Aruのよもやまつれづれ日記

日本と欧米の安全・リスクの基本的な考え方について

LovecarsTVの清水和夫さんの講演から明治大学の向殿 政男氏のレポートから紹介

日本の安全軽視と、3K(感と経験と肝っ玉)経営とか、人のせいにする引責辞任体質がよくあらわれていますね。
このたびの災害を経て、学ぶべきところは学ばなければ成りません。

(日本)災害は努力すれば、二度と起こらないようにできる
(欧米)災害は技術レベルに応じて必ず起こる。

(日本)災害の主原因は人である
(欧米)災害防止は、技術的問題である

(日本)技術対策よりも人の対策を優先
(欧米)人の対策よりも技術的対策を優先

(日本)管理体制をつくり、人の教育訓練をし、規制を強化すれば安全は確保できる。
(欧米)人は必ず間違いを犯すものであるから、技術力の向上がなければ安全確保はできない。

(日本)安全衛生法で、人および施設の安全化を目指し、災害が発生するたびに規制を強化
(欧米)設備の安全過渡とともに、事故が起こっても重大災害に至らない技術対策

(日本)安全は、基本的にただである
(欧米)安全は、基本的にコストがかかる

(日本)目に見える「具体的危険」に対して最低限のコストで対応し、怒らないはずの災害対策に、、技術的な深堀はしなかった。
(欧米)危険源を洗い出し、そのリスクを評価し、評価に応じて対策を実施し、おこるはずのない災害の低減化努力をし、さまざまな技術、道具が生まれた

(日本)見つけた危険をなくす技術(危険検出型技術)
(欧米)理論的に安全を立証する技術(安全確認型技術)

(日本)度数率(発生件数)の重複
(欧米)強度率(重大災害)の重視
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