シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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全国選抜シャンチー(象棋)トーナメントが7月1日開幕

2018-06-28 | 国内トーナメント
サッカーワールドカップでは、日本代表チームの活躍が話題となっていますが、シャンチー(中国象棋)もそれに負けじと、「“日中学院倉石記念杯”第24回全国選抜トーナメント」が、7月1日開幕となります。

この全国選抜トーナメントは、1995年、中国の80・81年全国チャンピオンの柳大華選手の来日に合わせて、全国から優秀な選手を招集して行われたのを起源としています。

2004年の第10回大会からは、日本選手の総体としての布局の力を引き上げるために、指定布局方式が採用されています。

全国選抜トーナメント歴代優勝者

今年の指定布局は「過宮炮」。初手「炮二平六」と指すこの布局は、飛相局、仙人指路と並んで「三大非中炮局」とされています。

さらに今年のトーナメントの特徴は、7月1日の第1ステージ(4R)を受けて、15日・16日の第2ステージ(4R)では、中国シャンチー協会の趙国栄、蒋全勝、唐丹の3選手が参加することです。(中国選手の順位は付けません。)

日本側の出場選手は20名ですが、第1ステージの上位12名が第2ステージで中国選手に挑戦することができます。そのため中国選手と対戦する選手が不利とならないよう、第1ステージ上位12名には、第2ステージ開始時に2ポイント(1勝分)のアドバンテージが付与されます。もちろん中国選手に勝つか、和にすればポイントが付きます。

サッカーワールドカップでも多くの番狂わせが起きています。シャンチーの世界は、中国と日本のトップクラスの間には、相撲でいえば横綱と三段目ほどの差がありますが(ほんとうに土俵の上で戦ったら殺されるかもしれません)、あらかじめ指定された布局の下で、日本選手がどこまで戦えるか注目されます。

◎日程

◆第1ステージ
7月1日 1R-10:10 2R-13:00 3R-15:00 4R-17:30

◆第2ステージ
7月15日 5R-10:10 6R-13:30 7R-16:00
7月16日 8R-10:00

◎出場選手
黄雅輝、所司和晴、服部亜光、岡田蒸、楊帆、井上奈智、徐光亜、可児宏暉、高橋淳司、
松野陽一郎、秋吉一功、田中篤、曽根敏彦、曹運生、中村千鶴、横山栄一、小川比呂士、
小糸英樹、今井隆史、坂本進※
※坂本選手は今年の全日本選手権に出場していないためオープン参加となり、順位の対象となりません。

◎観戦について
観戦はどなたでもできます。ただし会員は会員証、非会員は身分証明書を確認させていただきます。
撮影は報道関係者を除きご遠慮ください。









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