中央アジア・西アジア
アジアの最後の地域です。だんだんと分析に慣れてきたかと思います。
写真はドバイの人工島パーム・ジュメイラです。アラブ首長国連邦の首都はアブダビですが、ドバイが豊かな都市として発展しているそうです。このパーム・ジュメイラはドバイの中でも高級な住宅、ホテルが建っていることで知られています。
なぜこの場所が写真になっているかが重要です。
つまり原油の生産によって豊かになったためにこの都市ができたのです。
この地域の特色は資源、とくに原油の生産です。
グラフは原油の生産です。
1位 アメリカ合衆国 2位 サウジアラビア 3位 ロシア 4位 カナダ
5位 イラク 6位 イラン 7位 中国 8位 アラブ首長国連邦 9位クウェート
思っている順位と違っているかもしれません。(アメリカが1位、ロシアが3位です)
日本の原油の輸入先
1位 サウジアラビア 2位 アラブ首長国連邦 3位 カタール 4位クウェート
日本にとってこれらの国が重要です。
次の写真もペルシャ湾沿岸の大規模な石油精製施設、次の図も中央アジア・西アジアの原油天然ガス の分布とすべて資源の関係です。
重要語は 石油輸出国機構(OPEC)です。これは産油国が利益を守るために原油の価格、産出量を決めています。
最後の写真は「内戦から難民キャンプに逃れてきた人々」です。シリアの人々です。重要語も難民です。これが社会問題です。
枠外では「外国人労働者が支える産油国の発展」です。「インドやバングラデシュ、パキスタンなどの国から」働きに来ているらしい。
つまり最初のドバイの繁栄はこうした人たちによってつくられたのではないかと思われます。
以上で、アジアの地域別の検討を終わります。次回はアジア州のまとめです。
UAEなどの超高層ビル群はこんな人達が建てたのですね。
UAEなどの湾岸諸国が賢いのは将来石油が枯渇するのを、織り込み済みで将来計画を実行しているとこです、世界有数の空港を持ち、物流基地、観光設備がありますが、ローマ帝国を凌ぐ繁栄ができるでしょうか?