楽しみの泉を探してジャングルライフを満喫中!
Jungle Fire Water
朝鮮銃男
韓国時代劇ドラマ17作目を観終えた(全22話)

朝鮮王朝末期。第26代王・高宗の時代が舞台。
王が支持する開化派の学者たちが謎の銃使いによって次々襲われ、
王命により武官で朝鮮一の剣術士パク・ジナンが捜査に乗り出す。
銃使い相手に敏捷性と剣術で挑むジナンがかっこいい。
ジナンの息子ユンガンは武術の才はあるものの道楽三昧だったが、
町で遭った小銃を持った男を銃使いの仲間だと思って行方を探す。
命を狙われるようになったジナンはユンガンと娘のユナを守るため、
通訳官チョン・ヒリョンの家に子供を避難させるのだった。
ヒリョンの娘スインが男装して町で遭遇したのがユンガンだった。
新しいもの好きのスインは開化派の学者ヒョナムの弟子で、
銃殺された師匠の書を届けるためオギョンという人物を探す事に。
スインの不穏な動きをユンガンが尾行して争いに巻き込まれていき、
当初はユンガンを嫌悪していたスインだったが窮地を救われる内、
惹かれるようになり、ユンガンもまた恋心を抱くようになる。
ユナが敵に捕われ、ジナンは罠と知りつつ指定地へ救出に向かう。
父に追いついたユンガンは協力してユナを保護、馬に乗せて逃すと、
洞窟に避難したジナンはユンガンを気絶させて単独で銃使いに挑み、
追い詰めた時に背後から二人目の銃使いに撃たれて絶命する。
反王派重臣がジナンに謀反の罪を着せて一族の処罰を王に進言、
王命によりユナはとされ、ユンガンには死罪が下されることに。
家を離れていたユンガンは商団が怪しいと遺した父の言葉を思い出し、
商団長ウォンシンの家を訪れ、狙撃手の腕に傷があると宣戦布告する。
スインはユンガンに死罪になったと告げ、船着場から海路で逃走を促す。
王兵が駆けつけて矢を放ち、スインは旧友ホギョンの馬に保護され、
小舟のユンガンをウォンシンが狙撃、水中へ落ちて死んだと見なされる。
3年後、港を訪れたスインは日本の商人・長谷川半蔵に出会う。
彼は佐藤と金丸という側近を連れ、丸眼鏡にスーツ姿で短銃を所持。
ユンガンに瓜二つの半蔵に声を掛けるが、別人だと相手にされない。
半蔵は行商団の長ウォンシンと金の発掘・販売の取引話を進めるが、
真の目的は腕に傷跡が残る銃使いを捜し、父の仇を討つことだった。
あの日、ユンガンはスインに貰った羅針盤が銃弾から身を守ってくれ、
日本へ行く一向に助けられて、そのまま日本へ連れて行かれたのだった。
半蔵として朝鮮へ戻ったユンガンは、日本語を話せる設定らしいが、
カタコトで聞き取りにくく、日本人役者・金丸との会話に違和感。
反王派が銃使いに狙われ守旧派の長ジャヨンは討伐を命じる。
半蔵=ユンガン=銃使い?と疑うウォンシンが素性調べの罠を張り、
スインや妹のユナが利用され、ユンガンは苦悩しつつ別人を装い続ける。
ウォンシンが半蔵との取引を強引に進めて地元商人たちと摩擦が起き、
娘のヘウォンが襲われて半蔵が撃退、ヘウォンは半蔵に好意を抱く。
半蔵がユンガンだと信じるスインは火薬調合の知識をヘウォンに買われ、
ウォンシンの発破技術者が見つかるまでの繋ぎで半蔵との取引に参加。
ユンガンは素性を疑われているのに気付きつつウォンシンとの取引を進め、
夜になると黒装束に長銃を持って父の殺害に加わった黒幕を探し続ける。
ユンガンは重臣に売られたユナを救出、知り合いの寺に保護してもらい、
半蔵の素性を疑うスインは邸から羅針盤を発見してユンガンだと確信する。
やがて父殺しの首謀者がジャヨンだと知ったユンガンは銃使いを誘き出し、
ウォンシンとの格闘で覆いを剥ぎ取られて素性がバレてしまう・・・。
ヘウォンは父が銃使いで友人スインの父を殺害した事を知ってしまう。
半蔵がユンガンだと知ったヘウォンは彼に手を下さぬよう父に懇願、
元のウォンシンは地位の安泰を得るためジャヨンに服従していたが、
罵倒される事に見切りをつけ、左議政ビョンジェにつくことを決意する。
ユンガンはジャヨンの血判状を奪って謀反計画を王に知らせると、
ジャヨンの兵が王宮を襲撃、スインは中宮様を保護して宮中を脱出、
合流したユンガンは中宮の無事を親友ジョンフンを介して王に伝える。
ユンガンがジャヨンを拘束した頃、ヘウォンが中宮様の元を訪れ、
王命で保護しにきたと懐柔、父が味方だと思い込ませていた。
ジャヨンの配下として捕われていたビョンジェとウォンシンだが、
ヘウォンに懐柔された中宮が王に頼み込み、二人は赦免される。
王宮の窮地を救った事で、ジヨンの名誉は回復、称号を与えられ、
ユンガンとユナの身分も回復、死罪も取り消されて喜び合うのだが、
反乱軍との争いでスインの父ヘリョンが死亡していた事が分かる。
ジャヨンらは処刑され、ユンガンはウォンシンへの仇討ちを決意。
日本から山元が訪れて半蔵に変わってウォンシンとの取引を進めると、
ユンガンはウォンシンと山元の事業を妨害、独自に事業を進めるが、
王命で独占商売権を手に入れたウォンシンが逆にユンガンを追い込む。
ユンガンは朝鮮の物資が日本へ流出するのを防ぐために船を襲い、
積荷を民に分け与えると「満月の黒砲手」という英雄の噂が広がる。
山元の部下に邸を襲撃され、ユンガンを庇った金丸が亡くなってしまう。
山元が投獄されるが、日本政府は日本公使を通して朝廷に抗議する。
中宮に説得された王は外交を優先してユンガン捕縛命を出し、
ウォンシンがユンガンを追い詰めるが開化派により救出保護される。
開化派は身分の差のない平等な世の中を作ろうとしていて、
ユンガンは兵に銃の扱いを教えて決戦の時に備えるようになる。
スインは開化派の説得で密偵として女官となり中宮に近づくが、
宮中でスインを見かけたヘウォンは中宮に不穏な動きを助言する。
密かな動きを悟られた事を知り、決戦の日を早める開化派は、
王兵と戦うために日本軍にも協力を申し出ていたのだった・・・。
開化派が謀反。重臣達が殺害される中、王と中宮を景祐宮へ移動。
ウォンシンは逃げ延び、王の護衛軍を動かすための兵印を取りに行く。
ヘウォンが先に手に入れるが、駆けつけたユンガン兵印を奪い返す。
邸に逃げ込んだユンガンを小銃を手に追いかけるヘウォン。
そこにウォンシンが駆けつけ邸に入り込みユンガンを狙撃するが、
ユンガンを撃とうと飛び出したヘウォンの背中に当たって亡くなる。
王は開化派の要求を聞き入れ、身分の差が無くなったと民は歓喜し、
新たな世の中が始まり、ユンガンはスインに結婚を申し込む。
開化派が援軍を要求した日本軍が侵攻し、歓喜していた民も動揺する。
国の危機を感じた中宮は重臣を使って密かに清国へ援軍を要請、
清軍が侵攻してくると、日本軍は撤退、開化派の多くが命を落とし、
ユンガンはスインを連れて逃走、ウォンシンが後を追いかける。
その後の歴史背景は描かれず、ユンガンとウォンシンが決闘。
向かい合った瞬間にユンガンが狙撃・・・主人公なのに狡くない?
次々撃たれ、なす術のないウォンシンはトドメを刺せと告げるが、
ユンガンは罪を赦すとその場を離れ、ウォンシンは小銃で自害する。
数年後、スインと暮らすユンガン・・・ヒゲ・・・あれ?不細工。
同じ役者なのかと見違えるくらいヒゲの似合わない俳優なんだな。
ユンガンは満月の黒砲手として民を苦しめる役人を懲らしめていた。
悪いやつらをやっける正義の味方。朝鮮ガンマン=ユンガン。
歴史だと日本軍と清国軍の争いから日清戦争が始まり、
日本が勝利すると朝鮮は清への服属関係を廃棄し独立国となる。
王妃はロシアを頼ろうとして日本と朝鮮人によって暗殺されてしまう。
王はロシア領事館に退避、朝鮮は大韓帝国と改称し王は皇帝を名乗るが、
その後、日露戦争が起こり、日本が勝利して大韓帝国は併合される。
この辺を描くと色々と問題もありそうだもんなぁ・・・。
歴史背景を描きつつ、父の復讐と恋愛が緊迫感を持って描かれ、
敵対するウォンシンもまた元という壮絶な過去と苦悩があり、
娘を幸せにしたいがための服従と権力固執という部分は良かった。
ただ、日本人になりすました半蔵という設定が違和感だらけで、
日本で銃の達人になる?半蔵の名を語る理由は?カタコトすぎない?
日本人に成りすます設定が最後までしっくりこなかった。
父の仇討ちが目的で銃を持って戻ってきたわりには、
黒幕やウォンシンを殺害する機会が訪れても手を下さない・・・
で、逆襲されて窮地になって、再び好機が訪れても手を下さない。
雑魚は撃ちまくるので、その辺の不条理に違和感を抱いてしまう。
スインとヘウォンの役者が逆だったらもう少し・・・
そんな思いも浮かんだり浮かばなかったり・・・

朝鮮王朝末期。第26代王・高宗の時代が舞台。
王が支持する開化派の学者たちが謎の銃使いによって次々襲われ、
王命により武官で朝鮮一の剣術士パク・ジナンが捜査に乗り出す。
銃使い相手に敏捷性と剣術で挑むジナンがかっこいい。
ジナンの息子ユンガンは武術の才はあるものの道楽三昧だったが、
町で遭った小銃を持った男を銃使いの仲間だと思って行方を探す。
命を狙われるようになったジナンはユンガンと娘のユナを守るため、
通訳官チョン・ヒリョンの家に子供を避難させるのだった。
ヒリョンの娘スインが男装して町で遭遇したのがユンガンだった。
新しいもの好きのスインは開化派の学者ヒョナムの弟子で、
銃殺された師匠の書を届けるためオギョンという人物を探す事に。
スインの不穏な動きをユンガンが尾行して争いに巻き込まれていき、
当初はユンガンを嫌悪していたスインだったが窮地を救われる内、
惹かれるようになり、ユンガンもまた恋心を抱くようになる。
ユナが敵に捕われ、ジナンは罠と知りつつ指定地へ救出に向かう。
父に追いついたユンガンは協力してユナを保護、馬に乗せて逃すと、
洞窟に避難したジナンはユンガンを気絶させて単独で銃使いに挑み、
追い詰めた時に背後から二人目の銃使いに撃たれて絶命する。
反王派重臣がジナンに謀反の罪を着せて一族の処罰を王に進言、
王命によりユナはとされ、ユンガンには死罪が下されることに。
家を離れていたユンガンは商団が怪しいと遺した父の言葉を思い出し、
商団長ウォンシンの家を訪れ、狙撃手の腕に傷があると宣戦布告する。
スインはユンガンに死罪になったと告げ、船着場から海路で逃走を促す。
王兵が駆けつけて矢を放ち、スインは旧友ホギョンの馬に保護され、
小舟のユンガンをウォンシンが狙撃、水中へ落ちて死んだと見なされる。
3年後、港を訪れたスインは日本の商人・長谷川半蔵に出会う。
彼は佐藤と金丸という側近を連れ、丸眼鏡にスーツ姿で短銃を所持。
ユンガンに瓜二つの半蔵に声を掛けるが、別人だと相手にされない。
半蔵は行商団の長ウォンシンと金の発掘・販売の取引話を進めるが、
真の目的は腕に傷跡が残る銃使いを捜し、父の仇を討つことだった。
あの日、ユンガンはスインに貰った羅針盤が銃弾から身を守ってくれ、
日本へ行く一向に助けられて、そのまま日本へ連れて行かれたのだった。
半蔵として朝鮮へ戻ったユンガンは、日本語を話せる設定らしいが、
カタコトで聞き取りにくく、日本人役者・金丸との会話に違和感。
反王派が銃使いに狙われ守旧派の長ジャヨンは討伐を命じる。
半蔵=ユンガン=銃使い?と疑うウォンシンが素性調べの罠を張り、
スインや妹のユナが利用され、ユンガンは苦悩しつつ別人を装い続ける。
ウォンシンが半蔵との取引を強引に進めて地元商人たちと摩擦が起き、
娘のヘウォンが襲われて半蔵が撃退、ヘウォンは半蔵に好意を抱く。
半蔵がユンガンだと信じるスインは火薬調合の知識をヘウォンに買われ、
ウォンシンの発破技術者が見つかるまでの繋ぎで半蔵との取引に参加。
ユンガンは素性を疑われているのに気付きつつウォンシンとの取引を進め、
夜になると黒装束に長銃を持って父の殺害に加わった黒幕を探し続ける。
ユンガンは重臣に売られたユナを救出、知り合いの寺に保護してもらい、
半蔵の素性を疑うスインは邸から羅針盤を発見してユンガンだと確信する。
やがて父殺しの首謀者がジャヨンだと知ったユンガンは銃使いを誘き出し、
ウォンシンとの格闘で覆いを剥ぎ取られて素性がバレてしまう・・・。
ヘウォンは父が銃使いで友人スインの父を殺害した事を知ってしまう。
半蔵がユンガンだと知ったヘウォンは彼に手を下さぬよう父に懇願、
元のウォンシンは地位の安泰を得るためジャヨンに服従していたが、
罵倒される事に見切りをつけ、左議政ビョンジェにつくことを決意する。
ユンガンはジャヨンの血判状を奪って謀反計画を王に知らせると、
ジャヨンの兵が王宮を襲撃、スインは中宮様を保護して宮中を脱出、
合流したユンガンは中宮の無事を親友ジョンフンを介して王に伝える。
ユンガンがジャヨンを拘束した頃、ヘウォンが中宮様の元を訪れ、
王命で保護しにきたと懐柔、父が味方だと思い込ませていた。
ジャヨンの配下として捕われていたビョンジェとウォンシンだが、
ヘウォンに懐柔された中宮が王に頼み込み、二人は赦免される。
王宮の窮地を救った事で、ジヨンの名誉は回復、称号を与えられ、
ユンガンとユナの身分も回復、死罪も取り消されて喜び合うのだが、
反乱軍との争いでスインの父ヘリョンが死亡していた事が分かる。
ジャヨンらは処刑され、ユンガンはウォンシンへの仇討ちを決意。
日本から山元が訪れて半蔵に変わってウォンシンとの取引を進めると、
ユンガンはウォンシンと山元の事業を妨害、独自に事業を進めるが、
王命で独占商売権を手に入れたウォンシンが逆にユンガンを追い込む。
ユンガンは朝鮮の物資が日本へ流出するのを防ぐために船を襲い、
積荷を民に分け与えると「満月の黒砲手」という英雄の噂が広がる。
山元の部下に邸を襲撃され、ユンガンを庇った金丸が亡くなってしまう。
山元が投獄されるが、日本政府は日本公使を通して朝廷に抗議する。
中宮に説得された王は外交を優先してユンガン捕縛命を出し、
ウォンシンがユンガンを追い詰めるが開化派により救出保護される。
開化派は身分の差のない平等な世の中を作ろうとしていて、
ユンガンは兵に銃の扱いを教えて決戦の時に備えるようになる。
スインは開化派の説得で密偵として女官となり中宮に近づくが、
宮中でスインを見かけたヘウォンは中宮に不穏な動きを助言する。
密かな動きを悟られた事を知り、決戦の日を早める開化派は、
王兵と戦うために日本軍にも協力を申し出ていたのだった・・・。
開化派が謀反。重臣達が殺害される中、王と中宮を景祐宮へ移動。
ウォンシンは逃げ延び、王の護衛軍を動かすための兵印を取りに行く。
ヘウォンが先に手に入れるが、駆けつけたユンガン兵印を奪い返す。
邸に逃げ込んだユンガンを小銃を手に追いかけるヘウォン。
そこにウォンシンが駆けつけ邸に入り込みユンガンを狙撃するが、
ユンガンを撃とうと飛び出したヘウォンの背中に当たって亡くなる。
王は開化派の要求を聞き入れ、身分の差が無くなったと民は歓喜し、
新たな世の中が始まり、ユンガンはスインに結婚を申し込む。
開化派が援軍を要求した日本軍が侵攻し、歓喜していた民も動揺する。
国の危機を感じた中宮は重臣を使って密かに清国へ援軍を要請、
清軍が侵攻してくると、日本軍は撤退、開化派の多くが命を落とし、
ユンガンはスインを連れて逃走、ウォンシンが後を追いかける。
その後の歴史背景は描かれず、ユンガンとウォンシンが決闘。
向かい合った瞬間にユンガンが狙撃・・・主人公なのに狡くない?
次々撃たれ、なす術のないウォンシンはトドメを刺せと告げるが、
ユンガンは罪を赦すとその場を離れ、ウォンシンは小銃で自害する。
数年後、スインと暮らすユンガン・・・ヒゲ・・・あれ?不細工。
同じ役者なのかと見違えるくらいヒゲの似合わない俳優なんだな。
ユンガンは満月の黒砲手として民を苦しめる役人を懲らしめていた。
悪いやつらをやっける正義の味方。朝鮮ガンマン=ユンガン。
歴史だと日本軍と清国軍の争いから日清戦争が始まり、
日本が勝利すると朝鮮は清への服属関係を廃棄し独立国となる。
王妃はロシアを頼ろうとして日本と朝鮮人によって暗殺されてしまう。
王はロシア領事館に退避、朝鮮は大韓帝国と改称し王は皇帝を名乗るが、
その後、日露戦争が起こり、日本が勝利して大韓帝国は併合される。
この辺を描くと色々と問題もありそうだもんなぁ・・・。
歴史背景を描きつつ、父の復讐と恋愛が緊迫感を持って描かれ、
敵対するウォンシンもまた元という壮絶な過去と苦悩があり、
娘を幸せにしたいがための服従と権力固執という部分は良かった。
ただ、日本人になりすました半蔵という設定が違和感だらけで、
日本で銃の達人になる?半蔵の名を語る理由は?カタコトすぎない?
日本人に成りすます設定が最後までしっくりこなかった。
父の仇討ちが目的で銃を持って戻ってきたわりには、
黒幕やウォンシンを殺害する機会が訪れても手を下さない・・・
で、逆襲されて窮地になって、再び好機が訪れても手を下さない。
雑魚は撃ちまくるので、その辺の不条理に違和感を抱いてしまう。
スインとヘウォンの役者が逆だったらもう少し・・・
そんな思いも浮かんだり浮かばなかったり・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
ポンダン
韓国時代劇ドラマ16作目を観終えた(全2話・10話編成)

