カブ隊は、粕屋町の駕与丁公園(かよいちょうこうえん)にて
飯盒炊爨(飯盒炊飯)を行いました。
少し曇っていましたがまずまずのお天気でした。
まずは、お家から持ってきたお米を量ります
飯盒でのお米の量りかた
量るときの目安は、飯盒の中蓋のすりきり一杯が2合です。 上蓋のすりきり一杯で3合です。飯盒の内側に線があれば下の線まで米を入れると4合になります。
次に、お米を研ぎます(洗います)
水の分量を正確に計ります
飯盒での水の量りかた
水は米と同量です。量る飯盒の中蓋一杯の水が2合用です。飯盒の内側に線があれば、下の線が2合用です。飯盒の上蓋一杯の水が3合用です。飯盒の内側に線があれば、上の線と下の線のちょうど中央が3合用です。飯盒の内側に線があれば、上の線が4合用です。
簡単な方法として、割り箸などを、お米を入れた飯盒に垂直に立てて、お米の高さをはかり、その高さ分だけ、お米の上に水がたまるように水を入れるという方法があります。高さを同じにすることで水と米を簡単に同量にできます。この方法だと、お米を洗うときに、お米をこぼしたりして分量がよくわからくなっても大丈夫です。
隊長から炊き方について説明がありました
みんな真剣に聞いています
炊く前にコーティングを行います
指導者から教えてもらいながらコーティングしています
飯盒のコーティングについて
クレンザーを水で溶いて泥状にして(最近は最初からクリーム状になっているものもありますので、それを使うと楽ですね)米と水を入れた飯盒に塗りたくります。 こうしておくと、ススで黒くなるのはクレンザーのコーティング部分だけで、飯盒はあまり汚れずにすみます。途中、吹きこぼれてコーティングが落ちてしまいますが、それでも効果があります。
隊長から火のつけ方について指導を受けています
さぁ、上手に点火できるかな。。。
上手く火がつきました....
棒を飯盒にあてて、飯盒の中の音を聞いてみます
グツグツと煮えている音がしていたら、まだもう少しです。
グツグツしなくなったらできあがりです
できあがったら、火からおろして新聞などでみがいてコーティングをふき取ります。
上手に炊き上がりました。おいしそう
飯盒の形について
奇妙な形の飯盒は、兵式飯盒と言います。戦地での飯炊きに使用したのが始まりのようです。上から見た形は、アイマスクのような、豆のような、なんとも奇妙な形をしています。なぜこのような形なのかという話には以下のような色々な説があるようです。
【説1】幾つかの飯盒を一緒に炊くときに、へこんだ部分を向かい合わせて炊くと、飯盒に火が均等にあたるから。
【説2】火が均等にあたらない焚火の不安定な火力でも、対流が発生しやすく均等に熱がまわりやすいから。
【説3】戦時には、一人一つ飯盒を腰に下げて移動していたので、腰に下げたとき体にフィットしやすいから。
飯盒から、ご飯をとりだしています。
う~ん、そのまま、しゃもじで食べたいくらいいい香りだね~
おいしく炊けた御飯で、皆の大好きなカレーライス
とってもおいしいナァ......
外で食べるカレーは100倍おいしいネ.....
ビーバーちゃん達にも、おすそ分け。
うぁ~い、おいしいな~っ。パクパクパク
最後に閉会式を行いました。
上手に炊けた人 ハーイ
とても上手に飯盒炊爨できましたね。
ボーイ隊のキャンプでは、自分達でかまどを作り御飯を炊きます。
カブ隊の皆にとっては、将来の為の訓練ができました。
画像提供: カブ隊 中尾さん