goo blog サービス終了のお知らせ 

天使に出会ってから

体と心の変化を見つめて書き留めておきたい

知人、、友人ではなく

2005-07-15 09:58:58 | Weblog
トレーニングジムで見かけた二人の男性の話

一人はまだ今ほど坊主頭が流行っていない頃に坊主頭にしている人

毎日きているのだけれど、プールがメインで

トレーニングは土曜日だけ、それもベンチプレス80キロ上げて終わり、、

トレーニングのファッションも白の長袖のトレーナーに黒のスウェットパンツ、

それだけならシンプルで普通なんだけど

彼の場合は黒のスウェットパンツ上にハイソックスを被せるそうに履いて、

昔の高校野球のソックスのような独特の着こなしをしていた、カッコいいとは言えない、、、

ちょっとダサい、、。

僕は彼にとても興味があった

そして僕は彼のことを「ボウズ水泳」と自分で呼ぶことに決めた

単にボウズ頭で水泳ばかりやってる明るいお兄ちゃんって感じだったので、

ある日、僕のスタジオだったビルのの前にバス停があるんだけれど

そのバス停で「ボウズ水泳」が降りてきた

声をかけた

「こんちわー、」

「ああ、アクラ(ジムの名前)の、、」

ボウズ水泳も僕のことをわかっていてくれた

「ここスタジオでしょ、話には聞いてましたよ」

「ええ、そうなんですか、よかったら、よってきませんか?」

「いまから、仕事なんですよ、すいません、こんどゆっくり、、」

で別れた。

何日か後にスタジオの帰り、たった一駅しか乗らない電車の中でボウズ水泳とあった

あったといっても、同じ駅で降りるならその駅は改札が一番後ろに1つしかないので、その駅で降りる人は、ほとんどが一番後ろの車両に乗るのだけれど、、

で時間が遅かったのだけれど、夜中までやっている喫茶店があったので誘った

でもやんわり断られてしまった、でも名刺をもらった、

こんど電話で時間を決めて会おうということで、、、。

僕も名刺を渡した

彼の名刺を見た

全体的に小さな文字

そこには「弁護士」の文字が、、、


えええええ、絶対みえない、

僕は彼は酒卸売り屋さんで働く勤労青年だとプロファイリングしていた。


ますます、興味が湧いてきた

ボウズ水泳から電話がかかってきた

海岸通りによく行くジャズライブハウスがあるのでそこで会いましょうという電話だった

その日は雨がふっていた、僕は先について待っていた

かざりっけの無い渋い大人の雰囲気の店だった

「菱川さんと待ち合わせなんですが、、」

「はい、聞いてますよ、田中さんですね」

うわ、すげー、顔パス、、、

しばらくしてボウズ水泳が現れた

短パンに普通のTシャツにゴム草履、、

「雨だから、このまま来ちゃいました」

もはやここまで素性を明かされて、こんな店の常連でこのかっこうとなると、

ポリシーとしかいいようがないかった、

そして僕は、彼を質問攻撃した

彼は東大法学部で在学中に司法試験にパスしていた
お勉強大好きのオタクだと自分で言っていた

僕は中央大学法学部かなあと、おもっていたのだけれど

ことごとく予想ははずれて行った

そこで僕のかれに対するプロファイルを話した、

「いいですね、それ、ちょっとねらってるんですよ、、実は、ってところをね」

と答えが返ってきた

面白い人だ、

もう一人のかわった人は、明日書くことにする

おじさんは何者?

2005-07-13 13:01:08 | Weblog
昨日の続き

ジングルがこの間の男の子を見つけた、、

男の子のそばにジングルは走っていった

男の子はおどろいて来た方向へ走って行った

ジングルは途中まで追いかけて行ったけれど僕の見える範囲がジングルの冷静なときの行動範囲なので、

その時は冷静だったらしく引き返してきた

しばらくして男の子は、公園の館長さん(おばさん)を引き連れてやってきた

館長さんは「すみません、この子が怖がってるのでワンちゃんちょ

っとだけつなでおいてください」と丁重に言われた

男の子は僕の隣にすわった

「ちくったな弱虫慶太」と僕は言った

「なんで名前知ってるの?」

「このワンちゃんが教えてくれたもん」

「うそ!」

「ほんとだよ、ジングル苗字なんていうの?、、そうか、斉藤」

「ええええ、、なんでよ!!!」

「だから、犬には超能力があって、教えてくれるんだよ」

「犬と話しできるの?」

「話は出来ないけど、愛してかわいがってあげれば知る方法を教えてくれるんだよ」

「。。。。。」  混乱してる、、、

「学校は行かないの、元町小学校は?」

「何で知ってんの?」

「ワンちゃんが教えてくれてるんだったてば」

「。。。。」

「バカが移るからから来るなって言われてるから行かない」

いじめかあ、、、

「そか、いいじゃん、みんなにバカ移しちゃえば」

「。。。。。でもサッカーは行く」

「そうかあ、じゃあ慶太、いまからみんなにバカを移しておいで移りたくなかったらお前が来るなっていって抱きついて脅かしてごらん、おもしろいかもよ」

「いやだよ」

「クモ食べなかったから勇気がないんだね、」

「お母さんにいったら、食べられないっていってたよ」

「お母さんはきっとクモがこわかったんだね」

「じゃあ、目をつぶってごらん、おもしろいことが起こるよ」

「。。。。。」

「水の中を見てごらん、自動車が湧いてきたから」

「おお、ほんとだ」

慶太は池の中に手を突っ込んでおもちゃの自動車を拾い上げた

「よしそれ持って学校行っておいで、おじさんうちにかえるからさ」

、種明かしは、ランドセルに元町小学校1年1組斉藤慶太と書いてあった

そして池の中には最初からミニカーが落ちていたのに慶太が気がついていなかっただけ、、。

それからしばらく、公園で慶太とはときどき会った

慶太にとっては僕は天使に見えていたのかも知れない

彼は僕のことを「ねえ」としか呼ばなかった、おじさんとも言われ

なかったし名前もきかれたこともなかった。

小さな友人との出会い

2005-07-12 22:20:37 | Weblog
僕が杖を突いてジングルとイタリア山を散歩していたころの話の1つ

公園は9時に開園なんだけどだいたい8時25分にアルバイトのオバちゃんが鍵を開けてくれる、

僕とジングルはいつもオバちゃんを待っていて、門が開いたら、ジングルを放した、

10時ごろになると絵を描きに来る人達が集まってくる

ジングルは誰にでも挨拶をしに行く

皆が犬が好きなわけじゃないので、たまに起こられることがあったので

10時前には家にもどることにしていた

ある日うちに帰ろうと公園の出口まで来たときに

ランドセルを背負った小さな男の子が小枝をもって歩いていた、そこには女郎蜘蛛がいた

僕はその子に話しかけた、

「ああ、その蜘蛛ね美味しいんだよー唐揚げにしたら頭よくなるし、おかあさんに持って帰ってやってもやいな、でもね、おなかを触ったら大変なことになるからね、触ったところが石みたいになっちゃうからね、」

「うそだー」

「ほんとだよ、触ってみようか、すぐ硬くなるよ、でもおじさん家にかえったら薬あるから、30分以内にクスリを飲めば石にならないから、みててごらん」

「いい、いい、やめて、あああ」

「ほら触ってごらん」僕は筋肉を固くして触らせた

「早く、家に帰って!クスリのまないと死んじゃうよ」

「うん、じゃあ、またね」

これが小さい友人との出会いだった