浄土真宗親鸞会 熊本火の国のひろば

熊本で親鸞聖人の教えを学ぶ皆さんとのふれあいを語ります

金融も盲目の慈悲

2011-09-28 06:47:47 | テレビ座談会

いつかは消えていく 大地も夜明けの光も

だけども君の夢 悲しませたくはない いつまでも

("Time Machine" by TM Network)

 

さて、9月18日(日)は富山県射水市の親鸞会館にて、高森顕徹先生の教学の座談会がありました。

雑行について教えていただきました。

仏教の前提である後生の一大事に驚きがたち、阿弥陀仏に救われ、浄土に往きたいと思う心が起きないと、雑行は出てこないと聞かせていただきました。

仏教の前提が教えられているのは、地球広しといえど、2000畳だけではないでしょうか。

熊本からはいつものように、金曜の夜10時前に出発、小型バスで福岡・北九州と乗り合わせて、土曜の昼ごろ富山に到着しました。

今回は宮崎の方も一緒でした。宮崎から熊本まで車で3時間ほどでしょうか。九州で2000畳から一番遠いのは宮崎だと思います。まさに陸の孤島。東北でいえば秋田。

ちょうど東北をさかさまにしてみると、九州と形がそっくりなんですね。

形だけでなく、各県の経済状況、文化のあり方などもそっくりです。

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そして、9月19日(月)は、熊本市国際交流会館にて、「一から分かる浄土真宗講座」が開かれました。

先月から続けて参詣しているYさんが、750回忌参詣を決意されました!ぱちぱちぱち。

その週は台風15号が九州の南に居座っていました。富山に参詣しているうちに通り過ぎただろう、と思っていたら、お、お前まだいたのか。と。ブルータスお前もかと(これは関係ないが)。

おかげでその週は寝たきりじいさんと化しました。

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9月25日(日)は、高森顕徹先生のテレビ座談会でした。

上記のわけで残念ながら参詣できなかったのですが、翌日、信心の沙汰のご縁がありました。

慈悲と愛、について聞かせていただきました。

慈悲にも人間の慈悲と弥陀の慈悲がある。

人間の慈悲には3つ欠点があり、そのうちの一つが「盲目である」こと。

ここで、やっとタイトルの話になりますが、金融も盲目の慈悲だなあと思いました。

オカネを貸すときは、「この人なら返してもらえる、大丈夫。地域のリーダー的存在だし、やる気もあるし、技術も十分。周りの評価も高い。今、お金を貸すことで、経営はもっと良くなる。オカネを貸しても問題なし!」

と審査票に書いて(実際はもっと固い文章)、稟議を通すわけです。

 

それが、数年経ってみると、延滞が始まってきたと。

取り立て屋の出番でございますね。

取り立ての基本は、相手を知ることであります。

ということで、当時の審査票をみると、美辞麗句がたくさん並んでいる。

かたや現状はどうかといえば、家も仕事場もぼろぼろで汚いし、服も場合によっては着てないし(裸で登場されるとけっこうインパクトあります)、性格も横暴としか思えないし、周りも見放している。本人もやる気を失い、「どうでもいいやあ」と開き直っている。

 

ぜんぜん違うじゃないか、と思うわけです。なんでこんな人に貸したんだろうか?と思う人にも、当時はイケイケで貸し込んでいるのですよね。

そして、お金を貸し込んだがゆえに、膨大にふくれあがった負債を前に、おろおろし、あげくの果ては自殺。

貸さないほうがよかったのに。と思うこと多々あります。

「貸さない親切もある」と新人のころ研修で言われました。

 

延滞というものは、お金を貸す限り、ある一定の割合で出てくるものですが、まさに盲目という感じですね。

 


9月御法話

2011-09-12 18:54:03 | 親鸞会館(富山)での御法話

Change the world!! Do it! もう一度Jump!!

かよわき力でいい 一つ一つ集めたら かあーならあずwe can change the world

("JUMP" GIRL NEXT DOOR)

 

さて、9月4日は、富山県射水市の親鸞会館にて、高森顕徹先生の御法話がありました。

演題は正信偈でした。

広由本願力迴向

為度群生一心

について詳しく教えていただきました。

 

いつもながら、最初の2行

帰命無量寿如来

南無不可思議光

から聞かせていただきました。

ここで分かることは、阿弥陀仏の救いは死んでからではない、ということでした。

その阿弥陀仏の救いとはいかなるものか?

それは阿弥陀仏の本願を聞かねばわからない。

その本願には、「至心・信楽・欲生我国」と誓われている。これを三心というわけですが、

それを天親菩薩は、信楽の一心である、と明らかにされた。

これは天親菩薩ならではのお手柄である。ここには実に深い意味があるのです。

とお聞きしました。

 

確かに3つの心にする、といわれるより、この1つの心にしてみせる、と言われたほうがなんだか「そういう心にならせていただきたい」という気持ちが強くなる気がいたします。

 

土曜日は、富山の小矢部会館、七尾の能登会館を拝観しました。

熊本にこそぜひ会館を・・・と思いました。

 

今回も金曜の夜、鹿児島からのバスに乗り、土曜日の昼過ぎに富山に到着。

帰りは、日曜の16時半に出発して、月曜の午前6時過ぎに熊本に到着しました。

仕事にはギリ間に合いました。


テレビ座談会と会食会

2011-09-02 19:20:44 | テレビ座談会

9月に入り、野田内閣が発足しました。

地味といわれていますが、地味でもいいからきちんと政策を実行してほしいと思います。

 

さて、8月28日は高森顕徹先生のテレビ座談会がありました。

先生著の「歎異抄をひらく」についての解説でした。

ちなみに、この記事は今、Macで書いていますが、Macでは「たんにしょう」と打っても「歎異抄」とは変換されないみたいです。

 

その「歎異抄をひらく」に

煩悩の塊が、助かる縁なき悪人と書かれていますが、これはどういうことか?という質問にお答えいただいたと思います。

 

そして、お昼は、みなさんであんしん弁当のお惣菜をいただきました。

富山から、無添加/無着色の安心・安全なお惣菜をチルドパックで熊本まで送っていただきました。

大変おいしく、水菜のマリネや、カボチャのなんとか、きんぴらごぼうなどが人気でした。

会食は蓮如上人が勧められたこととお聞きしました。

熊本でも会食会をどんどん開いていくことになりそうです。