ハイ.こちら人権110番!

人権思想の啓発・啓蒙と実践活動・助言と指導などが活動目的です。日常に起こる様々なトラブルについて意見、体験をどうぞ。

5月24日:熱海署事件控訴審で鈴木証言終わる

2005年05月27日 04時04分09秒 | Weblog
5月24日:熱海署事件裁判控訴審の報告 、鈴木証言終わる

熱海署冤罪裁判:東京高裁控訴審第三回
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 本日午後1時半から東京高裁刑事第四部、803号法廷で被告の鈴木正勝さんの証人尋問があった。

 二日前の22日午後五時から弁護士事務所で打ち合わせをした。逮捕当時の調書をどのように取られたかの確認作業などが中心。

 鈴木正勝さんは「自白をした」がそれは何故か?、の点に絞って確認した。「よく分からぬままに、刑事の言うとおりにサインした」と言うことや、「もし否認をし続けると勾留が長くなり、実刑になるぞ」と警察の留置場での同じ房のやくざから言われたこと、それに弁護士も「否認をするならその線で行くが、そうすると長くなる」と言われたことなどもあった。

 そのために鈴木さんは、不本意ながら「ウソの自白」をした事を仔細に述べた。せざるを得なかった事情である。
 控訴審で争うくらいなら、なぜ原審の沼津支部で徹底的に争わなかったのか、というのは外の者の言うことで実際に外部との面会や通信を制限されていた当時の状況からは、ウソでもいいからとにかく警察の言うとおりに罪を認めよう、そして自由になりたいと思ったという。


 それらの点が、どの程度裁判所に理解されるように証言できるかが、最大のポイントでもある。
 
 正午に裁判所のロビーで大熊弁護士と落ち合うことして、弁護士の控え室で約一時間近く最後の確認作業をして法廷に臨んだ。


   鈴木証人への尋問とその内容の評価について
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 弁護士の持ち時間は1時半から四十五分間ということだった。まずまず無難にこなしたといえよう。事前に充分に確認作業はしたこと、事実関係に絞って簡潔に答えることなどここをが前も学習していた。

1 手島が倒れているのを発見した柳沢さんからの連絡状況と、救急車を呼んで病院に運ぶまで

2 手島の預金通帳は鈴木が持ち出したのか、それとも柳沢かーーー自白では「鈴木が盗んだ」となっているがその後は記憶の呼び戻しから、柳沢さんが持ち出し病院内で手島に渡したことの確認。それが真実の事実と証言した。

3 嘘の自白をなぜしたのか、という点の確認ーーー勾留が長くなり、一日も速く出たいと思ったこと、石鹸気sんしが長く頭も真っ白のなり、判断力も無くなったこと、体調も非常に悪化したことなどから、嘘の自白をした事情を詳しく述べた。

4 手島から借り出しや払い出しをすることを本人の了解を何度も得ていること、その話の際には柳沢さんも側にいたこと、手島は鈴木の話に「分かった」とうなづき了解したことを証言した。

5 これらはいずれも矛盾無く、明確な言葉で証言した、信用性は充分との印象があった。

6 手島の妻との会話に中で、鈴木自身が「盗みや横領といわれても当然だ、仕方ない」という自白とも受け止める部分があり、それを法廷で録音再生した。証拠としては弁護側は「内容が充分聞き取れない」としたが裁判所は証拠として採用することになった。

7 何故そのようなことを述べたのか? という点については鈴木証人は「手島さんの妻は三十年以上手島を追い出していた、手島が金を持っていることを知り、また近寄ってきた
 そこで預金通帳に残金が少ないのは鈴木に貸し出したり、盗まれたからだ」と思い込み鈴木を攻めた、それに対して真実を述べると側で下を向いて沈黙をしている手島が後で妻に責められると分かっているので、鈴木は「自分が盗んだと同じだよ」という言い方で手島を庇ったものだ。
 だが自分は絶対に盗んでもいないし、無断で引き出したりはしていないと証言した。
 
8 引き出すに点いてはその都度手島に了解を得てはいなかったこと、その点は不十分だったと思うと述べた。

9 この点について裁判長が質問で確認をした。すなわち「手島さんにしてみれば命より大事にしている預金を、四十万か五十万円は借りるよ、との話をしていないこと」「そこに手落ちがあったとは思わないか?」との疑問を提示した。これに対して、鈴木証人は「いま考えるとその通りです」といって反省の意思を示した。

10 この裁判所質問への答えが、詐欺や無断使用になるのか、事実の判断にどの程度影響するのかという心配はあることは確かだ。

11 この点が一番の心配ともいえるが、傍聴席からの客観的判断としては、裁判所の厳しい質問があったことにより、犯罪の構成要件に云々というよりも、道義的な面での欠格となっても犯罪事実の認定を左右することは無いのではないか、と見る方がやや多かった。

ーーー検察の反対尋問は細かいところまで聞かれたが、結論を述べると、「崩されなかった、証人は事実をキリンと述べ、検察の目論見を見事に打ち砕いた」と評価できよう。

 以上であるが、まだ書き残しがあろうと思うので、時間を掛けて追加を書いていこう。まずはここまでとする。


2005年5月24日






松井敏郎さん無罪獲得のメッセージ

2005年05月27日 03時08分40秒 | Weblog
  松井敏郎さん、無罪獲得の喜びと怒りのメッセージ
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窃盗事件で捕まった私の知人がした嘘の供述により、私は昨年7月24日にその共犯者として岐阜県羽島警察にて逮捕されました。
 しかし身に覚えの無い逮捕事実を否認したところ、検面にて担当の検察官に『お前にはまだ別件余罪(暴力事件の主犯)があるから、後日再逮捕・追起訴する。

 とりあえず本件を起訴するが前科があるから否認しても裁判官には信用してもらえない。』等との理由から、結局その嘘の供述書だけで起訴されました。
 勿論、公判が始まり一貫し無罪を主張しました。初公判で検察は『別件追起訴予定である』と述べ、その後予定通り再逮捕されましたが、詳しく取調べ捜査をした結果、元来関係の無い事件であった事が判明し第2回公判前日に不起訴処分となりました。

