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中学生 勉強が得意になる

しばらくは歴史に強くなるをテーマにやります

社会が得意になる 11

2023-07-04 11:23:25 | 地理が得意になる

 (タージマハルをまねたビービ・カ・マクバラー)

なぜ写真やグラフ・表か?

教科書を楽しく写真などを見ていく、という勉強法ですが、

「そんなことしても点数は取れんよ」といわれそうです。入試問題を見てください。

わかりにくいと思いますが、問題の題材の多くは写真やグラフ・表です。つまり、用語の暗記だけでは問題が解けません。

写真(イメージ)とデータを理解して、はじめて問題が解けるようです。

この問題集は全国の公立高校の問題ですが、内容は教科書だけでは解けないかもしれません。それは地図帳のデータなどからとっています。したがって、地図帳もあわせて教科書として使った方がよさそうです。それはもう一つの理由からもお願いしたいところです。

それは、地理の理解が地域の地形、気候、風俗、産業というのが軸になっていて、どうしても地図での理解を求めることにもよります。

地図帳にもなじんでもらうと良いかと思います。

 


社会が得意になる 10

2023-07-03 20:04:41 | 地理が得意になる

 ソウル市街のクリスマス

前回中国でした。今回は韓国です。

今回で国のパターンは一度終了しましょう。ほかの国、地域も同様に教科書の好きなところから関心を引き出してみてください。

写真・・・韓国の市場、書店の日本漫画(ちょっと中国と違いますね)

     お墓参り(チュソク)・・・先祖参り

     VRをたのしむようす

     板門店(パンムンジョン) 北朝鮮との国境

 中国の場合と違って、産業とか社会問題は示されていません。

グラフ・表・・・「輸出先、輸出品目」

   1980年:輸出先は1.アメリカ2.日本3.サウジアラビア(3位まで) 

   2018年:    1.中国 2.アメリカ 3.ベトナム 

   1980年:輸出品目は1.衣類 2.機械類 3.繊維品

   2018年:     1.機械類 2.自動車 3.石油製品

 もう一つ 「ソウルとその周辺の人口の推移」

  1960年 500万人だったのが、 2018年には 2500万人

  全人口にしめる割合は、20%から50%ちかくと、ソウル周辺に人が集中する    

太字の言葉は3つでした。

ハングル・・・韓国独自の文字

儒教・・・祖先や年長者を敬う考え

一極集中・・・ソウルに人口、政治、経済が集中

これが韓国の概要でした。

このように教科書を簡単に読み進めてください。

「そんなんで問題が解けるのか?」という声が聞こえてきそうです。もう少しこの方法を進めて、入試問題を見てみましょう。


社会が得意になる 9

2023-07-03 17:26:03 | 地理が得意になる

 雨の上海

いよいよ州の話から国ごとの話になります。(話の内容はすべて教科書の順です)

最初は中国です。どうしてアジアの中国から?

これは皆さんと関係の深い地域から話しているのかと思います。

これも写真から入りたい人、グラフ・表を見たい人、本文を見たい人、それぞれのやり方で入ってください。

写真は深圳(シェンチェン 漢字がむずかしい)で1987年には何もないところに2018年には超高層ビルが建っています。経済特区という言葉が書かれています。

あとテレビの組み立て工場太陽光発電施設です。説明番号の所に「家電製品などは世界で広く使われる」とあります。

最後は大気汚染の写真です。これも説明に「大気汚染などの環境問題が深刻化しました」とあります。

グラフ・表は「主な乗用車販売台数」で中国が世界でアメリカを大きく引き離して1位 1375万台と書いています。

次のグラフは「おもな工業製品の世界生産に占める中国の割合」です。薄型テレビは46.3%、携帯電話78.6%、パソコンは98.2%と高い生産を示しています。

最後は太字です。

一人っ子政策

経済特区 「世界の工場」

経済格差

大気汚染

一人っ子政策は聞いたことがあると思います。今では3人まで認められている、と書かれています。

経済特区 外国企業をまねくために税金など配慮した場所で、写真を見た人は深圳とわかるでしょう。世界の工場も写真にイメージがあります。

経済格差はむずかしいですね。本文に「都市と農村、沿海部と内陸部」で収入のアが出ていると書かれています。

大気汚染も写真がありましたね。本文には経済が発展して、石炭や石油などの化学燃料を大量に消費することでおきたそうです。

こうしてみると面倒ですが、教科書で目につくもの、たとえば写真からイメージを作って、何だろう?とグラフ・表、本文を見ていくパターンができると、良いかもしれません。

 

