ヨーロッパを理解するのに、EU(ヨーロッパ連合)を重視しています。
写真を見ていくと、ドイツ、アイゼンヒュッテンシュタット(ベルリンの郊外に近い)の風景で、橋を渡るとポーランドだそうです。つまり、国境だけれど自由に行き来できる。・・・この感覚がEUのようです。次の写真は、
昔の国境のようすで、検問を待つ車の列です。
EUの加盟国の地図があります。細かく覚えることは難しいですね。多くの国が参加していますが、スイス、ノルウェー、アイスランドが参加していません。
次の解説は、EUの加盟国の間のゆうずうを示しています。
・製品の規格が一緒
・国境は自由
・大学の資格も共通
・ユーロ(通貨)・・・硬貨の表は一緒だが、裏は各国で違う。スウェーデンやデンマークなどは、ユーロを使わない。
・仕事の資格も共通
最後の表は、EUと世界のほかの経済圏との比較です。(入試に出題されてました。日本が必要だったか?)
面積 1位 アメリカ 2位 中国 3位 EU 4位 日本
人口 1位 中国 2位 EU 3位 アメリカ 4位 日本
GDP 1位 アメリカ 2位 EU 3位 中国 4位 日本
GDP(国内総生産額)・・・1年間の国民の収入の合計金額 わかっているようで正確に把握していないですね。
EUによってアメリカや中国などと対抗する力を獲得したといえるのでしょう。
次にヨーロッパの農業です。写真は、
オランダのチーズ市、ドイツのソーセージ、イタリアのカフェ(ピザを食べている。カフェ?)・・・EU圏の食べ物を紹介している。次の写真もパリのカフェでワインを楽しむ人々とあります。これは次の農業の特徴と関係がある。
次の図はヨーロッパの農業地域。
混合農業…家畜のえさの栽培と家畜の飼育を組み合わせた。写真あり。
地中海式農業…オレンジやオリーブ、ブドウなど夏の高温と乾燥に強い果樹を栽培。
酪農…北海沿岸の地域は寒くやせた土地で牧草で乳牛をかう。
次の写真は、食品にEUの品質認証マーク(PDOマークなど)を付けている。ブランド化と伝統を守るためです。
最後の表は、食料自給率です。
これも一つ一つ見ていくと大変ですが、赤い色(自給率120%以上)がかなり多い、つまり自給率が高いと言えます。日本はありません。
今回はこの辺で。
泥棒美術館、大英、ルーブルの展示を見てもほとんど有名なものは戦利品で持ち帰った物です。カエサルのガリア戦記を見てもヨーロッパは野蛮人の住む未開地であったわけですから、エジプトやローマの優れた美術品を収蔵するのが人を集める手っ取り早い方法だったのでしょう。