 別件(暴力事件)を立件(つまり本件化)する予定が狂ってしまった上、第2回公判で検察は、嘘の供述をした知人を証人尋問したのですが、『現在迄に話した事はすべて嘘です。被告人の逮捕を知り、真実を警察にも話したが相手にされなかった。』と真実を証言しました。

 関係証拠が無くなりあわてた検察は、『被告人の友人が被告人に有利な証言をさせた』と馬鹿げた根拠の無い推論を主張しましたが、5ヶ月間にも及ぶ無意味な接見禁止付の身柄拘束に呆れ顔の裁判官が検察官に対し「やり方が陰険ですね!」と一喝し接見禁止を解除。

 挙句の果てにはアリバイ証人に対し、論点・争点から外れた意味不明な尋問内容に「質問の趣旨が分かりません、そんな質問に興味はありません」等と言われ、前代未聞のお粗末な裁判になりました。

 岐阜弁護士会会長を務めておりました私の弁護人は、「これは立派な人質裁判!司法試験に合格できない馬鹿な副検事の典型的な失敗例だ!」と言っておりました。結果は見えておりましたが、このお粗末な訴訟を起こした副検事の不当な捜査・逮捕・拘束・公訴提起に納得できません。


ーーー以上です、是非ご意見などをお寄せ下さい

 編集子




岐阜地裁無罪判決に検察が控訴:松井さんの怒り

2005年05月26日 04時30分34秒 | Weblog
 無実・無罪を主張してやっと「完全無罪判決」を勝ち取った松井敏郎さん。
 これで解放されたと思ったのに、何と検察は控訴したのだ。
 許せないと怒るのは当然だ。松井さんが、検察控訴の記事をメールで送ってきた。東京の新聞にはこの関連ではまったく報道されないので、中日新聞の記事を紹介します。

 松井さんへ:文字化けということで再送してくれたのは有り難いが、まだ治っていませんね。そこでもう一度送って下さい、控訴審頑張りましょう、応援しますよ、弁護士はやる気充分ですね、再度の完全勝利を目指して!


 松井さんのメッセージーーーーー
現在は、とにかく私を担当した検察官の故意又は過失による
本件の杜撰な処理方法に憤りを感じております。

 昨日(24日)、検察が会見を開き控訴したとのことです。本日(25日)新聞各紙朝刊に掲載されておりました。以下、中日新聞記事です。


タイヤ盗「無罪」岐阜地検が控訴
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 タイヤを知人の男(24)と盗んだとして窃盗の罪で起訴した男性(33)に無罪を言い渡した岐阜地裁の判決は不当だとして、岐阜知見は24日名古屋高裁に控訴した。

 男性は、窃盗容疑で逮捕された知人の男が岐阜県警羽島署の取り調べに「男性と一緒にタイヤを盗んだ」と供述したため、2004年7月に共犯として逮捕、起訴された。

 しかし、知人は公判で一転「自分一人でやった」と男性との共謀を否認。知人の供述以外に物証など有力な証拠がなかったため、その信用性が争われていた。岐阜地裁は判決で「検察側の調書の信頼性は高くなく、公判での供述に不自然な点はない」と判断した。

 岐阜地検の高畠久尚次席検事は「判決は到底承服できないので、高検と協議して控訴を決めた。詳しい理由は控訴審で明らかにする」と説明した。


 松井さんからのメモメッセージです
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 本日弁護士事務所にも行ってきましたが、弁護人は「まさか控訴してくるとは思わなかった。メンツが立たないからだろう。現在の状況から二審で有罪は考えられない。
 今回はアリバイ証明するまでもなくの無罪であったから、二審ではアリバイ証明を認めてもらい、潔白を証明する」と言ってくれました。

 二審の国選弁護士は名古屋の弁護士になってしまうため、無罪確定後の刑事補償で相殺する形で私選弁護人を引き受けてもらうことを了承してくれました。
 現在私は心療所に通い、『心的外傷後ストレス障害』の治療中であることを伝えたら、診断書をとっておくようにも言われ、国賠準備もしているようです。

 以上、近況報告です。

松井

弁護士論考

2005年05月26日 02時55分46秒 | Weblog
 弁護士の仕事とは何か?
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 弁護士は依頼者の利益と人権を守り、社会正義を実現するのが仕事だ、というが実際の場面ではそうではないことがかなりある。それらの一部がこの人権相談に持ち込まれる。調べて事実のときは訴え者の言い分を中心に掲載する。
 悪徳弁護士に物申す、という形が多い。弁護士は法を専門にして稼いでいるのだから、文句や間違いがあれば発言者やこのページに文句を言うことは出来る。それを受け付ける。だがこれまでにクレームをつけた来た弁護士は1件だけだ。
 それも具体的に内容の指摘がないので、こちらは取り消しには応じなかった。そうしたら通常は「訴訟を起こす」と言うところなのに、黙って引っ込んでしまった。
 遠慮は要らないから積極的に提示して欲しい、弁護士が悪徳とか法匪と言われないためにも、弁護士の職業倫理に目覚めて欲しいと思う。

 050526 発信原稿

呉夫妻調停で妻側は3百万円提示

2005年05月20日 17時01分37秒 | Weblog
 呉夫妻の離婚調停で、妻側が三百万円をていじしてこれで分かれて欲しいと、夫は断る
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050519 呉夫妻の離婚調停が開かれた、結論を言えば不調である。妻側の代理人弁護士から
「妻は離婚を望んでいる、慰謝料を払うので離婚に同意をしてくれ」と求めてきた。

 金額の提示もあった。300万円だ。金額もさることながら、夫の呉さんの方には元々離婚
の意思はないのだから受け入れない。しかしどうしても「離婚を」というのなら、金銭を初め
条件の提示が必要だ。
 調停委員も呉さんが離婚をしないというこれまでの理由としてあげてきた子どもが未成年と
いう言質を捉えて、もう一人残っている子どもも来年は成人になるので、成人になったら離婚
をするのかとした。

