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天使に出会ってから

体と心の変化を見つめて書き留めておきたい

その2

2005-07-29 09:28:40 | Weblog
   「頭がいたい、、、」


朝起きるとなんとなく頭が痛く、のどが痛い、、、
リオは、風邪をひてしまいました。

お母さんがリオに言いました、「りお、いい天気で気持ち良いね」
「うんでも、お母さんぼく頭が痛いんだ、のども痛いし、、、」

お母さんはなにもいいませんでした。

リオは思いました(僕が頭が痛いといているのにお母さんは僕のことわかってくれないのかな?

お母さんは言いました「りおが,頭がいたいのや、のどが痛そうなのは見ればわかるよ」
リオは、ホッとしました、『お母さんはわかってくれていたんだ』と

「お母さんはリオの頭のことを聞いているんじゃないよ、リオの気分を聞いているんだよ」

「うん、でもやっぱり頭が痛いからいい天気でも、きもちいいって言う気になれないよ」

リオは思いました『お母さんは頭が痛くなったことがないから僕の気持ちがわからないんだ』と
『だからそんなことが言えるんだ』、、、と

頭が痛い自分のことを気づかってくれないお母さんにリオは、腹だたしくなって
「僕だって頭が痛くなければこんなにいい天気だったら、イイ気持ちだねっていえるさ!!」

そういった後、ふときずきました。
『イイ天気があるのに、ぼくは頭が痛い、、、ぼくが頭が痛いのにイイ天気、、』
なんだろうこれは?
リオはお母さんに尋ねました
「お母さん、あたまいたくなったことある?」
「うんあるよ」

「でもぼくにはお母さんがいつ頭が痛いのかわからなかった、
お母さんはいつもいい気分だと思っていた、」

「どうしてお母さんは頭が痛いのに言い気分でいられるの?」
とリオはたずねました

「それはね、リオがいてくれるし、イイ天気だし、雨も降ることもあるし、いろんなこと
あるけれど、それを幸せと感じるからなんだよ」
「・・・・・・・・」
「頭が痛いと思わせてるもう一人の自分は、きらいだからだよ」

リオにはちょっと難しくてわかりませんでした。

でも、そのときリオは頭が痛いのを忘れていました

ふるいたたせるために、思い出す

2005-07-24 11:53:19 | Weblog
この文章は、痛みにまだ耐えることができないときに

自分に言い聞かせるために書いた文章だったことを思い出した

もう一度読み直して、いまの自分をはげますためにここに書く


  題名    「イタイ?」

リオはある日,道でコロンで両手のひらと左の手の膝をすりむいてしまいました、

痛くて、痛くて、泣きたくなってしまいました。

泣こうかなあ、と思ったときおかあさんがいいました、
「ころんじゃったのね、血が出ちゃったね、ねえ、リオ君どこがいたいの?」

「ここと、ここと、ここ!!」リオは両手のひらと、左の膝を示しました。

お母さんはリオの胸の真ん中を指でふれながら、「ここはいたい?」と
たずねました。

「いたくない」

お母さんはリオの鼻の頭を指でふれてたずねました「ここはいたい?」

「いたくないよ」

おかさんは両方の耳、おでこ、かわいいほっぺそして、右の膝をつぎつぎと
指さしていきました

リオはそのたびにいっしょうけんめい痛いかどうか、感じようとしていました

でもお母さんが指さしていたところは、痛いと感じようと思ってもかんじられませんでした

そしてリオは不思議なことに気がつきました

痛いと思っているところは、たったの3つでその3つ以上に痛くないところがあることに、、、

そして、痛くないところを痛いと感じようと思っているときは、3つの痛いところが
痛いのか、痛くないのか覚えていないのです

そのときリオは、泣こうかなあ、とおもうのをやめました。



坊主水泳、カブキ水泳ときたら、、、

2005-07-19 14:43:41 | Weblog
語らずにおけないもう一人のひと

「山伏プーリー」

ジムにはプーリーというマニアックなマシンがある、僕はそれが好きでほとんどその場所にいた

そしてもう一人同じような考えのひとがいた

彼の風貌は、いつもスッキリ刈り上げでスキンヘッドにちかかった

しかし、おでこのところだけ、子連れ狼の大吾ロウのようになっていた

大吾ロウと呼んでもよかったのだけれど、それでは僕のニックネームのつけ方のポリシーに反するので

山伏の修行の時におでこのとろに載せている小さな三角の帽子っぽかったので

その雰囲気とプーリーに来るのでそのなまえにした

彼と僕はそのジムでは、1,2を争う低体脂肪率でお互いに意識をしていたところがあった

ジムではいろんなタイプの人達がいて、痩せるため、運動のため、筋肉をいっぱいつけるため

僕はダンサーとして裸で踊っても美しいためにジムに通っていた

山伏プーリーの体も美しかった。

僕は声をかけてみた

「こんちわ~、ナイスボディですねえ」

「なにおっしゃいますやら、そちらこそ、ビルダーですか?」

「いいえダンサーです」

「ああ!、ダンサーがいるって話しはまえからきいてたんですよ、なるほどねえ
 オレ、ボクサー、よろしく」

そうなんです

かれこそ、山伏プーリーこそ、今、お世話になっている

親友の宗像さん

謎のまま

2005-07-18 20:25:00 | Weblog
もうひとりの面白い人の話し

彼はプールにしかいない、

クロールで25メートルを折り返して戻ってきたら

一回づつ休憩する

インターバルの時に必ず鼻をチーンとやって、そのあとのどに詰まった不純物を「カーッぺっ」と

プールの排水溝のところにやる

その「かーっぺっ」の時の顔の形が、浮世絵の 「写楽」の顔ににていたので

僕は彼を「カブキ水泳」と呼んでいた

カブキ水泳は坊主水泳とちがって、人を寄せ付けないオーラをはなっていた

でも僕は興味があった、、

インストラクターにどんな人か聞いてみた

しかし、インストラクター達も彼と話したことのあるものはだれもいなかった

「田中さん、ちょっと話をしてきてくださいよ、どんな声だったか教えてくださいよ」

「うん、わかった」

まず、目と目を合わせたときんに「こんちわー」といってみた

かぶき水泳はこっちを鋭い目つきで、しかも上目つかいでキッとみて、頭を軽く下げるだけだった

いこれもまた写楽ぽかった。

それが何日か続いた、まったく同じ反応だった

ある日、大きなチャンスがめぐってきた、、、

プールに向かう通路の僕の行く先をカブキ水泳が歩いている

僕は追いかけていってカブキ水泳の肩を両手で押さえて大きな声で「おはようございます」といった

カブキ水泳はやはり驚いて「ひゃあ!」と言った

そして冷静に戻っていつものポーズだった

僕はインストラクターに報告をした

「カブキ水泳の声聞いたよ」

「えええ、何を話したんですか?」

「後ろから、おどかして、、ヒャ!って言った」

「うははは、でもそれじゃなあ、却下」

未だに謎のカブキ水泳、、、。