第4代王・世宗の朝鮮王朝時代と現代の韓国が舞台。
数学が苦手な高校3年生のダンビはバスに傘を置き忘れて下車、
大学入試の試験を受けずに会場を飛び出して公園でぼんやり。
水溜まりの中に見えた別世界へ引き込まれるように飛び込むと、
そこは朝鮮時代で雨乞い儀式真っ最中の王宮だった。
水甕から突如現れたダンビは捕らえられて世宗の元へ突き出され、
咄嗟に数学が得意だと告げた事で王から算術問題を出される。
宮中で誰も解けなかった問題を軽々と問題を解いてみせたダンビは、
内侍として世宗に仕えるようになり、王はダンビに興味を抱く。
ダンビの背負うリュックには文具や参考書の他に食料も入っていて、
世宗はスマホの画面を見ては驚き、激辛カップラーメンで腹を壊し、
ペンを不思議がり、コンビニおにぎりを爆弾と勘違いして放り投げ、
チョコレートに感動、やがてダンビに愛情を抱くようになる。
王と親密なダンビが罪人とされて命を狙われるようになり、
責任を問われた世宗はダンビの博学を重臣達に説明すると、
曇りでも時間を知ることができる物を作るよう提案される。
王の側近ヨンに手伝ってもらって水時計を作り始めるのだが、
思い通りに水が流れずダンビの水時計は失敗してしまう。
暗殺されそうになったダンビはヨンが敵と対峙する間に馬で逃走、
海岸に辿り着くと、そこに世宗が駆けつけて抱擁を交わす。
王がダンビの服から覚えたLOVEの文字を彼女の掌に書くと、
ダンビは愛しているという意味だと教え、他国の言葉だと知った王は、
自分も民のために朝鮮固有の文字を作ると宣言する。
その頃、二人の仲に嫉妬した王妃が王を追いかけ王宮を飛び出し、
ヨンに発見され、王宮の門が閉まっていたため彼の家に保護される。
ダンビは水時計の問題に気づいて王宮で再び水時計を作り始め、
ついに太陽がなくても時間が分かる水時計を完成させるのだった。
功績が認められてダンビは官職に付き、敵対視していた王妃も、
ダンビからカップラーメンを食べさせてもらって気持ちを変え、
悩んでいた服の柄を相談するとダンビは独創的なアイデアを教える。
王宮で孤独に過ごしていた王妃は友が出来たとダンビを受け入れ、
父親にも余計なことはするなと告げ、王との問題は解決すると告げる。
女と見破られたダンビは王妃の後押して後宮入りすることになり、
初夜儀式から逃走したものの世宗に見つかり部屋に連れて行かれる。
ダンビは未来に帰らないで欲しいと告白されて心が揺れる。
大王大妃に謁見したダンビは母そっくりな大妃に泣きだしてしまう。
世宗は元気のないダンビを集賢殿に連れて行き、考案した文字を見せ、
朝鮮に留まる事を要求するが、ダンビは待っている人がいると断る。
世宗が集賢殿を去ると、ダンビは何者かに背後から刺されて昏倒し、
集賢殿は火を放たれて世宗の考案した文字は焼失してしまう。
駆けつけた世宗によってダンビは救出されて意識を取り戻す。
剣で刺されたがリュック内の参考書が彼女の命を救ったのだった。
昏倒する際に襲撃した声の主を王に明かして犯人が特定される。
ダンビは焼失した文字が載っている参考書の頁を王に渡して、
未来の人々は王のお陰で読み書きが出来ていると感謝を伝える。
やがて雨が降る事に気づいたダンビはヨンに別れを告げに行き、
王を支えた歴史上の人物チャン・ヨンシルだと思っていた彼は、
天才音楽家となるパク・ヨンだと気づき音楽を諦めないでと告げる。
そして海岸で世宗との最後の時間を楽しんでから現代へ戻る。
公園の水溜まりから這い出たダンビは会場へ駆け込み試験に間に合う。
帰り道で世宗から渡された巻物を広げると、ダンビに与えられた名前、
王が初めて書いたハングル文字でチャン・ヨンシルと書かれていた。
ダンビは浪人してコンビニバイトをしていた。
バスを下車したダンビが雨に濡れて信号待ちをしていると、
あの日バスに置き忘れた傘を持った世宗そっくりのイケメンが現れ、
傘の下に入れて、会ったことがありますよね、かなり前にと告げる。
主役の女優は美人系でも可愛い系でも無い普通の高校生って感じで、
キスシーンには違和感を覚えたけど、コミカルな仕草が良かった。
歴史上の人物が実は未来から来た女子高生だったという漫画的構成で、
親友が王妃、母は大王大妃、父は官僚、先生は内官と配役も抑えられ、
ドロドロ確執も闘争もなく恋愛も軽めで見やすい物語だった。

第4代王・世宗の朝鮮王朝時代と現代の韓国が舞台。
数学が苦手な高校3年生のダンビはバスに傘を置き忘れて下車、
大学入試の試験を受けずに会場を飛び出して公園でぼんやり。
水溜まりの中に見えた別世界へ引き込まれるように飛び込むと、
そこは朝鮮時代で雨乞い儀式真っ最中の王宮だった。
水甕から突如現れたダンビは捕らえられて世宗の元へ突き出され、
咄嗟に数学が得意だと告げた事で王から算術問題を出される。
宮中で誰も解けなかった問題を軽々と問題を解いてみせたダンビは、
内侍として世宗に仕えるようになり、王はダンビに興味を抱く。
ダンビの背負うリュックには文具や参考書の他に食料も入っていて、
世宗はスマホの画面を見ては驚き、激辛カップラーメンで腹を壊し、
ペンを不思議がり、コンビニおにぎりを爆弾と勘違いして放り投げ、
チョコレートに感動、やがてダンビに愛情を抱くようになる。
王と親密なダンビが罪人とされて命を狙われるようになり、
責任を問われた世宗はダンビの博学を重臣達に説明すると、
曇りでも時間を知ることができる物を作るよう提案される。
王の側近ヨンに手伝ってもらって水時計を作り始めるのだが、
思い通りに水が流れずダンビの水時計は失敗してしまう。
暗殺されそうになったダンビはヨンが敵と対峙する間に馬で逃走、
海岸に辿り着くと、そこに世宗が駆けつけて抱擁を交わす。
王がダンビの服から覚えたLOVEの文字を彼女の掌に書くと、
ダンビは愛しているという意味だと教え、他国の言葉だと知った王は、
自分も民のために朝鮮固有の文字を作ると宣言する。
その頃、二人の仲に嫉妬した王妃が王を追いかけ王宮を飛び出し、
ヨンに発見され、王宮の門が閉まっていたため彼の家に保護される。
ダンビは水時計の問題に気づいて王宮で再び水時計を作り始め、
ついに太陽がなくても時間が分かる水時計を完成させるのだった。
功績が認められてダンビは官職に付き、敵対視していた王妃も、
ダンビからカップラーメンを食べさせてもらって気持ちを変え、
悩んでいた服の柄を相談するとダンビは独創的なアイデアを教える。
王宮で孤独に過ごしていた王妃は友が出来たとダンビを受け入れ、
父親にも余計なことはするなと告げ、王との問題は解決すると告げる。
女と見破られたダンビは王妃の後押して後宮入りすることになり、
初夜儀式から逃走したものの世宗に見つかり部屋に連れて行かれる。
ダンビは未来に帰らないで欲しいと告白されて心が揺れる。
大王大妃に謁見したダンビは母そっくりな大妃に泣きだしてしまう。
世宗は元気のないダンビを集賢殿に連れて行き、考案した文字を見せ、
朝鮮に留まる事を要求するが、ダンビは待っている人がいると断る。
世宗が集賢殿を去ると、ダンビは何者かに背後から刺されて昏倒し、
集賢殿は火を放たれて世宗の考案した文字は焼失してしまう。
駆けつけた世宗によってダンビは救出されて意識を取り戻す。
剣で刺されたがリュック内の参考書が彼女の命を救ったのだった。
昏倒する際に襲撃した声の主を王に明かして犯人が特定される。
ダンビは焼失した文字が載っている参考書の頁を王に渡して、
未来の人々は王のお陰で読み書きが出来ていると感謝を伝える。
やがて雨が降る事に気づいたダンビはヨンに別れを告げに行き、
王を支えた歴史上の人物チャン・ヨンシルだと思っていた彼は、
天才音楽家となるパク・ヨンだと気づき音楽を諦めないでと告げる。
そして海岸で世宗との最後の時間を楽しんでから現代へ戻る。
公園の水溜まりから這い出たダンビは会場へ駆け込み試験に間に合う。
帰り道で世宗から渡された巻物を広げると、ダンビに与えられた名前、
王が初めて書いたハングル文字でチャン・ヨンシルと書かれていた。
ダンビは浪人してコンビニバイトをしていた。
バスを下車したダンビが雨に濡れて信号待ちをしていると、
あの日バスに置き忘れた傘を持った世宗そっくりのイケメンが現れ、
傘の下に入れて、会ったことがありますよね、かなり前にと告げる。
主役の女優は美人系でも可愛い系でも無い普通の高校生って感じで、
キスシーンには違和感を覚えたけど、コミカルな仕草が良かった。
歴史上の人物が実は未来から来た女子高生だったという漫画的構成で、
親友が王妃、母は大王大妃、父は官僚、先生は内官と配役も抑えられ、
ドロドロ確執も闘争もなく恋愛も軽めで見やすい物語だった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
王妃の男
韓国時代劇ドラマ15作目を観終えた(全16話)

第19代王・粛宗の朝鮮王朝時代と現代の韓国が舞台。
粛宗はイニョン王妃を廃妃して反発していた西人派を粛清、
張禧嬪を王妃に据えたが、新王妃派の南人の横暴ぶりを見て、
弘文館の校理キム・ブンドに南人派の監視を命じるのだった。
西人派がイニョン王妃の復位を目論んでいる事を知ると、
南人の右議政ミン・アムはイニョン王妃の暗殺計画を企てる。
キム・ブンドが暗殺を阻止した事で命を狙われるようになり、
刺客に殺される寸前、別世界にタイムスリップするのだった。
一方、現代の韓国では無名で売れない女優チェ・ヒジンが、
ドラマ「新・張禧嬪」のイニョン王妃役に抜擢されて大喜び。
粛宗役がヒジンの元恋人で売れっ子となったハン・ドンミンで、
復縁を迫られる中、撮影現場で韓服を着た奇妙な男と出会う。
ドラマの制作発表を控えたヒジンが空き時間に林に行くと、
馬に乗ったブンドが現れ、さらに刺客の一人も現れて襲われる。
ブンドが刺客の剣を奪って殺害すると遺体は跡形もなく消え去り、
驚いたヒジンはその場で気を失い、その後スタッフに保護される。
この時にヒジンはスマホを落とし、ブンドは御札を無くしていた。
聡明なブンドは未来へ来たことを悟って撮影現場から衣服を拝借、
御札を取り戻すためにヒジンを捜して二人は再会を果たす。
ヒジンは朝鮮時代から来たという言葉を信用していなかったが、
消え去っては現れる彼が気になり、興味を抱くようになる。
御札は妓生ユンウォルが僧侶から頂いてキム・ブンドに渡した物で、
これを所持した状態で命の危機に遭うと現代へタイムスリップし、
御札の文字を念じると朝鮮時代へ戻る事が出来るという優れもの。
ミン・アムが消え去ったブンドの行方を配下に探させると、
ユンウォルがブンドの亡妻の使用人だった事が判明して拉致する。
過去に戻ったブンドはミン・アムの不正を証明する文を渡すことで、
ユンウォルを釈放、絶好の機会を失ったと高笑いするミン・アムに、
更に良い手札が手に入ったと告げて去ると再び未来へ移動する。
ブンドは図書館にある歴史書の記述から様々な事を把握していき、
のちに自分が謀反の罪で流刑となって病死する事を知るのだが、
便利な御札を使って流刑地から逃れ、歴史を変えることで生き延びる。
過去と未来を行き来し、現代では図書館や旅行本から知識を得て、
習慣や風習、言葉遣いなどをヒジンから教えられて修得していく。
最初は混乱していたヒジンもブンドに恋心を抱くようになり、
やがて聡明なブンドに夢中になって二人は愛情を育んでいく。
その過程で互いの記憶を失ったり、叶わぬ恋だと悟りながらも、
芽生えた感情を捨てられずに、困難を乗り越えていくのだった。
このドラマ、ネットの感想とかを見ると概ね好評なんだな。
どうも胸キュンのラブストーリーに興味が無いからなのか、
タイムスリップで歴史を変える事に違和感があるからなのか、
面白さを感じられないまま観終わってしまった。
ブンドが聡明だとはいえ、現代の風習をすぐに身につけて、
飛行機で移動するわ、車の運転はするわ、自転車も乗りこなすわ、
過去から偉人の剣を持ってきて骨董品に売って大金を得るわ、
あまりのご都合展開に緊迫感を抱けなかった。
死刑で全身を矢で打たれて助からないと言われる重傷を負っても、
病院の玄関前にタイムスリップ、救急隊員に運ばれて緊急手術を受け、
意識が戻ると病院を抜け出し、手術後とは思えないほど動き回る。
で、キム・ブンドは歴史上の重要人物でもないので死んだ事になり、
未来で生きることを誓ってヒジンの元に帰ってきて終了。ん〜。

第19代王・粛宗の朝鮮王朝時代と現代の韓国が舞台。
粛宗はイニョン王妃を廃妃して反発していた西人派を粛清、
張禧嬪を王妃に据えたが、新王妃派の南人の横暴ぶりを見て、
弘文館の校理キム・ブンドに南人派の監視を命じるのだった。
西人派がイニョン王妃の復位を目論んでいる事を知ると、
南人の右議政ミン・アムはイニョン王妃の暗殺計画を企てる。
キム・ブンドが暗殺を阻止した事で命を狙われるようになり、
刺客に殺される寸前、別世界にタイムスリップするのだった。
一方、現代の韓国では無名で売れない女優チェ・ヒジンが、
ドラマ「新・張禧嬪」のイニョン王妃役に抜擢されて大喜び。
粛宗役がヒジンの元恋人で売れっ子となったハン・ドンミンで、
復縁を迫られる中、撮影現場で韓服を着た奇妙な男と出会う。
ドラマの制作発表を控えたヒジンが空き時間に林に行くと、
馬に乗ったブンドが現れ、さらに刺客の一人も現れて襲われる。
ブンドが刺客の剣を奪って殺害すると遺体は跡形もなく消え去り、
驚いたヒジンはその場で気を失い、その後スタッフに保護される。
この時にヒジンはスマホを落とし、ブンドは御札を無くしていた。
聡明なブンドは未来へ来たことを悟って撮影現場から衣服を拝借、
御札を取り戻すためにヒジンを捜して二人は再会を果たす。
ヒジンは朝鮮時代から来たという言葉を信用していなかったが、
消え去っては現れる彼が気になり、興味を抱くようになる。
御札は妓生ユンウォルが僧侶から頂いてキム・ブンドに渡した物で、
これを所持した状態で命の危機に遭うと現代へタイムスリップし、
御札の文字を念じると朝鮮時代へ戻る事が出来るという優れもの。
ミン・アムが消え去ったブンドの行方を配下に探させると、
ユンウォルがブンドの亡妻の使用人だった事が判明して拉致する。
過去に戻ったブンドはミン・アムの不正を証明する文を渡すことで、
ユンウォルを釈放、絶好の機会を失ったと高笑いするミン・アムに、
更に良い手札が手に入ったと告げて去ると再び未来へ移動する。
ブンドは図書館にある歴史書の記述から様々な事を把握していき、
のちに自分が謀反の罪で流刑となって病死する事を知るのだが、
便利な御札を使って流刑地から逃れ、歴史を変えることで生き延びる。
過去と未来を行き来し、現代では図書館や旅行本から知識を得て、
習慣や風習、言葉遣いなどをヒジンから教えられて修得していく。
最初は混乱していたヒジンもブンドに恋心を抱くようになり、
やがて聡明なブンドに夢中になって二人は愛情を育んでいく。
その過程で互いの記憶を失ったり、叶わぬ恋だと悟りながらも、
芽生えた感情を捨てられずに、困難を乗り越えていくのだった。
このドラマ、ネットの感想とかを見ると概ね好評なんだな。
どうも胸キュンのラブストーリーに興味が無いからなのか、
タイムスリップで歴史を変える事に違和感があるからなのか、
面白さを感じられないまま観終わってしまった。
ブンドが聡明だとはいえ、現代の風習をすぐに身につけて、
飛行機で移動するわ、車の運転はするわ、自転車も乗りこなすわ、
過去から偉人の剣を持ってきて骨董品に売って大金を得るわ、
あまりのご都合展開に緊迫感を抱けなかった。
死刑で全身を矢で打たれて助からないと言われる重傷を負っても、
病院の玄関前にタイムスリップ、救急隊員に運ばれて緊急手術を受け、
意識が戻ると病院を抜け出し、手術後とは思えないほど動き回る。
で、キム・ブンドは歴史上の重要人物でもないので死んだ事になり、
未来で生きることを誓ってヒジンの元に帰ってきて終了。ん〜。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
成均館
韓国時代劇ドラマ14作目を観終えた(全20話)