 呉さんは「その時にならないと分からない」と答えた。未成年の子どもに対する親の責任、つ
まり監護権の問題だが夫婦の縁は切れても親子の間は続く。成人と未成年の間には法的な面に
は差異はあるが、相続などの面からはないと言える。道義的な面で親は、子の行動に対して社
会的責任を負わされるのがこの日本社会だ。

 特に呉夫妻の間にある問題というか紛糾の原因には、妻は子にたいする監護責任を充分に果
たしていないのではないか、という夫からの強い指摘がある。

 妻は大学時代の友人・高木に莫大な金銭を貸し付けた、その金は妻の両親の財産である株券や
不動産を処分して数千万円を借り出し、それをそっくり高木に融資したり出資したものだ。その
内訳は融資金が6百万円、出資金が4千万円となっている。だが高木が返済したのは毎月5千円、
今は一万円だけだ。この程度の金額では利息にも不足である。返却をしていないに等しい。不動
産売買に伴う税金なども親が結果として負担をした。
収入増大に伴う住民税なども然り。いわば踏んだり蹴ったりの状況だった。

 しかも高木夫妻は呉夫妻を離婚させようと図った、直接に呉さんに「離婚してやれ」と強要ま
でした。夫の呉さんが邪魔だからだ。
 妻が高木にいいように騙され、両親の財産が湯水のように高木に流れるのを何度も注意した。
夫として看過できず、また四人の子どもたちの父親としても、妻が子どもにとっては母親が、
詐欺師まがいの女性に騙されるのを指を咥えて見過ごすことは家庭を守る身としても黙っては
おれないのは当然ではあるかいか。

 妻が彼女の実の両親の財産を了解の許にどのように使おうとそれは自由のように見える。だ
が、よく考えてみると、それは確実に子どもたちに対する将来の財産相続権を侵害し、しかも
詐欺被害をみすみす見逃すことは犯罪のあるを知りながら放置しているに等しい。
 これは平和であった家族の生活を乱し、別居の一因にもなり、妻は収入の不安定となる被害
者になった。

 夫の呉さんは高木夫妻に対して、「呉夫妻の家庭破壊に対する損害賠償請求」と訴訟を起こし
た。金額は確か300万円と聞いた。
 裁判所は呉さんの請求を棄却したが、ある一定の目的は達したと呉さんは言う。
 「高木たちはそれからは、妻に借金を申し込んだり、親の金を引き出せとは言わなくなった」
と。つまり呉さんの存在が高木夫妻の悪巧みにストップをかけたのである。
 かくて被害はそれ以上に広がらなかったが、この事件から五年がたった。妻の両親も相次い
で亡くなった。

 しかし妻の方は、夫に助けられたという感謝や子どもたちの将来を考えるゆとりは無いように
見受けられる。あくまで離婚したい願望に変化はない、そして再度、調停を申し立てたという次
第だ。
 第三者から言わせれば、嫌な相手と何時までも法的な婚姻状態に無くても良いじゃないか、と
いうのが自然だ。

 単に二人だけの間の問題ならそれでいいかもしれない。が子どもの存在や財産とその使い道、
更に慾得絡みの第三者がその資産を狙っているとなると、また話は別だ。夫婦は協力して、外的
から家族を守るべし、というのは当然ではないか。
 家族全員の平和な生活と財産を守る義務と責務が発生する。妻にその能力がない時は、離婚を
認めないのも家族を守る為の一方法だ。
 あるいは認めるとしても、条件を付加することは可能だろう。

 調停委員に呉さんは答えた、どうしても慰謝料とか和解金を払うというのなら「金額は四千万円
だ」と。調停委員は妻側の代理人弁護士に伝えた、弁護士は断った。
 呉さんには離婚をする気持ちはない、妻側にはある、金銭条件は3百万円、呉さんはそれを断
った、どうしてもと言うならとして、「四人の子どもが自立・独立するまでの父親としても責任を
果たす為に、子どものための資産として四千万円」としたのである。

 事実関係は以上の通りだが、さて、この問題はどうなる、予測はつかぬが妻側はあくまで離婚
をしたいのならば、調停不能として、裁判に持ち込む以外にない。どうなるかは不明だ。



050519 木村潤哉君の信号違反事件、闘うぞ

2005年05月20日 15時47分23秒 | Weblog

こんにちは
はじめまして、木村潤哉と申します。
高校生の時に、本を読ませていただきました。警察というものには自転車を止められた時から不審を感じていました。

先月、赤信号無視をしたと、白バイに止められましたが、私は黄色で渡っていたのでサインは拒否しました。黄色で切られても同じだかと言ってきましたが、私は間違ったことにサインはできないし、泣き寝入りもしたくないので裁判をすることに致しました。
先日調書を取りに行きました。赤だった、黄色だったの水掛け論に裁判所が、どういう判決を下すのか楽しみでもあります。こちらは、不利だと思うのですが・・・たいした学も有りませんが、戦ってみます。


050518 岐阜地裁で松井敏郎さんが無罪を勝ち取った!

2005年05月19日 01時42分06秒 | Weblog
 午後6時半ごろに岐阜の松井敏郎(34)さんから、岐阜地裁で無罪判決獲得の報告あり

 2003年に窃盗容疑で逮捕・起訴され10ヶ月間拘置所に身柄拘束されていた、接見禁止期間がそのうちに5ヶ月間。共犯とされた人間がうそを言っていたことは法廷で本人が自供したことで、冤罪の証拠になった。
 しかし検察はその事実を捉えて「ウソを言っている」として、その知人が最初に自白した供述の方をあくまっで「真実だ」と言った。検察はあえて真実から眼を瞑り、でっち上げる方に専念したのだ。

 だがその強弁も松村さんの一貫した否認と、弁護士の反論、無実の立証で裁判所は無実の判断を下したのだ。検察主張はまったく認めなかった。

 その間十ヶ月間掛かった、裁判が長引く一因に検察のこうした卑劣な遣り方がある、人権侵害も甚だしいものだ。裁判所も保釈を認めないのも人権侵害に加担していることだ。
 裁判官自身の判断で証拠を評価するのでなく、検察が保釈に反対しているから、ということに逃げているのである。