 


社会が得意になる 7

2023-07-02 16:18:39 | 地理が得意になる

前回、教科書の写真を見て、雨季や乾季の違いを見ました。

つづいて、グラフや表を見ようとするのですが、アジア州の最初の表は「世界の面積、人口」です。

人口は集計の年で数が違います。この教科書では2018年です。世界の人口76億3109万人のうちアジア州は59.8%、つまり6割をしめています。

面積はそれほど年次で変わらないと思います。世界1億3009万㎢のうちアジア州は23.9%です。

面積の割に人口が多い、世界の州の中で最も多い。

雨温図はめんどうで、あとまわしにしましょう。

次のグラフは「米と小麦の生産」です。こうしたグラフをどうしたらよいか?

私は3位までを覚えるようにします。具体的な%までなかなか難しいので、

米 1位 中国 2位 インド 3位 インドネシア

小麦 1位 中国 2位 インド 3位 ロシア

この順位はわりに覚えられていない。

次は宗教です。掲げた国の宗教の割合を示しています。

タイ 仏教 94.6%

インドネシア イスラム教 87%

フィリピン キリスト教 91.8%

インド ヒンドウー教 79% イスラム教 14.2%

イラン イスラム教 99.3%

具体的な数値までは無理ですが、それぞれの国の宗教の割合をおよそ把握してください。ここで「インドは仏教が多いと思った」と思った人は上級者です。

日本では仏教の起こった国としてインド(正確にはネパールでお釈迦様は生まれた)を考えますが、今は仏教は少数派です。

もう一つの「世界の人口の推移」というグラフがありますが、かなり読み取りにくい。全体の人口が増え、なかでもアジア、アフリカの人口が増えているくらいしかわかりませんでした。

この勉強法は「いやなことを避けても、先に進む」です。

でもグラフや表を見るのも知らないことがわかる、と興味を持ってもらうと良いなと思います。


社会が得意になる 8

2023-07-02 16:18:39 | 地理が得意になる

 インド アジャンター付近

さて、ここでのお話は、自分を基準に勉強しようとするものです。

教科書のいくつかの読み方を示していますが、その中から自分がやりやすいやり方を選んでください。もし、興味が持てれば幸いです。

先に写真(挿図)、グラフ・表を見てみました。今回は本文です。

社会の教科書の文章はなかなかしんどいです。国語は習った感じなど配慮してくれますが、社会は容赦なしです。歴史になるともっとしんどいです。

そこで「太い文字だけ読んでみる」ことをやってみましょう。(学校では絶対だめですね)

そうすると、アジア州では

季節風(きせつふう モンスーン) 雨季・乾季   気候

かんがい 稲作 畑作 遊牧            農業

仏教 イスラム教 ヒンドゥー教 キリスト教    宗教

都市化                      人口

などの言葉が出てきます。でも次の中国の章まで、これだけでした。声はどうにかなりそうな気がしませんか。

そうするとこの季節風の説明の際に、雨季と乾季で風向きや降水量(こんな言葉も使い慣れないとしんどい)のが示されています。

次の農業の用語では、かんがいが出てきます。これも枠外の解説の所に説明がありますが、むずかしいです。すぐに理解できなくても、「かんがいによって稲作が広く行われている」と書かれているので、稲作=米つくりに良いことだと考えましょう。

畑作は本文に「降水量がやや少ない」とあるので、稲作とはちがって水が少ない地域で行われると思いましょう。

遊牧も同じように、本文には「乾燥した西アジアや中央アジアで羊やらくだなどの家畜をかう」ことが書かれています。

こんなふうに太字の所だけを理解してみましょう。その言葉から書かれている地域の特徴を感じ取りましょう。

ちらちらと本文の外側を見ると畑作や稲作の写真がありました。イメージを作りましょう。