45年前の男性目線のコンサートレポの最終章
しかし、ロックのショーを文章にするというのは難しいもので、
あの楽しさ、興奮、熱狂がはたして正確に伝えられるかどうか―
何はともあれ、
最近のジュリーのショーは変に気取ったところがなく、
本当に楽しいという感じにあふれている。
最後に照明の素晴しかったことをつけ加えておく。
(K)
<曲目>
♪ウイズアウト・ユー
♪恋は邪魔もの
♪レター
♪シー・シー・ライダー
♪公園で(作詞・作曲:沢田研二 LP未収録)
♪ママとドキドキ
♪ヘイ・ディヴ
♪親父のように
♪お前は魔法使い
♪あいつは遊び女(作詞・作曲:速水清司 LP未収録)
♪バイバイバイ
♪太陽にほえろ(演奏)
♪魅せられた夜
♪書きかけのメロディー
♪ジュリアン
♪許されない愛
♪追憶
♪悲しい戦い
♪ハイヤー
♪気になるお前
♪危険なふたり
<出演>
沢田研二
井上グループ
ギター 井上堯之
ギター 速水清司
ベース 岸部修三、
ドラム 田中清司
キーボード 大野克夫
----------------------------------
71歳になったJulieのステージを楽しんだあとに
45年前の
26歳のJulieのコンサートをふりかえって
あっちのページの古い日記を照らし合わせながら
会報誌のレポを読んだら
薄れていた記憶も、だんだん蘇って
ステージのJulieと積み重ねてきた時間は
過去にはならずに
フアンそれぞれの身体に沁み込んでいて
今でも息づいていることを再確認できて
ライヴ経験が浅い人が
自分の知らない時代を学ぶとき
リアル体験が少ないひとが書いた資料などで
時代を巻き戻すより
経験を積み重ねたひとに
直接、ナマの言葉で聴くほうが
当時の時代背景や客席の雰囲気などが学べるかもね