
お久しぶりにございます
久々の更新でございます
皆様におかれましては GW中それぞれに楽しくお過ごしされたことと思います
私はずっと
ここにいました

若くて美人な仲居さんが24時間いつでもボタンひとつで「どうしました~?」と来てくれる
3食昼寝付き
おいしそうな「高級体内直接注入ボトル」のぶら下がった
『チョー高級ホテル』へ宿泊いたしておりました
しかもその連泊日数は 18泊19日
時は 連休前の4/22(水)へとさかのぼります
4/22(水)
GW目前にして 仕事も追い込みに入っていましたが
何となく 歩行時に右股関節への違和感があったのでした
『痛い』
しかし我慢の限度範囲内でした
帰宅して 「一晩寝れば 治るさ 疲れだよ きっと・・・」
そう自分に言い聞かせ 就寝しました
4/23(木)
痛みは一向に治まっていません
どちらかというと 悪くなっているといったほうが当たっていました
昨日は右だけでしたが どうやら両方に同様の痛みです
数年ぶりに傘立ての奥から 杖を取り出し出勤しました
駐車場から職場までの距離がいつも以上に長く感じられます
杖も右で持ったらいいのか 左に持ったらいいのかわからなくなるくらい
両方に痛みがあります
杖を持っては仕事になりませんので
止むなく 手当たり次第につかむところを探しての移動
しかし広~い職場の中にはその事さえ出来なくなることもしばしば
「どうしたの? kazuさん大丈夫? スッゲー痛そうなんだけど?」
息子ほどの社員が声をかけてくれました
「そうなんだ・・・ 痛ってぇんだ しかもスッゲー・・・・」
事実 股関節の痛みは人工になる手術前の数10倍
椅子に座っていれば痛みはありませんが
「歩いてなンぼ」の仕事ですから
我慢に我慢を重ね あと1時間で終業までこぎ着けましたが
翌日もこの痛みを我慢して仕事を続ける自信は 全くといっても無くなりました
上司に
「股関節が痛くて・・・ 病院に行きたいので明日休ませてください」
連絡しました
帰りの駐車場までは
一歩づつ左右に杖を持ち替え
三歩歩いては ひと休み
二歩歩いては またひと休み
これほど酷い痛みは経験がありません
股関節で何かか起きている
しかも両方同時に・・・
4/24(金) 入院1日目
心配した妻も 急きょ休みを取って病院へ付き添ってくれました
腰痛で先日MRIを撮ったばかりの病院です
とりあえず整形外科と 内科を予約して診察です
結果は
整形:レントゲンは異常なし 少なくとも 人工股関節での炎症は確認できない(急なため 私の整形の主治医は不在 別の先生からの診察でした)
内科:血液検査での結果異常なし ただし微熱(37度台)があり 血液の炎症反応(以下CRP)が高いので 検査入院の指示
GW目前の入院です
しかも 入院と同時に高熱(39度)という「おまけ」が再びついてきました
発熱時には 悪寒(ガチガチ奥歯がぶつかり 全身がブルブル震える)がして それが治まったかと思うと
体温はいっきに38~39度
看護士さんは座薬を持ってやって来ます
効果が出るまで小一時間
それから約5~6時間は37度まで低下して 嘘のように元気に戻ります
世の中はGWへと突入
山形の桜も見頃となっています
座薬の効果が切れる8時間ごとに 悪寒→発熱→座薬挿入→解熱 の繰り返し
食欲もなくなり 栄養補給のための点滴が続きます
4/27~30(土~火) 入院2~5日目
詳しい血液検査をするモノの日曜祝日と重なり検査結果も帰ってきません
内科の主治医も
「大至急で血液検査を出していますが なにぶんにも結果がまだ届いていません 病名も判明していないのに投薬することができません
申し訳ないですが 我々も整形の先生と連絡を取りながら 病名を探しています」
と言うのみ
CRPはゆうに30.0を超えました(通常0.3以下)
座薬だけで対応していました
5/1~2(水・木) 入院6・7日目
GWも中休み
ようやく検査結果も次々と帰ってきたようです
内科「kazuさん (内科的には)どっこも悪いとこ ないんですよね~・・・」
そしてまた
内科「尚 整形の先生と相談して 人工股関節を覆っている膜の中に炎症がないか診てもらうことにしました」
とも
程なくして整形の私の主治医がやってきました
X線設備のある処置室へ移動して
長~~~くて ブっ太い針の付いた注射器のオバケを手にして
