最近は寝不足。
それもこれも、Hearts of Iron 2 Doomsdayのせいだ。半年以上も前に発売されたものらしく、前から気になっていた。それが先週末辺りから急にやりたくなって、結局買ってしまった。遊べる時間が確保できるようになったのも、大きいかも知れない。
第二次世界大戦の時代を舞台に、選んだ国を発展させ軍備を整えて他国と戦うという、テーマ的にはごくありふれたシミュレーションゲームだ。ただ、他のゲームには無い特徴が多々ある。大抵のゲームは日・英・独・米・ソ辺りしか選べなかったりするのだけれども、中央アジア・アフリカ・南米・中東など、当時存在した全ての国を(多分)選ぶ事ができる。
また時間管理が比較的しっかりしており、一定時間(現実の時間で数秒)毎に1時間ずつ進んでいく形になる。その為、英国での午前0時は日本では午前9時だったりする。当然、GMT的に同時刻でも地域によって昼夜も変わるし、昼夜が変われば戦闘の結果も変わる。物資などの収支は、1日毎に行われる(多くのゲームは1ヶ月毎)。領土問題も国際戦争法規に比較的忠実で、占領すなわち領有ではない。講和条約で決めた内容が、正式に領有権に反映される。つまり領有と実効支配が別物として扱われている。
このゲームでは主に政略(外交・貿易・技術開発・生産)と戦略(軍事ユニットの配置・移動・大まかな命令)を決めて、戦術と戦闘はコンピュータが担当する。戦術はドクトリンという形での技術開発・司令官・地形・天候・時間・指揮系統の影響を受ける。部隊の回復は補給線の確保状況に応じてままならない場合がある。補給線は、ゲリラ戦を仕掛けてくるパルチザンの活動や補給線の有無の影響を受ける。その他、指揮や士気なども戦闘に大きく影響する。
で、私は当然の様に日本を選んだのだけれども、開始早々途方に暮れる。ゲームコンセプトからすると、普通に考えればどこかと戦争しなければならない。しかし1936年当時の日本はまだ政治的に中立で、英米とはそんなに仲が悪くは無い。なので、いきなり戦争突入という事態にはならない。だからといって、戦争せずに開発ばかりしていてはシムシティーと変わらなくなる。
ちなみに、勢力的には枢軸・連合・共産の3種類がある。どこに加入するかは自由。1953年時点で、加入勢力が最大勢力になっていれば勝利というものらしい。とりあえず滅亡しない事を目標に開始。
で、どこと戦争しますか?となると、米・ソ・中(国民党・共産党・その他数種類)の3択を迫られる。どれも選びたくない選択肢だ。ソ連は怖い。米国はもっと怖い。必然的に中国の各勢力と戦う事を決意する。この、当時と同じ判断を下してしまう辺り、良く出来たゲームだと感心してしまう。で、陸軍を中心に軍備を増強する。そんな折に2.26事件が勃発して鎮圧しますか?とか、日独伊三国同盟を結びますか?とか判断を迫られたりする。
2.26を鎮圧し、三国同盟を断り、盧溝橋事件で戦争を選ばず和平を選び、ノモンハン事件でソ連と不可侵条約を結んで、表向き平和主義者の皮を被りつつ、いずれ始まる日中戦争に備えて技術開発をひたひたと進めた。
始めたばかりの頃は、ゲームシステムがあまりにも複雑すぎて連敗を喫していた。中国の人海戦術が、相当手ごわいのだ。結局は、中国よりも高い工業力を生かし、強力な兵器を生産できるまで平和裏に事を運び、機を見て一蹴する作戦に出た。史実から大幅に遅れて、1943年に日中戦争勃発。
それでも、苦戦した。航空戦力の届く範囲では、近接戦闘機・戦術爆撃機で中国の指揮系統を混乱させ、兵站を襲って補給を断ち、陸軍で蹴散らすことは出来た。しかし中国は広い。航空戦力の届かない地域まで攻め込むと、途端に膠着状態に陥った。東シナ海の南西方向の辺りで、東西に戦線が伸びる。
