風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

無仏心から有仏心

2016年09月14日 01時43分24秒 | 随想

青春・青年時代は神仏を思わず、科学技術礼賛、守銭奴だったが、両親の死に直面し信心深くなった。江戸時代の檀家制度の残像があり、仏教の作法による葬式だった。

寺の住職に葬式のメニューを見せろと暴言を吐き、こっぴどく叱られた。

万物は病気を患い、老化して、やがて死に至る、苦しい人生を実感した。無常観、仏教を勉強する気に成った。

世間の常識と仏の教えの違いは正反対、強欲が美徳の此岸魔界、己唯足るを知るの質素清貧の彼岸仏界。

利益、自分本位のリエキ、他人救済のリヤク、乞食、将来の落伍者が約束されるコジキ、高僧になるだろうコツジキ、読み方が違う。

多数決の論理が世間常識になるが、常識外れの哲学の中に人間的な生き方を見たりする。


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