第22代王・正祖の朝鮮。最高教育機関「成均館」が舞台。
幼少時に父を亡くし、母と病気の弟の面倒をみるキム・ユニは、
学才を活かして男装して、町の代筆業で生活費を稼いでいた。
家の借金のかたとして朝廷重臣の妾にされそうになったユニは、
科挙の替え玉受験を請け負い、試験会場で依頼人と間違えて、
不正が大嫌いな優等生イ・ソンジュンに声をかけてしまう。
ソンジュンが会場に溢れる不正行為を試験官に告発すると、
左議政の息子だと気づいた試験官は不正者を会場から排除。
一番手で答案を提出したソンジュンが嘲笑されて服を見ると、
背中に文が書かれていて、その文才に驚き男を探すようになる。
ユニは重臣の邸に返金に行くが満額を用意するよう追い返され、
帰りに配下に襲われると、近くで寝ていた不良男に助けられる。
金が必要なユニは禁書を運ぶ高額の仕事を請け負うが、
仕組んだのは成均館の学生会長で掌議のハ・インスだった。
謀略に気づいたユニとソンジュンは官兵から逃れて危機を回避、
ソンジュンは大金を与える代わりに成均館を受けるよう説得、
ユニは人質に捕らわれた弟を救うため試験に臨むことに。
ユニはわざと不合格になる答案を提出、王が激怒して説明を求め、
替え玉受験を告白すると、ソンジュンは自分が依頼したと名乗る。
学問に精通する者が境遇や党派を理由に辞退したことを明かし、
王が実力では無く境遇や党派で選ぶなら自分も辞退すると告げる。
感銘を受けた王は罰として成均館の入学を命じるのだった。
激怒するユニにソンジュンは成均館では薬が無料で手に入るし、
生活費も支給されるため、家計と弟の助けになると教える。
ユニは重臣邸を訪れて借金を返済、無事に弟を家に連れ戻すと、
王命で成均館に入学する事になったと母の反対を押し切る。
ユニは弟キム・ヨンシクの名で男装して成均館に入学。
生徒会による新人虐めの歓迎会が行われてユニが標的になると、
ソンジュンは先輩の言い分を論破してユニを擁護するのだった。
生徒会のク・ヨンハはそんな二人の新人に興味を抱くようになり、
掌議インスは怒りを抑えつつ次の課題として個々に密命を出し、
優秀者には褒美を、出来ない者は裸にして橋から落とすと告げる。
ユニのお題は朝鮮随一の妓生チョソンの下着を貰ってくる事。
ソンジュンのお題はインスの妹ヒョウンと一夜を共にする事。
生徒会は目障りな二人に難題を与えて陥れるつもりなのだが、
妓楼を訪れたユニは騒動の中でチョソンの心を掴んでしまう。
ユニは差し出された下着を思い出にしようと筆で絵を描き、
チョソンは詩を加えて二人の親密な関係を匂わせるのだった。
誰にも心を許さないチョソンの下着をユニが持ち帰った事で、
ユニが優秀賞となり、ソンジュンの罰の免除を要求する。
この一件で妓生チョソンはユニに恋心を抱くようになり、
インスの妹ヒョウンはソンジュンに恋心を抱くようになる。
その夜、妓楼から帰路についた兵曹判書に官兵から報せがあり、
赤壁書の男がまた現れ、追走したが泮村に逃げられたと言う。
泮村は官軍が手を出せない治外法権区域で成均館がある。
部屋割りが発表され、三人同室と知って驚愕するユニ。
同室になったのがイ・ソンジュンと先輩のムン・ジェシンで、
ユニは暴漢から救ってくれた不良男がジェシンだと気づく。
ソンジュンは老論派、ジェシンは小論派、ユニは南人派で、
敵対派閥の人間が同室になったのも生徒会の企みである。
暴れ馬の異名を持つ問題児のジェシンと同室にさせることで、
目障りな二人を追い出す計画だったが目論見は失敗に終わる。
歓迎会の一件でユニが妓生チョソンを落とした事が知れ渡り、
それ以降ユニはテムル(大物)とあだ名で呼ばれるようになる。
ジェシンはコロ(暴れ馬)、女好きのヨンハはヨリム(女林)、
ソンジュンもカラン(佳郎)という別名を後に付けられる。
このジェシンが官兵を翻弄して逃走する赤壁書の男だった。
弓に結わえた赤紙書で老論派の不正を民や王に訴え続けていて、
普段は制服も着ず、授業にも出なかったり、昼寝ばかりしている。
インスが執拗にソンジュンとユニを陥れようとするのを見かねて、
手助けするようになるが、彼も文武に長けた才能を持っている。
ヨンハは早々にキム・ヨンシクが女なのではと疑っていて、
立ち入り禁止の享官庁で密かに入浴出来る事をユニに教える。
享官庁には止血の灰などがあり、赤壁書ジェシンの隠れ家だった。
明かりを不審に思ったジェシンが中を覗いてユニの秘密を知り、
そこにヨンハとソンジュンが現れると動揺しつつ二人を制止する。
ジェシンは女人が近寄るとしゃっくりが出る持病?の持ち主で、
それ以降、ユニの横で寝るのに支障をきたすようになってしまう。
ヨンハはそんなジェシンを面白がって秘密を聞き出そうとするが、
ジェシンは口を閉ざし、ユニの事を密かに見守るようになる。
一方、真面目なソンジュンはユニに友情以上の気持ちを抱き、
もしかして自分は男色なのでは?と思い悩むようになってしまう。
ソンジュンが謀略に陥った時にユニが妓生姿で救援に現れると、
その美貌に見とれて恋心を確信、ますます悩みが大きくなる。
成均館の博士で王の忠臣・丁若鏞は早々にユニの秘密に気づき、
正体がバレる前に成均館を出て行くよう告げるがユニは拒否する。
この男装女が自分の師匠キム・スンホンの娘であることを知ると、
素性を悟られないようユニに忠告しつつ見守るようになる。
ユニの父スンホンは王の密命で金縢之詞を運ぶ最中に殺害され、
スンホンと一緒に殺害されたのがジェシンの兄であった。
ジェシンは兄の仇討ちのために赤壁書となり首謀者を探していた。
忠臣の死を今も悔いる王はヨンシクがスンホンの息子だと知ると、
父同様、才知に長けるユニとその仲間に目を掛けるようになる。
やがてユニ、ソンジュン、ジェシン、ヨンハの四人に密命を与え、
所在不明の金縢之詞を探す手がかりとしてスンホンの文を渡す。
その捜査で老論派党首の左議政や兵曹判書の不正を知るが、
兵曹判書は息子のインスを焚き付けて四人を排除しようと画策、
さらに目障りな赤壁書を捕らえるため偽物を用意して誘き出す。
この赤壁書の偽物刺客が妓生のチョソンであった・・・。
その後、ソンジュンはヒョウンとの婚儀を破談にすると、
川に落ちたユニを救出した際に女だという秘密を知る事になる。
ユニの好意を知った真面目男は愛情爆発してイチャイチャ。
密かにユニに想いを抱いていたジェシンは見守る愛に変わる。
ジェシンは偽赤壁書が罠と知りつつ誘き出されて重傷を負い、
インスは赤壁書の正体に気づいて父の兵曹判書と官兵を引き連れ、
治外法権区域の成均館に突入してジェシンを捕縛しようとする。
危機的状況にソンジュンが名乗り出て代わりに捕縛されてしまうが、
ユニは兵曹判書の罪とヨンジュンの無実を訴えて学生達を扇動する。
そんな中、ユニはインスの妨害に遭いつつも遂に金縢之詞を発見、
ジェシンは赤壁書として出没、ソンジュンが犯人ではない事を証明。
学生の代表として王の謁見を許されたユニは友の釈放を許されると、
密命であった金縢之詞を差し出し、正祖は長年の夢が叶うと喜ぶ。
釈放されたソンジュンとユニの仲睦まじい様子をヒョウンが目撃、
ユニが女だと気づき、侍女との会話を聞いた兄インスも知る事になる。
金縢之詞が明かされれば窮地に陥る老論派の左議政は王に会いに行き、
キム・ヨンシクが女だと明かし、王が自ら国法を犯したと進言する。
兵曹判書はチョソンにユニの捕縛を命じるが彼女は拒否して格闘、
そこにインスが現れ、想い人が父に暗躍させられていた事で激怒。
彼女を必死に庇うインスの救援にジェシンが駆けつけて応戦する。
女装していたユニは王の元に連行され、夢を壊したと責められるが、
その後ソンジュンが王の悲願は老論派に勝つためですかと王を説得。
王は金縢之詞に頼らず反対勢力の重臣達と戦い続ける事を宣言、
兵曹判書は金縢之詞事件の主犯で逮捕され、左議政はお咎めなし。
左議政はユニに会い、息子の心を掴んだ才知と勇気を褒めると、
これからも困難な道が続くから息子の側にいて欲しいと告げる。
数年後、ヨンハは相変わらず女遊びを続け、ジェシンは官兵となり、
自分の物真似をする青壁書を追走、美文を書けと添削文を突き出す。
覆いを剥ぐと相手は女学生でしゃっくりした際に逃げられてしまう。
ユニとソンジュンは成均館の博士となって互いの主張を論破しあい、
喧嘩しているように見えるが家ではイチャイチャしていた。
ちょっと前に観た「風の絵師」と似た構成で男装女の物語。
時代も同じだし、女人禁制の学館に男装して入学するのも同じ、
父の死の真相を探るのも、美人妓生が主人公に恋するのも同じ。
絵師女優の男装は男に見えたけど、本作は女にしか見えなかった。
ユニを巡って男二人が敵対するかと思いきや友情を大事にするし、
ソンジュンに振られるヒョウンも暗黒面に落ちるわけでもなく、
ソンジュンの父で老論派党首の左議政が立ちはだかる訳でもない。
兵曹判書とインスの謀略も今ひとつでドロドロ感の薄いドラマ。
ユニの女性問題がどう解決されたのかも描かれず平和的終幕で、
だったらインスやチョソン、ヒョウンのその後も見たかった。

第22代王・正祖の朝鮮。最高教育機関「成均館」が舞台。
幼少時に父を亡くし、母と病気の弟の面倒をみるキム・ユニは、
学才を活かして男装して、町の代筆業で生活費を稼いでいた。
家の借金のかたとして朝廷重臣の妾にされそうになったユニは、
科挙の替え玉受験を請け負い、試験会場で依頼人と間違えて、
不正が大嫌いな優等生イ・ソンジュンに声をかけてしまう。
ソンジュンが会場に溢れる不正行為を試験官に告発すると、
左議政の息子だと気づいた試験官は不正者を会場から排除。
一番手で答案を提出したソンジュンが嘲笑されて服を見ると、
背中に文が書かれていて、その文才に驚き男を探すようになる。
ユニは重臣の邸に返金に行くが満額を用意するよう追い返され、
帰りに配下に襲われると、近くで寝ていた不良男に助けられる。
金が必要なユニは禁書を運ぶ高額の仕事を請け負うが、
仕組んだのは成均館の学生会長で掌議のハ・インスだった。
謀略に気づいたユニとソンジュンは官兵から逃れて危機を回避、
ソンジュンは大金を与える代わりに成均館を受けるよう説得、
ユニは人質に捕らわれた弟を救うため試験に臨むことに。
ユニはわざと不合格になる答案を提出、王が激怒して説明を求め、
替え玉受験を告白すると、ソンジュンは自分が依頼したと名乗る。
学問に精通する者が境遇や党派を理由に辞退したことを明かし、
王が実力では無く境遇や党派で選ぶなら自分も辞退すると告げる。
感銘を受けた王は罰として成均館の入学を命じるのだった。
激怒するユニにソンジュンは成均館では薬が無料で手に入るし、
生活費も支給されるため、家計と弟の助けになると教える。
ユニは重臣邸を訪れて借金を返済、無事に弟を家に連れ戻すと、
王命で成均館に入学する事になったと母の反対を押し切る。
ユニは弟キム・ヨンシクの名で男装して成均館に入学。
生徒会による新人虐めの歓迎会が行われてユニが標的になると、
ソンジュンは先輩の言い分を論破してユニを擁護するのだった。
生徒会のク・ヨンハはそんな二人の新人に興味を抱くようになり、
掌議インスは怒りを抑えつつ次の課題として個々に密命を出し、
優秀者には褒美を、出来ない者は裸にして橋から落とすと告げる。
ユニのお題は朝鮮随一の妓生チョソンの下着を貰ってくる事。
ソンジュンのお題はインスの妹ヒョウンと一夜を共にする事。
生徒会は目障りな二人に難題を与えて陥れるつもりなのだが、
妓楼を訪れたユニは騒動の中でチョソンの心を掴んでしまう。
ユニは差し出された下着を思い出にしようと筆で絵を描き、
チョソンは詩を加えて二人の親密な関係を匂わせるのだった。
誰にも心を許さないチョソンの下着をユニが持ち帰った事で、
ユニが優秀賞となり、ソンジュンの罰の免除を要求する。
この一件で妓生チョソンはユニに恋心を抱くようになり、
インスの妹ヒョウンはソンジュンに恋心を抱くようになる。
その夜、妓楼から帰路についた兵曹判書に官兵から報せがあり、
赤壁書の男がまた現れ、追走したが泮村に逃げられたと言う。
泮村は官軍が手を出せない治外法権区域で成均館がある。
部屋割りが発表され、三人同室と知って驚愕するユニ。
同室になったのがイ・ソンジュンと先輩のムン・ジェシンで、
ユニは暴漢から救ってくれた不良男がジェシンだと気づく。
ソンジュンは老論派、ジェシンは小論派、ユニは南人派で、
敵対派閥の人間が同室になったのも生徒会の企みである。
暴れ馬の異名を持つ問題児のジェシンと同室にさせることで、
目障りな二人を追い出す計画だったが目論見は失敗に終わる。
歓迎会の一件でユニが妓生チョソンを落とした事が知れ渡り、
それ以降ユニはテムル(大物)とあだ名で呼ばれるようになる。
ジェシンはコロ(暴れ馬)、女好きのヨンハはヨリム(女林)、
ソンジュンもカラン(佳郎)という別名を後に付けられる。
このジェシンが官兵を翻弄して逃走する赤壁書の男だった。
弓に結わえた赤紙書で老論派の不正を民や王に訴え続けていて、
普段は制服も着ず、授業にも出なかったり、昼寝ばかりしている。
インスが執拗にソンジュンとユニを陥れようとするのを見かねて、
手助けするようになるが、彼も文武に長けた才能を持っている。
ヨンハは早々にキム・ヨンシクが女なのではと疑っていて、
立ち入り禁止の享官庁で密かに入浴出来る事をユニに教える。
享官庁には止血の灰などがあり、赤壁書ジェシンの隠れ家だった。
明かりを不審に思ったジェシンが中を覗いてユニの秘密を知り、
そこにヨンハとソンジュンが現れると動揺しつつ二人を制止する。
ジェシンは女人が近寄るとしゃっくりが出る持病?の持ち主で、
それ以降、ユニの横で寝るのに支障をきたすようになってしまう。
ヨンハはそんなジェシンを面白がって秘密を聞き出そうとするが、
ジェシンは口を閉ざし、ユニの事を密かに見守るようになる。
一方、真面目なソンジュンはユニに友情以上の気持ちを抱き、
もしかして自分は男色なのでは?と思い悩むようになってしまう。
ソンジュンが謀略に陥った時にユニが妓生姿で救援に現れると、
その美貌に見とれて恋心を確信、ますます悩みが大きくなる。
成均館の博士で王の忠臣・丁若鏞は早々にユニの秘密に気づき、
正体がバレる前に成均館を出て行くよう告げるがユニは拒否する。
この男装女が自分の師匠キム・スンホンの娘であることを知ると、
素性を悟られないようユニに忠告しつつ見守るようになる。
ユニの父スンホンは王の密命で金縢之詞を運ぶ最中に殺害され、
スンホンと一緒に殺害されたのがジェシンの兄であった。
ジェシンは兄の仇討ちのために赤壁書となり首謀者を探していた。
忠臣の死を今も悔いる王はヨンシクがスンホンの息子だと知ると、
父同様、才知に長けるユニとその仲間に目を掛けるようになる。
やがてユニ、ソンジュン、ジェシン、ヨンハの四人に密命を与え、
所在不明の金縢之詞を探す手がかりとしてスンホンの文を渡す。
その捜査で老論派党首の左議政や兵曹判書の不正を知るが、
兵曹判書は息子のインスを焚き付けて四人を排除しようと画策、
さらに目障りな赤壁書を捕らえるため偽物を用意して誘き出す。
この赤壁書の偽物刺客が妓生のチョソンであった・・・。
その後、ソンジュンはヒョウンとの婚儀を破談にすると、
川に落ちたユニを救出した際に女だという秘密を知る事になる。
ユニの好意を知った真面目男は愛情爆発してイチャイチャ。
密かにユニに想いを抱いていたジェシンは見守る愛に変わる。
ジェシンは偽赤壁書が罠と知りつつ誘き出されて重傷を負い、
インスは赤壁書の正体に気づいて父の兵曹判書と官兵を引き連れ、
治外法権区域の成均館に突入してジェシンを捕縛しようとする。
危機的状況にソンジュンが名乗り出て代わりに捕縛されてしまうが、
ユニは兵曹判書の罪とヨンジュンの無実を訴えて学生達を扇動する。
そんな中、ユニはインスの妨害に遭いつつも遂に金縢之詞を発見、
ジェシンは赤壁書として出没、ソンジュンが犯人ではない事を証明。
学生の代表として王の謁見を許されたユニは友の釈放を許されると、
密命であった金縢之詞を差し出し、正祖は長年の夢が叶うと喜ぶ。
釈放されたソンジュンとユニの仲睦まじい様子をヒョウンが目撃、
ユニが女だと気づき、侍女との会話を聞いた兄インスも知る事になる。
金縢之詞が明かされれば窮地に陥る老論派の左議政は王に会いに行き、
キム・ヨンシクが女だと明かし、王が自ら国法を犯したと進言する。
兵曹判書はチョソンにユニの捕縛を命じるが彼女は拒否して格闘、
そこにインスが現れ、想い人が父に暗躍させられていた事で激怒。
彼女を必死に庇うインスの救援にジェシンが駆けつけて応戦する。
女装していたユニは王の元に連行され、夢を壊したと責められるが、
その後ソンジュンが王の悲願は老論派に勝つためですかと王を説得。
王は金縢之詞に頼らず反対勢力の重臣達と戦い続ける事を宣言、
兵曹判書は金縢之詞事件の主犯で逮捕され、左議政はお咎めなし。
左議政はユニに会い、息子の心を掴んだ才知と勇気を褒めると、
これからも困難な道が続くから息子の側にいて欲しいと告げる。
数年後、ヨンハは相変わらず女遊びを続け、ジェシンは官兵となり、
自分の物真似をする青壁書を追走、美文を書けと添削文を突き出す。
覆いを剥ぐと相手は女学生でしゃっくりした際に逃げられてしまう。
ユニとソンジュンは成均館の博士となって互いの主張を論破しあい、
喧嘩しているように見えるが家ではイチャイチャしていた。
ちょっと前に観た「風の絵師」と似た構成で男装女の物語。
時代も同じだし、女人禁制の学館に男装して入学するのも同じ、
父の死の真相を探るのも、美人妓生が主人公に恋するのも同じ。
絵師女優の男装は男に見えたけど、本作は女にしか見えなかった。
ユニを巡って男二人が敵対するかと思いきや友情を大事にするし、
ソンジュンに振られるヒョウンも暗黒面に落ちるわけでもなく、
ソンジュンの父で老論派党首の左議政が立ちはだかる訳でもない。
兵曹判書とインスの謀略も今ひとつでドロドロ感の薄いドラマ。
ユニの女性問題がどう解決されたのかも描かれず平和的終幕で、
だったらインスやチョソン、ヒョウンのその後も見たかった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
イニョプの道
韓国時代劇ドラマ13作目を観終えた(全20話)

