ラジオ少年時代の思い出と・・・いま

現在50歳を越えるおじさんたちは、子供のころ拾ってきた廃品のテレビやラジオを直してあそんだ・・・・あぁ懐かしい

PSC-25

2012-07-29 | 無線 アクセサリー

オークションで13.8V-25AのDC電源 PSC-25(NICHIDEN)を3,100円で落札

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到着して電源を入れた。はじめの数分は正常に出力していたが、突然出力電圧が無くなった。

とりあえず、ふたを開けるも、回路図などない。インターネットでも調査したが、ヒットしない。

保護回路が動作したようにおもわれ、3箇所ある可変抵抗を触ってみた。

すると、可変抵抗の中央部が取れてしまった。

1  他の可変抵抗 1個も同じように取れた。

形、抵抗値も少し違うが、取り付けてみた。2

動作をしない。

この電源の回路の構成はセンタータップのトランスから(20V) 2個のSCR(NEC 25PIS)を使い

最終ではTIP 33B でドライブし2SD114(Ic 30A Pc200W)を2個使い制御している。

3

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基板に付いている、電解コンデンサやトランジスタ(2SA495、2SC947)を新しいものと交換。

4  5

可変抵抗はネットで購入し、一応の部品交換を終える。

回路図が無いため、手で回路を追った。

1個の抵抗は最終的な電圧を調整するためのもの

2個の抵抗はSCRのゲートを制御するためのもの

どうやら、SCRのゲートにノイズが見られる。 適当なコンデンサーを入れ

2個の抵抗を調整して、安定したゲート電圧が得られた。

7  

これで何とか使用できる状態になった。ふたを閉めてエージング

3時間後また出力が停止した。

さらに2個の可変抵抗を微妙に調整し、連続使用出来るまでになった。

昔、仕事で500V-1.5AのDC電源(メトロにクス)を使用した経験がある。どの電源も出力のコレクタ損出を少なくするため、このような回路構成で電圧によってゲート時間が変わっていたような・・・記憶

この電源は残念ながら、単相全波整流回路と保護回路を兼用のようで、電圧によるゲート時間の変化はなかった。

そのため 整流後の電圧は28V 付加の電圧は13.5V 複数の無線機接続と他色々で常時4~5A流れている。

損失の熱も70Wくらいはありそうだ。

放熱器をさわると、火傷しそうなくらい熱くなっている。Dscf7923_3

到底連続で10Aは苦しいと思われる。

ファンや放熱器を変える必要がありそうだ。

トランスの2次側の電圧が低くなればいいのだが、1次側にもタップはないし・・

トランスを巻き変えるのは過去に経験した事からやめておく。

発熱が多い(当たり前といえば、当たり前) スイッチング電源を購入すれば良かったと思う。

価格3100を考えると、満足度 70%

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