チェコ在住でカメラマン!フォトグラファーJet田中の日記

チェコの首都、プラハから100キロほどのピルゼンという街に住み、ヨーロッパのテニスを中心に撮影する私の海外在住日記。

Nikon or Canon

2007-02-28 23:23:08 | Weblog
謝罪の文章は、今日から3日間、ずっと一番上に掲載することにしました。
更新は毎日続きます。

ふう・・・気を取り直して。こういうことをしてしまったあと、落ち込むのは簡単。でも、それだけではまた同じ事をやってしまう。どうすればこういうことを防げるのか?と考えた。

そうしたら、ブログを書く前に自分で注意事項を設定し、それを読んでから書き始めれば大丈夫だという解決策が見つかった。今日から実行して行こうと思う。
これで、同じミスをしなくても済むはず。どんなことからも、成長していかなければ。


さて、写真はゴンザレスとデルポトロ。やわらかなデルポトロ対力強いゴンザレスの南米対決は応援合戦も熱く、本当に面白かった。残念ながら棄権したデルポトロだが、彼はグランドスラムを取る可能性を持っている選手だと思う。

昨日の続き。ニコン、キヤノンどちらがいい?と言われたら、僕はキヤノンを勧める。

ただこれはキヤノンユーザーとしての意見で、僕はニコンを使ったことがないので、キヤノン党のひとつの意見として聞いて頂きたい。

キヤノンを勧める大きな理由はレンズのマウント(太さ)が大きいことにある。キヤノンはこれにより、CCDのサイズを大きくすることができ、機能的にニコンよりも優れた画質、機能を持つカメラを生み出し続けている。もちろん、それは上級機の話で、初級機、中級機はほぼ同じ機能が搭載されているのだが、先日MarkⅢが発表され、そこにはニコンにはない新たな機能が多く取り付けられた。ということは、これから出るであろう中級、初級機にその機能がついてくる可能性も十分ある。今はその機種を使わなくても、レンズは使いまわせるのだから、数年後、あるいは10年後にカメラを買い換えるときに、キヤノンの方が上級、中級、初級機共にいいカメラをそろえている可能性があるのだ。
そして、5Dというフルサイズ(フィルムのネガ1枚の大きさと同じ!)のCCDを備えた中級機が出たことによってさらにキヤノンユーザーの選択肢が増えた。レンズのラインナップもニコンより豊富だ。

また、キヤノンが世界ナンバーワンのシェアを誇っていることから、当然キヤノンの方が中古のカメラ、レンズも多い。サービスセンターに行けばCCDを無料で掃除してくれるのもキヤノンならでは。ニコンは一回につき300円取られてしまう。
これからニコンが画質をあげようとしていけば、ニコンはCCDの性能を独自の技術で劇的に進化させない限り、今の段階ではレンズマウントを変える、つまり今までとは違う形態のレンズを出すしか方法がなく、そうするとそれまでのレンズは一切使えなくなることから、昔からニコンを使っているユーザーに対する裏切りとなる。

このことから、今だけでなく将来ずっと先のことを考えたとき、キヤノンの方がユーザーにとってリスクが少ないと思う。

しかし、ニコンはキヤノンに比べて色がいいという話も聞くので、やはりキヤノンとニコンを同時に使った方が比べているレポートの方が参考になる。近々リンクしている武田さんの撮影日記にキヤノンとニコンの違いがレポートされるようなので、参考にしてみてはどうだろうか。こちらも、1人の意見ではあるのだが、プロの方なのでかなり信頼できるだろう。

じゃあ、いろいろ調べて、キヤノンのこのカメラに決めた!!と思ったあなた、ちょっと待って欲しい。ウェブでいくら情報を集めたとしても、それだけで購入を決めるのは危険。実際にお店に出向き、欲しいカメラを触ってみよう。今は展示品はほとんど触らせてくれるし、実際に撮影することもできるところがほとんどだ。

カメラの重さは?持った時に持ちやすいか?シャッターを切った時の音は?感触はいいか?ボタンの操作は分かりやすいか?液晶は見やすいか?などを確かめるべきだ。実際にカメラを持つことで発見できることは数多いので、これはぜひとも実行してほしい項目。そして、その店で買うのではなく、価格.comで買うこと(笑)たいていの店はここよりも高いので、価格.comの値段を事前に調べてから行くといいだろう。また、カメラと一緒にレンズが格安でついてくるレンズキットという商品もあるので、どのレンズを買うかということもあらかじめ決めてから購入したいところだ。

以上でデジタル一眼レフの選び方レポート、終了。参考になりましたでしょうか。
明日はレンズの選び方。

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selection

2007-02-27 01:16:24 | Weblog
なんと!この写真、人ではなくボールにピントがきている!今のカメラ、AFの性能が良すぎて、たまにラケットにピントがきて人の顔が完全なピンボケになってしまうことがあるのだが、ボールにピントがきたのは初めて。ケガの巧妙といったところだが、これが重要なシーンで起きたらたまったものではない(笑)だからちょっとのんびりした20Dも好きなんだな。結局、不規則に動く人に完全に対応するカメラはなく、最後は人間のテクニックになってくるんだろう。というか、そうあってほしい。

さて一眼の選び方。

一眼レフは大体上級機、中級機、初級機に分かれている。

上級機は連写が速く、フォーカスも最速、シャッターを半押ししていれば不規則な動きをする被写体もかなり正確に追ってくれる機能がついているものが多い。防塵・防滴性も高く、壊れにくいのが特徴だ(僕のカメラは壊れるのだが)。
そして、カメラ本体は大きく、重い。価格は高く、新品では40万を超えるものがほとんどで、中には100万を軽く超えるものも存在する。キヤノンの1DMarkⅢやニコンのD1Xがこの機種にあたる。スポーツカメラマンはほぼ全員がこの機種をそろえている。早く動くものにピントを合わせ、撮影しなければいけないからだ。

