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JOCV(青年海外協力隊)スウェーデン在住OB・OGの会

現在スウェーデン在住のJOCV参加経験者の女性2名が、2015年に偶然出会った結果生まれたブログです。

最近の様々なこと

2018-01-27 11:49:25 | ネットワーク
12月の冬至が一番暗い日であることは、北半球共通のことですが、スウェーデンのように緯度が高い国では、冬の暗さはひとしおです。私などは朝の出勤時間が7時前、帰路につくのが午後4時過ぎなので、真冬は陽の目を見ない日もたくさんあります。その暗さに変化が出てきて、朝の出勤時に空がうっすらと明るく、帰りも夕日が落ちきっていない間に歩くことになるので、春が少しずつ近づいてきているのだなぁと感じる今日この頃です。私は暗いから気持ちが沈むということはなく、冬でもいたって精神的に元気なのですが、最近この精神状態に変化の兆しが現れて困ったことになりました。

私の職場はブラキー療法という特殊放射線治療を施すセクションで、主に前立腺癌と子宮頸癌の治療を行うのですが、咽頭部の癌の治療や乳幼児の癌の治療も時々行います。私が乳幼児の治療に関わることはなく(そのための特別な訓練を受けていないので)、主に前立腺癌と子宮頸癌の治療チームに入って仕事をします。問題はこの子宮頸癌の治療。私は最初のうちは自分でも気づかなかったのですが、子宮頸癌の治療室で仕事をする時に、精神的に気分が悪くなることが頻繁になってきました。これを自覚したのは昨年の10月で、自分自身の体調が悪かったこともあるのですが、患者さんがかなり出血した折に、治療室で突然冷や汗が出て失神しそうになってしまったのです。

私は血に弱いということはなく、大量の血液を見ても普通は全く動じないのですが、子宮頸癌の治療室で患者さんがちょっと出血すると、とても気分が悪くなるのです。前立腺癌の患者さんが治療中に出血しても全く気にならないのに、とても不思議です。それで自分なりにこの状況を分析してみました。おそらく私の深層心理の中で、男性は女性である私とは根本的に異なる動物で、つまり女性である私とは似ても似つかないものなので、彼らが出血したところで、それがあたかも自分に起こっているかのような感覚が湧かない。けれども同じ女性の体から出血するのを見ると、あたかも我が身に起こっているかのような感覚になってしまう。これがとりあえず分析結果の第一。第二に、私には子宮癌で45歳の若さで亡くなった伯母がいるのです。当時私はまだ子供でしたので、伯母の病気が子宮頸癌だったのか子宮体癌だったのかは知らないのですが、転移癌となって伯母が随分苦しんで亡くなったことは覚えているので、その忘れられた記憶が戻ってきたのかもしれません。このままでは今の職場で仕事を続けるのは難しいので、配置換えが可能かどうか月曜日にチーフと相談することにしています。

病気の話が続きますが、17日の水曜日の晩に、スウェーデンの南部のルンドという都市に住む研究所時代の友人から電話があり、私たちの共通の友人が脳溢血で倒れて、私が勤務する病院に運ばれたというニュースが入ったので、調べて欲しいとのことでした。翌日職場から、早速心当たりのあるセクションに電話をし、何度か電話を回された後で、その友人Jが入院している集中治療室の看護師さんと話すことができました。それから毎日仕事の合間をぬってJの様子を見に行っているのですが、やっと容体が安定したので、集中治療室から中間的な看護病棟に移されることになり、昨日の金曜日に移動が行われました。中間的看護病棟では様々なモニタリングの機器があり、Jは相変わらずモニタリングをされることになります。ここでは少しリハビリも入るようで、1日も早くいくつかの機能を回復して欲しいと願っているところです。

さて、前回の投稿でお知らせした私の腹部C Tの結果は異常なしとのことでした。それはそれで結構なことなのですが、そうなるとそれではこの原因不明の体重減の理由は他にあるだろうということになり、その原因追求の検査をするために、再来週家庭医と会うことになっています。甲状腺ホルモンをチェックした方がいいという助言も受けましたし、胃カメラをやった方がいいという助言も受けました。そんな中で、治療してあった歯がかけてしまい、歯科医にも予約を取らなければならなくなり、ここのところ踏んだり蹴ったりです。今年は低迷運であまりいい年ではないので、新年早々こんな感じです。

このようなことが続いて気持ちがクサクサしていて、さてもう少し元気になるにはどうしたらいいだろうと昨晩考えました。私は勉強が大好きで、大人になって就職してからも何かしら勉強したり習い事をしてきたのに、ここのところそれがなかったからいけないのではないかと思い立ち、ストックホルム大学で何か面白そうなコースがあったら取ろうと思って、早速ホームページで色々探してみました。もちろん私はヴァイオリンの個人レッスンを受けているので、全く習い事をしていない訳ではないのですが、やはり少しアカデミックな刺激が常に必要なのです。

それで天文学部のコースを調べたら、専門的な予備知識がない人で、天文学に素人的な興味がある人を対象にした、まさに私にはうってつけのコースがあることがわかりました。ところが受講希望の締め切りが1月19日で終わってしまっていたことがわかり、これもがっかり。やはり低迷運の年はこんなものでしょうか。もちろん来学期にもこのコースが設けられれば絶対に受講希望を出します。私は生まれ変わったら天体物理学者か天文学者になりたいと考えているので、今のうちから準備しておこうと思っているのです。

明日はストックホルム日本人会の新年会で、久々にもう一人のOGであるFに会うことができると思います。Fは役員なので裏方で色々忙しく働いていることでしょう。

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