全国畜産縦断いきいきネットワーク

全国の畜産に携わる多くの女性たちが畜種を越えて集まり、より魅力ある畜産の実現を目指した女性たちのネットワークです。

全国大会無事に終了しました!!

2006年09月01日 | お知らせ
平成18年8月25日に平成18年度 全国畜産縦断いきいきネットワーク大会が開催されました。

1st anniversary「いきいきネット」の総会・大会を開催しました。
全国から会員や来賓の参加を得て、平成18年度大会を開催しました。参加の皆様、ご苦労様でした。
総会では、平成17年度に事業報告・決算、平成18年度の事業では、会員誌の適時の発行、事務局通信や「畜産コンサルタント」誌の専用コーナーの活用などによる情報提供、研修会の実施、後継者の確保のための調査の実施等の事業計画、これに伴う予算案を承認しました。
続いて講演会が開催され、全国農業改良普及支援協会・主任研究員安倍澄子先生の報告を兼ねたご講演をいただきました。欠席された方々には後日、講演要旨をお送りいたします。
続いて行われた2分間スピーチでは、15名の方々と、飛び入りで、農水省の岡本さんにもご発言いただきました。神奈川県で酪農を営む福田さんは、消費者や子供たちとの交流をするため、移動動物園を開始したことなどを話されました。
午後から行われた意見交換会「みんなで畜産を考えよう」は、7名の会員から、現在の畜産について感じていること、悩んでいることの発表をしていただき、皆で解決策を話し合いました。
 長野県の峰村さん(肉用牛経営)は後継者問題について、熊本県の渡辺さん(酪農経営)は食育や食の安全について、特にご自身が取り組んでおられるボランティア活動を例にしながら、畜産の役割について発表されました。福井県の山崎さん(肉用牛経営)は、BSE問題を中心にして、なぜ牛が牛を食べるようになったのか、これから私たちはどのように対処していったらよいかについて熱く語られました。神奈川県の石井さん(肉用牛経営)は、都市近郊地帯の葉山で肥育牛を中心に経営されていますが、仲間との共同経営のレストランのことや、インターンシップで牧場で研修した高校生の話し、先生方への体験研修についてお話いただきました。福岡県の畠中さん(養鶏経営)は、食育の必要はわかるのだが、鶏は衛生上、消費者に直接的な「ふれあい」が出来ない。何か良い方法はないだろうかと提案されました。千葉県の須藤さん(酪農経営)は、どうしても出席できないけれども、皆さんの意見を聞きたいということで、環境保全問題を取り上げ、栃木県の今さんが代わって皆さんに問題提起をしました。耕種農家との連携や新しい処理技術の進展などを議論しました。福島県の国馬さん(肉用牛経営)は、大型の経営だけでなく、地域の資源等を活用した肉用牛経営への放牧地の造成に対する国の補助の拡充などを訴えました。
 この意見交換会の様子は後日、「いきいき通信」等でお知らせしていくこととしています。

残念ながら、ご出席いただけなかった皆さんには当日の資料をお送りすることとしています。