 裁判官はようやくにして無実の判決を下した。松井さんは、職も失い長期間の拘置に悔しさに腹が立つっている、怒っている。心身ともに痛めつけられた、無罪を獲得しても失われた時間や心身の障害は回復に時間が掛かる。その気持ちをどこにぶつければいいのか、腹立ちは続く。

 パソコン喫茶で人権110番のホームページを見つけた、電話番号が出ていたので掛けてみた、話を聞いてくれてとても嬉しい。自分の冤罪を少しでも聞いて欲しいと思う。今朝の新聞には大きく出ているが(匿名)、国家賠償請求の裁判もしたいし、マスコミ報道にも文句を言いたい。弁護士は国選でやってくれた、知り合いの弁護士だったが、法律扶助の扱いに切り替えてくれたものだ。

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 さて、編集子からのお願いだ、冤罪は権力による犯罪である。だがそれをでっち上げるのは警官や検察官個人と組織だ。犯罪集団ともいえる、人権を侵害して置きながら反省をしないのだ。誠に許し難い。

 この記事は多くの人に読んで貰いたい、警察、検察、そして時に裁判所にまでも「冤罪」を作るのだ。この松井さんの場合は10ヶ月も未決で拘置所に入っていた。そのうち5ヶ月間も接見禁止だった。これは検察の悪さとそれに対して「待った!」を掛けない裁判所の不甲斐なさである。

 怒りと文句を言いたい事は沢山ある。この国が人権擁護で守られている、こうした実例からしても思えない。法による正義が貫けるためには、裁判所はもっと被告人の弱い立場に目を向けるべきだ。法治主義ならば法律の理念どおりに法を判断してくれ、と言いたいのだ。

 人権は法が守るのではなく、市民一人一人が守り、闘い取る以外にない、そして権力犯罪を犯した連中を断固、徹底的に追及することなのだ。実名を挙げ、具体的事実を示して多くの市民に知らせることだ。

 松井さんは警察や検察に対しての損害賠償請求の訴訟も考えている、という。事件と裁判模様を報じた新聞やテレビも、人権侵害報道の責任を問われるだろう。そのためには人権活動として力を貸したいと思っている。


千代丸健二

職質事例は掲示板にも:坂君は反撃へ

2005年04月23日 01時08分12秒 | Weblog
050422 金 
 調べてみると、職務質問と銃刀法違反とか軽犯罪法違反容疑で検挙されたことが
納得いかずに、この人権110番に訴えてこられたケースがかなりあるのだ。「掲示板」
にもあった。
 先日は坂光正君が訴えてきたが、その反応はいくつかあった、坂君には数日前に
面談した。しっかりと取り組む姿勢と学習能力がある。後は具体的にどう反撃するか
だが、作戦は整ってきた。

 さて、以下に掲示板に訴えてきた人の声を紹介しておく。この人がどのように取り
組んだかは不明名だが、せめて抗議なりをして欲しいものだ、闘わざる者には人権は
与えられないと言うのが、現実社会の厳しさだ。


№・1980 秋葉原で職質多発!
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けーさつやさんににつかまったー!@罪状:軽犯罪法違反!!

 秋葉原を上野より銀座方面に歩行中、後ろから自転車に乗ったけーさつかんふたりぐ
みに職務質問を受けるのー。
なんだか危険物を持っていないかという事。急ぐので、とか任意ですか?強制ですか?
任意なら拒否しますっ!とか言っていても埒が開かず路上で持ち物検査ーっ!

 で、出てきたのが電子系ガジェットにパソコンのばらし道具一式運の悪い事に(…って
いうか、標準装備なんだがw)この中に「レザーマンツールナイフ」が入っていたのが運
の尽き。
 任意同行という形ではありますが
「めでたく捕まりましたー!!」

 警官に周りを囲まれパトカーに乗りこみ、もよりの万世橋警察へ向かう事に…
どきどき、こんなの初めてだよー!!

http://psyclone.m78.com/diary/200411.html#20041111

 業務用あるいは趣味で使う工具あるいはナイフ などを持っていただけで
職質 逮捕 とは!警察国家許せません!

 以上投稿

職質が検挙の端緒になった事例

2005年04月21日 22時27分09秒 | Weblog
振り込め詐取金、引き出し専門グループ逮捕 報酬は3% (朝日新聞) - goo ニュース

 おれおれ詐欺から「振り込め詐欺」の呼び名に替わっても、連中のすることと被害者は相変わらずいることは報道の通りだ。騙す悪党、騙されるバカと言うが、警察捜査はしばらくは追い付かなかった。が、天網恢々疎にして洩らさず、という。
 停まっている不審車両を警官が職務質問したことから、逮捕に至るわけか。もしも見逃していたら、詐欺グループはまだまだ稼ぎまくっていた可能性はある。検挙という点だけに絞れば「良かったね」となるが、その陰の部分は表には出てこないものだ。
 どういうことかというと、職質が効果があったと言うことになれば、市民の方も「頑張れ、警察」と言うだろうし、警官は余計に張り切る。その結果が犯罪の摘発である、という面だけ強調されるとちょっと待てと言いたいのである。
 何故か? それは警察活動は犯罪の予防と検挙が責務ではあるが、同時に適法、適切な法執行、法律厳守と人権の擁護がある。最近の相次ぐ警察不祥事は、警察の勇み足や職権の濫用、その結果は重大な「人権侵害」の危険性に結びつくのである。
 まだある、被害者は騙された人だが、ここまで社会問題にならないと警察は動かなかったのである。被害が続出したことからようやく警察は動いた、警察活動の責務は法に定められているが、犯罪の謙虚だけではなく、むしろ事前の予防や牽制である。
 鈍い警察であったから、振り込め詐欺集団は暴力団関係者と手を組み、サラ金地獄と高利貸付の流れの一端にこの犯罪を生み出したのである。
 騙される人はもちろん被害者で、悪いのは騙す詐欺師グループや便乗組の犯行だ。ようやく犯罪という陰の部分に焦点が当てられたが、反面、当てられたライトのために陰に隠れた新しい「陰」があることに気付くべし。特に警察は犯罪予防の見地から読むことが必要である。


 