第3代王・太宗の朝鮮時代が物語の舞台。
朝鮮建国の功臣クク・ユの一人娘イニョプは母を亡くすが、
名門の両班として都で何不自由なく裕福な暮らしを送っていた。
クク・ユが太宗の使者として咸興の初代王・太祖の元へ送られ、
そこで高麗復興を掲げる秘密結社マンウォル党の存在を知る。
クク・ユは使用人を残党の元に送って支援、党首を探らせるが、
帰還後に打ち明けた相手が娘の許嫁の父キム・チグォンだった。
イニョプとキム・ウンギの婚儀の最中に官兵たちが踏み込み、
逆賊と手を組み謀反を企てた罪人だとクク・ユが捕らえられる。
無実の主張も虚しく処刑、イニョプは罪人の娘としてとなる。
戸曹判書のチグォンが密告、逆賊に仕立てて処刑に導いたのだった。
謀られた事を悟ったクク・ユは血で記した遺書を残していた。
イニョプは兵曹判書ホ・ウンチャムの家の下女となる。
娘のユノクはイニョプの親友だったがウンギに恋心を寄せていて、
イニョプの許嫁だと知って嫉妬、父に頼んで彼女を引き取ると、
身分の差を示して雑用を押しつけイニョプに屈辱を与えていく。
ウンギは下女となったイニョプを救おうと右往左往するが・・・
イニョプの悲劇を間近で見ていたのがホ家の下男頭ムミョン。
邸から逃走し自害しようとしたイニョプを助けて生きろと励ますが、
良家の娘として育ったイニョプはプライドが高く下男の言葉を拒絶、
ユノクの虐待を受け続け、やがて現実を受け入れると彼を信頼する。
ホ家の下女頭ヘサンがマンウォル党の幹部でムミョンも党員なのだが、
遺書を手にしたイニョプが命を狙われるとムミョンが窮地を救う。
ウンギがイニョプと都を離れようと企んでいるのを知った父は、
イニョプの侍女サウォルを拉致して邸に監禁、イニョプを脅迫し、
下男との結婚を要求。イニョプはムミョンに結婚して欲しいと頼む。
サウォルはウンギに釈放され、ホ家の下女となってイニョプと再会、
二人は協力して父の遺書に書かれている文字の意味を解読すると、
ウンギの父チグォンが父の無実を知っていると悟るのだった。
ウンギが親の命令でホ家の娘ユノクと結婚させられると、
イニョプは彼を諦め、旦那様と下女という立場をわきまえる。
ウンギは妻のユノクを冷遇し、イニョプを救い出す術を探るが、
ムミョンとイニョプの親密な様子を見て不安に駆られる。
その後、太宗が愛した下女が王の息子を産んでいた事が判明、
消息不明の子は生まれつき肩に痣があり、王の髷留の半分を持つ。
王の密命を受けたウンチャムはムミョンの肩に痣があるのに気付き、
太宗が密かにホ家に訪れると、イニョプが王に会って父の遺書を渡し、
真相をチグォンが知る事、ホ家に逆賊の間者がいる事を明かし、
自分の命を賭けて証拠を集めて差し出すことを王に誓う。
イニョプがマンウォル党の刺客に拐われて隠れ家に監禁されと、
ムミョンが救出に現れ、そこでムミョンも党員だという事を知る。
イニョプから聞いたウンギはムミョンの後を追って隠れ家に行き、
様子を窺うと党首として出てきたのが父だと気付いて衝撃を受ける。
ウンギは父にマンウォル党の隠れ家から出てくるのを見たと告げると、
チグォンは高麗王族の末裔で、太宗に殺された一族の悲惨な最期を語り、
王に復讐して高麗を復興するためにマンウォル党を作った事を明かす。
ウンギはある思いを胸に父の計画に協力することを決意する。
イニョプの証拠としてムミョンが王に会う事を知ったチグォンは、
ムミョンに王の暗殺を命じる。育ての親ヘサンはムミョンを守るため、
隠し持っていた髷留をサウォルに渡しイニョプに届けるよう託す。
王の暗殺は失敗してイニョプは投獄、ムミョンは拷問を受けるが、
王子の証である髷留を持っていた事で王室に入る条件で釈放される。
自分が王の子である事を知ったムミョンはチグォンの元を訪れ、
そこで母が党員の間者として王宮に入り、王を愛して殺された事、
チグォンとヘサンがムミョンを赤子から育てた親だと諭される。
イニョプの牢に戻ったムミョンはウンギに捕われて王の前に出され、
そこで逆賊を討つ事を条件に今までの罪を放免すると告げられるが、
ムミョンはクク・ユの無罪と名誉回復を要求、イニョプも釈放される。
ウンギは人が変わったようにイニョプに対して冷酷になり、
さらに密かに王に謁見してムミョンに謀反の計画があると密告する。
ウンギの謀略により、ムミョンが謀反の罪で捕われるのだが、
イニョプはウンギ父子の密談を聞き、彼への想いに見切りをつける。
牢を抜け出したムミョンは刺客からウンギの謀略を知らされ、
さらにヘサンから母を殺したのが党首のチグォンだと明かされる。
ムミョンは母親の仇を取ろうとチグォンの邸を訪れて刃を向けるが、
イニョプとサウォルがウンギに拘束、釈放の条件でムミョンは出頭。
ムミョンは王に自分を殺すよう告げ、後日ムミョンの賜死が執行。
王が息子を死罪にした事でマンウォル党は謀反を決行しようとするが、
実はムミョンは生存していて、逆賊が動き出すのを待っていたのだった。
謀反決行前に逆賊は一掃され、チグォンはウンギを逃して捕われる。
捕われたチグォンは王に太祖と手を組んでいた証拠の文を見せ、
高麗王室の財産を渡し、マンウォル党の解散と太祖の帰還を約束する。
チグォンを罪に問えばムミョンが逆賊だった事も明るみになるため、
王は息子を守るためチグォンの要求を飲んで罪を不問として釈放する。
ウンチャムは家門を守るため娘ユノクをウンギと離縁させていた。
チグォンの命でウンギは太祖と太宗の仲を引き裂くため咸興に赴き、
太宗はムミョンを呼んでイニョプと太祖の元へ行くよう命じる。
王はウンチャムに息子の弱点であるイニョプを排除するよう指示、
ウンチャムの刺客を見かけたサウォルは二人の元に駆けつけるが・・・
太祖はすでにウンギに懐柔されていて三人は太宗の刺客として拘束、
脱獄したムミョンが二人を救出、逃走中にサウォルが刺客に殺される。
その後、イニョプらを襲った刺客がウンチャムの仕業だと知ると、
ムミョンは王に不審を抱くようになり、気づかれた事を悟った王は、
ウンチャムに息子を刺激しないようイニョプに手を出すなと命じる。
王からイニョプを守るため、ムミョンはウンギの計画に応じるが、
太宗からイニョプを狙う刺客は仲違いさせる敵の策略だと告げられる。
その頃、チグォンはウンチャムに接触、太祖を王に就ける計画を明かし、
太宗に付くと命が危うくなると、兵を挙げて協力するよう要請する。
太祖は玉璽を渡す条件として太宗自ら自分の元にくるよう命じ、
ウンギは謀反決行の時だとウンチャムの兵と合流して機会を待つが、
事前にムニョンが太祖を説得していて太祖の復位計画は失敗する。
太宗は謀反を起こしたウンギやウンチャムを捕らえるよう命じ、
ウンギは父がイニョプを人質にしていることを告げて逃走する。
チグォンの刺客にイニョプが襲われ、ウンギが庇って剣で刺される。
ウンギは自分なりに愛するイニョプを救うために動いていたと明かし、
太祖に書いてもらったクク・ユの身分回復の証書を渡して絶命する。
証書には太祖の密命で逆賊を探っていたことが記されてあった。
投獄されていたチグォンは高麗王族の祠堂に行って自害し、
ウンチャムは孤島に流刑となり、ホ夫人とユノクはに落とされ、
両班の身分が回復されたイニョプは下女仲間を邸に呼び寄せる。
王室入りを断ったムミョンは下男姿のままイニョプと暮らしていたが、
王子に嫁ぐことは出来ないとイニョプは消息を経ち・・・1年後、
ムミョンはサウォルの墓参りをしているイニョプを見つけて再会する。
物語冒頭で両班イニョプがを見下し我がまま放題だったので、
悲劇によってに落とされても罰当たりとしか思えないのが残念。
ユノクの悪者顔と執拗な虐めで少しずつ不憫に思えてくるけど・・・
一番の悲劇はウンギなのかも知れない。愛する人を突然奪われ、
それを仕組んだのが父で、自分も高麗王族の末裔だと教えられる。
イニョプの父だけでなく、祖先も太宗によって殺された事を知ると、
悪事に荷担してまでイニョプを取り戻そうと必死に奮闘するが、
気がつけばイニョプとムミョンが愛を育んでいたという・・・
イニョプ、ウンギ、ムミョンの三角関係の愛情物語と並行して、
ユノクの兄ユンソと下女タンジの不倫のち真実愛も描かれていて、
ダメ人間のユンソが愛するタンジのために成長する姿は良かった。
家門取り壊し前に逃走し、全てを失って見つけた天職も彼らしい。

第3代王・太宗の朝鮮時代が物語の舞台。
朝鮮建国の功臣クク・ユの一人娘イニョプは母を亡くすが、
名門の両班として都で何不自由なく裕福な暮らしを送っていた。
クク・ユが太宗の使者として咸興の初代王・太祖の元へ送られ、
そこで高麗復興を掲げる秘密結社マンウォル党の存在を知る。
クク・ユは使用人を残党の元に送って支援、党首を探らせるが、
帰還後に打ち明けた相手が娘の許嫁の父キム・チグォンだった。
イニョプとキム・ウンギの婚儀の最中に官兵たちが踏み込み、
逆賊と手を組み謀反を企てた罪人だとクク・ユが捕らえられる。
無実の主張も虚しく処刑、イニョプは罪人の娘としてとなる。
戸曹判書のチグォンが密告、逆賊に仕立てて処刑に導いたのだった。
謀られた事を悟ったクク・ユは血で記した遺書を残していた。
イニョプは兵曹判書ホ・ウンチャムの家の下女となる。
娘のユノクはイニョプの親友だったがウンギに恋心を寄せていて、
イニョプの許嫁だと知って嫉妬、父に頼んで彼女を引き取ると、
身分の差を示して雑用を押しつけイニョプに屈辱を与えていく。
ウンギは下女となったイニョプを救おうと右往左往するが・・・
イニョプの悲劇を間近で見ていたのがホ家の下男頭ムミョン。
邸から逃走し自害しようとしたイニョプを助けて生きろと励ますが、
良家の娘として育ったイニョプはプライドが高く下男の言葉を拒絶、
ユノクの虐待を受け続け、やがて現実を受け入れると彼を信頼する。
ホ家の下女頭ヘサンがマンウォル党の幹部でムミョンも党員なのだが、
遺書を手にしたイニョプが命を狙われるとムミョンが窮地を救う。
ウンギがイニョプと都を離れようと企んでいるのを知った父は、
イニョプの侍女サウォルを拉致して邸に監禁、イニョプを脅迫し、
下男との結婚を要求。イニョプはムミョンに結婚して欲しいと頼む。
サウォルはウンギに釈放され、ホ家の下女となってイニョプと再会、
二人は協力して父の遺書に書かれている文字の意味を解読すると、
ウンギの父チグォンが父の無実を知っていると悟るのだった。
ウンギが親の命令でホ家の娘ユノクと結婚させられると、
イニョプは彼を諦め、旦那様と下女という立場をわきまえる。
ウンギは妻のユノクを冷遇し、イニョプを救い出す術を探るが、
ムミョンとイニョプの親密な様子を見て不安に駆られる。
その後、太宗が愛した下女が王の息子を産んでいた事が判明、
消息不明の子は生まれつき肩に痣があり、王の髷留の半分を持つ。
王の密命を受けたウンチャムはムミョンの肩に痣があるのに気付き、
太宗が密かにホ家に訪れると、イニョプが王に会って父の遺書を渡し、
真相をチグォンが知る事、ホ家に逆賊の間者がいる事を明かし、
自分の命を賭けて証拠を集めて差し出すことを王に誓う。
イニョプがマンウォル党の刺客に拐われて隠れ家に監禁されと、
ムミョンが救出に現れ、そこでムミョンも党員だという事を知る。
イニョプから聞いたウンギはムミョンの後を追って隠れ家に行き、
様子を窺うと党首として出てきたのが父だと気付いて衝撃を受ける。
ウンギは父にマンウォル党の隠れ家から出てくるのを見たと告げると、
チグォンは高麗王族の末裔で、太宗に殺された一族の悲惨な最期を語り、
王に復讐して高麗を復興するためにマンウォル党を作った事を明かす。
ウンギはある思いを胸に父の計画に協力することを決意する。
イニョプの証拠としてムミョンが王に会う事を知ったチグォンは、
ムミョンに王の暗殺を命じる。育ての親ヘサンはムミョンを守るため、
隠し持っていた髷留をサウォルに渡しイニョプに届けるよう託す。
王の暗殺は失敗してイニョプは投獄、ムミョンは拷問を受けるが、
王子の証である髷留を持っていた事で王室に入る条件で釈放される。
自分が王の子である事を知ったムミョンはチグォンの元を訪れ、
そこで母が党員の間者として王宮に入り、王を愛して殺された事、
チグォンとヘサンがムミョンを赤子から育てた親だと諭される。
イニョプの牢に戻ったムミョンはウンギに捕われて王の前に出され、
そこで逆賊を討つ事を条件に今までの罪を放免すると告げられるが、
ムミョンはクク・ユの無罪と名誉回復を要求、イニョプも釈放される。
ウンギは人が変わったようにイニョプに対して冷酷になり、
さらに密かに王に謁見してムミョンに謀反の計画があると密告する。
ウンギの謀略により、ムミョンが謀反の罪で捕われるのだが、
イニョプはウンギ父子の密談を聞き、彼への想いに見切りをつける。
牢を抜け出したムミョンは刺客からウンギの謀略を知らされ、
さらにヘサンから母を殺したのが党首のチグォンだと明かされる。
ムミョンは母親の仇を取ろうとチグォンの邸を訪れて刃を向けるが、
イニョプとサウォルがウンギに拘束、釈放の条件でムミョンは出頭。
ムミョンは王に自分を殺すよう告げ、後日ムミョンの賜死が執行。
王が息子を死罪にした事でマンウォル党は謀反を決行しようとするが、
実はムミョンは生存していて、逆賊が動き出すのを待っていたのだった。
謀反決行前に逆賊は一掃され、チグォンはウンギを逃して捕われる。
捕われたチグォンは王に太祖と手を組んでいた証拠の文を見せ、
高麗王室の財産を渡し、マンウォル党の解散と太祖の帰還を約束する。
チグォンを罪に問えばムミョンが逆賊だった事も明るみになるため、
王は息子を守るためチグォンの要求を飲んで罪を不問として釈放する。
ウンチャムは家門を守るため娘ユノクをウンギと離縁させていた。
チグォンの命でウンギは太祖と太宗の仲を引き裂くため咸興に赴き、
太宗はムミョンを呼んでイニョプと太祖の元へ行くよう命じる。
王はウンチャムに息子の弱点であるイニョプを排除するよう指示、
ウンチャムの刺客を見かけたサウォルは二人の元に駆けつけるが・・・
太祖はすでにウンギに懐柔されていて三人は太宗の刺客として拘束、
脱獄したムミョンが二人を救出、逃走中にサウォルが刺客に殺される。
その後、イニョプらを襲った刺客がウンチャムの仕業だと知ると、
ムミョンは王に不審を抱くようになり、気づかれた事を悟った王は、
ウンチャムに息子を刺激しないようイニョプに手を出すなと命じる。
王からイニョプを守るため、ムミョンはウンギの計画に応じるが、
太宗からイニョプを狙う刺客は仲違いさせる敵の策略だと告げられる。
その頃、チグォンはウンチャムに接触、太祖を王に就ける計画を明かし、
太宗に付くと命が危うくなると、兵を挙げて協力するよう要請する。
太祖は玉璽を渡す条件として太宗自ら自分の元にくるよう命じ、
ウンギは謀反決行の時だとウンチャムの兵と合流して機会を待つが、
事前にムニョンが太祖を説得していて太祖の復位計画は失敗する。
太宗は謀反を起こしたウンギやウンチャムを捕らえるよう命じ、
ウンギは父がイニョプを人質にしていることを告げて逃走する。
チグォンの刺客にイニョプが襲われ、ウンギが庇って剣で刺される。
ウンギは自分なりに愛するイニョプを救うために動いていたと明かし、
太祖に書いてもらったクク・ユの身分回復の証書を渡して絶命する。
証書には太祖の密命で逆賊を探っていたことが記されてあった。
投獄されていたチグォンは高麗王族の祠堂に行って自害し、
ウンチャムは孤島に流刑となり、ホ夫人とユノクはに落とされ、
両班の身分が回復されたイニョプは下女仲間を邸に呼び寄せる。
王室入りを断ったムミョンは下男姿のままイニョプと暮らしていたが、
王子に嫁ぐことは出来ないとイニョプは消息を経ち・・・1年後、
ムミョンはサウォルの墓参りをしているイニョプを見つけて再会する。
物語冒頭で両班イニョプがを見下し我がまま放題だったので、
悲劇によってに落とされても罰当たりとしか思えないのが残念。
ユノクの悪者顔と執拗な虐めで少しずつ不憫に思えてくるけど・・・
一番の悲劇はウンギなのかも知れない。愛する人を突然奪われ、
それを仕組んだのが父で、自分も高麗王族の末裔だと教えられる。
イニョプの父だけでなく、祖先も太宗によって殺された事を知ると、
悪事に荷担してまでイニョプを取り戻そうと必死に奮闘するが、
気がつけばイニョプとムミョンが愛を育んでいたという・・・
イニョプ、ウンギ、ムミョンの三角関係の愛情物語と並行して、
ユノクの兄ユンソと下女タンジの不倫のち真実愛も描かれていて、
ダメ人間のユンソが愛するタンジのために成長する姿は良かった。
家門取り壊し前に逃走し、全てを失って見つけた天職も彼らしい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
風の絵師
韓国時代劇ドラマ12作目を観終えた(全20話)