「麻酔は
」
整形「しません
」
「痛いですよね
」
整形「かなり
」
脅しにかかります
整形「はい 刺します
」
「うオぉぉぉウ
」
刺された針は X線画像を見ながら着実に 人工関節へと近づき
主治医は注射器の化け物で 万が一股関節付近にたまっていたらいけない膿(うみ)を吸い出そうとしますが
まったくその兆候は見られず
整形「化膿はしてないみたいですね よかった」
私は 額からは脂汗
肩から上だけはもんどりウッていました
もし化膿していたら
経口投薬では効果がないため そのブっ太い針針を刺したまま 直接膜の中へ薬液を注入しなければならず
最悪の場合は 人工股関節の一時的な抜去(ばっきょ)となってしまう可能性もあるのです
もしそうなれば 回復までは数か月を要することとなるのでした
また PET・CTというのもやりました
犬・猫のCTではありません
小さながん細胞を早期発見するための主に健康診断で行われる高額医療です
健康診断の場合は保険の適用がないため10万円以上かかりますが
今回は保険適用ですので それなりとなるでしょう
ところがそうこうしていると 発熱・痛みが落ち着き始めてきたのです
CRPも下がり始めてきました
内科「どうやら 自分で回復してきていますこのままだと退院も近いかな
」
嬉しいことを言ってくれるじゃないの
しぇんしぇい(先生)
ところが・・・
5/3~6(金) 入院8~11日目
発熱・痛みの再発
再び 悪寒→発熱→座薬挿入→解熱の24時間がやってきました
CRPも またまた上がってきました
退院の文字は 消えてなくなりました
5/7(火) 入院12日目
内科「kazuさん 朗報です
決定ではありませんがそれらしい病名が見つかりました
これまでは『不明熱』(本当にこの病名は存在します)としか言いようがなかったのですが
いくつかの症状を当てはめると『リウマチ性 多発筋痛症』と考えられます
ステロイド剤によって 劇的に改善するか 反対に悪くなるかは ひとつの賭けですがやってみましょう」
やっと病名が決まりました ただし「かもね・・・」ってやつです
症状はこうです
リウマチ性・・というのは
いつもは外部からのウイルスやばい菌から守ってくれるはずの自己免疫抗体
その抗体が 悪くもない所を攻撃してくるのです
たまったもんじゃありません
腰・臀部・肩などの筋肉痛 発熱・食欲減退・軽度のうつなどの症状が出るというものです
全部が当てはまるということはありませんでしたが
血液検査では発見できないそうなのです
「リウマチ性」ということで それまでいた内科病棟から 整形外科病棟へ移動しました
主治医も 整形の主治医に変更
その日の夜から プレドニゾロン錠5mg(ステロイド剤)の経口投薬(朝2錠×晩2錠)が始まりました
5/8(水) 入院13日目
すると ナントいうことでしょう
症状は劇的に変化しました
発熱も収まり 杖歩行も補助程度の使用
5/9~12(水) 入院14~17日目
熱も平熱 36度
しかし私的な問題がひとつ発生していたのも事実でした
それも甥(ikuに長男)の結婚式が5/15(水)が迫って来ていたのでした
出席か欠席か 揺れに揺れていました
具合が悪い時の妻との会話
「無理でしょ
」
「かもね・・・
」
ちょっと良くなると
「無理でしょ
」
「行けるかも
」
主治医にも正直に話したところ
「13日の血液検査の結果次第ですね」と
5/13(月) 入院18日目
夜7時過ぎ ベッドでうつらうつらしていると突然主治医がやってきました
「CRPも落ち着いてきたようなので どうします
」
どうもこうもありません
「
退院します
さしてください
」
思わず正座しました
さっそく全員に電話連絡
「行くゾ~~~~
」
ほぼ全員が「無理だね」そう思っていたに違いありません
しかし奇跡は起こりました
5/14(火) 入院19日目(退院)
朝 妻の迎えも待ちきれず 荷造りはほぼ終了
満開だった桜も完全に葉っぱのみ
街路樹も青々としています
わずか19日で 冬から春へと完全移行
退院翌日5/15午後には 私はコップ片手に美酒をいただき
満面の笑顔で二次回も参加
ホテルのベッドに潜ったのは 日付も変わった頃になりました
本日 17日 久々出勤の遅番
午前中いっぱい使って 長文更新と相成りました
読破していただいた皆様 ありがとうございました