最後はゲーム。
ゲームはいつもの様に、Y型の形をした旗門、Zの様な旗門、X型の旗門、そしてペンと言う、四つの旗門をハンドラーと犬との共同作業で行うと言うものです。
確か、以前アメリカからセミナーに来て頂いたPam wolf(パム ウルフ)さんからアドバイスを受けて出来上がったクラスです。
このゲーム、まるで一番簡単なクラスに
見えますがとんでもない。
黙っていても人についてくる羊ならとにかく、なるべくUKに近い形で育てられた羊ではとても難しいです。
旗門を人が通る事は禁止されている為、
必ず、人と犬が協力して旗門を通さなければなりません。ワンコはハンドラーの意図を汲み取り、ハンドラーは羊の動きを先読みし、犬を配置し、羊を追い詰めすぎず如何に旗門を通すのか、先読みの能力、全体を把握するという事が必要とされます。
簡単に言うとすっごく難しいかったと思います。何度もペン入れを繰り返す事にもなる訳ですから。
極端な事を言うと、フランク(左右の動き)の広さはそのままで、10cmだけアウェイとか求められたのではないでしょうか。それぐらいこの日ではシビアなクラスでした。
さて、そんなゲーム。結果はやはり波乱万丈。結果完走者ゼロと言う結果になりました。
こうかくと、なんだそれ~と思うかも知れませんが、ジャッジとして見ていると、出場者さん達は、とても素晴らしい動きを見せてくれました。
今現在、自分の持てる技術を駆使してワンコと助け合い協力する姿。
ハンドラーの為にと、バランスをとにかく取ろうと孤軍奮闘するワンコは独りよがりに見えますが、それはまだ経験不足なだけで勘違いでもハンドラーの為に何かするんだ!と言う意思の力を感じます。胸を打たれます。
羊の扱いがとても上手なハンドラーさんは犬に無理をさせずに旗門を通してて感動です!頭脳プレーとはこの事ですね!
勿論、中には始まってすぐに羊にコースアウトされてしまい、終わってしまった方も居ましたが、どんまい、誰でも必ず通る道です。逃す犬は練習を積むうちに必ずカバーも出来るようになるのです。
暑かったトライアル。今回も皆様のご協力のおかげで無事に人もワンコも羊も怪我もなく終了する事が出来ました。
毎回のコースディレクティング、コースセッティング、クラス終了後の旗門移動のお手伝い。犬によるホールダーの皆様、羊出し、そしてジャッジの皆様には本当にお疲れ様でした。
出場者の方達の優しい心遣いと明るい人柄やお手伝いにも大感謝です。本当に助かります。
沢山の方のご協力あってここまで続けて来れたと思います。
どうぞこれからも当協会と当トライアルを、よろしくお願い致します。
そして、最後になってしまいましたが、スポンサーになって頂いたプラチナム様、本当にありがとうございました!
心より御礼申し上げます。
無水調理のドッグフード
http://platinumpet.jp/
BARF(born and row food 骨と生のお肉として犬のご飯に理想的と言われる)にとても近づけたフードだそうです。
フェイスブックにもプラチナム様のページがありますので是非ご覧になって頂けると嬉しいです。
少々長くなりまして申し訳ありません。
では、次回のトライアルをお楽しみにレポートを終了したいと思います!
ラブ~!