なにがあっても。

なにがあっても(ときどき再開編)。
カンボジアと影絵芝居にまつわるあれこれ。
(Fukutomi Tomoko)

セミナー用の上演(つづき)

2014-03-29 | レク・デモ
3月28日 セミナー用の上演のあと、プオンやトーンや楽士の何人かは各州文化局の人たちの質問攻めにあい、予定の2時間はあっという間に過ぎた。 今日の若い子たちの演技すごくよかったね、というとプオンは「こういう大きな機会がもっとほしい。機会が人を育てるんだよ」という。言うねえ! チアンじいちゃんが若かった頃も、日々集まっての練習というのは実際にはそうなかったんじゃないかと思う。語り部は家で覚えたよ . . . 本文を読む

民間の一座の成功例(@ @)。

2014-03-29 | シエムリアップ
3月27日 シエムリアプではこの1週間、文化芸術省とユネスコが主催するセミナーが行われている。無形文化財の振興を各地域で考えることがテーマだそうだ。各州文化局の局長副局長たち向けのセミナーということだが、ティー・チアン一座からはトーンが呼ばれて参加している。 驚いたことに、このセミナーのプログラムに実地学習としてティー・チアン一座訪問が組み込まれていた。それで今日は、研修員、セミナーのスポンサー . . . 本文を読む

飯田市からのご一行!

2014-03-26 | シエムリアップ
午後1時集合でリハーサルのはずだったのだが。3時になってもちらほらしか人が来ず。またしてもキリキリする私にプオンが「それぞれ仕事があるんだから、まあ昼間は仕事させとくしかないよ」。って、「明日の集合時間は1時だ!」と昨夜宣言したのはキミではなかったか。それは、「1時以降、来られる順に来てね」という意味なのか、もしかすると。 カラカラに乾燥して土埃が舞い上がる敷地に水撒きしたり、白布を張る枠を溶接で . . . 本文を読む

心臓にわるい。

2014-03-24 | シエムリアップ
昨日の夜は、寺で上演だった。 毎度のことだけど(なので、毎度同じことを書いている気もする)、上演開始時間からさかのぼって準備を始める時間が遅すぎるようで、気になって仕方ない。 6時から上演だというのに、なぜ4時から荷物を準備し始める。それも、よっこらしょー、次はどれー、とのんびりモードで。準備に集まった人数も3人では少なすぎる。私はまたしても、トラックの周りをうろうろ徘徊しながら「ねえ、ちゃんとみ . . . 本文を読む

またまたシエムリアプ。

2014-03-23 | シエムリアップ
「お肉」の話の続きを書こうと思っているうちに、 またシエムリアプに来る日になってしまった(^ ^;)。 昨日の東京は冬の寒さで、乗り継ぎのソウルの空港もやたら冷えて、機内もぞくぞくするほど寒くて毛布にくるまり。それでも飛行機から降りれば30度と思っていたら、迎えに来たプオンが「季節外れの雨が降ったんだよね」と言う通り、空気はひんやり。家について、プオンとチュアン、カエウとでビールを飲んで豚の内臓 . . . 本文を読む

「ある精肉店のはなし」@ポレポレ東中野。

2014-03-13 | 東京
きょうは春の雨、春の大風。 今月はじめ、ポレポレ東中野に「ある精肉店のはなし」を見に行った。牛を育てて屠って精肉を販売する家族の日常を静かに追ったドキュメンタリー。肉を食べるというのはこういうことなんだと理解することができる。理解はしていたつもりだけれど(それもわりとちゃんと)、いつの間にか頭から抜けて、薄切りにしてトレイに並んだ肉を当たり前に買うだけになってたなと思う。 肉を食べ、皮を使うのに . . . 本文を読む