
夏に作った ハゼの苔玉が
やっと 紅葉しました
ここ山形は平地でこそ初雪は未だですが
周りの山は 何回か真っ白に変わっていました
木々も紅葉はとっくに終わり
山は墨絵の如く変化しています
先月オカマを掘られた愛車も やっと先日 修理が終わり
戻ってきました
どうか 今後は無事でありますように・・・
先週末 姉のikuから義理のじいちゃんが作っている「栗」が送られてきました
いつもは 栗ごはんオンリー
そこで妻は ネットを活用
揚げ栗 なるものを作りました
作り方はいたって簡単
栗の鬼皮だけを 剥いて
中温の油で素揚げ
渋皮が パリッとしてきて ヒビが入るころまで我慢
小さな栗から 油から揚げていきます
並べて熱いうちに塩を軽く振って出来上がり
おやつに お酒のあてにもなって
パリパリした渋皮と ほっこりした栗が実に旨い
是非 お試しあれ
秋晴れの昨日
山形から国道13号線を南下
米沢に 妻と行ってきました
場所は 『伝国の杜 米沢市上杉博物館』
目的はタイトルのとおり
「ムーミン展」
ねぇ ムーミン
あっち向いて
こっちをみない~~で~
のテーマソングで有名な ムーミン(本名:ムーミントロール)です
子供の頃 図書館で借りて読んだり
もちろんTVも楽しみでした
原作のトーベ・ヤンソンさんは 私が生まれる前にもう描いていたようです(生誕100年ですってヨ!)
今みたいに 敵をやっつける ドカン! ブシッヤ~~! みたいな音は全くなく
ユルユルとした 時間が流れるアニメだった記憶があります
本物の絵自体は 本の挿絵がほとんどで
表紙になったものは 数点でしたが
やはり本物は違いますね
僅か5センチ×3センチの 黒いインクで描かれた挿絵ですが
その数センチ挿絵には いろいろな物語が想像されていくのです
本物の挿絵の魔力とでも申しましょうか・・・(実物は 撮影禁止なので申し訳ありません m(_ _)m )
ムーミン谷のジオラマもどうぞ
帰りにばあちゃんチに寄ってナスの収穫をしたり
玉ネギの苗に追肥したりして・・・
わずか30分くらいしたら 空にはお月様が見えてきました
秋の陽はつるべ落とし
明日も秋の晴天が続くようです
そうそう ウチの階段の踊り場にここ数年来飾ってあった
ジグソーパズル 日焼けして退色してなんだかみすぼらしくなってしまいましたので
ムーミンに替わり 心機一転
ムーミンパパに直射日光が・・・
(・・・どうやら 妻はこれが狙いのようでした)
私の姉
ikuが このたび「とんでもないこと」をやってのけてしまいました
津軽海峡の横断
もちろん個人でではなく 数人のグループで
20分交代の リレー形式らしいのですが・・・
夜中の2時から起床し
夜も明けやらぬ早朝 青森側から出発したらしいのです
そのことは某国際放送NHK東北で 練習風景が放送されていました
が まさかそんなことここに書くこともできず・・・
去年はikuがリタイヤしてしまい そのこともありチームも途中断念となってしまったらしく
今年こそはという 一心不乱に練習していたようでした
途中 心が折れそうになったとき LINEで弱音を吐いていたこともありました
でもそれも乗り越え 達成できたことは
弟とはいえ 自慢の一つになります
この次 我が家にやってきたときは
その話題で 酒盛り
になることでしょう
薬味や味噌汁の具でも旨い好物の『ミョウガ』
妻が晩飯で 天ぷらにしてくれました
しゃきしゃきして ウメ~~
なぜ今迄 食わなかったんだろう?
左下は生のミョウガ
もちろんミョウガは ばあちゃんの畑の一角から収穫したものです
でもそろそろ旬も終わりかなぁ・・・
あっという間の夏でした
ちなみに左上は 山形県人が大好きな イカのゲソ天です
イカの胴部分より 山形県人はゲソが大好物なのです
天ぷらそばの具は エビも旨いけど
ゲソ天が 一等賞だな
昔々の話です
私の実家の近くには「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」を祀(まつ)った建物がありました
地元では「ずどさま(地蔵様)」と呼び 慣れ親しんでいました
入り口には大人でも手が届かないくらいの大きな銀杏の樹がありました
またその横には石造りの大きな鳥居と一対の灯篭が参道を守るように置かれ
地蔵尊を祀(まつ)る大きな祠(ほこら)と
横には地区の集会所の建物があり
またその一部は『地蔵尊を管理する方』の住居として利用されていたのです
周囲はちょっとした公園があり
ブランコや鉄棒・砂場が置かれていました
奥のなだらかな斜面には畑が広がり
そのまた奥にはそれほど高くない南向きの山が地蔵尊を守るように優しく立っています
私も子供の頃は 祠の周りの公園で
お地蔵様に見守られながら 「缶けり」や「おにごっこ」をして遊びます
ちょっとした子供の社交場でした
そして この『地蔵尊を管理する方』
当時の私には年の頃は白髪の6~70歳の老人に見えました
しかし老人の年齢には方には似つかない 幼い女の子が住んでおりました
両親のいない女の子・・・
いろんな事情があったのかもしれません
でも 誰も詮索する者もいません・・・
その子はブランコが大好きでした
いつも 笑顔でブランコを漕いでいました
そしてそのブランコは漕ぐたびに
『キ~ キ~ キ~』 と音がします
油が切れているのでしょうか
悲しげな・・・
金属の擦れあう
悲鳴に近い音がしていました
でもそんなある日
その女の子は突然亡くなりました
ブランコは 女の子が亡くなってからは
時々やってくる別の子供たちが代わるがわる乗る程度でした
そしてそれから10年も経ったある蒸し暑い夏の深夜でした
友人と二人 家でしこたま酒を飲んでいました
酔い覚ましにと 深夜の散歩に出かけたのです
「ずどさま(地蔵様)」の前に近づいたとき
私は聞いてしまったのです
『キ~ キ~ キ~』と
あの 悲しげな
金属の擦れあう
悲鳴に近い音が・・・
地蔵尊奥の 山の方から聞こえてきました
その時
缶けりをして遊んでいた少年時代の記憶が走馬灯のように蘇ったのでした
それはまさしく あの『女の子』が楽しそうに漕いでいた
ブランコです
風もなく ひとりでブランコが動くはずもありません
また聞こえたのは 私だけではありません
親友も
「ナニ? ナニ これ・・・?」と
音は一定間隔を置くように
『キ~ キ~ キ~』と 聞こえてきます