シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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シャンチー(中国象棋)の全日本選手権は5月3日、4日開催

2016-05-02 | 国内トーナメント
「シャンチー(中国象棋)日本一」を決定する第43回全日本シャンチー選手権大会が、5月3日、4日、東京・目黒区民センターで開催されます。

今年の選手権は、アジア大師・山崎秀夫選手が3年ぶり、岡田蒸選手が2年ぶりに出場し、坂本進、所司和晴、田口福夫の3選手とあわせて、現役の日本チャンピオン5人が3年ぶりに顔を揃えました。これに日本リーグ・全国選抜トーナメントで優勝経験のある黄雅輝選手、全国選抜トーナメント優勝経験者・服部亜光選手らが優勝争いに絡んでくるものと見られます。

歴代日本チャンピオンはこちら

A級出場予定者25名のうち、16名が世界選手権、アジア選手権代表経験者ということから分かるように、今年の選手権はかつてないレベルの高いものとなりました。

2014年から「第6ラウンドまでの1位と2位が第7ラウンドで決勝戦を行う」、6+1方式が採用されているため、優勝の行方は最終戦まで分からないものとなっています。

また今年の大会から、持ち時間が20分+一手につき20秒加算のフィッシャーモードから「30分+10秒」のフィッシャーモードに変更になったことが、プレーヤーにどのような影響を与えるかも注目されます。

◆全日本選手権ルールの変遷

1974年 第1回大会。91年までノックアウト方式(いわゆる高校野球方式。これを「トーナメント方式」というのは誤り)。

1992年 スイス式9回戦。タイブレーク(同ポイントのプレーヤーの順位決定方法)は「対手分」(いわゆる「ソルコフ」。対戦相手のポイントの総和)。

1997年 A級・B級に分離。スイス式7回戦。

2011年 タイブレークに「累進分」(各ラウンド後のポイントの総和)を採用。

2014年 第7ラウンドを第6ラウンドまでの1・2位による決勝戦とする「6+1」方式を採用。

A級が日本チャンピオンを決定するクラスとすれば、B級はコマの動かし方を知っている人ならだれでも参加できるクラスです(レイティング1200未満)。全日本選手権大会が、日本シャンチー界最大のイベントである理由は、超初心者にも門戸が開かれているところにあるのではないでしょうか。

全日本選手権の観戦は自由です。
◆試合日程             
5月3日(祝)       
第1局 13:40
第2局 15:20
第3局 17:00

5月4日(祝)
第4局 9:50
第5局 11:30
第6局 13:40
第7局 15:20
表彰式 17:00

◆会場
東京・目黒区民センター(目黒区目黒2-4-36=JR・東急・メトロ目黒駅下車徒歩10分)

◆連絡先:日本シャンチー協会事務局(電話080-5644-5511)

※全日本選手権のエントリーは締め切っております。当日会場においでになっても参加できません。ただし、5月4日の表彰式終了後の懇親会にはこれからでも参加することが可能です(参加費:2000円)。

※報道関係者、出場者及び出場者から依頼された方以外の撮影はご遠慮ください。





 









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