兆個の細胞がただ雑然としているわけではなく、形態と機能すな
わちの共通な器官を構成することを目的とする細胞同士が集合体を作
り組織をを作る作業にとりかかる。
③まず出来上がった組織はイ、上皮組織、ロ、結合組織、ハ、筋組織、
二、神経組織がに分類される。
④これらの組織は夫々4種が内容を異にする器官ををつくる。(例えば筋
組織は刺激に対して収縮反応に対応する特性を持ち、骨格筋、心筋、平
滑筋)などを構築する。
⑤一連の器官群は個々には特性を十分(健全な器官活動)を全うするべく機
能している。
⑥人体の器官系には次の器官が存在する。
イ、運動器系(筋系・骨格系) ロ、循環器系、ハ、消化器系、 二、呼吸
器系、ホ、泌尿器系、ヘ、生殖器系、ト、内分泌系、チ、神経系、リ、感
覚器系が存在し、哺乳類の動物に共通した法則性、形態的特性を有する。
細胞の学習
①細胞の形状は多種多様で卵細胞・脂肪細胞は球状の性質があり、②血管内
細胞は扁平型を呈している。
③平滑筋細胞は紡錘型が整っていて④立方型細胞は尿細管上皮細胞に見える。
⑤神経細胞は星形の細胞で形作られてられている。
※肉眼で観察できる限界は0.1mmが限度視度である。
※細胞構造を観察するには光学顕微鏡で行う。
※細胞の内部を克明に観察するには電子顕微鏡を必須とする。
細胞の基本的構造
①細胞は1枚の細胞膜を周囲に構築し、外界からは完全に隔てられている。
②内部にある細胞質はイ、細胞小器官、ロ、細胞骨格で構成され生命活動の
秩序をたもっている。
③ハ、本来の使命である遺伝情報の貯蔵する細胞核を有している。
細胞膜の学習
※細胞膜の厚さ・・微小な膜でその厚さは8-10nmで①脂質、②糖質、③たんぱく質
で構成されている。
※細胞の活動・・・①細胞膜を仲介して物質を取り込み、②不要なものを除去する作業
も自ら行う。
③細胞内の水分が減少の際は水が濃度勾配に準じて流入して均衡保つ。
③アルコールなどは細胞膜の脂質は二重層を自由通過する仕組みになっ
ている。(浸透が早い)
※疎通拡散・・・イ、重要な栄養素であるアミノ酸やグルコースは細胞膜内に存在する
「担蛋白質」によって運搬される。
※イオンポンプ・①ナトリュウム-カリュウムポンプは常時ナトリュウムイオンを細胞
の外に吐き出し、細胞の中にはカリュウムイオンが高濃度の貯蔵が
実行されている。
※細胞の荷電・・・生命活動を正常に営んでいる細胞活動は細胞内がプラス電位で、細
胞外はマイナスに荷電している。
※※荷電とは・・・電気を帯ていることを表す。生命活動を正常に営んでいる細胞内に
は常に滞電があり、細胞膜を介して所定の通電を交互に行う。
※※イオンチャネル
①細胞細胞が興奮した時はナトリュウムイオンが細胞内に流入する。
②活動を終了すると時にはカリュウムイオンが細胞内に流れ込む。
③カリュウムイオンの電位移動が骨格筋や心筋の活動エネルギーと
して働く。細胞活動での両イオンの働きは重要である。
※※食作用・・・①タンパク質を原基とする細胞が生命活動を終了し、その死骸を細胞
内に取り込むときは原基そのものを食作用するため細胞膜に取り込
んで行う。
②死骸のタンパク質などは細胞膜が周囲 から囲み。食胞として取り込み
食作用で処理される。
細胞小器官・・・最小単位の細胞の中にも小器官が存在する。その大多数が細胞膜と同じ構
造を呈している。
※※小胞体・・・構造は細胞膜の微小な袋であるが、①この袋の小胞体ではタンパク質の合
成が行われ、ここで合成されたタンパク質は、② ゴルジ装置に送られて
加工される。滑面小胞体は③肝細胞ではグリコーゲンの合成、副腎皮質や
卵巣、精巣ではステロイドホルモンの合成を合成し、④肝細胞ではカルシ
ュウムイオンの貯蔵などを行う重要な器官である。
※ゴルジ装置・・この装置は扁平な形状をしめす小胞体が積み重なった構造を示し、ここで
作られた①タンパク質はゴルジ装置で②糖質を付加され加工後に細胞膜に
包まれて細胞外へ排出、あるいはもう一度リソソームとして稼働する。
※中心小体・・・微小管が集合して円柱状を呈した小体で①2個の小体が一組になって活動し
細胞分裂の際には染色体を引き寄せる活動を担う。
ミトコンドリア・①0.1㍈--1㍈の球形ないし糸状の小体で、②内膜、外膜は二重の袋を持って
いる。③肝細胞1個に付き2.000個以上あり、ここに含まれる酵素を原料に
てネルギーを作り、それをATP分子の形にして、細胞の生命活動素として供給
する。
※※ 食胞とは・・食細胞が飲み込んだ顆粒(バクテリアなど)で囲んで作られる小胞
で細胞膜から切り取られ、貯蔵顆粒と合体しその内容物を貰い受け食胞溶解し
て終わる。
※※ ミトコンドリアは生命の活動に不可欠な細胞活動のエネルギーを瞬時も欠かす
ことなく産生する拠点でもある。
リソソーム※※ 周囲を膜で包囲された小体で①ゴルジ装置で作られる。②内部には加水分解
消化する酵素を蓄えている。③不要になった細胞を食作用で取り込んだ食胞
を癒合して細胞内消化をおこにう。
※※細胞核・・・①細胞核は球形で1個の核に1個だけ所蔵するのが一般的であるが。②また
1個の細胞に多数の核を持つ骨間筋細胞のような特殊細胞でもある。
③細胞核は内外2層の核膜に包まれていて、滑膜孔が開口していて核の内部
と外部と交流を可能にしている。
④染色質はデオキシリボ核酸DNAがタンパク質と結合してできたもので,細
胞分裂の際には、DNAとタンパク質が凝集して目視できる染色体となる。
⑤DNAは遺伝情報を内蔵する分子体で遺伝によって伝えられる全ての情報を
決定する。
⑥核小体にはリボ核酸(RNA)集まっている。RNAはDNAの遺伝情報を複写
し、核からその情報を搬出する活動を実行する。
細胞分裂と遺伝子
※学習・「細胞分裂」
人体のの細胞は1個の受精卵が繰り返し分裂を実行して成り立っているが
全ての細胞が際限なく分裂を繰り返している訳ではない。
①神経細胞や腎糸球体の細胞などは、全体ではないが増殖が無いものも存在する。
②肝細胞や平滑筋細胞は常時細胞増殖をする訳ではなく、必要に対応して増殖活
動を始める細胞も存在する。
③また小腸の上皮細胞や肌の表皮細胞の様に少量づつ喪失した細胞を補強するよ
うに、その分だけ増殖を続けている細胞もある。
④細胞の増殖は各組織にそなりの秩序があって、一定の旋律に似た方式があって
無秩序ではなく律しられている。
⑤※がん細胞は増殖の秩序を全く無視した細胞活動しか営めない細胞である。
※参考文献・・ステッドマン医学大辞典。解剖学ノート編集委員会蔵書
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