~⑰ 要法寺(法華宗)~
一豊は当初法華宗に帰依し、要法寺を菩提寺としていたが、
のち曹洞宗に変えたため、弟の康豊が要法寺を保護した。
そして遺言に従って寺内に葬られている。また野中兼山の位牌も
この寺にある。
境内に「桜井戸」と名づけられた井戸がある。
古い桜の切り株が朽ちて、外側が残り、井戸になったので、
この名が付けられたという。
この水は渇水期でも枯れることがないため、茶道界の
日本三名水の一つとされ、要法寺では現在でもこの水を使って、
各流派の茶会が開かれている。
参考文献
鏡川小特集~土佐地域文化第5号2002年6月号
改訂版高知の城下町読本
龍馬を育てた道の小冊子(高知市観光課)