刃渡り18㎝の鉈が納まっていた鞘。何年物なのか。40年は経っている気がします。桜の木の皮を模した外装が貼ってあったのですが、痛んでボロボロ。痛んでいた外装を全部取り除き、サンドペーパーで生地を磨きました。材質は朴木。たいへん軽い。 磨きすぎて凹凸が出たけど気にしない。父が割れた箇所を鎹で留めていたようなのですが、その鎹は見当たらず痕跡だけ残っています。 このままだと味気ないので、手近にあったオイルステインを塗ってみました。接着剤が染み込んでいる場所とそうでない場所でムラが出てしまいました。 どうしよう。 しばし眺めていたのですが、これはこれで良い気がしてきて気にしないことにしました。 元から付いていたステンレス材を巻いて、細いパラコードを補強と装飾に巻いて仕上がり。 これには新しい鉈を入れようと思います。 2018年 春