オークションで13.8V-25AのDC電源 PSC-25(NICHIDEN)を3,100円で落札
到着して電源を入れた。はじめの数分は正常に出力していたが、突然出力電圧が無くなった。
とりあえず、ふたを開けるも、回路図などない。インターネットでも調査したが、ヒットしない。
保護回路が動作したようにおもわれ、3箇所ある可変抵抗を触ってみた。
すると、可変抵抗の中央部が取れてしまった。
動作をしない。
この電源の回路の構成はセンタータップのトランスから(20V) 2個のSCR(NEC 25PIS)を使い
最終ではTIP 33B でドライブし2SD114(Ic 30A Pc200W)を2個使い制御している。
基板に付いている、電解コンデンサやトランジスタ(2SA495、2SC947)を新しいものと交換。
可変抵抗はネットで購入し、一応の部品交換を終える。
回路図が無いため、手で回路を追った。
1個の抵抗は最終的な電圧を調整するためのもの
2個の抵抗はSCRのゲートを制御するためのもの
どうやら、SCRのゲートにノイズが見られる。 適当なコンデンサーを入れ
2個の抵抗を調整して、安定したゲート電圧が得られた。
これで何とか使用できる状態になった。ふたを閉めてエージング
3時間後また出力が停止した。
さらに2個の可変抵抗を微妙に調整し、連続使用出来るまでになった。
昔、仕事で500V-1.5AのDC電源(メトロにクス)を使用した経験がある。どの電源も出力のコレクタ損出を少なくするため、このような回路構成で電圧によってゲート時間が変わっていたような・・・記憶
この電源は残念ながら、単相全波整流回路と保護回路を兼用のようで、電圧によるゲート時間の変化はなかった。
そのため 整流後の電圧は28V 付加の電圧は13.5V 複数の無線機接続と他色々で常時4~5A流れている。
損失の熱も70Wくらいはありそうだ。
到底連続で10Aは苦しいと思われる。
ファンや放熱器を変える必要がありそうだ。
トランスの2次側の電圧が低くなればいいのだが、1次側にもタップはないし・・
トランスを巻き変えるのは過去に経験した事からやめておく。
発熱が多い(当たり前といえば、当たり前) スイッチング電源を購入すれば良かったと思う。
価格3100を考えると、満足度 70%