今日はヘビーな話です。
改めて解った事がある。
悪党は善人な顔をする。
悪党は自分で手を下さず、常に安全な場所にいる。
直接手を下すのは別の人達。
AさんとBさんは力も対等で、回りからの信頼もある二人だった。
そこにCさんが現れた。
Cさんは特に何かに優れているわけではなく、AさんBさんの後ろを歩くような人。
通常、CさんはAさんより指示(仕事)を受ける側であったが、
その指示内容が気に入らなかった。
CさんはBさんにAさんの事を相談した。(話を盛り、巧妙に、悪口には聞こえないように)
リーダーシップあるBさんは、まんまと話に乗り、Cさんを弁護・かばうような行動に走る。
BさんはAさんの態度を横柄と取り、Aさんを追い詰めるような行動を取る。
回りにいる普通の人達は反抗するわけでもなく、同調するわけでもなく、無関心装う。
そしてAさんは独りぼっち、孤立した。
月日が経った。
状況が変わり、今度はBさんがCさんに指示(仕事)を与えるようになった。
しかしまたもやCさんはBさんの指示が気に入らない。
当然である。
Cさんは自分勝手でマイペース。
自分の好きな事しかしようと思ない人である。
Cさんは今度はAさんにBさんの事を相談した。
Aさんは安心した。
暗い道を独りで歩いていたが、傍に明かりが見えたからだ。
Aさんは自分を追い詰めたBさんを倍返しとばかりに冷淡に対応した。
回りにいる普通の人達は、前の事もあるしAさんの対応は仕方無いと支持した。
Bさんは孤立した。
そして、やっと自分がした事に気が付いた。
おだてられてまんまとCさんに乗せられてAさんにヒドイ事をしていた事を。
Cさんの巧妙且つ非道な手口を。
ジキルとハイドな2面性を。
しかしもう遅い。誰もBさんの事をかばおうとはしない。
Bさんは独りぼっちで何の力も無い。
AさんはCさんを疑いつつも、孤立したくないのでCさんの話には全て同調する。
回りの普通の人達もAさんやBさんのようになりたくないので誰もCさんに意見はしない。
Cさんは安全な場所を完全に確保した。
自分で何も手を下さず、実質的に王様になった。
世界を支配した・・・。
作り話ではない。 現実だ。
俺も最初は気が付かなかった。
ただAさんとBさんが主導権の取り合いで仲たがいをしていたと思っていた。
2人だけの問題であれば両名で解決すれば良い。大人なんだから・・・!
と思っていた。
しかし黒幕がいた事に気が付いた。
巧妙且つ非道で全てを支配しようとする悪の王様がいた。
このままではヤバい。
AさんBさんだけでなく、もしかして第3の被害者が出るかもしれない。
俺は上役に相談した。
悪の王様を排除しなければな平和にはならない事を。
しかし俺の言い分全てを受け入れてもらえていない。
人の良い上役はCさんを排除する事に躊躇し、
一連の件はAさんとBさんにも問題があったのでは?とCさんを少なからず擁護する。
俺は食い下がる。
過去から今までの事を例に例えながら説明し、何とか早く改善しなければならない事を。
しかし上役はもう少し経過観察必要との判断。
俺は自分を恨んだ。
自分が誰からも信用してもらえるような人間性あれば、早く解決出来るのに・・・。
しかしそれでも時間が無い。
上役が言うようにほんの少しだけは待つ。
そして最悪な事にならないようにBさんを守る。
Cさんさえ居なくなれば、元々仲良くパワーバランスを保っていたAさんとBさんはいつか元通りになると思っている。
急には無理でも、時間掛けてゆっくりと何事も無かったようになれば良い。
本当の悪党は悪党の顔をしていない。
時には無邪気に、時には親切なふりをする。
悪党は善人なふりをしている。
巧妙に姿・形を変えて・・・。