第22代王・正祖の朝鮮時代が物語の舞台。
金弘道(キム・ホンド)と申潤福(シン・ユンボク)、
2人の実在した天才画家を描いたドラマである。
物語は密命で王の肖像画を描いた老画員が謎の死を遂げ、
それを調査していた画員らも殺される事件が過去にあった。
この老画員の弟子が申潤福の父と金弘道で二人は親友である。
事件後に金弘道は図画署を追われ長い間、山奥で暮らしていたが、
王命によって宮中に呼び戻され、図画署の指導者に命じられる。
王大妃が密かに宮中を出て山奥の家で逢い引きしていたのを、
図画署員が密かに写生した事で命を狙われることになる。
朝鮮一の絵師・檀園こと金弘道が描き手を探し出す王命を受け、
描いたのが申潤福だと気づくが画才を惜しんで葛藤する。
師匠から自分の犯した罪を告げられた申潤福は右手最期の夜に、
絵を売って得た5両でチョンヒャンに琴を奏でて欲しいと懇願、
熱意に負け彼女は琴を奏で、申潤福は一心に絵を描き上げる。
描き手を明かさない金弘道が責任を問われて掌破刑になり、
申潤福が名乗るが、弟を庇ってヨンボクが自分が描いたと宣言、
結果的に正祖が現れて王大妃を説得することで刑は免れるが、
責任を取らされる形でヨンボクが罪人として丹青所へ送られる。
兄が身代わりに罰せられた事で申潤福は自暴自棄になり、
図画署を抜けて山に行き、右手に石を叩きつけて昏倒する。
通りかかったチョンヒャンが申潤福を見つけて邸に運び、
金弘道の元を訪れて図工が絵を捨てたと弟子の負傷を告げる。
申潤福は図画署に戻らず絵師も辞めると師匠に告げるが、
金弘道は兄の思いを無駄にするなと叱咤して市場に連れ出す。
闘鶏をしたり酒を呑んだりしつつ民の暮らしぶりを味わせると、
その夜、申潤福の前で昼に見た情景を巧みに描き出き始める。
手伝いを命じられた申潤福はやがて筆を走らせるようになる。
正祖が金弘道と懇意にし、申潤福の絵を評価するようになると、
大妃の伯父ヨンスンや兄グィジュが別堤のビョクスを促し、
目障りな師弟を図画署から排除しようと画策していく・・・。
金弘道は謀略から弟子を守り、チョンヒャンも影から尽力する。
物語中盤で王の肖像画を描く御真画を巡って騒動が起きる。
金弘道は申潤福と競合に参加、描く権利を勝ち取るのだが、
本番の時にビョクスの謀略で顔料に細工され窮地に陥ってしまう。
申潤福は丹青所で顔料を作っていたヨンボクに調達を頼むのだが、
顔料を届けたユンボクは毒性材料の中毒で転落死してしまう。
完成した御真画に重臣たちは難癖をつけ非難を浴びせかけると、
兄の顔料を馬鹿にされた申潤福は御真画を引き裂いてしまう。
怒った正祖に死刑を命じられるが、金弘道の助命嘆願により、
正祖は御真画を批判した重臣に御真画かどうかを再判断させる。
破かれたのが御真画なら批判した重臣も死罪となるべきで、
御真画でないなら申潤福の死罪を止めるべきだと問うと、
命の危機を覚えた重臣は破かれたのは御真画では無いと宣言、
申潤福は死罪を免れるが、金弘道は嘆願で右手を火傷していた。
チョンヒャンは大商人ジョニョンに金で買われて嫁いでいて、
申潤福を守るため、家画員を抱える主人に買い取るよう助言する。
ジョニョンに大金を積まれたハンピョンは申し出を受け入れ、
申潤福はジョニョンの邸で金稼ぎのための絵を描くようになる。
ジョニョンはかつて市場で無名絵師の作品に惚れ込んでいたが、
その筆致で申潤福だと気付いて金蔓を手に入れたと喜ぶ。
正祖の密命で思悼世子の睿真を探す事になる金弘道と申潤福。
この捜査の過程がミステリー仕立てで展開されるのが秀逸で、
金弘道の師匠が描いた五枚の肖像画に似ていない部位があり、
その部位を複写合成すると思悼世子の肖像画が出来上がったり、
申潤福の父が遺した複数の絵から犯人の名前を導いたり、
分厚い紙に描かれた顔のない肖像画を薬品で濡らして剥がすと、
父を殺した犯人の顔が出てきたりと謎解き要素も面白い。
やがて申潤福が密かに生家を訪れ、父の死を嘆いていると、
先に親友の家を訪れていた金弘道がその言葉を聞いて現れる。
密かに行方を探していた親友の娘が申潤福だった事に気づき、
金弘道は涙を流して愛する弟子を抱きしめるのだった・・・。
金弘道は真相を正祖に報告、画工殺害事件の加担者は捕縛され、
王大妃の叔父ヨンスンは殺害を命じた文を持つジョニョンを殺害、
側近の女刺客は都を離れようとしていた金弘道と申潤福に文を渡す。
金弘道は一人都に戻って先世子邸下を陥れた者の文を正祖に渡し、
正祖は大臣たちの前で睿真を掲げ、思悼世子の息子であると宣言、
思悼世子の無実の罪を晴らし、荘献世子と追尊するのだった。
王大妃は計画の失敗を悟り、叔父ヨンスンに都を離れるよう命じ、
兄グィジュに官服を脱ぐよう命じて、自分たちの敗北を認める。
金弘道が山小屋に戻ると美人画が残され申潤福の姿は消えていた。
これは面白かった。師弟愛と絵師という題材が僕好み。
申潤福役の女優が素晴らしく、男装姿はちゃんと男に見え、
女装すると美しい女性に見えてしまう魅力的な役者である。
頑固で小生意気な小僧が師匠と出会って信頼関係を育み、
謀略に苦しめられつつ奮闘する姿を巧みに演じていた。
繊細な風俗画を遺した申潤福が女性だったという創作で、
金弘道との師弟関係から信頼、愛情という感情変移も見事。
この天才画家の遺した風俗画を物語に上手く浸透させていて、
絵を描く様子や筆致などを再現描写しているのも素晴らしい。
さらに申潤福の絵に多く描かれている妓生を物語に登場させ、
朝鮮一の妓生チョンヒャンが女性と知らずに申潤福に恋心を抱き、
性別を超えた愛情の行方も物語に緊張感を与えている。
金弘道は民の日常を躍動感のある筆致で描いているのが特徴で、
申潤福は両班と妓生の逢引などの風俗画を繊細に描いている。
どちらも当時の暮らしぶりが巧みに描かれていて素晴らしい。
役者も脚本も良かった。また観たいと思う作品である。

第22代王・正祖の朝鮮時代が物語の舞台。
金弘道(キム・ホンド)と申潤福(シン・ユンボク)、
2人の実在した天才画家を描いたドラマである。
物語は密命で王の肖像画を描いた老画員が謎の死を遂げ、
それを調査していた画員らも殺される事件が過去にあった。
この老画員の弟子が申潤福の父と金弘道で二人は親友である。
事件後に金弘道は図画署を追われ長い間、山奥で暮らしていたが、
王命によって宮中に呼び戻され、図画署の指導者に命じられる。
王大妃が密かに宮中を出て山奥の家で逢い引きしていたのを、
図画署員が密かに写生した事で命を狙われることになる。
朝鮮一の絵師・檀園こと金弘道が描き手を探し出す王命を受け、
描いたのが申潤福だと気づくが画才を惜しんで葛藤する。
師匠から自分の犯した罪を告げられた申潤福は右手最期の夜に、
絵を売って得た5両でチョンヒャンに琴を奏でて欲しいと懇願、
熱意に負け彼女は琴を奏で、申潤福は一心に絵を描き上げる。
描き手を明かさない金弘道が責任を問われて掌破刑になり、
申潤福が名乗るが、弟を庇ってヨンボクが自分が描いたと宣言、
結果的に正祖が現れて王大妃を説得することで刑は免れるが、
責任を取らされる形でヨンボクが罪人として丹青所へ送られる。
兄が身代わりに罰せられた事で申潤福は自暴自棄になり、
図画署を抜けて山に行き、右手に石を叩きつけて昏倒する。
通りかかったチョンヒャンが申潤福を見つけて邸に運び、
金弘道の元を訪れて図工が絵を捨てたと弟子の負傷を告げる。
申潤福は図画署に戻らず絵師も辞めると師匠に告げるが、
金弘道は兄の思いを無駄にするなと叱咤して市場に連れ出す。
闘鶏をしたり酒を呑んだりしつつ民の暮らしぶりを味わせると、
その夜、申潤福の前で昼に見た情景を巧みに描き出き始める。
手伝いを命じられた申潤福はやがて筆を走らせるようになる。
正祖が金弘道と懇意にし、申潤福の絵を評価するようになると、
大妃の伯父ヨンスンや兄グィジュが別堤のビョクスを促し、
目障りな師弟を図画署から排除しようと画策していく・・・。
金弘道は謀略から弟子を守り、チョンヒャンも影から尽力する。
物語中盤で王の肖像画を描く御真画を巡って騒動が起きる。
金弘道は申潤福と競合に参加、描く権利を勝ち取るのだが、
本番の時にビョクスの謀略で顔料に細工され窮地に陥ってしまう。
申潤福は丹青所で顔料を作っていたヨンボクに調達を頼むのだが、
顔料を届けたユンボクは毒性材料の中毒で転落死してしまう。
完成した御真画に重臣たちは難癖をつけ非難を浴びせかけると、
兄の顔料を馬鹿にされた申潤福は御真画を引き裂いてしまう。
怒った正祖に死刑を命じられるが、金弘道の助命嘆願により、
正祖は御真画を批判した重臣に御真画かどうかを再判断させる。
破かれたのが御真画なら批判した重臣も死罪となるべきで、
御真画でないなら申潤福の死罪を止めるべきだと問うと、
命の危機を覚えた重臣は破かれたのは御真画では無いと宣言、
申潤福は死罪を免れるが、金弘道は嘆願で右手を火傷していた。
チョンヒャンは大商人ジョニョンに金で買われて嫁いでいて、
申潤福を守るため、家画員を抱える主人に買い取るよう助言する。
ジョニョンに大金を積まれたハンピョンは申し出を受け入れ、
申潤福はジョニョンの邸で金稼ぎのための絵を描くようになる。
ジョニョンはかつて市場で無名絵師の作品に惚れ込んでいたが、
その筆致で申潤福だと気付いて金蔓を手に入れたと喜ぶ。
正祖の密命で思悼世子の睿真を探す事になる金弘道と申潤福。
この捜査の過程がミステリー仕立てで展開されるのが秀逸で、
金弘道の師匠が描いた五枚の肖像画に似ていない部位があり、
その部位を複写合成すると思悼世子の肖像画が出来上がったり、
申潤福の父が遺した複数の絵から犯人の名前を導いたり、
分厚い紙に描かれた顔のない肖像画を薬品で濡らして剥がすと、
父を殺した犯人の顔が出てきたりと謎解き要素も面白い。
やがて申潤福が密かに生家を訪れ、父の死を嘆いていると、
先に親友の家を訪れていた金弘道がその言葉を聞いて現れる。
密かに行方を探していた親友の娘が申潤福だった事に気づき、
金弘道は涙を流して愛する弟子を抱きしめるのだった・・・。
金弘道は真相を正祖に報告、画工殺害事件の加担者は捕縛され、
王大妃の叔父ヨンスンは殺害を命じた文を持つジョニョンを殺害、
側近の女刺客は都を離れようとしていた金弘道と申潤福に文を渡す。
金弘道は一人都に戻って先世子邸下を陥れた者の文を正祖に渡し、
正祖は大臣たちの前で睿真を掲げ、思悼世子の息子であると宣言、
思悼世子の無実の罪を晴らし、荘献世子と追尊するのだった。
王大妃は計画の失敗を悟り、叔父ヨンスンに都を離れるよう命じ、
兄グィジュに官服を脱ぐよう命じて、自分たちの敗北を認める。
金弘道が山小屋に戻ると美人画が残され申潤福の姿は消えていた。
これは面白かった。師弟愛と絵師という題材が僕好み。
申潤福役の女優が素晴らしく、男装姿はちゃんと男に見え、
女装すると美しい女性に見えてしまう魅力的な役者である。
頑固で小生意気な小僧が師匠と出会って信頼関係を育み、
謀略に苦しめられつつ奮闘する姿を巧みに演じていた。
繊細な風俗画を遺した申潤福が女性だったという創作で、
金弘道との師弟関係から信頼、愛情という感情変移も見事。
この天才画家の遺した風俗画を物語に上手く浸透させていて、
絵を描く様子や筆致などを再現描写しているのも素晴らしい。
さらに申潤福の絵に多く描かれている妓生を物語に登場させ、
朝鮮一の妓生チョンヒャンが女性と知らずに申潤福に恋心を抱き、
性別を超えた愛情の行方も物語に緊張感を与えている。
金弘道は民の日常を躍動感のある筆致で描いているのが特徴で、
申潤福は両班と妓生の逢引などの風俗画を繊細に描いている。
どちらも当時の暮らしぶりが巧みに描かれていて素晴らしい。
役者も脚本も良かった。また観たいと思う作品である。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
王愛
韓国時代劇ドラマ11作目を観終えた(全24話)

第25代・忠烈王とその息子26代・忠宣王の高麗時代。
忠烈王と元成公主(元のフビライの娘)の間に生まれたウォンは、
蒙古の血縁という理由で、周囲はおろか父王からも蔑まれていた。
険悪な仲の両親から寵愛を得られず孤独な幼少期を過ごすが、
12歳の時、王族ワン家の三男リンと出会って唯一の親友を得る。
ある日、リンと共に王宮の外へ飛び出したウォンは林の中で、
高麗一の大商人ウン・ヨンベクの商団が賊に襲われるのを目撃。
馬車内の夫人は殺害、散策に出ていた娘のサンは襲撃を逃れるが、
刺客に追いつかれ、サンを庇った侍女のピヨンが顔に刃を受ける。
襲撃は王位を狙うリンの兄ジョンが策士ソン・インを取り込み、
ヨンベクの財力を手に入れるために行った自作自演であった。
保護された娘はジョンによってヨンベク邸に送り届けられるが、
ジョンはサンの衣を羽織っていたピヨンを娘と勘違いしていた。
林の惨劇を目の当たりにしたウォンが馬車に駆け寄った際、
ヨンベク夫人は娘への遺言を託して息を引き取っていた。
その夜、邸に忍び込んだウォンとリンはサンと遭遇すると、
侍女だと思い込んで夫人の遺言を娘に告げるよう言付ける。
敵の狙いがサンだと悟ったヨンベクはピヨンを娘に仕立て、
自分の娘は顔に傷があるという噂を流すのだった・・・。
7年後、ウォンとリンは素性を隠して学者イ・スンヒュ邸を訪れ、
スンヒュの弟子となり美しく成長したソファ(サン)と再会する。
三人はスンヒュの酒を求めて山奥にある洞窟へ行く事になり、
ウォンは活発なサンに惹かれ、リンもまた想いを抱いていた・・・。
王宮では生粋の高麗人ではない世子の廃位を求める声が上がリ、
策士インはあの手この手でウォンを陥れようと画策していき、
ジョンは娘と婚姻することでヨンベクの財産を手に入れようとする。
母の仇である蛇入れ墨男を捜しに開京に訪れたサンは二人と再会し、
互いの素性を知らぬまま三人は友情を育んでいくのだが・・・
仇討ちに執着するサンがインの罠にはまって窮地に陥り、
サンの危機を助けている内にリンも恋心を抱いている事を自覚、
主君ウォンの想い人に恋してはいけないと葛藤するようになる。
サンはどちらに好意を抱いているのか微妙な感じで接していて、
想いを告げるウォンと、想いを隠すリンが対照的に描かれる。
やがてソファの素性に気づいたインがヨンベクを脅し、
王族であるジョンとサンの婚姻を強引に承諾させてしまう。
リンの報告を受けたウォンが婚儀に乗り込んで破談にすると、
インは忠烈王にプヨンという女を仕えさせて懐柔していき、
王と王妃の関係を悪化させ、世子を孤立させていく・・・
元成公主はワン家の娘ダンを元に贈る貢女にしてワン家を牽制、
ウォンは幼馴染みのダンを救うため世子妃にして守ろうと決意。
しかし世子妃選びの会で母が用意したのはヨンベクの娘だった。
ウォンはソファがヨンベクの娘である事を知って驚愕するが、
結果的にダンを世子妃とし、サンは貢女名簿に載せられる事に。
王はプヨンの焚く香によって精神を病んで床に伏すようになり、
元成公主は息子を守るために手段を選ばず画策していくが、
インの策略によって王、王妃、世子の仲が益々引き裂かれる。
さらに世子から想い人サンと親友リンも奪おうと謀略を巡らせ、
リンの恋心を利用して自分の計画に取り込もうと接触してくる。
その後、娘とリンの縁組みを考えたヨンベクが王宮で死に、
薬の包みが元成公主の部屋にあった事でウォンに疑われる。
リンはヨンベクの葬儀でサンを連れて遠方への逃避を計るが、
インの刺客に追いつかれてサンを守るために軍門に下る。
リンを王位に就けようとする奸臣らが集結してリンを迎え入れ、
その邸の奥で床に伏し衰弱した忠烈王を見たリンは驚愕する。
王はリンに小声でサンを救い、自分も救って欲しいと告げる・・・
内官がプヨンと通じてヨンベクを死に至らせたと知った公主は、
護衛を引き連れて王のいる邸に乗り込むが、これはインの罠で、
王を襲いに来た謀反者だとして、護衛は皆殺しにされてしまい、
側近がいなくなった元成公主は体調が悪化して息を引き取る。
リンは王の不調はプヨンの香だと激怒、逃走したプヨンは、
母の死で激怒して乗り込んできたウォンに斬られて死亡する。
リンは王をワン家の邸に運んで侍医に診せて香の毒性を知り、
サンはプヨンの遺体から解毒薬を見つけ出し王の命は救われる。
インの計画はリンを王位に就けて手なずける事だった。
王から王印を奪ったインはリンに王権譲位する書状を作成、
それを知ったジョンがウォンの元に現れ盗んできた書状を渡す。
友の裏切りに激怒したウォンはワン家に乗り込んでリンと対峙、
リンはウォンの刃を無防備で受けて重傷を負ってしまう。
リンはあえてソン・インの軍門に下ったふりをして内情を調べ、
謀反を計画していた奸臣らの名簿を手に入れていたのだった・・・。
サンは二人の前から姿を消すがソン・インに見つかって拉致され、
世子妃ダンも偽の情報で誘き寄せられて捕らえられてしまう。
インの刺客ムスクは侍女ピヨンと親しくなって情報を得ていた。
ダンが毒茶を飲まされたのを知ってインから解毒薬を盗み、
ピヨンに渡してダンを救うつもりが、毒茶はサンが飲んでいた。
ダンから事情を聞いたピヨンはウォンにサンの危機を伝え、
ウォンは解毒薬を持ってインが残した文に書かれた場所へ急ぐ。
負傷していたリンもウォンの後を追うが・・・
用済みのピヨンを殺害しろと命じられたムスクは不信感を抱き、
インが元に国を売ろうとしている事を知って反旗を翻し矢を放つ。
しかし矢は躱されて返り討ちにあい、ムスクは死亡してしまう。
ウォンに置いて行かれたリンがムスクの遺体から弓矢を取り・・・
ウォンは海岸の崖で馬車を見つけるがサンの姿は無かった。
そこにインが現れ一騎打ちになるがインの方が武芸が上回り、
絶体絶命の時にリンの放った矢がインを貫きウォンは助かる。
岩場でサンを見つけて解毒薬を飲ませサンは助かるが・・・
王宮では元の使者が元成公主の死の原因を王に追求していた。
そこにウォンが現れ、王命で母を殺した謀反者を討ったと伝える。
しかし王印を紛失した事を問われ元に釈明に来るよう告げられる。
王印はサンがインから盗んで持っていた。それに気づいたリンは、
父にワン家から除名するよう懇願し、全ての罪を被る事に・・・
反対勢力の首長としてリンは兵に追われて崖から転落、
遺体は謀反者として密かに葬られて騒動は幕を下ろす。
忠烈王は世子の功績を認めて王位を譲りウォンが王に就く。
ウォンが山に行くとサンの姿、傍らにはリンが・・・
リンの遺体は替え玉で二人は人里を離れて生きていく事に・・・
ウォンは精力的に政務に励み、月日は流れて王位を父に返上、
突然、元に赴いて以後10年間は高麗へ戻る事はなかった・・・。
リンが生きていてハッピーエンドな感じで終わるけど、
親の寵愛を得られず、家族以上の仲だった親友リンも去り、
心から愛したサンも去り、ウォンの切なさが漂ってしまった。
サンの恋心が曖昧すぎて三角関係の緊張感が弱い感じで、
物語の進行で恋心の変化が分かれば感情移入できたのになぁ。
顔芸の奸臣が生き残ったのが癪に障るし、
ピヨンはその後どうなったのだろう・・・

