
1年前に、とある中高生に聞いてみたことがあります。「林業」って言葉を聞いたことある?って。学生からの回答は・・・「林業?何それ」。私は、思うのです。これは、まずいって。
日本の森林の中にある木の利用時期は、既にきているのです。誰かが木を伐って、社会的な公益的機能を循環させていかないと。それなのに、人手不足なことと「林業」という知名度が低いこと、そして極み付けは・・国内での国産材の利用ですら進んでいないこと。
国産材を日本人が満遍なく使えていないということなんですよね。
私の心の声:「すみません、日本で暮らしていらっしゃいます富裕層の皆さん?国産材を使用した家を検討いただけませんか?(大谷翔平選手?日本に国産材を使用した別荘はいかがですか?四季を感じれる生活ができるかも!)」
しかし、この発言も正直問題があるのです。「富裕層の皆様しか購入できない家しか建てられないの?」って。そう、あの・・価格が高すぎてですよ?マイホームどころか、もしかしたら、これから、国産材の賃貸のマンションやアパートが建設されてきた時に、誰も手が出せない程の賃料を払わなきゃいけなかったら、ただ「建物が建ってるだけ」という、なんとも虚しい結果に終わってしまうかもしれません。
それだけは避けたい!住宅メーカーさんどうか、ここはええ・・・。覚悟を決めていただいて。
話しは変わりますが、木材を使用することだけが、森林の公益的機能を発揮していくことではないのです。森林の中に長時間、私達人間が身を置いているだけでも、精神的に安らげる効果もあるのです。例えば、森林の中で駆け回ったり、ヨガをしたりと自然の空気を吸えば、私達もストレスが発散できる。
つまり、経済面で言えば、森の空間を利用したビジネスだってできるのだ。森の空間を使って何のビジネスをするかは、その人の考え方次第!発想は自由だ。本当に自由!そこで、新しいビジネスが生まれたら、また日本の森林が蘇る。まるで、森林が人に「森林を使ってくれて、蘇らせてくれてありがとう。」と伝えているかのように。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます