金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

新石器発生の経緯をブリコラージュする

新石器のブリコラージュ
大陸では良質な石材の入手が困難であり
石器材料の利用効率を上げる方法として、細石刃が利用されて、細石刃植え込みの槍の穂先が作られた

引用しますーーーーーーー

新たな研究はストックホルムのCenter for Paleogeneticsの遺伝子学者らが主導。5万2300年前から4333年前と幅広い年代におよぶ、状態のよい21体のマンモスのゲノム比較分析が進められました。そのうち14体はウランゲリ島のマンモスのゲノムで、残る7体はシベリアに生息していたマンモスのゲノムです。

研究チームは比較分析の結果から、ウランゲリ島のマンモスが初め10頭に満たない小集団からスタートしたと結論。シベリアから約1万年前に海水面の上昇で分離して誕生したとされるウランゲリ島で、こうしてマンモスの歴史が始まりました。

どんどん繁殖して20世代以上にわたり、一気に島のマンモスは数百頭まで増えたと考えられるようです。

非常に短い期間に、なにか突然の出来事が生じ、最後のマンモスの死滅にいたったと考えられる。とはいえ、もっとマンモスの絶滅時に近いゲノムを解析するまでは、実際のところ、なにが起きたのか推測の域を出ない。

Center for PaleogeneticsのMarianne Dehasque博士は、こんなふうに語っています。

今回の研究で、確かに大陸から切り離された孤島という環境において、遺伝的多様性が次第に失われていったり、有害な遺伝子変異が残った可能性は否定できないことも判明。とはいえ、それがマンモス絶滅を引き起こすほど深刻なレベルではなかったことも明らかになったみたいですね。ーーーーーーー引用終わり

 

日本列島では石材の入手が容易で、また、大型動物も早くからいなくなり
小型動物には細石刃を植えた槍の穂先を利用する必要性はなかった

 

                   旧石器

 

1.磨製石器の発生
・刃部磨製石器の発生は、石斧使用者が、使用する石斧の再生に迫られて
損傷した刃部のみ研ぐことにより再生していたのでは無いか。
また、対象物に合わせて細かな細工をする目的で、刃部のみ磨いだ事からなのかも知れない
いずれにしても、この段階では専門の製作者が必要であったとは考えられない

 

・全体磨製石器
これを製作するには、かなり長い時間が掛かるものと考える
専門の製作者の存在無しには考えにくい、それを可能にするには
製作者への食料などの提供が可能で無くては出来無い

 

図 尖頭器類
2.両面加工石器
・打製により鋭い刃部を持つ石器を製作して利用するとして、刃部を損傷することが
あれば、刃部再生するために使用者が加工したことが考えられる。
打製石器制作時に刃部が上手く作れなかったものを利用するため、加工し始めたものかも知れない
・両面加工の石器作りには専門の加工者の存在があったのでは無いか。

3.磨製石器や両面加工石器の製作には製作過程に社会的分業が発生していたのでは無いか
石器の加工技術的面からも、社会的変化からも、新石器時代とすることが適当ではないかと考える。

4.日本列島での細石刃の発生は、大陸とは異なり、石族発生までの矢の先に付けるための
石器として細石刃が利用され、石鏃発生と共に消えていたものでは無いかと考える。

 

図 石器の変化
細石刃の発生時期には大型動物は既にいなくなっており、弓矢猟の道具を開発する時期にあることから
石刃を植えた槍の穂先を製作する必要性は無かったはずである。


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