日々是好日哉・2  ガストラブル記 

2005年04月15日 14時28分42秒 | Weblog
 晴 在宅 原稿執筆中心に
 [ガストラブル顛末記・現在進行中]ーーー5月23日に完結せり

200年4月14日 水 晴
 ガスの調子が悪くて、炊事に不便を来している。何度家主の小貫夫妻に言っても一向にガス屋が来ない。着火しにくく、時間にして10分以上、ガチャガチャとスイッチを回す回数は最高100回以上にもなる時があった。好い加減腹が立つが火がつかないと役に立たぬ。
 初めに告げたのが三ヶ月前のこと、回数にして五回くらいは「ガスの出が悪いので困っている、何とかしてくれ」と要求してきた。
 「ハイ、ハイ、分かりました、業者に言います」というのが最初の返事。一週間経っても二週間しても来ないので、電話で請求した、また玄関口であった時にも告げた。家主は返事だけは良いのだ。
 「ガス屋には言っているんですがねぇ」、と。こんな調子が続いた。
 返事だけは良いという人間がいる。家主も段々と惚けて聞いたがすっかり忘れてしまったのかな、と思ったりした。半分は同情もしかかったが、困っているのはこちらである。
 大家が言い忘れているとは思えない、とすればガス屋が忘れているか注文殺到で、家主の注文に応じられないのかも。いや、待てよ、もしもそうならば「いまは忙しくて、そちらまで手が回らない」と断ってくるはずだ。

 業者の返事があれば家主は当方に伝えるはず、という順繰りに考察していくと、家主の調子の良い返事がますます不審になってくるのだ。腹が立ってきても不思議ではない。
 我慢も徐々に限界に近づきつつあった。最後の手段の一つとしては、家主に「家賃で相殺するぞ」、通知するのだ。多少でも脅しを掛けることだ、こんなやりっ放しのヤツには相手の一番大事な家賃収入に影響があることをすれば、すぐにやるだろう。
 そしてつい数日前に何度目かの通知をした。「ガス屋はどうなっているのですか?」と怒りの気持ちを抑えながら丁寧に。
 家主曰く「言っているのですがねぇ」。そして昨日のこと、私は東京ガスに電話をした。大元のガス会社に連絡をしてとにかくガスが出る状態にしてくれ、という要求を伝えることにあった。
 本来は東京ガスは関係はない、直接はなくても間接的にはあるといえる。かくて事情を話した。そして当方に来手もらうことになった。「どこが悪いか見てみましょう、出張費が二千円掛かるがいいですか」というので、金の件は了解した。
 ガス会社から家主に正規有させる道もあるが、事前に了解や通知をされていない立場の家主にすれば、ガス会社と一悶着ある可能性もある。そのトラブルが発生も予測の範囲内だから、そのようにしても良いのだが、新しい紛糾は不要だと考えた。
 ガス会社も小生から払ってもらった方がスムーズに運ぶと思うだろう。そこでそのようにすることを告げた。会社は喜んだ。
 「私の方で払いますよ」と告げた。この件は話が付いた。本来は家主が払うべきものだから立て替え払いになる。または告知の上で家賃から引くのである。
 本来は家主がすべき仕事私が代行するものだ、家主と工事業者の怠慢を替わってするわけで、本当は慰謝料も取りたいくらいだ。加算しても良いが今回は放棄しよう。

 一時間後にガス会社から技術者が来た。同じ繰り返しの説明をせざるを得ないことあったが、状態を実況見分した、その結果は部品交換が必要だということになった。
 彼が電話で確認をしたところ、その部品はガス器具を製造した会社にはもう無いということも判明した。ガスは何とか付くようになった、しかし部品交換をしないとダメであることには変わりはない。
 ガス会社の佐藤青年はガス器具の特徴などをちゃんと説明してくれた。わたしは納得した、部品の有無も調べてすぐに電話で返事をくれた。
 次はこちらが家主に伝えることがある、ガス会社を呼んで判明した事実と修理の必要性だ、部品を探して交換出来れば良し、ダメな時は器具セットを全て交換してもらわねばならない。
 店子の小生は、家主に家賃をキチンと払っている、その対価としてガス、水道、電気のライフラインは供給することは必須条件だ。今回のように三ヶ月間以上も放置し、挙げ句に店子をしてガス会社に直接連絡をさせるとは言語道断である。

 が、済んだことはもう良いとしよう。ガス会社からの返事を待って、次は小生の方から家主に伝える。「家主がしないのでこちらで手当をしました、故に代金は払って欲しい」と。家主がどう言うかが楽しみである。
2005年4月15日 木 晴 午後二時半記録

2005年4月17日 金 晴 暖 ごご3時半校正と一部変更、追加
 コメントが二件入る
 ガス会社からの返事は来週以降になろう。その間に家主には黙って待ちの状態で臨むことにしよう。家主から来週末になっても返事がない時には、「ガス工事業者には連絡をしたのですか? まだ来ないがどうしてか? 私は何度も家主の貴方に告げているが、どうしたらいいと思うのか?」と詰めていくのである。さて、段々面白くなりそうだね。

職質後本署で取り調べ(坂光正)

2005年04月15日 09時46分06秒 | Weblog
Subject: 坂  取り調べ内容 
To: jinken110ban@yahoo.co.jp

 お世話になっています。
早速ですが、取り調べの内容を報告させて頂きます。

1/25PM10:00頃、私の車のナンバー灯が消えていたため、パトロール
中の警察に停められ、車内からナイフが出てきたので、浅草警察へ連れて行かれ
ました。

 警察署に着くと、署の前で写真を何枚か撮られた後、取調室に入れられ、 ま
ず、車内を検査した警官に、
「今から色々と聞かせてもらうけど、あまり反抗的だったり、素直に協力しない
と逮捕ということも出来るんだから、そうなると後々、自分に不利になるぞ。」
と、脅かされました。
 その後も、何人かの刑事に「なぜナイフが、ドアポケットにあったのか?」
を聞かれ、その都度、私は説明しましたが、刑事達も同じように
「あまり認めないでいると、逮捕できる、帰れない、後に自分に不利になる」
等、言われ、私は段々と不安になっていきました。