思案した結果、歩兵・騎兵・戦車をバランスよく取り混ぜた数個師団を、上海近辺に上陸させてみた。すると効果てきめん。南北から挟み撃ちにし、敗走する中国(国民党)の部隊を包囲し、東部戦線を壊滅させた。一旦壊滅してしまえば、技術的な優位(≒兵器が強い)もあいまって押せ押せムードに染まり、1945年、つまり史実では敗戦した年に中国国民党が消滅した。その後、返す刀で弱小勢力に甘んじていた共産党を1年で消滅させた。気が付けば戦争開始から3年。ゲーム開始の1936年からだと11年の歳月を経て、中国大陸制覇の偉業を成し遂げた。
ゲーム時間の1時間を実時間の1秒で計算してみると、ゲーム時間の11年はなんと実時間の26時間に当たる。
実際は戦略等を考える為に途中で時間を止めているので、どれだけの時間を費やしたか気が知れない。ま、ゲーム開始当初は1秒で数時間経過し、途中からユニットなどのデータ量の増加の為か、1秒で1-2時間まで処理速度が遅くなるので一概に実時間を測れない。ただ、感覚的に30時間以上は費やしていると思う。
今はここまで。これから数日かけて、米国へ戦争を仕掛けようと思う。現段階では、米・ソのどちらかを相手にすべきなのだけれども、ソ連を相手にする場合、また陸戦になる。それはもう秋田。今度は海戦を経験してみたい。ま、ひっそりと遊ぼうと思う。えらい時間が掛かるものなので、じっくりと取り組もうと思っている。
で、今までのは「こんなに時間が掛かる事をしていましたよ」という説明。うっかり睡眠を削ってしまった為に「眠いのです」と言いたいが為の前振り。それだけ。
月曜の夜も結局これをやっていたので、今朝はとても眠かった。しかし、その眠気を吹き飛ばすべく、また、再来月に控えたフルマラソンの準備も兼ねて、今朝は新宿駅から会社まで走った。やはり健康が一番。決して、遅刻しそうになった為ではない事を強調しておく。
それもこれも、Hearts of Iron 2 Doomsdayのせいだ。半年以上も前に発売されたものらしく、前から気になっていた。それが先週末辺りから急にやりたくなって、結局買ってしまった。遊べる時間が確保できるようになったのも、大きいかも知れない。
第二次世界大戦の時代を舞台に、選んだ国を発展させ軍備を整えて他国と戦うという、テーマ的にはごくありふれたシミュレーションゲームだ。ただ、他のゲームには無い特徴が多々ある。大抵のゲームは日・英・独・米・ソ辺りしか選べなかったりするのだけれども、中央アジア・アフリカ・南米・中東など、当時存在した全ての国を(多分)選ぶ事ができる。
また時間管理が比較的しっかりしており、一定時間(現実の時間で数秒)毎に1時間ずつ進んでいく形になる。その為、英国での午前0時は日本では午前9時だったりする。当然、GMT的に同時刻でも地域によって昼夜も変わるし、昼夜が変われば戦闘の結果も変わる。物資などの収支は、1日毎に行われる(多くのゲームは1ヶ月毎)。領土問題も国際戦争法規に比較的忠実で、占領すなわち領有ではない。講和条約で決めた内容が、正式に領有権に反映される。つまり領有と実効支配が別物として扱われている。
このゲームでは主に政略(外交・貿易・技術開発・生産)と戦略(軍事ユニットの配置・移動・大まかな命令)を決めて、戦術と戦闘はコンピュータが担当する。戦術はドクトリンという形での技術開発・司令官・地形・天候・時間・指揮系統の影響を受ける。部隊の回復は補給線の確保状況に応じてままならない場合がある。補給線は、ゲリラ戦を仕掛けてくるパルチザンの活動や補給線の有無の影響を受ける。その他、指揮や士気なども戦闘に大きく影響する。
