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塾長日誌 on the web

復活しました。

社会的手抜き

2011-10-22 22:11:04 | 奥田塾編(コーチング)
今日はMRIを撮りに病院に行ってきました。
朝から雨が強く降っており、自転車で傘を差しながら行きましたがびしょ濡れになりました。
まあ、でも病院の看護婦さんが可愛かったので遠くまで行った甲斐がありました。
MRIは30分くらい動けなかったので、首が痛くなりました。
検査結果を聞きに、来週もう一度行きます。


その後は学校で研究活動。
またもやこれといったことはなかったので、今日はコーチング研修の内容を紹介します。


4人で何か作業をやっていて、人数を倍の8人にしたら作業の効率が2倍になるかといったらそうではないですよね?
実際にしっかり働いているのは6人くらいで、残りの2人はサボりがちになったりします。
この現象が起きる理由は、働いてない2人がやる気ないという理由だけではないのです。
これは社会的手抜きと言われる現象で、人間は意識してなくてもそうなってしまうらしいのです。
ボート部での具体例を出すとすると、エッセンを盛る直前まで食堂にいた佐々木がエッセンを盛る気配を感じとるとトイレに行き、盛り終わった頃に何食わぬ顔で食堂に戻ってくること等があげられます。
これはこんな実験で確かめられたらしいです。
まず、1人の被験者に「拍手をして思いっきり音を出して下さい。」といって音量を記録する。
それが50dBだったとする。
次に被験者を2人にして、同じように「拍手をして思いっきり音を出して下さい。」という。
50×2だから、100dBになりそうな気がしますが実際には1人が出す音量は少し小さくなって80dBくらいになる。
それを3、4、5…と増やしていくと、1人が出す音の大きさが段々小さくなっていくのです。
全部の実験で同じ様に「思いっきり音を出して下さい。」と言っているのに、人数が多くなると無意識のうちに音が小さくなっていく、つまり手を抜いているのです。
人が集まるとこういう原理が必ず働いてしまうらしいのです。
要は他の人がやってくれるだろうと、深層心理で思ってしまうのですね。
優れたコーチはこれを上手く防ぐように色々な仕掛けをする。


コーチの方や組織運営をする方はご参考に。
仕事サボっている人がいても、それはその人がやる気ないだけではなく社会的手抜きが働いているのもあるのだと思って、上手い方法考えてみて下さい。
こういうのはケースバイケースなので具体的なアドバイスは中々出来ません。
部員の人は相談にのれます(アドバイスは出来ないと思う)。
そう、だから佐々木がエッセン盛る時にトイレに行きたくなるのは無意識のうちになってしまうからある程度仕方ないので、みなさん許してあげて下さい。