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JAPAN SHEEPDOG SOCIETY

Japan Sheepdog society(JSDS)

日本牧羊犬協会の公式情報を発信していきます。

TRIALのお知らせです

2015-11-02 23:14:32 | JSDS TRIAL
次回のトライアルの開催予定日が決まりました。

日時 2015年12月6日

場所 朝霧シープドッグトレーニングセンター

8:20~受付開始予定
9:00~競技開始予定

オープン
ノービス
ナーサリー
ゲーム

エントリフィー
会員 4000円
非会員 6000円


詳細は当日発表とさせていただきます。
エントリーをお待ちしております。






6月28日レポート3

2015-07-18 00:04:49 | JSDS TRIAL
最後はゲーム。

ゲームはいつもの様に、Y型の形をした旗門、Zの様な旗門、X型の旗門、そしてペンと言う、四つの旗門をハンドラーと犬との共同作業で行うと言うものです。

確か、以前アメリカからセミナーに来て頂いたPam wolf(パム ウルフ)さんからアドバイスを受けて出来上がったクラスです。

このゲーム、まるで一番簡単なクラスに
見えますがとんでもない。
黙っていても人についてくる羊ならとにかく、なるべくUKに近い形で育てられた羊ではとても難しいです。

旗門を人が通る事は禁止されている為、
必ず、人と犬が協力して旗門を通さなければなりません。ワンコはハンドラーの意図を汲み取り、ハンドラーは羊の動きを先読みし、犬を配置し、羊を追い詰めすぎず如何に旗門を通すのか、先読みの能力、全体を把握するという事が必要とされます。

簡単に言うとすっごく難しいかったと思います。何度もペン入れを繰り返す事にもなる訳ですから。

極端な事を言うと、フランク(左右の動き)の広さはそのままで、10cmだけアウェイとか求められたのではないでしょうか。それぐらいこの日ではシビアなクラスでした。

さて、そんなゲーム。結果はやはり波乱万丈。結果完走者ゼロと言う結果になりました。

こうかくと、なんだそれ~と思うかも知れませんが、ジャッジとして見ていると、出場者さん達は、とても素晴らしい動きを見せてくれました。

今現在、自分の持てる技術を駆使してワンコと助け合い協力する姿。

ハンドラーの為にと、バランスをとにかく取ろうと孤軍奮闘するワンコは独りよがりに見えますが、それはまだ経験不足なだけで勘違いでもハンドラーの為に何かするんだ!と言う意思の力を感じます。胸を打たれます。

羊の扱いがとても上手なハンドラーさんは犬に無理をさせずに旗門を通してて感動です!頭脳プレーとはこの事ですね!

勿論、中には始まってすぐに羊にコースアウトされてしまい、終わってしまった方も居ましたが、どんまい、誰でも必ず通る道です。逃す犬は練習を積むうちに必ずカバーも出来るようになるのです。

暑かったトライアル。今回も皆様のご協力のおかげで無事に人もワンコも羊も怪我もなく終了する事が出来ました。
毎回のコースディレクティング、コースセッティング、クラス終了後の旗門移動のお手伝い。犬によるホールダーの皆様、羊出し、そしてジャッジの皆様には本当にお疲れ様でした。

出場者の方達の優しい心遣いと明るい人柄やお手伝いにも大感謝です。本当に助かります。

沢山の方のご協力あってここまで続けて来れたと思います。

どうぞこれからも当協会と当トライアルを、よろしくお願い致します。

そして、最後になってしまいましたが、スポンサーになって頂いたプラチナム様、本当にありがとうございました!

心より御礼申し上げます。

無水調理のドッグフード
http://platinumpet.jp/

BARF(born and row food 骨と生のお肉として犬のご飯に理想的と言われる)にとても近づけたフードだそうです。

フェイスブックにもプラチナム様のページがありますので是非ご覧になって頂けると嬉しいです。

少々長くなりまして申し訳ありません。
では、次回のトライアルをお楽しみにレポートを終了したいと思います!

ラブ~!

















6月28日 レポート2

2015-07-16 02:57:51 | JSDS TRIAL
お待たせしてしまいました。
ナーサリーのレポートです。
今回は私は羊出しでしたので、影響を与えないようにコソコソ見てましたので、ザックリとレポートになってしまいますがご勘弁下さい(笑)

ここでのナーサリーはやや変則的で下から岩場へのフェッチから始まります。

アウトランと言うと羊を動かさない様に向こう側に大きく広がりながら回り込む事を目的としますが、岩場やフェンス周辺に居る羊達はアウトランする程の奥行きがないの、でゆっくりとフェンスから羊をかき出しフェッチ(人の方に羊を連れてくる事)必要があります。

レポート1でも書きましたが、羊は押しすぎるとパニックを起こし走り出すので、いかに落ち着かせてハンドラーまで連れてくるかが大切なのはナーサリーでも同じです。

その後フェッチゲートを通し、ドライブゲート二つを通しYシュート(ペンよりは羊を通しやすい)を通しゴールとなります。

岩場からのフェツチは難しいので、今回はフェッチで30点の配点でしたね。

なかなか岩場に居る羊が見つけられない子も居たり、見つけた途端興奮して羊を走らせてしまう事もありましたが、慣れてない場所や緊張感の中で、ハンドラーさんは何とかして犬を助けようと指示を出したり頑張ってらっしゃいました。