第25代・忠烈王とその息子26代・忠宣王の高麗時代。
忠烈王と元成公主(元のフビライの娘)の間に生まれたウォンは、
蒙古の血縁という理由で、周囲はおろか父王からも蔑まれていた。
険悪な仲の両親から寵愛を得られず孤独な幼少期を過ごすが、
12歳の時、王族ワン家の三男リンと出会って唯一の親友を得る。
ある日、リンと共に王宮の外へ飛び出したウォンは林の中で、
高麗一の大商人ウン・ヨンベクの商団が賊に襲われるのを目撃。
馬車内の夫人は殺害、散策に出ていた娘のサンは襲撃を逃れるが、
刺客に追いつかれ、サンを庇った侍女のピヨンが顔に刃を受ける。
襲撃は王位を狙うリンの兄ジョンが策士ソン・インを取り込み、
ヨンベクの財力を手に入れるために行った自作自演であった。
保護された娘はジョンによってヨンベク邸に送り届けられるが、
ジョンはサンの衣を羽織っていたピヨンを娘と勘違いしていた。
林の惨劇を目の当たりにしたウォンが馬車に駆け寄った際、
ヨンベク夫人は娘への遺言を託して息を引き取っていた。
その夜、邸に忍び込んだウォンとリンはサンと遭遇すると、
侍女だと思い込んで夫人の遺言を娘に告げるよう言付ける。
敵の狙いがサンだと悟ったヨンベクはピヨンを娘に仕立て、
自分の娘は顔に傷があるという噂を流すのだった・・・。
7年後、ウォンとリンは素性を隠して学者イ・スンヒュ邸を訪れ、
スンヒュの弟子となり美しく成長したソファ(サン)と再会する。
三人はスンヒュの酒を求めて山奥にある洞窟へ行く事になり、
ウォンは活発なサンに惹かれ、リンもまた想いを抱いていた・・・。
王宮では生粋の高麗人ではない世子の廃位を求める声が上がリ、
策士インはあの手この手でウォンを陥れようと画策していき、
ジョンは娘と婚姻することでヨンベクの財産を手に入れようとする。
母の仇である蛇入れ墨男を捜しに開京に訪れたサンは二人と再会し、
互いの素性を知らぬまま三人は友情を育んでいくのだが・・・
仇討ちに執着するサンがインの罠にはまって窮地に陥り、
サンの危機を助けている内にリンも恋心を抱いている事を自覚、
主君ウォンの想い人に恋してはいけないと葛藤するようになる。
サンはどちらに好意を抱いているのか微妙な感じで接していて、
想いを告げるウォンと、想いを隠すリンが対照的に描かれる。
やがてソファの素性に気づいたインがヨンベクを脅し、
王族であるジョンとサンの婚姻を強引に承諾させてしまう。
リンの報告を受けたウォンが婚儀に乗り込んで破談にすると、
インは忠烈王にプヨンという女を仕えさせて懐柔していき、
王と王妃の関係を悪化させ、世子を孤立させていく・・・
元成公主はワン家の娘ダンを元に贈る貢女にしてワン家を牽制、
ウォンは幼馴染みのダンを救うため世子妃にして守ろうと決意。
しかし世子妃選びの会で母が用意したのはヨンベクの娘だった。
ウォンはソファがヨンベクの娘である事を知って驚愕するが、
結果的にダンを世子妃とし、サンは貢女名簿に載せられる事に。
王はプヨンの焚く香によって精神を病んで床に伏すようになり、
元成公主は息子を守るために手段を選ばず画策していくが、
インの策略によって王、王妃、世子の仲が益々引き裂かれる。
さらに世子から想い人サンと親友リンも奪おうと謀略を巡らせ、
リンの恋心を利用して自分の計画に取り込もうと接触してくる。
その後、娘とリンの縁組みを考えたヨンベクが王宮で死に、
薬の包みが元成公主の部屋にあった事でウォンに疑われる。
リンはヨンベクの葬儀でサンを連れて遠方への逃避を計るが、
インの刺客に追いつかれてサンを守るために軍門に下る。
リンを王位に就けようとする奸臣らが集結してリンを迎え入れ、
その邸の奥で床に伏し衰弱した忠烈王を見たリンは驚愕する。
王はリンに小声でサンを救い、自分も救って欲しいと告げる・・・
内官がプヨンと通じてヨンベクを死に至らせたと知った公主は、
護衛を引き連れて王のいる邸に乗り込むが、これはインの罠で、
王を襲いに来た謀反者だとして、護衛は皆殺しにされてしまい、
側近がいなくなった元成公主は体調が悪化して息を引き取る。
リンは王の不調はプヨンの香だと激怒、逃走したプヨンは、
母の死で激怒して乗り込んできたウォンに斬られて死亡する。
リンは王をワン家の邸に運んで侍医に診せて香の毒性を知り、
サンはプヨンの遺体から解毒薬を見つけ出し王の命は救われる。
インの計画はリンを王位に就けて手なずける事だった。
王から王印を奪ったインはリンに王権譲位する書状を作成、
それを知ったジョンがウォンの元に現れ盗んできた書状を渡す。
友の裏切りに激怒したウォンはワン家に乗り込んでリンと対峙、
リンはウォンの刃を無防備で受けて重傷を負ってしまう。
リンはあえてソン・インの軍門に下ったふりをして内情を調べ、
謀反を計画していた奸臣らの名簿を手に入れていたのだった・・・。
サンは二人の前から姿を消すがソン・インに見つかって拉致され、
世子妃ダンも偽の情報で誘き寄せられて捕らえられてしまう。
インの刺客ムスクは侍女ピヨンと親しくなって情報を得ていた。
ダンが毒茶を飲まされたのを知ってインから解毒薬を盗み、
ピヨンに渡してダンを救うつもりが、毒茶はサンが飲んでいた。
ダンから事情を聞いたピヨンはウォンにサンの危機を伝え、
ウォンは解毒薬を持ってインが残した文に書かれた場所へ急ぐ。
負傷していたリンもウォンの後を追うが・・・
用済みのピヨンを殺害しろと命じられたムスクは不信感を抱き、
インが元に国を売ろうとしている事を知って反旗を翻し矢を放つ。
しかし矢は躱されて返り討ちにあい、ムスクは死亡してしまう。
ウォンに置いて行かれたリンがムスクの遺体から弓矢を取り・・・
ウォンは海岸の崖で馬車を見つけるがサンの姿は無かった。
そこにインが現れ一騎打ちになるがインの方が武芸が上回り、
絶体絶命の時にリンの放った矢がインを貫きウォンは助かる。
岩場でサンを見つけて解毒薬を飲ませサンは助かるが・・・
王宮では元の使者が元成公主の死の原因を王に追求していた。
そこにウォンが現れ、王命で母を殺した謀反者を討ったと伝える。
しかし王印を紛失した事を問われ元に釈明に来るよう告げられる。
王印はサンがインから盗んで持っていた。それに気づいたリンは、
父にワン家から除名するよう懇願し、全ての罪を被る事に・・・
反対勢力の首長としてリンは兵に追われて崖から転落、
遺体は謀反者として密かに葬られて騒動は幕を下ろす。
忠烈王は世子の功績を認めて王位を譲りウォンが王に就く。
ウォンが山に行くとサンの姿、傍らにはリンが・・・
リンの遺体は替え玉で二人は人里を離れて生きていく事に・・・
ウォンは精力的に政務に励み、月日は流れて王位を父に返上、
突然、元に赴いて以後10年間は高麗へ戻る事はなかった・・・。
リンが生きていてハッピーエンドな感じで終わるけど、
親の寵愛を得られず、家族以上の仲だった親友リンも去り、
心から愛したサンも去り、ウォンの切なさが漂ってしまった。
サンの恋心が曖昧すぎて三角関係の緊張感が弱い感じで、
物語の進行で恋心の変化が分かれば感情移入できたのになぁ。
顔芸の奸臣が生き残ったのが癪に障るし、
ピヨンはその後どうなったのだろう・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
張禧嬪
韓国時代劇ドラマ10作目を観終えた(全24話)

第19代国王・肅宗の朝鮮時代が舞台。
主人公のオクチョンこと張禧嬪は朝鮮3大悪女として、
悪名の高い人物らしいが本作では善良に描かれている。
貧しい家庭に生まれたチャン・オクチョン。
ある日、狩りに遭って一家は離散、父親は死亡、
兄は行方不明、母は捕らえられて連行されてしまう。
父の友人カン氏の未亡人に引き取られたオクチョンは、
夫人の元で針仕事を学び、裁縫の才能を開花させる。
夫人は芙蓉亭という服店を経営しつつ針子教室を開き、
孤児たちに針仕事を教えて多くの教え子を雇っていた。
仕立て服のアイデア探しで書店に行ったオクチョンは、
密かに王宮を抜け出してきた世子イ・スンと遭遇する。
幼少時に出会って恋心を抱きつつ離れ離れになり、
大人になって再会しても気づかない典型的なパターン。
オクチョンの伯父チャン・ヒョンは自分の娘を宮女にし、
王族の福善君に嫁がせて地位を手に入れようとするが失敗。
南人派のヒョンは西人派重臣ミン・ユジュに娘の助命を懇願、
しかし拷問を受けた娘は牢で自殺、ミン氏への復讐を誓う。
ヒョンは娘の仇討ちにオクチョンの利用を考え、
あらゆる手を尽くして姪を計画に協力させようと画策する。
芙蓉亭の倉庫にヒョンの配下が火を放って火事を起こし、
オクチョンの救出に入ったカン夫人は死亡してしまう。
月日は流れ・・・芙蓉亭の経営者となっていたオクチョン。
彼女の仕立てる韓服は独創的で多くの人から評価を得ていた。
上流階級客向けに開催されたファッションショーでは、
用意した服が全て受注になりショーは大盛況を迎えていた。
オクチョンの母は大王大妃の甥サソクの使用人となっていて、
だという事でサソク夫人から日々虐待を受けていた。
その夫人がショーに乱入、オクチョンがの子だと明かし、
暴漢を引き入れて会場を荒らし、全ての受注は白紙になる。
その頃、王宮では世子イ・スンの妃選びが本格化していた。
大妃キム氏は重臣ミンの娘イニョンを世子妃にするため、
スンとイニョンが偶然出会うように画策するのだが、
手違いによってオクチョンとスンが出会ってしまう。
その後もスンとオクチョンは何度も遭遇を繰り返すが、
お互い幼少時に出会った事に気づかない不思議な展開。
世子妃選びでは大妃とミン氏が水面下で候補者を辞退させ、
候補者がイニョン一人となるがインギョンが遅れて現れる。
(オクチョンは選考会でインギョンの世話役を務めていた)
大妃とミン氏を警戒するスンはインギョンを世子妃とする。
病で伏していた顕宗が崩御して粛宗ことイ・スンが即位。
父の遺勅でミン氏ら西人派を排除し南人派を重職に就けるが、
この機会に南人派は福善君を王位に就けようと謀反を企む。
そして狩りに出たスンが刺客に襲われ負傷して倒れた所に、
清国へ逃亡しようとしていたオクチョン母娘が遭遇する。
山小屋でスンを介抱した母娘はサソクの追っ手に捕まり、
山小屋を離れていたスンは駆けつけた護衛に保護される。
大王大妃から野心のある宮女を探すよう命じられたサソクは、
母の無事を約束する代わりにオクチョンを宮女に仕立てる。
オクチョンは大王大妃に仕えつつ針房で働くことになり、
大王大妃に王に引き合わされ、その時にスンが王だと知る。
スンの暗殺に失敗した南人派は福善君を王位に就けるため、
宴を催して謀反を起こすが協力したヒョンが寝返って失敗、
福善君ら首謀者は処刑、謀反を報せたヒョンは助命される。
再び西人派が重職に返り咲きミンも王宮へ戻ってくる。
ヒョンは商人の財力と顔の広さでスンに協力するようになり、
彼の配下には妹を守ろうとするオクチョン兄の姿もあった。
一方、ミンには清国から来た大富豪のチンが接触していた。
この男はカン夫人の養子チスでオクチョンの幼馴染みである。
宮中に入って遭遇する機会が増えるオクチョンとスン。
インギョン王妃は民との交流で痘瘡を患い呆気なく死去、
スンの妹に贈られた馬が暴れてオクチョンを庇ったスンは、
昏倒して床に伏しオクチョンは宮中を追われ東平君が保護。
大妃はスンが昏睡中にイニョンを王妃に決定するが、
息子の回復を願ったお祓いで体調を崩し病気がちになる。
夢で幼少時の少女がオクチョンだと気づいて目覚めるスン。
東平君の邸で二人はようやく幼少時の相手だと気づく。
大妃主導でスンとイニョンの婚儀が行われるが、
初夜、スンは王妃の元へ行かずオクチョンと結ばれる。
大妃や大臣達が反対する中、オクチョンは禧嬪となり、
大妃はミン氏と共謀し彼女を排除しようと画策していく。
殺されそうになるわ、不妊薬を飲まされそうになるわ、
身篭ると流産させられるわ、母を呼んで辱められるわ、
度重なる嫌がらせと、母への侮辱に堪忍袋の緒が切れ、
オクチョンは王妃を排除しようと謀略で窮地に追い込み、
大妃は王妃を庇って罪を被り、その後亡くなってしまう。
やがてオクチャンが身籠もり無事に息子ユンを産むと、
スンは息子を世子にすると宣言、大臣達の猛反発にあう。
スンはオクチョンを王妃にするため一計を投じて床に伏すと、
ミンや大臣達は新王の擁立を画策し東平君に接触する。
ミンの説得に応じた東平君だが全てはスンの策略であり、
東平君は謀反の首謀者たちの連名状を手に入れていた。
再び西人派が排除され、サソクら南人派が返り咲き、
イニョン王妃は廃妃となってオクチョンが王妃となる。
オクチョンを手に入れたいチンがミンやイニョンと接触、
王妃返り咲きの計画を伝え、イニョンの使用人チェを利用、
宮女にして王に近づかせ、民の人心を集めて宮中を揺さぶる。
王妃となったものの日々不安に駆られるオクチョンは、
チンの謀略に填まり、浅はかな行動で自分の首を絞める。
ヒョンやオクニョンの兄も謀略に陥って投獄され、
身内の悪事で立場が危うくなったオクチョンを守るため、
スンはイニョンを王妃に復位させ、西人派を復職させる。
オクチョンは禧嬪に格下げ、息子ユンは王妃が育てる事に。
しばらくして王妃が病で伏せ、ユンは痘瘡を患ってしまう。
息子の回復を願ってオクチョンは禁じられている祈祷を行い、
ユンは回復するが、イニョン王妃は死去してしまう。
オクチョンの祈祷を盗み見たチェがオクチョンを告発、
チェの策略により祭壇から呪詛の証拠が見つかり万事休す。
大臣らはオクチョンの死罪を求め、八方塞がりに陥る。
オクチョンは軽率な行動でスンを窮地に追い込んだとして、
スンに賜死を命じるよう懇願、ユンの命の保証を訴える。
スンは西人派に協力していたチンを密かに宮中に呼び寄せ、
オクチョンを救うため、誘拐して清国への逃亡を託すが・・・
なんとなく最初から最後まで哀しい感じの物語。
オクチョンは裁縫に天賦の才がある設定だったけど、
途中からはその設定が全く活かされなかった・・・。
執拗な虐めや嫌がらせに耐えて成り上がるオクチョンだが、
王妃になった途端、嫉妬や不安に駆られて醜い行動を起こす。
王に色目を使ったと宮女に不妊薬を飲ませようとしたり、
王と床入りした(実は何も無い)チェを鞭で拷問したり、
廃妃となったイニョンに会いに行って脅迫したり・・・
自分がやられたことをすぐ実行する事に引いてしまった。
あと・・・チスは登場させないほうが良かったのでは・・・
どういう経緯で清国で大富豪になったのか分からないし、
オクチョンに恋心を寄せているのに嫌がらせばかりだし。
オクチョンは他のドラマでも扱われているらしいので、
悪女として描かれている作品も観てみたい。