で、私は当然の様に日本を選んだのだけれども、開始早々途方に暮れる。ゲームコンセプトからすると、普通に考えればどこかと戦争しなければならない。しかし1936年当時の日本はまだ政治的に中立で、英米とはそんなに仲が悪くは無い。なので、いきなり戦争突入という事態にはならない。だからといって、戦争せずに開発ばかりしていてはシムシティーと変わらなくなる。
ちなみに、勢力的には枢軸・連合・共産の3種類がある。どこに加入するかは自由。1953年時点で、加入勢力が最大勢力になっていれば勝利というものらしい。とりあえず滅亡しない事を目標に開始。
で、どこと戦争しますか?となると、米・ソ・中(国民党・共産党・その他数種類)の3択を迫られる。どれも選びたくない選択肢だ。ソ連は怖い。米国はもっと怖い。必然的に中国の各勢力と戦う事を決意する。この、当時と同じ判断を下してしまう辺り、良く出来たゲームだと感心してしまう。で、陸軍を中心に軍備を増強する。そんな折に2.26事件が勃発して鎮圧しますか?とか、日独伊三国同盟を結びますか?とか判断を迫られたりする。
2.26を鎮圧し、三国同盟を断り、盧溝橋事件で戦争を選ばず和平を選び、ノモンハン事件でソ連と不可侵条約を結んで、表向き平和主義者の皮を被りつつ、いずれ始まる日中戦争に備えて技術開発をひたひたと進めた。
始めたばかりの頃は、ゲームシステムがあまりにも複雑すぎて連敗を喫していた。中国の人海戦術が、相当手ごわいのだ。結局は、中国よりも高い工業力を生かし、強力な兵器を生産できるまで平和裏に事を運び、機を見て一蹴する作戦に出た。史実から大幅に遅れて、1943年に日中戦争勃発。
それでも、苦戦した。航空戦力の届く範囲では、近接戦闘機・戦術爆撃機で中国の指揮系統を混乱させ、兵站を襲って補給を断ち、陸軍で蹴散らすことは出来た。しかし中国は広い。航空戦力の届かない地域まで攻め込むと、途端に膠着状態に陥った。東シナ海の南西方向の辺りで、東西に戦線が伸びる。
思案した結果、歩兵・騎兵・戦車をバランスよく取り混ぜた数個師団を、上海近辺に上陸させてみた。すると効果てきめん。南北から挟み撃ちにし、敗走する中国(国民党)の部隊を包囲し、東部戦線を壊滅させた。一旦壊滅してしまえば、技術的な優位(≒兵器が強い)もあいまって押せ押せムードに染まり、1945年、つまり史実では敗戦した年に中国国民党が消滅した。その後、返す刀で弱小勢力に甘んじていた共産党を1年で消滅させた。気が付けば戦争開始から3年。ゲーム開始の1936年からだと11年の歳月を経て、中国大陸制覇の偉業を成し遂げた。
ゲーム時間の1時間を実時間の1秒で計算してみると、ゲーム時間の11年はなんと実時間の26時間に当たる。
実際は戦略等を考える為に途中で時間を止めているので、どれだけの時間を費やしたか気が知れない。ま、ゲーム開始当初は1秒で数時間経過し、途中からユニットなどのデータ量の増加の為か、1秒で1-2時間まで処理速度が遅くなるので一概に実時間を測れない。ただ、感覚的に30時間以上は費やしていると思う。
今はここまで。これから数日かけて、米国へ戦争を仕掛けようと思う。現段階では、米・ソのどちらかを相手にすべきなのだけれども、ソ連を相手にする場合、また陸戦になる。それはもう秋田。今度は海戦を経験してみたい。ま、ひっそりと遊ぼうと思う。えらい時間が掛かるものなので、じっくりと取り組もうと思っている。
で、今までのは「こんなに時間が掛かる事をしていましたよ」という説明。うっかり睡眠を削ってしまった為に「眠いのです」と言いたいが為の前振り。それだけ。
月曜の夜も結局これをやっていたので、今朝はとても眠かった。しかし、その眠気を吹き飛ばすべく、また、再来月に控えたフルマラソンの準備も兼ねて、今朝は新宿駅から会社まで走った。やはり健康が一番。決して、遅刻しそうになった為ではない事を強調しておく。