そのナイフは、仕事で使う道具なのですが、毎日、必ず使う道具ではないので、
今年の始めに使ったのを最後に、ドアポケットに置き忘れていました。
 いつもは道具箱にしまっているのですが、その時は、車を発進させた後に、
ナイフを入れ忘れた事に気が付いたので、とりあえずドアポケットに入れ、後
でしまおうと思っていたのですが、そのまま、警官に発見されるまで忘れてい
ました。

 その後の取り調べですが、最後は、大阿久係長(当日の責任者)と堀内刑事
(本件の担当者)に取り調べを受け、書類を作成する段階にはいりました。
 
 それまで、私は一貫して、仕事に使っていると主張していたのですが、その
当時、私は、今の仕事を始めたばかりなのもあり、名刺や、それ以外にも、今
の仕事をしている証明をする物が無く、その日は私服な事もあるので、
「このまま認めないと、今日、帰す事が出来ないし、先に進めないよ、今度、
来てもらうときに、また、ゆっくり話しを聞くから」と、取り調べは続き、堀
内刑事から「これと同じに書いてくれ」と、書類を作るために下書きを見せら
れ、その文章を、書きながら読んでみると、(以前、仕事に使っていたナイフ
を所持していた)と、過去形になっており、私は、堀内刑事に
「これでは内容が全く違います」と伝えた所、
「俺はそう思ったんだ」と言われました。
私は、そんなのおかしいとは思いながらも、しょうがないのか?と、思い始め、
「書類を作らないと、今日は帰せない」
 と、言われると、友人にも迷惑がかかることや、色々な不安がよぎったのも
あり(以前、仕事で使っているナイフを所持していた)と、変な文章を苦し紛
れに書き、その書類とナイフ所持の書類にサインをしてしまいました。
その後、指紋を採るからと、言われたので、
 私は、「ちょっと待って下さい、弁護士に連絡させてください!」と、言う
だけ、言ってみたのですが、大阿久係長は、
「そんなもの必要ない!これぐらいの事で、そんなものいらない、ただ、今は
坂君が、本当に電気工事の仕事をしているか、分からないから、こうするしか
ないんで、今度、来てもらう時、その時に証明出来る物を、見せてもらえれば
いいから」
「一応、立場上、絶対に事件にしないとは言えないが、これくらいの事では、
そんなもの必要ないよ、それに身元引受人になってくれた友達も待ってるし、
先に進めないから」
 と言われ、私は、渋々、指紋を採られ、その日は帰りました。

以上が、当時の取り調べ内容ですが、私は、やはり納得がいきません。
 道具も無いと困りますし、これは絶対に、事件ではないと思いますので、私
は、出来る限りの事をしたいし、千代丸先生の言葉を借りるようですが、闘い
たいと思います。
 力を貸して下さい、宜しくお願い致します。

 坂 光正

柿鶴さんに返信:悪徳弁護士は多いぞ

2005年04月13日 15時18分22秒 | Weblog
054013 発信
 拝見しました、面白く興味深く読み、そして参考に出してい
たUrlもすべて開いてみました。
 なかなか丁寧な案内というか、問題提起の参考資料の紹介も
含めての投稿は非常に適切というものだと感じました。幾つか
の感想がありますが、貴兄自身が述べておられるように「警察
権力と関わる直接のテーマではない」ということですが、具体
的な事件に関わる問題の提起でもなさそうだし、弁護士や司法
についての事に絞られるのかな、と思いました。

 映画「レインメーカー」は小生も観ました。映画館での干渉
とテレビ放送を含めると三回以上観て、司法試験受験生にも「
この映画は観た方が良いよ」と勧めたものです。アメリカの司
法のあり方やまず保険会社の悪辣さ、それに金儲けだけに専念
する弁護士事務所の実際が赤裸々に描かれていること、日本の
司法、弁護士理念とは相当に違うことが分かり、日米の違いが
映画表現の面白味と相俟って、うん、面白い映画だと思った次
第ですね。

> 答が見つからない。いくら考えても、ぼくの頭では全くわか
らないことです。
ーーー答えとは何か具体的な事案のことですか? 問題を持っ
ていてその答えを求めているものでではないと言うことでしょ
うが、何を想定しての投稿に繋がるのでしょうか?


> 弁護士を利用した人はみんな暗に認めていることです。弁護
士は資格を担保にして仕事をしています。
ーーー「暗に認める」のではなく、実際に悪徳弁護士に被害に
遭った人たちが沢山いるのです。その一部が「人権110番」に
訴え、投稿し、懲戒請求や訴訟を起こしているのです。実名を
挙げて追及していますよ。法匪と名指ししてバッジを取り上げ
るまで追及する市民、依頼者がいることはご存じないですか?

 貴兄の意見や内容についてとても面白くかつ重要な問題提起
もあるので、小生も感じるところ多く、もう少し書きたいがま
た改めて、とします。
 最後に一つ教えてください、どういう手順、手続きでこのHP
に投稿をされたのですか・ 管理者の許可とか了解が必要とな
っているが、そうした上でのことですか・

 ともあれ、とても面白い内容と問題提起でした。今後もこう
した提起や意見を出して下さい、一読者としても非常に嬉しい
ですね。

 千代丸 健二

柿鶴さんの「人権と弁護士」矛盾について、(投稿)

2005年04月13日 14時59分21秒 | Weblog
人権と弁護士についての投稿を紹介
ーーー柿鶴さんからの問題提起としてーーーーー読者の意見募集します!--ー

初登場の柿鶴です。東京の中小企業の独身サラリーマンの若造です。皆様、よろ
しくお願いいたします。
 警察権力と関わる直接のテーマではございません。ご了承く
ださいませ。

答が見つからない。いくら考えても、ぼくの頭では全くわからないことです。
弁護士を利用した人はみんな暗に認めていることです。弁護士は資格を担保にし
て仕事をしています。
レインメーカーという映画でダニー・デビートが言っていましたが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000657R8C/qid=1103806475/sr=1-1/re
f=sr_1_2_1/250-1824539-3624215
弁護士の守るべきルールは「盗むな」「嘘をつくな」「依頼人のために戦え」だ
けだそうです。依頼人の不利益になる言動をする弁護士はいません。依頼人から金を
もらうのですから。企業や行政機関を相手に交渉をしなければならないときは、依頼
人にとって死活問題です。手を抜くバカな弁護士はいません。しかし、一点だけ利害
が一致しない点がある。

