前回の記事で竹刀の修理や長さを修正する方法を書きました。
竹刀の長さが変われば柄の長さも変わるのが当たり前。
「身長の違い=腕の長さの違い」
と考えるならば、むしろ直してあげたいのは柄の長さだと僕は考えます。
そんなわけで、柄革の修正方法も紹介します。

柄革とラジオペンチを用意します。

まず、手でできるところまで柄革を裏返していきます。

すぐに手では限界が来るのでラジオペンチでつまんで引っ張り出していきます。
完全に裏返すまで頑張ってください(ぉぃ)。

裏返すとこうなります。
一番先の部分が糸で縫い絞ってあります。

絞ってある部分の糸を切って広げます。

竹刀の竹を短くした分+5mmの長さの所にマジックで印を付けます。

写真のように印を付けた所、そこを基準に7~8mmの所、15~16mmの所に線を引きます。

ハサミかカッターナイフを使って基準線から15~16mmの所のカットラインで切ってしまいます。

次に穴あけラインに沿って穴を開けます。 写真では革細工用の道具を使っていますが、
千枚通しやカーペットのピンみたいなもので開けてもOKです。
写真のように、穴を開ける時は2枚とも同時に貫通させます。

開けた穴に針でたこ糸を縫っていきます。 写真はすべての穴に糸を通した所ですが、糸の出る
方向は写真のようになるようにします。
スタートは革の外から糸が入り、最後は革の外に糸が出るように。と言う事です。

針を外し糸の両端通しを引き絞り、2回結んで固結びとします。
糸だけを引っ張って絞ると糸が切れるので、指で革を寄せながら絞ります。
結び終えたら糸の両端を10~15mmほど残して糸を切ります。

再度ラジオペンチを駆使して、裏返しになっていた柄革を元に戻します。
元に戻したらお湯につけてしばらく揉みほぐし、革がしっかり水をを吸うまでお湯に晒します。

石鹸や洗剤で革を洗います。
このときタワシやブラシで革全体を軽くこすってやると、使い込んでツルツルになった柄革の
表面が毛羽立ちグリップ力が少し回復します。
さすがに新品の様にはなりませんが、汚れも取れるのでやっておいた方が良いに決まってます。

再度お湯ですすぎ石鹸分を落としたら、手で握るように絞ります。
(この時タオルや雑巾のようにねじって絞らないように(><);;)
その後、タオルで巻いて足で踏んで水分を取ります。

タオルで充分水分を取ったら、そのまま竹に被せます。
水を吸った革はかなり「縮んでいる」ので、写真のようにタオルなどで巻いて柄頭までしっかり
押し込みます。
この状態で乾燥させます。
乾燥させたら一度柄革を抜き、竹の柄革が被っていた部分に竹刀油を塗っておきます。
これで柄革の修正は完了です。
ここで気をつけるポイントは、柄革を被せる時にの鍔元の方をあんまり引っ張らないようにする
ことでしょうか。
鍔元はVの字に割れているので革がすごく伸びます。 水を吸った革は縮んでいると書きましたが
逆にすごく伸びやすいので濡れている時に鍔元を引っ張りすぎると、後で革がブカブカになって
しまうのです。
この革の特性を知っておくと柄革が大きかったり、ゆるかったりして稽古をしていると回ってしま
うような場合も直す事ができますね。
竹刀の長さが変われば柄の長さも変わるのが当たり前。
「身長の違い=腕の長さの違い」
と考えるならば、むしろ直してあげたいのは柄の長さだと僕は考えます。
そんなわけで、柄革の修正方法も紹介します。

柄革とラジオペンチを用意します。

まず、手でできるところまで柄革を裏返していきます。

すぐに手では限界が来るのでラジオペンチでつまんで引っ張り出していきます。
完全に裏返すまで頑張ってください(ぉぃ)。

裏返すとこうなります。
一番先の部分が糸で縫い絞ってあります。

絞ってある部分の糸を切って広げます。

竹刀の竹を短くした分+5mmの長さの所にマジックで印を付けます。

写真のように印を付けた所、そこを基準に7~8mmの所、15~16mmの所に線を引きます。

ハサミかカッターナイフを使って基準線から15~16mmの所のカットラインで切ってしまいます。

次に穴あけラインに沿って穴を開けます。 写真では革細工用の道具を使っていますが、
千枚通しやカーペットのピンみたいなもので開けてもOKです。
写真のように、穴を開ける時は2枚とも同時に貫通させます。

開けた穴に針でたこ糸を縫っていきます。 写真はすべての穴に糸を通した所ですが、糸の出る
方向は写真のようになるようにします。
スタートは革の外から糸が入り、最後は革の外に糸が出るように。と言う事です。

針を外し糸の両端通しを引き絞り、2回結んで固結びとします。
糸だけを引っ張って絞ると糸が切れるので、指で革を寄せながら絞ります。
結び終えたら糸の両端を10~15mmほど残して糸を切ります。

再度ラジオペンチを駆使して、裏返しになっていた柄革を元に戻します。
元に戻したらお湯につけてしばらく揉みほぐし、革がしっかり水をを吸うまでお湯に晒します。

石鹸や洗剤で革を洗います。
このときタワシやブラシで革全体を軽くこすってやると、使い込んでツルツルになった柄革の
表面が毛羽立ちグリップ力が少し回復します。
さすがに新品の様にはなりませんが、汚れも取れるのでやっておいた方が良いに決まってます。

再度お湯ですすぎ石鹸分を落としたら、手で握るように絞ります。
(この時タオルや雑巾のようにねじって絞らないように(><);;)
その後、タオルで巻いて足で踏んで水分を取ります。

タオルで充分水分を取ったら、そのまま竹に被せます。
水を吸った革はかなり「縮んでいる」ので、写真のようにタオルなどで巻いて柄頭までしっかり
押し込みます。
この状態で乾燥させます。
乾燥させたら一度柄革を抜き、竹の柄革が被っていた部分に竹刀油を塗っておきます。
これで柄革の修正は完了です。
ここで気をつけるポイントは、柄革を被せる時にの鍔元の方をあんまり引っ張らないようにする
ことでしょうか。
鍔元はVの字に割れているので革がすごく伸びます。 水を吸った革は縮んでいると書きましたが
逆にすごく伸びやすいので濡れている時に鍔元を引っ張りすぎると、後で革がブカブカになって
しまうのです。
この革の特性を知っておくと柄革が大きかったり、ゆるかったりして稽古をしていると回ってしま
うような場合も直す事ができますね。