親父の威厳 音楽編

ディズニ~のぷよぷよコロコロって・・・なんでもかんでもディズニーにすんなって。^^;;

救われる命の重さ

2007-06-12 | 時事なんか
相談次々「救われた命も」 赤ちゃんポスト
 親が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れようと、熊本市の慈恵病院が国内初の「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)を運用して10日で1カ月。「命を救う最終手段」「子捨てを助長する」と議論が続く中、初日に3歳ぐらいの男児が預けられる「想定外」の事態も起きた。

 病院や設置を許可した熊本市には、妊婦らの切実な声が次々と寄せられ、最大の目的は相談してもらうことだとする関係者は「救われた命もあり、設置には意義があった」(蓮田太二・慈恵病院理事長)と受け止めている。

 5月26日に熊本市内で開かれたフォーラム。「生まれた子は穴を掘って埋めよう、と思いながらも電話してきた方が2人いた」。蓮田理事長の言葉に、会場は静まり返った。

 報告によると、相談してきた熊本県外のある女性には離婚歴があり、3人の子どもがいた。結婚予定の男性と同居、妊娠していたが、男性は妊娠39週になって急に行方をくらましたという。

 「育てられない。どうしよう」。ある日の夕方、病院の相談電話に女性の追い詰められた声。「すぐにおいでください」と、職員に促された女性は5時間後に病院へ駆け込み、その1時間後に出産した。

 未成年での妊娠、経済的困窮、男性の不在…。運用開始から7日までに慈恵病院にあった相談は91件。講演の依頼も多い。「学生が研究テーマにしたい、と訪ねてくる。社会が命について考えるのに一石を投じた」と田尻由貴子看護部長は喜ぶ。

 この1カ月間にも、全国では子どもへの虐待や遺棄事件が相次ぎ発覚。大阪府では1歳男児をバイクのヘルメットの収納スペースに入れて死なせたとして母親らが逮捕され、東京都内のごみ捨て場には生後間もない女の子が放置された。

 厚生労働省は全国の自治体に相談窓口の周知を呼び掛けているが、取り組みはまちまち。都の担当者は「相談する力もない孤独な母親に、どう情報を届ければいいのか」と悩む。

 ポストの運用を機に、熊本市は妊娠に関する悩み相談の態勢を拡充し、24時間の電話相談を開始。相談を呼び掛けるポスターやカードで周知を図った。約1カ月で昨年度1年分に相当する100件を超える相談が寄せられた。幸山政史市長は「問題の根深さを物語っている。こうした取り組みを熊本だけでなく全国にも広げてほしい」と訴えている。
産経WEB(2007/06/09 19:25)


色々問題視されている赤ちゃんポスト。
上記記事にもあるように3歳児が預けられるという想定外の状況にも置かれましたが、慈恵病院がある熊本市の取り組みも含め、概ね良い方向で進んでいる。
「一石が投じられた」という看護部長の言葉が印象的だ。
兎にも角にも机上の理論だけではなく行動が大事って話でもある。
方向が間違えば修正すりゃいいんだから。

ただ、その一方で

2007/06/11-19:58 出産直後にえい児殴り殺す=18歳母を再逮捕-千葉県警
 千葉県白井市の雑木林で2月、ポリ袋に入った男のえい児の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課と印西署は11日、死体遺棄容疑で先月逮捕した母親の無職少女(18)=千葉市中央区=を殺人容疑で再逮捕した。「産んだら泣き声を上げたため、家族に知られると思い頭を殴って殺した」と容疑を認めているという。
 調べでは、少女は1月19日ごろ、白井市内の実家の2階自室で男児を出産。男児が泣き声を上げたため、家族に出産を知られることを恐れ、男児の全身をバスタオルで包んだ上、頭や顔を数回殴るなどの暴行を加えて殺害した疑い。
 千葉地検は11日、母親の少女とともに逮捕された友人の派遣社員の少女(19)=白井市=を死体遺棄の非行事実で千葉家裁に送致した。
時事ドットコム


ってな話が暇がない。
各自治体の取り組みも早急な形で実行していかなければならない。
それには、キーポイントとなる病院の協力が必要であろう。
少子化が叫ばれている中、こういった取り組みも少子化対策の一つとして捉え、予算を組むのも一つの手として考慮すべき問題であるのではないかと考える。

それと同時に意識改革もしていく必要がある。
依存症の独り言のエントリー『結婚は必ずしも必要ないが52%???』でコメントを書きましたが、一番の原因はジェンダーフリーの思想による家庭の守護神(母親)の不在である。
以前から書いてますが、「結婚して男は一人前」ってのは守るべき存在がいて責任感の発生や増大が起こる。ですが、守るべき存在が前に出ていなくなってしまった。ポンと子供が出来て守備への意識が生まれるが守りきれない。そんなときの補助として親やご近所があったのだが、核家族化や近所付き合いが面倒という事で補助もいない。
もう、こうなってしまうと笊で、守備の意識すらなくなる。
こんな状態で夫婦で言い争ったとしても責任のなすりつけで話し合いも成立しない。
また、結婚してもこんな状態の上、出来ちゃった婚も多々見られる現状では手の施しようが無い。昔のように出産自体が生と死の狭間にあるような時代じゃないってのがネックか。

まず、もう一度家庭を守る守護神の復活。
また、子供を産み育てるという尊さの再認識と共に専業主婦の社会的地位向上。
更に、子供を産ませるという行為における責任追求。
エイズも絡め、快楽を求める安易な性行為の抑制や避妊具使用の徹底。
こういった地道な活動をしていくしかないのでしょう。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
白井市の18歳の母親 (柳沢ですが)
2007-06-12 11:17:13
痛ましいね、殺害方法。



赤ちゃんにいかなる罪がありますか!
命の重さ (じょりー)
2007-06-19 13:37:05
もう紙切れなんでしょうかね・・・・