東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

ルーヴル美術館の再開

2020年07月08日 | 展覧会(日記)
   7月6日(月)、ルーヴル美術館が再開した。
   115日ぶりである。
 
 
   事前に日時指定券を入手する必要がある(30分単位の指定)。余裕があれば、当日窓口での購入も可能。
 
   開館日時は、7〜9月は、火曜日を除く毎日、9:00〜18:00。夜間開館がないことを除けば、通常どおり。
 
   館内では、11歳以上の者はマスク着用が必須。クロークの利用不可(=大荷物の持込不可)。音声ガイドは7/15より貸出開始(要予約)。ミュージアムショップやカフェ・レストランは営業。
 
   7〜9月に公開される展示室は全体の7割程度。具体的には、
 
【公開】
・Near Eastern, Egyptian, Greek and Roman antiquities
・introduction to Islamic Art
・Italian and Northern European sculptures
・Italian, Spanish, and English paintings
・19th-century French painting masterpieces
・Crown Jewels
・Napoleon III’s apartments
・decorative arts in the Middle Ages and under Louis XIV
・French sculptures from the 17th to the 19th century
 
【閉鎖】
・French sculptures of the Middle Ages and Renaissance
・decorative arts during the Renaissance, and the 18th and 19th century
・arts of Africa, Asia, Oceania and the Americas
・lower level of the Islamic Art department
・level 2 of the French and Northern European painting collections
 
  《ミロのヴィーナス》、《サモトラケのニケ》、《モナリザ》やイタリア・ルネサンス絵画は見れる。
   ただし、中世フランス彫刻や、ヤン・ファン・エイク、デューラー、フェルメール、フォンテーヌブロー派、ラ・トゥールなどは見れないようである。
   確かに「7割でも相当な数」ではあるが。
 
 
   展示室間の移動は一方通行となるようである。また、《モナリザ》のある展示室など一部の展示室は、展示室内でも一方通行の鑑賞となっているようである。
 
 
 
   再開初日である7月6日(月曜)の入場者数は、7,400人。去年の同じ時期の2割程度。30分あたり500人に制限しているとのことである。
 
   海外からの観光客が期待できないため、今夏は2〜3割程度となると見込まれている。
 
    マルティネス館長。
「人が少ないルーブルを訪れる、いいチャンスです。」
「夕方にはモナリザの部屋で、一人きりになることもあるかもしれません。」
 
 
 
   ちなみに、マルモッタン美術館は6月2日、モロー美術館は6月17日、オランジュリー美術館は6月22日、オルセー美術館は6月23日、ポンピドゥー・センターやクリュニー中世美術館は7月1日、ロダン美術館は7月7日から再開されている。
   オルセー美術館では1日の受入人数は5,000人と、例年の夏場のピーク時の3分の1程度となっているとのこと。


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