第19代国王・肅宗の朝鮮時代が舞台。
主人公のオクチョンこと張禧嬪は朝鮮3大悪女として、
悪名の高い人物らしいが本作では善良に描かれている。
貧しい家庭に生まれたチャン・オクチョン。
ある日、狩りに遭って一家は離散、父親は死亡、
兄は行方不明、母は捕らえられて連行されてしまう。
父の友人カン氏の未亡人に引き取られたオクチョンは、
夫人の元で針仕事を学び、裁縫の才能を開花させる。
夫人は芙蓉亭という服店を経営しつつ針子教室を開き、
孤児たちに針仕事を教えて多くの教え子を雇っていた。
仕立て服のアイデア探しで書店に行ったオクチョンは、
密かに王宮を抜け出してきた世子イ・スンと遭遇する。
幼少時に出会って恋心を抱きつつ離れ離れになり、
大人になって再会しても気づかない典型的なパターン。
オクチョンの伯父チャン・ヒョンは自分の娘を宮女にし、
王族の福善君に嫁がせて地位を手に入れようとするが失敗。
南人派のヒョンは西人派重臣ミン・ユジュに娘の助命を懇願、
しかし拷問を受けた娘は牢で自殺、ミン氏への復讐を誓う。
ヒョンは娘の仇討ちにオクチョンの利用を考え、
あらゆる手を尽くして姪を計画に協力させようと画策する。
芙蓉亭の倉庫にヒョンの配下が火を放って火事を起こし、
オクチョンの救出に入ったカン夫人は死亡してしまう。
月日は流れ・・・芙蓉亭の経営者となっていたオクチョン。
彼女の仕立てる韓服は独創的で多くの人から評価を得ていた。
上流階級客向けに開催されたファッションショーでは、
用意した服が全て受注になりショーは大盛況を迎えていた。
オクチョンの母は大王大妃の甥サソクの使用人となっていて、
だという事でサソク夫人から日々虐待を受けていた。
その夫人がショーに乱入、オクチョンがの子だと明かし、
暴漢を引き入れて会場を荒らし、全ての受注は白紙になる。
その頃、王宮では世子イ・スンの妃選びが本格化していた。
大妃キム氏は重臣ミンの娘イニョンを世子妃にするため、
スンとイニョンが偶然出会うように画策するのだが、
手違いによってオクチョンとスンが出会ってしまう。
その後もスンとオクチョンは何度も遭遇を繰り返すが、
お互い幼少時に出会った事に気づかない不思議な展開。
世子妃選びでは大妃とミン氏が水面下で候補者を辞退させ、
候補者がイニョン一人となるがインギョンが遅れて現れる。
(オクチョンは選考会でインギョンの世話役を務めていた)
大妃とミン氏を警戒するスンはインギョンを世子妃とする。
病で伏していた顕宗が崩御して粛宗ことイ・スンが即位。
父の遺勅でミン氏ら西人派を排除し南人派を重職に就けるが、
この機会に南人派は福善君を王位に就けようと謀反を企む。
そして狩りに出たスンが刺客に襲われ負傷して倒れた所に、
清国へ逃亡しようとしていたオクチョン母娘が遭遇する。
山小屋でスンを介抱した母娘はサソクの追っ手に捕まり、
山小屋を離れていたスンは駆けつけた護衛に保護される。
大王大妃から野心のある宮女を探すよう命じられたサソクは、
母の無事を約束する代わりにオクチョンを宮女に仕立てる。
オクチョンは大王大妃に仕えつつ針房で働くことになり、
大王大妃に王に引き合わされ、その時にスンが王だと知る。
スンの暗殺に失敗した南人派は福善君を王位に就けるため、
宴を催して謀反を起こすが協力したヒョンが寝返って失敗、
福善君ら首謀者は処刑、謀反を報せたヒョンは助命される。
再び西人派が重職に返り咲きミンも王宮へ戻ってくる。
ヒョンは商人の財力と顔の広さでスンに協力するようになり、
彼の配下には妹を守ろうとするオクチョン兄の姿もあった。
一方、ミンには清国から来た大富豪のチンが接触していた。
この男はカン夫人の養子チスでオクチョンの幼馴染みである。
宮中に入って遭遇する機会が増えるオクチョンとスン。
インギョン王妃は民との交流で痘瘡を患い呆気なく死去、
スンの妹に贈られた馬が暴れてオクチョンを庇ったスンは、
昏倒して床に伏しオクチョンは宮中を追われ東平君が保護。
大妃はスンが昏睡中にイニョンを王妃に決定するが、
息子の回復を願ったお祓いで体調を崩し病気がちになる。
夢で幼少時の少女がオクチョンだと気づいて目覚めるスン。
東平君の邸で二人はようやく幼少時の相手だと気づく。
大妃主導でスンとイニョンの婚儀が行われるが、
初夜、スンは王妃の元へ行かずオクチョンと結ばれる。
大妃や大臣達が反対する中、オクチョンは禧嬪となり、
大妃はミン氏と共謀し彼女を排除しようと画策していく。
殺されそうになるわ、不妊薬を飲まされそうになるわ、
身篭ると流産させられるわ、母を呼んで辱められるわ、
度重なる嫌がらせと、母への侮辱に堪忍袋の緒が切れ、
オクチョンは王妃を排除しようと謀略で窮地に追い込み、
大妃は王妃を庇って罪を被り、その後亡くなってしまう。
やがてオクチャンが身籠もり無事に息子ユンを産むと、
スンは息子を世子にすると宣言、大臣達の猛反発にあう。
スンはオクチョンを王妃にするため一計を投じて床に伏すと、
ミンや大臣達は新王の擁立を画策し東平君に接触する。
ミンの説得に応じた東平君だが全てはスンの策略であり、
東平君は謀反の首謀者たちの連名状を手に入れていた。
再び西人派が排除され、サソクら南人派が返り咲き、
イニョン王妃は廃妃となってオクチョンが王妃となる。
オクチョンを手に入れたいチンがミンやイニョンと接触、
王妃返り咲きの計画を伝え、イニョンの使用人チェを利用、
宮女にして王に近づかせ、民の人心を集めて宮中を揺さぶる。
王妃となったものの日々不安に駆られるオクチョンは、
チンの謀略に填まり、浅はかな行動で自分の首を絞める。
ヒョンやオクニョンの兄も謀略に陥って投獄され、
身内の悪事で立場が危うくなったオクチョンを守るため、
スンはイニョンを王妃に復位させ、西人派を復職させる。
オクチョンは禧嬪に格下げ、息子ユンは王妃が育てる事に。
しばらくして王妃が病で伏せ、ユンは痘瘡を患ってしまう。
息子の回復を願ってオクチョンは禁じられている祈祷を行い、
ユンは回復するが、イニョン王妃は死去してしまう。
オクチョンの祈祷を盗み見たチェがオクチョンを告発、
チェの策略により祭壇から呪詛の証拠が見つかり万事休す。
大臣らはオクチョンの死罪を求め、八方塞がりに陥る。
オクチョンは軽率な行動でスンを窮地に追い込んだとして、
スンに賜死を命じるよう懇願、ユンの命の保証を訴える。
スンは西人派に協力していたチンを密かに宮中に呼び寄せ、
オクチョンを救うため、誘拐して清国への逃亡を託すが・・・
なんとなく最初から最後まで哀しい感じの物語。
オクチョンは裁縫に天賦の才がある設定だったけど、
途中からはその設定が全く活かされなかった・・・。
執拗な虐めや嫌がらせに耐えて成り上がるオクチョンだが、
王妃になった途端、嫉妬や不安に駆られて醜い行動を起こす。
王に色目を使ったと宮女に不妊薬を飲ませようとしたり、
王と床入りした(実は何も無い)チェを鞭で拷問したり、
廃妃となったイニョンに会いに行って脅迫したり・・・
自分がやられたことをすぐ実行する事に引いてしまった。
あと・・・チスは登場させないほうが良かったのでは・・・
どういう経緯で清国で大富豪になったのか分からないし、
オクチョンに恋心を寄せているのに嫌がらせばかりだし。
オクチョンは他のドラマでも扱われているらしいので、
悪女として描かれている作品も観てみたい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
阿蘭使道
韓国時代劇ドラマ9作目を観終えた(全20話)

朝鮮時代の慶尚道密陽に伝わる怪談を基にした物語らしい。
顔の白い死神とか幽霊が出てきて、えっ!?と思っていると、
天上界で閻魔大王と玉皇上帝が碁をしていて口があんぐり。
背中が花畑のヤギもいてナンジャコリャ?の第一印象。
元宰相キム・ウンブ大監の息子ウノは失踪した母を探すため、
使用人のトルセを伴い密陽へ赴き、女幽霊のアランと出会う。
記憶喪失の彼女は名前も死因も分からず現世を彷徨っていて、
幽霊を認識できるウノに真相究明の協力を申し出る。
他人に興味のないウノはアランの申し出を拒否するが、
彼女が母のかんざしを持っていた事で関係があると思い直し、
密陽の地方官である使道となってアランの死因を調査し始める。
ウノは幽霊が見えるし会話はもちろん触れる事も出来る。
調査の結果、アランが生前イ・ソリムという名で、
チェ大監の息子ジュワルの許嫁であった事を突き止めるが、
ジュワルはイ・ソリムの事を覚えていなかった・・・。
やがて村はずれからイ・ソリムの遺体が発見され、
無惨な遺体に衝撃を受けたアランは巫女のパンウルを頼り、
彼女の協力により死神ムヨンと三途の川を渡り天界へ赴く。
玉皇上帝と閻魔大王に対面したアランは死の真相を問うが、
自分で真実を明かせと人間に戻され現世へ送り返される。
アランが人間でいられるのは三度目の満月の日まで。
真相を明かせない場合は地獄、明かした場合は天上へ送られ、
真実に辿りついたら玉皇上帝が鐘を鳴らすと言われていた。
ウノは人間として現れたアランに驚きつつ捜査の続行を決意、
見知らぬ女の出現にトルセは警戒と嫉妬を抱くようになり、
巫女のパンウルに相談するうちに二人は親密になっていく。
ある女の命令でジュワルはウノ邸に忍び込んでアランを殺害、
山小屋へ運び、女に報告して戻ると遺体が消えていて驚愕する。
アランの寝床に血の跡を見たウノは彼女を探して森へ行き、
山小屋から逃げてきたアランと遭遇して邸へ連れ帰る。
アランは人間になった時に不死の体になっていた。
彼女から山小屋の存在を聞いたウノは翌日トルセと森へ赴き、
小屋で母のかんざしを発見、地中から大量の人骨を見つけ、
周辺では護符が何枚も見つかり、役人に遺品の回収を命じる。
ジュワルは密かに山小屋から女を避難させていた・・・。
この女の名はホンリョン。死神ムヨンの妹ムリョンである。
天女であるにもかかわらず欲望を抑えられずに天界から逃れ、
人間の女性の願いを聞く代わりに憑依して力をつけていた。
ホンリョンの力で代々邸に住む大監は権力を欲しいままにし、
チェ大監とジュワルも彼女に服従して地位を手に入れていた。
護符で身を隠していたホンリョンは封印が解かれて焦り、
チェ大監の敷地奥にある邸の地下室で悪霊を呼び覚まし、
死神たちを襲わせ、それを知った閻魔大王は激しく憤る。
満月の日にアランが逃げた事で力の増長を妨げられた女は、
ジュワルに彼女の心を掴んで連れてくるよう命じるが・・・
ウノとアランはいつしか惹かれ合うようになるのだが、
三度目の満月までの命だとアランは恋心を封印して接する。
ムヨンはウノが悪霊を扇子で消滅させるのを見て正体を訝しむが、
扇子もかんざしも武芸を教えてくれた師匠から与えられた物で、
この師匠が実は仮の姿で現世に現れた玉皇上帝だった・・・。
民の相談によりチェ大監の悪事や横領を知ったウノは、
大監が貯め込んだ年貢を民衆に返還、怒り狂ったチェ大監は、
配下に命じてウノの殺害を命じるがことごとく失敗する。
ウノは大監の敷地に忍び込み、柱にあった奇妙な文字を発見、
山にあった護符と同じものだと気付いて巫女に調査を依頼する。
大監の邸に強力な結界が張られていることを知ったウノは、
死神ムヨンと共に敷地奥にある邸の地下室へ降りていくと、
そこに居たのはウノの母に憑依したホンリョンだった。
ムヨンは玉皇上帝から授けられた短剣で彼女を刺そうとするが、
母と再会したウノはムヨンの攻撃の邪魔をして逃してしまう。
密陽へやって来た父から祖父がチェ大監の謀略で殺され、
その復讐のために母が単身で密陽へやってきた事を知るウノ。
母はチェ大監を毒殺しようとするが失敗、しかし死刑にならず、
その後は姿を見た者がいないことを村人から教えられる。
チェ大監は観察使と手を組み謀反の罪でウノとトルセを捕縛、
アランを人質にウノに罪を認めさせて死罪を告げるのだが、
危機一髪でウノの父ウンブ大監が現れ王命により息子の無実と、
チェ大監の悪事を暴く。チェ大監は財産没収され投獄される。
ホンリョンの力が弱まりアランやジュワルの記憶が戻り始める。
アランはイ・ソリムがウノの母の刃で殺された映像が浮かび、
ジュワルは自分が遺棄した女が許嫁イ・ソリムだった映像が蘇る。
アランはウノの母を救うためにホンリョンに身を捧げようとするが、
間一髪でジュワルが阻止、駆けつけたウノがアランを保護する。
ホンリョンにウノ母の人格が現れ、ウノに殺して欲しいと懇願、
ウノは思い迷うが夢に玉皇上帝が現れ母は助からないと告げられる。
決心したウノは死神ムヨンと協力してホンリョンにかんざしを刺し、
ムリョンが出現した時にムヨンが玉皇上帝の剣で魂を消滅させる。
妹の後を追うようにムヨンは自分の胸に剣を刺し消滅する・・・。
アランが真相を究明した時に鳴らされるはずの鐘の音が聞こえない。
茫然とする彼女にウノはムヨンから教えられていた手段を明かす。
二人は巫女のパンウルの手引きにより魂になって黄泉の森へ行き、
ウノが生死簿倉庫に入ってアランの生死簿を見つけるのだが・・・
彼女を殺したのは・・・更にウノは自分の生死簿を見て驚愕する。
いろいろ謎解きが明かされて時は流れ・・・
ウノとアランは転生した現世で幼少時に再会を果たすが、
前世の記憶を持つアランが記憶を失ったウノを責めている。
そのまま大人になってウノは新たな恋を描こうと告げる。
いろいろとクエスチョンが灯った物語。
ホンリョンは結局、何が目的だったのだろう・・・
服従するジュワルも幸せな人生を得られていないし・・・
ウノも自分を捨てた母と再会して感動するのに違和感・・・
閻魔大王と玉皇上帝がアランに出した条件は不条理すぎるし、
人間の力を信じるとか言いつつウノもアランも人間じゃないし。
で最後に生死簿を見て真相究明って・・・今までの苦労は!?
ホンリョン女優の狂気的な演技が迫力があって怖かったけど、
視聴者はホンリョン=ウノの母だと早々に分かってしまうので、
ウノが母と再会する場面に何の緊張感も驚愕もないんだよなぁ。
ホンリョンが顔を隠していれば楽しめたのに・・・
他でも視聴者が知っているのに登場人物が知らない設定が多く、
主人公たちと同じ視点で物語に入り込めないのが残念。
構成をシンプルにして、ホンリョンの素性を隠して進行したら、
ミステリー要素も高まって緊張感が続いたかも知れない・・・。

朝鮮時代の慶尚道密陽に伝わる怪談を基にした物語らしい。
顔の白い死神とか幽霊が出てきて、えっ!?と思っていると、
天上界で閻魔大王と玉皇上帝が碁をしていて口があんぐり。
背中が花畑のヤギもいてナンジャコリャ?の第一印象。
元宰相キム・ウンブ大監の息子ウノは失踪した母を探すため、
使用人のトルセを伴い密陽へ赴き、女幽霊のアランと出会う。
記憶喪失の彼女は名前も死因も分からず現世を彷徨っていて、
幽霊を認識できるウノに真相究明の協力を申し出る。
他人に興味のないウノはアランの申し出を拒否するが、
彼女が母のかんざしを持っていた事で関係があると思い直し、
密陽の地方官である使道となってアランの死因を調査し始める。
ウノは幽霊が見えるし会話はもちろん触れる事も出来る。
調査の結果、アランが生前イ・ソリムという名で、
チェ大監の息子ジュワルの許嫁であった事を突き止めるが、
ジュワルはイ・ソリムの事を覚えていなかった・・・。
やがて村はずれからイ・ソリムの遺体が発見され、
無惨な遺体に衝撃を受けたアランは巫女のパンウルを頼り、
彼女の協力により死神ムヨンと三途の川を渡り天界へ赴く。
玉皇上帝と閻魔大王に対面したアランは死の真相を問うが、
自分で真実を明かせと人間に戻され現世へ送り返される。
アランが人間でいられるのは三度目の満月の日まで。
真相を明かせない場合は地獄、明かした場合は天上へ送られ、
真実に辿りついたら玉皇上帝が鐘を鳴らすと言われていた。
ウノは人間として現れたアランに驚きつつ捜査の続行を決意、
見知らぬ女の出現にトルセは警戒と嫉妬を抱くようになり、
巫女のパンウルに相談するうちに二人は親密になっていく。
ある女の命令でジュワルはウノ邸に忍び込んでアランを殺害、
山小屋へ運び、女に報告して戻ると遺体が消えていて驚愕する。
アランの寝床に血の跡を見たウノは彼女を探して森へ行き、
山小屋から逃げてきたアランと遭遇して邸へ連れ帰る。
アランは人間になった時に不死の体になっていた。
彼女から山小屋の存在を聞いたウノは翌日トルセと森へ赴き、
小屋で母のかんざしを発見、地中から大量の人骨を見つけ、
周辺では護符が何枚も見つかり、役人に遺品の回収を命じる。
ジュワルは密かに山小屋から女を避難させていた・・・。
この女の名はホンリョン。死神ムヨンの妹ムリョンである。
天女であるにもかかわらず欲望を抑えられずに天界から逃れ、
人間の女性の願いを聞く代わりに憑依して力をつけていた。
ホンリョンの力で代々邸に住む大監は権力を欲しいままにし、
チェ大監とジュワルも彼女に服従して地位を手に入れていた。
護符で身を隠していたホンリョンは封印が解かれて焦り、
チェ大監の敷地奥にある邸の地下室で悪霊を呼び覚まし、
死神たちを襲わせ、それを知った閻魔大王は激しく憤る。
満月の日にアランが逃げた事で力の増長を妨げられた女は、
ジュワルに彼女の心を掴んで連れてくるよう命じるが・・・
ウノとアランはいつしか惹かれ合うようになるのだが、
三度目の満月までの命だとアランは恋心を封印して接する。
ムヨンはウノが悪霊を扇子で消滅させるのを見て正体を訝しむが、
扇子もかんざしも武芸を教えてくれた師匠から与えられた物で、
この師匠が実は仮の姿で現世に現れた玉皇上帝だった・・・。
民の相談によりチェ大監の悪事や横領を知ったウノは、
大監が貯め込んだ年貢を民衆に返還、怒り狂ったチェ大監は、
配下に命じてウノの殺害を命じるがことごとく失敗する。
ウノは大監の敷地に忍び込み、柱にあった奇妙な文字を発見、
山にあった護符と同じものだと気付いて巫女に調査を依頼する。
大監の邸に強力な結界が張られていることを知ったウノは、
死神ムヨンと共に敷地奥にある邸の地下室へ降りていくと、
そこに居たのはウノの母に憑依したホンリョンだった。
ムヨンは玉皇上帝から授けられた短剣で彼女を刺そうとするが、
母と再会したウノはムヨンの攻撃の邪魔をして逃してしまう。
密陽へやって来た父から祖父がチェ大監の謀略で殺され、
その復讐のために母が単身で密陽へやってきた事を知るウノ。
母はチェ大監を毒殺しようとするが失敗、しかし死刑にならず、
その後は姿を見た者がいないことを村人から教えられる。
チェ大監は観察使と手を組み謀反の罪でウノとトルセを捕縛、
アランを人質にウノに罪を認めさせて死罪を告げるのだが、
危機一髪でウノの父ウンブ大監が現れ王命により息子の無実と、
チェ大監の悪事を暴く。チェ大監は財産没収され投獄される。
ホンリョンの力が弱まりアランやジュワルの記憶が戻り始める。
アランはイ・ソリムがウノの母の刃で殺された映像が浮かび、
ジュワルは自分が遺棄した女が許嫁イ・ソリムだった映像が蘇る。
アランはウノの母を救うためにホンリョンに身を捧げようとするが、
間一髪でジュワルが阻止、駆けつけたウノがアランを保護する。
ホンリョンにウノ母の人格が現れ、ウノに殺して欲しいと懇願、
ウノは思い迷うが夢に玉皇上帝が現れ母は助からないと告げられる。
決心したウノは死神ムヨンと協力してホンリョンにかんざしを刺し、
ムリョンが出現した時にムヨンが玉皇上帝の剣で魂を消滅させる。
妹の後を追うようにムヨンは自分の胸に剣を刺し消滅する・・・。
アランが真相を究明した時に鳴らされるはずの鐘の音が聞こえない。
茫然とする彼女にウノはムヨンから教えられていた手段を明かす。
二人は巫女のパンウルの手引きにより魂になって黄泉の森へ行き、
ウノが生死簿倉庫に入ってアランの生死簿を見つけるのだが・・・
彼女を殺したのは・・・更にウノは自分の生死簿を見て驚愕する。
いろいろ謎解きが明かされて時は流れ・・・
ウノとアランは転生した現世で幼少時に再会を果たすが、
前世の記憶を持つアランが記憶を失ったウノを責めている。
そのまま大人になってウノは新たな恋を描こうと告げる。
いろいろとクエスチョンが灯った物語。
ホンリョンは結局、何が目的だったのだろう・・・
服従するジュワルも幸せな人生を得られていないし・・・
ウノも自分を捨てた母と再会して感動するのに違和感・・・
閻魔大王と玉皇上帝がアランに出した条件は不条理すぎるし、
人間の力を信じるとか言いつつウノもアランも人間じゃないし。
で最後に生死簿を見て真相究明って・・・今までの苦労は!?
ホンリョン女優の狂気的な演技が迫力があって怖かったけど、
視聴者はホンリョン=ウノの母だと早々に分かってしまうので、
ウノが母と再会する場面に何の緊張感も驚愕もないんだよなぁ。
ホンリョンが顔を隠していれば楽しめたのに・・・
他でも視聴者が知っているのに登場人物が知らない設定が多く、
主人公たちと同じ視点で物語に入り込めないのが残念。
構成をシンプルにして、ホンリョンの素性を隠して進行したら、
ミステリー要素も高まって緊張感が続いたかも知れない・・・。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
太陽抱月
韓国時代劇ドラマ8作目を観終えた(全20話)

