なにがあっても。

なにがあっても(ときどき再開編)。
カンボジアと影絵芝居にまつわるあれこれ。
(Fukutomi Tomoko)

クーリヤッタムを勉強する(2)

2008-08-19 | 東京
 ワークショップでは質問がたくさんでたので、そのメモ。 1.ミラーヴという楽器について。  ミラーヴは、クーリヤッタムで使う太鼓。銅製の壷に牛の皮を張ったもの。ふたつで一組になっていて、演技中で音の主体を作り出している。一組のひとつはリズムをキープし、もうひとつは役者の動きに合わせて音を作っていく。肩にかけて棒で打面を叩く太鼓イダッキャの音は、ミラーヴの音に付随するもの。他に、カスタネットくらい . . . 本文を読む

クーリヤッタムを勉強する。

2008-08-14 | 東京
現代人形劇センター主催の、レクチャー&デモンストレーション&プラクティスという盛りだくさんプログラム。 勉強したことを放っておくと忘れそうなので、習ったことを全部書いてみます。  「インド演劇」と一言でいっても、インドならこうという主流があるわけでなく、地域ごとにバリエーションがいろいろある。なにしろ公用語でさえ25もあるのだから、多様になって当然というものなのだ。その中で、「クーリヤッタム」は . . . 本文を読む

クーリヤッタムを見た。

2008-08-12 | 東京
 インドのサンスクリット語演劇、クーリヤッタムを見た。マハーバーラタが演目の日と、ラーマーヤナが演目の日があったのだけど、やっぱりラーマーヤナを見ないといけないかなと思って、11日の梅若能楽学院会館へ。  演目のタイトルは「塔門の戦い」。ハヌマーンがシータを探しにランカー島へ侵入したという知らせを受けたラーヴァナが、あれこれと回想する場面。自分が成した偉業や自分にかけられた呪いについて思い返す。そ . . . 本文を読む