「依頼人が弁護士に支払う報酬をいくらにするか?」ということです。依頼人か
らすれば弁護士報酬は安く済ませたい。弁護士は反対です。依頼人からたくさんの
報酬を受け取りたい。本質的に利害が対立しています。

揉め事が大きくなればなるほど、依頼人が弁護士に支払う報酬は増大します。も
し、弁護士の助言通りに行動して失敗しても、弁護士は「最善を尽くしました」
としか言ってくれないでしょう。家族や親友に弁護士がいるなら話は別です。そうで
なければ、弁護士(のアドバイスの内容)が「仕事が欲しくて言っている」のか「本
当に依頼人の利益を考えて言っている」のか見極めるのは、依頼人の孤独な判断です。
たとえば、医療のセカンドオピニオンのように、別の弁護士に助言を求めても、その
の弁護士との利害の対立は生じます。医療のセカンドオピニオンは、
「患者が、ある医師の診断が妥当かどうか別の医師の助言を求めること」です。
その別の医師との利害の対立が生じない保証は無いです。依頼人(患者)と職業
専門家との関係では、利害の対立は不可避に思えます。
大分前にこんなことわざを聞いたことがあります。たしか、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4882618508/qid%3D1113311838/250-045
0563-3016258
という本にあったと思う。

「全ての専門職は素人を欺くための詐術である」ということわざです。
 専門職の人間が、きちんと仕事をしているのか?そして仕事の内容に見合った
妥当な報酬を請求しているのか?」を素人が確実に見極める方法は無い。もし、見極
めるだけの能力があるのなら、人任せにせずに最初から自分で全部やったほうが利口
です。たしか、千代丸さんも、「被告は最大の弁護人」とおっしゃっていた気がい
たします。

「弁護士の仕事の質に文句を言うぐらいなら、てめえで法廷に立てる能力を身に
つければいい。弁護士を信頼できないなら、てめえで全部やれ。」
というのはもっともだと思う。しかし、普通に市民として生活している人間に弁
護士並みの能力を要求するのは酷です。どうすればいいか本当にわからない。誰にき
けばわかるのかもわからない。皆様は、いかがですか?かくいうぼくはまだ、全く弁
護士を利用したことがないです。民事と刑事をちゃんぽんにして、議論をしています
が、論点の本質は動かないと思う。
なお、今回のテーマは
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4380800008/qid=1107093394/sr=1-1/re
f=sr_1_8_1/249-1461517-8549948
という本で、「報酬の請求という点では、弁護士も第二の敵と思え」という言葉に触発
されました。
三一書房の伝説的名著です。筆者の増尾由太郎氏はいかがされているのでしょう?非常
に気になります。
長くなりすぎてごめんなさい。見落としがたくさんあると思う。どしどしご指摘くださ
いませ。
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

柿鶴より



熱海署事件第2回控訴審に山本麻衣子さんの意見

2005年04月13日 04時44分52秒 | Weblog
東京高裁刑事第四部で4月8日午後から開かれた熱海署事件は冤罪主張をしてい
る。その主張がほぼ認められそうな審理内容になってきた。一審では本人の「有
罪を認める」という自供があったが、その反省から直ちに控訴したものだった。
 裁判所の姿勢に一番喜んでいるのは被告の鈴木正勝さん本人だが、同じように
娘の麻衣子さんも心から喜んでいる。その気持ちと裁判傍聴記が届いたので紹介
する。検察官の高橋という男は意地悪質問をしきりに発したが、それは成功しな
かった。次回の公判は5月24日午後である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 控訴審の第二回公判は、はらはらしましたが、とても楽しかったです。静岡地
裁沼津支部での一審に比べると夢のようでした。3名の裁判官の質問を聞いても
真剣に審理しようとしているのが伺われました。今まで公判では主張したいこと
が、全く主張できず苦しい思いをしました。もちろん判決のことも気になります
が、今はこの事件が審理されているという事実だけで、非常にうれしく思ってい
ます。
 初め仙波裁判官が「時間は厳守で」と強調していたので、厳しく時間を制限さ
れるのだろうか、と心配しましたが、先日の証人尋問では時間をかなりオーバー
しました。仙波裁判官は「時間はどうしてもオーバーするようですが、それは仕
方ありませんからね。」と言っていたので、時間をかけて審理してくれそうです

 静岡地裁沼津支部の傍聴席に座っていたときのことを思い出しました。あのと
きから考えると、高裁で柳沢さんが証言しているのを見るのは夢のようでした。
一審では福地弁護士に煙たがられながら何度も話し会って、結局柳沢さんについ
ては、最終弁論で申し訳程度に情状の範囲で名前が出ただけでした。裁判官にも
検察官にも無視されました。「だめでもともと」という思いで頑張ってきました
が、4/8の第二回公判は私の夢が叶った瞬間だったと言っても過言ではありま
せん。高橋検察官が私を「お父さんの無実を信じて頑張っておられた。」と私を
評してくれたのも非常に嬉しいです。おそらく高橋検察官は柳沢は私にそそのか
されたとかなんとか言いたかったのでしょうが。
 これは一つ反省なのですが、大熊弁護士には私の不注意で迷惑をかけてしまい
ました。田中さんの陳述書はもっと慎重に書き、田中さんに何度も確認をとるべ
きでした。私は田中さんの性質を知っている訳ですから、もっと慎重になること
もできたはずです。今後肝に命じます。
 大熊弁護士について言えば、田中さんの証人尋問は上手で感心しました。私が
陳述書を書くために田中さんと話をした時のことを思うと、田中さんから話を聞
き出すのは大変でした。田中さんが証人調べで「柳沢さんに証人になって欲しい
と頼まれたのは、手島さんの入院後まもなくのことで、それは確かなこと。」と
言ったとき、「鈴木さんの逮捕後でしたか、それとも前でしたか。」と基点の切
り替えをした質問は素晴らしいと驚嘆しました。優秀な人です。これだけの能力
があればソーシャルワーカーも崩せるかもしれません。
 この事件に命をかけてくれたと言っても過言ではない千代丸さんには、本当に
お世話になりました。父母の逮捕から一貫してお力添え頂き、本当にありがとう
ございました。ここまで来ることができたのも千代丸さんのおかげです。今まで
私は、これほど私たち家族が恵まれていると感じたことはありません。今後とも
よろしくお願い致します。