成祖王が統治する架空の朝鮮王朝が物語の舞台。
王母ユン大妃は甥で重臣のユン・デヒョンと共謀し、
成祖の異母弟ウィソン君を逆賊に仕立てて殺害する。
殺害現場を目撃した星宿庁の巫女アリが命を狙われて逃走、
重臣ホ・ヨンジェの妻シン氏の籠に匿われて窮地を救われる。
アリは身重のシン氏に月のような女子が生まれると予言するが、
その子の不吉な運命を感じ取り、必ず子を守ると約束する。
シン氏と別れた後にアリは追っ手に捕らえられ処刑されるが、
アリは牢獄を訪れた親友ノギョンに女子を守るよう託していた。
13年後。宮殿では科挙合格者が王から褒美を賜る儀式が行われ、
ヨンジェの娘ヨヌは母と共に主席合格した兄のヨムを見に来ていた。
蝶に惹かれて場を離れたヨヌは、塀を越えようとする少年と遭遇、
論語で返答するヨヌに驚いた少年は使いの者に謎かけ文を託す。
この少年が成祖の世嗣である世子のイ・フォンであり、
塀を越えて会いたい相手が異母兄の陽明君(ヤンミョングン)だった。
陽明君は側室の子で王の寵愛を受けるフォンとは対照的に冷遇され、
王宮に入ることも許されず、しばしば気ままな放浪旅をしていた。
市場で子供を使って石詐欺をする男から子供を助けた陽明君は、
ホ家に行って想い人ヨヌを眺め、詐欺師から奪った解憂石を塀に置く。
庭先に回って剣の稽古をしていた親友のヨムとキム・ジェウンと再会、
3人は身分の違いはあれど固い友情で結ばれていた。
その後、世子の講師として主席合格者のヨムが選ばれ、
謎かけ文を解いたヨヌはあの時の少年が世子だと気づく。
世子もヨムが科挙の主席と知り、あの時の少女の兄だと知り、
ヨムを師匠と認め、反抗的だった態度を改め勉学に励む。
ヨヌは街へ行って紙を買い、花を飾った反省文を世子へ送り、
達筆で見識の高いヨヌのことが益々気に入る世子だった。
世子の妹・ミナ王女はイケメンのヨムに一目惚れしていて、
世子が学友と師匠を同時に得た事を喜んだ王と重臣達は、
ミナ王女にも歳の近い学友を付けようという話が持ち上がる。
デヒョンの娘ボギョンとヨンジェの娘ヨヌが候補に選ばれると、
ユン大妃は国巫女ノギョンを呼んで顔相を見させ妃の資質を問う。
ノギョンはヨヌを見て親友アリの託した女子だと気づくが、
ボギョンも太陽と対をなす、もう一つの月と知って驚くのだった。
ユン大妃の願い通りボギョンが世子の妃になると告げる。
ヨムに恋い焦がれるミナ王女は妹のヨヌを贔屓して仲良くし、
相手にされないボギョンはヨヌへの嫉妬心を募らせていく。
娘を学友にしたのに何の成果も挙げない事に焦ったデヒョンは、
ユン大妃と妃選びの話を進めボギョンを世子嬪にしようと計画。
世子はデヒョンとユン大妃の企みで世子嬪が内定済だと知り、
成均館の儒生たちに示威行動を起こさせて内定を白紙に戻す。
世子の行動に父王は感心、公平な世子嬪選びを王自らが行い、
王の問いに見事な答えを返したヨヌが世子嬪となるが・・・
計画の失敗に焦ったユン大妃は国巫女ノギョンを呼び寄せ、
呪術でヨヌを殺害するよう命じ、ヨヌは原因不明の病に倒れる。
反対勢力の重臣達は不吉なヨヌを宮廷から追い出すよう声を挙げ、
邸に閉じ込められた世子は彼女の追放を防げなかった・・・。
国巫女ノギョンはヨヌの父ホ・ヨンジェの元を訪ね、
娘が神病に侵され命を差し出さなければならないと告げる。
世子は師匠ヨムの友人キム・ジェウンを護衛に王宮を抜け出し、
ヨヌに会って太陽を抱く月と名付けた簪を渡して励ますが・・・
娘が一向に回復せず苦しみ続けるのを見かねた父ヨンジェは、
ノギョンから渡された薬を自ら煎じて娘に飲ませようとする。
全てを悟ったヨヌは世子への思いを文に書いて机に潜ませ、
泣いて薬を飲ませる父に感謝を告げて息を引き取るのだった。
旅先でヨヌの病を知った陽明君は急いで駆けつけるが、
彼が見たのはヨヌの棺が埋葬される所だった・・・。
失意の陽明君は宮殿に行ってヨヌを守れなかった世子を責め、
自分なら彼女を守れたと初めてヨヌへの想いを吐露する。
その頃、国巫ノギョンは密かにヨヌの墓を掘り起こしていた。
ヨヌの侍女ソルも現れ、ヨヌは意識を取り戻すが記憶を失っていた。
ノギョンは陽明君が詐欺師から救った少女チャンシルを連れていて、
4人は人目につかぬよう密かに都を離れるのだった・・・。
ヨヌの父と兄は間違った世子嬪選びをしたと罪人にされ、
母は最愛の娘ヨヌの死ですっかり心を病んで衰弱していた。
死んだヨヌの代わりにポギョンが世子嬪となる。
月日は流れ・・・世子だったフォンは王の座に就いていた。
・・・主要な役者が総代わりして誰?と困惑してしまう。
最愛のヨヌを失った王フォンはデヒョン派重臣に敵意を向け、
王妃となったポギョンを敬遠して決して心を開かなかった。
ミナ王女がヨムに嫁いだ事でホ家の罪は消え、父はまもなく死去、
ヨムは官職を奪われ、ミナ公主と衰弱した母の面倒を見ていた。
村に療養と視察に訪れたフォンは敵対勢力の監視に気づき、
護衛のウンとともに見張りの者を巻いて山に逃げ込んで・・・
霧雨の中、明かりを手にしたヨヌと瓜二つの女性と遭遇する。
名を持たぬ巫女に月を意味するウォルという名を付けるフォン、
彼女にヨヌの面影を見て困惑、その場を立ち去るのだった・・・。
体調不良を理由に王妃との床入りを拒み続けるフォン。
ユン大王大妃はノギョンを呼び戻すために使者を送るが、
ノギョンは拒否、使者は代わりにウォルを拉致して連れ帰り、
それを知ったノギョンは大王大妃の元へ・・・
捕まったウォルを王の厄受け巫女とすることで救うノギョン。
ウォルは王の眠る寝室でフォンの額に優しく手を当てると、
フォンは久々に心地よい眠りで快適な朝を迎えるのだった。
断片的にフォンとの記憶が浮かぶがウォルは巫女の力だと解釈、
王が口にしたヨヌという名に心が揺れる・・・
記憶を失ったヨヌことウォルは再びフォンに恋心を抱き、
別人だと理解しつつもウォルを想い葛藤し続けるフォン。
その後も大王大妃やデヒョン、ポギョン王妃の策略があり、
何度もウォルに命の危機が迫りつつ難を逃れていく。
やがて8年前の調査を命じていた部下の報告により、
ヨヌの亡骸が温かかった事、墓が掘り起こされていた事、
ウォルの侍女だったソルがヨヌの侍女だと知るフォン。
ヨヌの反省文の筆跡はウォルの文と酷似していた・・・
呼びつけたノギョンの口からウォルとヨヌが同一人物で、
事件の裏には大王大妃の命があった事、呪術を使う際、
生け贄として協力したのがミナ公主だったと明かされる。
真相を知ったフォンにより大王大妃は蟄居させられ、
デヒョンは重臣らを集めて陽明君を王に擁立しようと画策。
用済みの大王大妃に毒を盛って殺害すると反旗を揚げ、
陽明君は結託の証として重臣達に功臣名簿の署名を促す。
いよいよ謀反の日。フォンが反乱軍に包囲される中、
陽明君はフォン側に寝返り、反乱軍を正規軍が包囲する。
事前に二人は謀反が起きることを想定して策を投じていたのだ。
謀反勢力を粛清し首謀者であるデヒョンを斬る陽明君だが、
生きていた反乱兵が槍を投げると陽明君は無防備で受け死亡。
フォンの部下により避難したヨヌは民家に送り届けられ、
そこで母と再会、シン氏は娘の生存に涙を流して歓喜する。
ミナ公主が陰謀に加担した事を知った兄のヨムは顔を伏せるが、
ヨヌは生きている事を喜んで欲しいとミナ公主の罪も許す。
フォンは悪の巣窟を一掃して新たな組織を作り、
子を産んだミナ公主は地位を剥奪されてに落とされ、
ヨムは私財没収され降級、ノギョンは儀式中に息を引き取る。
その後ヨヌは正式に王妃になり、しばらくして王子を産む・・・
数年後、ミナはの身分を解かれ平民になり夫子と再会、
ヨムは合わせる顔がないというミナを抱きしめる。
ハッピーエンドだけど役者交代が最後までしっくりこなかった。
青年版のフォンの泣きまくりシーン、ヨヌの目力アップの多さ、
侍女ソルとチャンシルの見せ場の無さ、ボギョン王妃のオバさん感、
魅力が消えたミナ王女、貴公子っぽかったヨムも普通になったし。
そんな中でフォン付き内官のコミカルな演技は随所に光っていた。
相対的に少年少女時代の役者が良かったので魅力半減な印象。
悪玉の大妃とデヒョン一味に凄腕武人がいれば緊迫感も出るけど、
一派の重臣たちの小物感が強くて敵対勢力の怖さがイマイチ。
20話でまとまるには仕方ないのかも知れないけれど・・・

成祖王が統治する架空の朝鮮王朝が物語の舞台。
王母ユン大妃は甥で重臣のユン・デヒョンと共謀し、
成祖の異母弟ウィソン君を逆賊に仕立てて殺害する。
殺害現場を目撃した星宿庁の巫女アリが命を狙われて逃走、
重臣ホ・ヨンジェの妻シン氏の籠に匿われて窮地を救われる。
アリは身重のシン氏に月のような女子が生まれると予言するが、
その子の不吉な運命を感じ取り、必ず子を守ると約束する。
シン氏と別れた後にアリは追っ手に捕らえられ処刑されるが、
アリは牢獄を訪れた親友ノギョンに女子を守るよう託していた。
13年後。宮殿では科挙合格者が王から褒美を賜る儀式が行われ、
ヨンジェの娘ヨヌは母と共に主席合格した兄のヨムを見に来ていた。
蝶に惹かれて場を離れたヨヌは、塀を越えようとする少年と遭遇、
論語で返答するヨヌに驚いた少年は使いの者に謎かけ文を託す。
この少年が成祖の世嗣である世子のイ・フォンであり、
塀を越えて会いたい相手が異母兄の陽明君(ヤンミョングン)だった。
陽明君は側室の子で王の寵愛を受けるフォンとは対照的に冷遇され、
王宮に入ることも許されず、しばしば気ままな放浪旅をしていた。
市場で子供を使って石詐欺をする男から子供を助けた陽明君は、
ホ家に行って想い人ヨヌを眺め、詐欺師から奪った解憂石を塀に置く。
庭先に回って剣の稽古をしていた親友のヨムとキム・ジェウンと再会、
3人は身分の違いはあれど固い友情で結ばれていた。
その後、世子の講師として主席合格者のヨムが選ばれ、
謎かけ文を解いたヨヌはあの時の少年が世子だと気づく。
世子もヨムが科挙の主席と知り、あの時の少女の兄だと知り、
ヨムを師匠と認め、反抗的だった態度を改め勉学に励む。
ヨヌは街へ行って紙を買い、花を飾った反省文を世子へ送り、
達筆で見識の高いヨヌのことが益々気に入る世子だった。
世子の妹・ミナ王女はイケメンのヨムに一目惚れしていて、
世子が学友と師匠を同時に得た事を喜んだ王と重臣達は、
ミナ王女にも歳の近い学友を付けようという話が持ち上がる。
デヒョンの娘ボギョンとヨンジェの娘ヨヌが候補に選ばれると、
ユン大妃は国巫女ノギョンを呼んで顔相を見させ妃の資質を問う。
ノギョンはヨヌを見て親友アリの託した女子だと気づくが、
ボギョンも太陽と対をなす、もう一つの月と知って驚くのだった。
ユン大妃の願い通りボギョンが世子の妃になると告げる。
ヨムに恋い焦がれるミナ王女は妹のヨヌを贔屓して仲良くし、
相手にされないボギョンはヨヌへの嫉妬心を募らせていく。
娘を学友にしたのに何の成果も挙げない事に焦ったデヒョンは、
ユン大妃と妃選びの話を進めボギョンを世子嬪にしようと計画。
世子はデヒョンとユン大妃の企みで世子嬪が内定済だと知り、
成均館の儒生たちに示威行動を起こさせて内定を白紙に戻す。
世子の行動に父王は感心、公平な世子嬪選びを王自らが行い、
王の問いに見事な答えを返したヨヌが世子嬪となるが・・・
計画の失敗に焦ったユン大妃は国巫女ノギョンを呼び寄せ、
呪術でヨヌを殺害するよう命じ、ヨヌは原因不明の病に倒れる。
反対勢力の重臣達は不吉なヨヌを宮廷から追い出すよう声を挙げ、
邸に閉じ込められた世子は彼女の追放を防げなかった・・・。
国巫女ノギョンはヨヌの父ホ・ヨンジェの元を訪ね、
娘が神病に侵され命を差し出さなければならないと告げる。
世子は師匠ヨムの友人キム・ジェウンを護衛に王宮を抜け出し、
ヨヌに会って太陽を抱く月と名付けた簪を渡して励ますが・・・
娘が一向に回復せず苦しみ続けるのを見かねた父ヨンジェは、
ノギョンから渡された薬を自ら煎じて娘に飲ませようとする。
全てを悟ったヨヌは世子への思いを文に書いて机に潜ませ、
泣いて薬を飲ませる父に感謝を告げて息を引き取るのだった。
旅先でヨヌの病を知った陽明君は急いで駆けつけるが、
彼が見たのはヨヌの棺が埋葬される所だった・・・。
失意の陽明君は宮殿に行ってヨヌを守れなかった世子を責め、
自分なら彼女を守れたと初めてヨヌへの想いを吐露する。
その頃、国巫ノギョンは密かにヨヌの墓を掘り起こしていた。
ヨヌの侍女ソルも現れ、ヨヌは意識を取り戻すが記憶を失っていた。
ノギョンは陽明君が詐欺師から救った少女チャンシルを連れていて、
4人は人目につかぬよう密かに都を離れるのだった・・・。
ヨヌの父と兄は間違った世子嬪選びをしたと罪人にされ、
母は最愛の娘ヨヌの死ですっかり心を病んで衰弱していた。
死んだヨヌの代わりにポギョンが世子嬪となる。
月日は流れ・・・世子だったフォンは王の座に就いていた。
・・・主要な役者が総代わりして誰?と困惑してしまう。
最愛のヨヌを失った王フォンはデヒョン派重臣に敵意を向け、
王妃となったポギョンを敬遠して決して心を開かなかった。
ミナ王女がヨムに嫁いだ事でホ家の罪は消え、父はまもなく死去、
ヨムは官職を奪われ、ミナ公主と衰弱した母の面倒を見ていた。
村に療養と視察に訪れたフォンは敵対勢力の監視に気づき、
護衛のウンとともに見張りの者を巻いて山に逃げ込んで・・・
霧雨の中、明かりを手にしたヨヌと瓜二つの女性と遭遇する。
名を持たぬ巫女に月を意味するウォルという名を付けるフォン、
彼女にヨヌの面影を見て困惑、その場を立ち去るのだった・・・。
体調不良を理由に王妃との床入りを拒み続けるフォン。
ユン大王大妃はノギョンを呼び戻すために使者を送るが、
ノギョンは拒否、使者は代わりにウォルを拉致して連れ帰り、
それを知ったノギョンは大王大妃の元へ・・・
捕まったウォルを王の厄受け巫女とすることで救うノギョン。
ウォルは王の眠る寝室でフォンの額に優しく手を当てると、
フォンは久々に心地よい眠りで快適な朝を迎えるのだった。
断片的にフォンとの記憶が浮かぶがウォルは巫女の力だと解釈、
王が口にしたヨヌという名に心が揺れる・・・
記憶を失ったヨヌことウォルは再びフォンに恋心を抱き、
別人だと理解しつつもウォルを想い葛藤し続けるフォン。
その後も大王大妃やデヒョン、ポギョン王妃の策略があり、
何度もウォルに命の危機が迫りつつ難を逃れていく。
やがて8年前の調査を命じていた部下の報告により、
ヨヌの亡骸が温かかった事、墓が掘り起こされていた事、
ウォルの侍女だったソルがヨヌの侍女だと知るフォン。
ヨヌの反省文の筆跡はウォルの文と酷似していた・・・
呼びつけたノギョンの口からウォルとヨヌが同一人物で、
事件の裏には大王大妃の命があった事、呪術を使う際、
生け贄として協力したのがミナ公主だったと明かされる。
真相を知ったフォンにより大王大妃は蟄居させられ、
デヒョンは重臣らを集めて陽明君を王に擁立しようと画策。
用済みの大王大妃に毒を盛って殺害すると反旗を揚げ、
陽明君は結託の証として重臣達に功臣名簿の署名を促す。
いよいよ謀反の日。フォンが反乱軍に包囲される中、
陽明君はフォン側に寝返り、反乱軍を正規軍が包囲する。
事前に二人は謀反が起きることを想定して策を投じていたのだ。
謀反勢力を粛清し首謀者であるデヒョンを斬る陽明君だが、
生きていた反乱兵が槍を投げると陽明君は無防備で受け死亡。
フォンの部下により避難したヨヌは民家に送り届けられ、
そこで母と再会、シン氏は娘の生存に涙を流して歓喜する。
ミナ公主が陰謀に加担した事を知った兄のヨムは顔を伏せるが、
ヨヌは生きている事を喜んで欲しいとミナ公主の罪も許す。
フォンは悪の巣窟を一掃して新たな組織を作り、
子を産んだミナ公主は地位を剥奪されてに落とされ、
ヨムは私財没収され降級、ノギョンは儀式中に息を引き取る。
その後ヨヌは正式に王妃になり、しばらくして王子を産む・・・
数年後、ミナはの身分を解かれ平民になり夫子と再会、
ヨムは合わせる顔がないというミナを抱きしめる。
ハッピーエンドだけど役者交代が最後までしっくりこなかった。
青年版のフォンの泣きまくりシーン、ヨヌの目力アップの多さ、
侍女ソルとチャンシルの見せ場の無さ、ボギョン王妃のオバさん感、
魅力が消えたミナ王女、貴公子っぽかったヨムも普通になったし。
そんな中でフォン付き内官のコミカルな演技は随所に光っていた。
相対的に少年少女時代の役者が良かったので魅力半減な印象。
悪玉の大妃とデヒョン一味に凄腕武人がいれば緊迫感も出るけど、
一派の重臣たちの小物感が強くて敵対勢力の怖さがイマイチ。
20話でまとまるには仕方ないのかも知れないけれど・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ | 次ページ » |