カンバイと言えばカンバイ、アウェイと言えばアウェイ方向にハンドラーを信じて走って行けるような信頼関係が出来ると良いですね。

優勝はオーガ。ジャッジシート見ると、すこーしフェッチが荒く、羊を走らせてしまったせいで、減点があったようでしたが見事優勝!続くアディも準優勝!そしてフィー!年齢的な事もあり、今回はナーサリーに出場して下さいましたが。経験を重ねた見事な安定感のある走りを見せてくれて3位でした!お会いするたび皆さん、成長してるので参加して戴くのが嬉しいです。

ナーサリー、岩場にも羊はいるんだよ、思いがけない、色々な状況の中にも羊はいるもんだよ、と若いワンコの経験になってくれたら嬉しいです。

ナーサリーのレポートはこんな感じかな。









6月28日レポート 1

2015-07-13 02:36:53 | JSDS TRIAL
さて6月28日のレポートになります。

この日は格別暑くて犬も羊もお手伝いしてくださった方もクタクタでした。

特に羊出し、仕分け、犬を使って羊をホールドしてくださった皆様、ありがとうございます。なるべくオープン、ノービスクラス出場者がアウトランをかけやすい様にとの心配りをありがとうございます。ふわっと置いてくるのは難しいので、大変だったと思います。

トライアルと言うものはISDS(本国UK)からのお話によると普段の日常仕事をあのような形で形式化しているので、トライアルと日常仕事は無関係ではありません。

実際、トライアルで良い動きを見せてくれる犬はホールド等、日常仕事でも頼りになります。
さて、そんなお話は別の機会に置いておいて~。

そんなオープンから始まったトライアル、記憶に残る限りですがレポートしてみたいと思いまーす。

まずはおなじみオープンからスタートです。優勝ウィスキーが乗りに乗った走りを見せてくれました。オープンは460mのアウトランから始まり、ハンドラーズポストを左から右に回り、右斜め前方向にドライブ、旗門を通過後、左手にあるドライブ2方向にクロスドライブ(ハンドラーから見て横に動かすことを言います。最後にハンドラーに羊を運び、その後シェディング(羊を一定の数に分ける事)を行い、ジャッジから合格が出ればペン入れに進む事が出来ます。

オープンは世界大会出場権がかかる為、ジャッジの採点基準は厳しく、真っ直ぐ犬が進んでアウトランが出来てない、右から出したのに左から回り込んでしまったりすると失格となります。

一位だったウィスキーカッコよかったですね。減点もかなり少なく見学の方から歓声があがってました。ビュートも大健闘。

オープンはDQもRTも出ますがそれはオープンに出場する事により反省点が見えたり、次回への糧となったのではないかと思います。

ノービスは全体的にコースは短めに組まれ、シェディングはありません。ドライブ、クロスドライブが終わりハンドラーに連れてくるのが終わったらペン入れで終了。

とは言えあの場に立つと遠いなぁ~と思います。ハンドラーはドキドキを抑え、場をしきりましょー、自分に言っております(てへぺろ)

ノービスクラスは今までナーサリーに出ていた方にも、チャレンジして欲しいと言う意味がある為、ほんの少し審査基準が優しめです。アウトランが出来なくてもまずは経験をさせて行きましょうがテーマです。朝霧高原には、練習場として比較的広い牧区がありますが、トライアルフィールドはまたドキドキしますね。

今回の羊達はとても良い羊です。その為、反応も良く脚が早いので丁寧である仕事が求められたと思います。羊を慌てさせずにまとめながら動かす能力や経験が大切なのかもですね。そこは本能やセンスなども関わってくる事だと思います。

何故そんな事を言うかと言いますと、アウトランの後、リフトが雑だと羊が慌てます、すると走り出した羊は畜舎に逃げようとします。

勿論走り出させないのがベスト。しかしそうなってしまった場合にワンコがカバーに走り、間に合えば良いのですがフランクやカバーが大きすぎるワンコやまた、ハンドラーの反応が遅いと畜舎に逃げられてコースアウトもあるのでハンドラーの反応速度も大切だなぁーと言うのが感想です。

あ、リフトが実は何より大切です。

リフトが乱雑だと、羊が慌ててしまい、走り出し、まとまりが強くなりすぎる為、羊も生き物なので苛々します。すると次のドライブで苦労すると言う悪循環で、ワンコが押し切れないと言う傾向があるように感じます。

何とかアウトランの後はリフトを成功し、羊を落ち着かせながら連れてきて貰えると嬉しいですね。

ノービスが完走出来なくてもまだまだ伸び代があるという事で落ち込まず、じっくり練習して行きたいところです。

オープン、ノービスの感想でした。

次回はナーサリー、ゲームについてレポートしたいと思います。