山本麻衣子

職質体験しました

2005年04月06日 12時47分14秒 | Weblog
 こんにちは、読者の皆さん、お変わりありませんか? ということで本日は
「職質質問を体験して困った」お話をします。ご意見をどうぞ。
   「ハイ、こちら人権110番!」編集子より
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前略、突然ですが、HPを見させていただきメールさせていただきます。

先週、新宿区の路上にて職務質問を受け軽犯罪の罪で明日火曜日に出頭を求めら
れて困っております。
この事件の経緯をお話します。
12月9日の午後9時45分ごろ新宿区の新大久保近くの路上で韓国からのお客様を食
事に連れて行くため路肩にウインカーをつけて停車していました。
そこへ第二自動車警ら隊の管田峰治と表木博徳という2名の乗ったパトカーが私
の前に停車し2人が降りて近寄ってきました。

管田(以降管)『すいません。お兄さん。何やっているのですか?』
私『また職質ですか?』
管『また?って、お兄さんはいつも職質に合うんですか?』
私『会いますね。何か風体でも気に入られないのかな~』
管『そんなこと無いと思いますけどね。ちょっとトランクを調べさせてもらって
いいですか?』
私『はいど~ぞ!開いてます』
管『お兄さん。これからどこに行くのですか?』
私『今、お客さんが海外からいらしているのでこれから食事に行くので携帯のサ
イトで検索しているんですよ。』
 『ですから、失礼の無いように早く終わらせてくださいね。』

で、後ろのトランクを調べていた表木警察官が前に来る。
2人でコソコソと話をしている。

管『お兄さん。このトンファーなんですがね。軽犯罪法違反なんで署まで来ても
らわないといけないんですよ。』
私『トンファー?なにそれ?それは懐中電灯ですけど。(大体トンファーなんてし
らないので・・・)』
管『これは懐中電灯でもトンファーとして使用できるので署まで同行してももら
いますよ。』
なんだかうれしそうだな・・・
私『これがトンファーだなんて知らないし、赤色の懐中電灯を積んでるとしか認
識して居ないのにですか?』
管『お兄さんがなんていっても、危ないものは危ないので今から一緒に行っても
らいます。』
私『どうしてもダメですか?』
管『ダメです』
私『今、海外からのお客さんが一緒に居てこれから食事なんだから後からでもダ
メですか?』
管『お兄さんがなんていってもダメです。』
そこで表木警察官が
表木『じゃあ、後日新宿署まで出頭してくれる?』
私『しなければだめ?』
2人とも『ダメです』
私『じゃあ、出頭しましょう。で、連絡はどういう風にしたらいいです?』
管『その前に運転免許証見せてください。』
私『見るだけですよ。』
管『この名前、なんて読むの?お兄さん』
私『大路(たろう)ですよ!』
管『で、電話番号も教えてくれる?』
私『090-xxxx-xxxxです。』
管『え?XXXX?』
私『XXXX!聞えないの?』小さい声じゃないのに・・・
管『分かりました。』
私『じゃあ、お巡りさんの名前と、連絡先教えてよ。』
管『私は第2自動車・・・』
私『警察手帳あるでしょう?』
管『ハイ見てください』
私『もう一人の方もお願いしますね』
表『どうぞ』
私『電話番号は?』
管『わからないな~お兄さんの連絡先聞いてるからこっちからかけるよ』
私『いいから教えてよ。』
表『携帯を取り出し、え~とXXXX-XXXXです。)
私『自分の勤務先も空でいえないの?困ったものですね・・・』
私『ところで、菅田さん!さっきからそのお兄さん!って言うのが
  とても不愉快なんだけど?』
管『じゃ、だんなさん』
私『あなたのだんなさんじゃないしね!』
管『じゃあ貴方様!』
私『もう何でもいいや。言葉遣いには気をつけてね』
表『このトンファー何処においたらいいかな?』
私『懐中電灯です』何が何でもトンファーにしたいんだな・・・
表『じゃあトランクにしまおうか?車内がいい?』
私『元のところで結構です』
 『ところで、この懐中電灯は3日前にも浅草で職質にあって見られているし、
  その前も何度か見られてるんだけど・・・』
管『じゃあ、その警察官が分からなかったんじゃないの?』
私『だって、錦糸町の職質のときなんかちょっと待ってくださいね。
  メモ見るから・・・あった。5月の7日の夜10時ごろ錦糸町の路上にて森達之、
荒川巡査に杉野さんて上司の方ですね。この杉野さんには(これな~に?)って
聞かれたから(懐中電灯です。)って答えたらあ!(じゃあ大丈夫ですね。
気をつけて帰ってください。)って太鼓判押されてるんですよ!』
管『その警察官が知識なかったんでしょ!ダメなものはダメですね。』ニヤニヤ
している。

 結局この後開放されました。しかし、翌日連絡しても新宿署に居ないので
警視庁の相談係に電話して昨日の経緯、お兄さん呼ばわりされて心外であること
などを伝えて連絡が欲しい旨伝えたところ、後から第2自動車警ら隊の渋谷分隊
長という人から連絡が来ました。
で、またはじめから説明しましたが明日の午後に新宿署に出頭せよ!
との事です。今回の件では、懐中電灯がトンファー?に見えるとのことですが、
錦糸町でお墨付き?をもらっているし、何度も検問、職質で何も言われないでき
たこと。
今回も隠していれば軽犯罪法違反らしいのだがトランクの荷物の一番上が隠して
いる?といえるのか?疑問です。
 海外での仕事が多いので、犯歴に載るような事はVISAにも影響しますし困るの
でまずは相談と思い、メールさせていただいたしだいです。
是非よきアドバイスをお願いします。

宮田000