中級機は連写5枚、フォーカスは上級機には劣るもののなかなかのスピードをもつ。キヤノンなら30D,ニコンならD200がこれにあたる。非常にバランスが取れた機種で、どんな被写体に対してもオールマイティーに撮影をこなすことができる。価格は14万前後。

そして初級機は連写は秒3枚程度、フォーカスは中級よりさらに落ちる(といってもコンデジよりはずっと早い)。ボディはとても軽く、持ち運びにスペースを取らないのが特徴だ。キヤノンならkissシリーズ、ニコンならD40などがこれにあたる。価格は5万~8万くらいだ。

カメラの機能について詳しくは価格.comや、メーカーのウェブサイトで確認しよう。価格.comは実際に使った人の感想が書かれているので、参考になることも多いだろう。

意外かもしれないが、上級機と初級機で画質に優劣は少ない。
キヤノンには通常よりCCDが大きいものが出ているのでそれは別にするとしても、その他の上級機と中級機と初級機の画質の差はほぼないといってよく、価格差は画質以外に付属する機能によってついている。

そして自分が撮影するものに必要なカメラは何なのか?というのを良く考えて購入すべきだろう。一番無難なのが中級機で、これを買えばとりあえず失敗した!ということにはならないと思う。

明日はキヤノンとニコン、どっちを選ぶか?について。カメラに興味のない人にはつまらない記事が続きますなあ。すんません。
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今気づいた。下のガッツポーズしているナダルの写真、血管がスゴイ!!採血しやすそうな腕だなあ(笑)

ichigan

2007-02-26 01:55:09 | Weblog
写真は秋田史帆ちゃん。地道にがんばって試合を回り、グランドスラムジュニアまでたどり着いたねえ。一回戦勝利も立派立派。でもメディアガイドの紹介がくるみちゃんの顔になっていた・・・・ドンマイ(笑)活躍して見返してやろうぜ!!

さて昨日の続き、一眼レフのメリット。

一眼レフ最大の魅力は、なんといってもボケを生かした写真が撮れる、ということだ。スポーツ写真の多くは今日の写真のように選手にピントがきっちり合っていて、背景がボケていて選手がくっきり浮かび上がって見える写真が多いと思う。
これは、一眼レフと大口径のレンズがそろわないとできない描写だ。これがコンパクトカメラと一眼レフの一番大きな違いだろう。

そして、当然のことながら高画質。昨日、一眼よりキレイなコンパクトカメラがあると書いたが、それは色のりの面で、写真の細部の描写は一眼レフが確実に優れている。そして、目的にあわせてレンズが換えられるため、多くのシュチュエーションでの撮影に対応できる。他にも、明暗差(ダイナミックレンジ)の描写が優れている、暗所での撮影に適している、シャッターレスポンスが早いために一瞬のシャッターチャンスを逃さないなどなど、メリットは数多い。

ということで、本腰を入れて、写真を撮る!作品を作る!という方は、一眼レフをオススメする。

よくコンデジで1000万画素を超えた!と画素数を自慢するCMを見かけるが、レンズから光を受けるCCD(フィルムの役目を果たす機械)が小さいのに、そこに1000万個ものセンサーを詰め込むわけだから、1画素あたりの受光量が減る。そうなればノイズが出たり、感度が低下したりといったことが起こる。つまり、小さい面積に無理やり画素数を詰め込むことで逆に画質が悪くなっているのだ。コンデジに1000万画素は明らかにやりすぎで、画質は600万画素のデジ一眼のほうがずっといい。

だって、CCDが一般のデジ一眼よりも大きい(フィルムの一コマより少し小さいくらいの大きさ)、プロ用の機材であるMarkⅢすら1010万画素に抑えているのだ。コンデジの豆粒のようなCCDに1000万も詰め込んだら画質はどうなるだろうか?なんてことは容易に想像できる。

だいたい、1000万画素の写真を撮って、何に使うのだろうか?ドアくらいの大きさに引き伸ばすんだったら分かるけど、一般の人はせいぜいA4~4切くらいにしか伸ばさない。それなら400万もあれば十分なのだ。トリミング(画像の切り取り)したりするとまた変わってくるのだが、600万あれば十分だろう。
コンデジの場合はそれ以上あってもメディアを多く消費し、PCに負荷をかけるだけなのだ。

近頃は画素で客の目を引こうとする商品が目立つが、CCDの大きさと画素数のバランスの良いものを選ぶといいと思う。コンデジなら、400万~600万くらいがいいところ。古いカメラも上記した理由から選択肢に入れてもいい。そしてCCDの大きさをチェックしよう。大きいほど、細かい描写に優れた写真が撮れるということになる。

ただし、銀塩(フィルムカメラ)の場合は別で、小さくとも高性能ないいレンズを備え、一眼に負けない描写をする優れたコンパクトカメラは存在する。コンデジはCCDが小さいけども、銀塩は一眼レフとコンパクトでフィルムの大きさは変わらないからだ。

それから、フォーカスの速さ、シャッターレスポンスの速さなど、必要な機能を見て、自分が撮る被写体に適していると判断したものを購入すればいいのである。

明日は一眼レフ選びについて。

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camera

2007-02-25 23:39:33 | Weblog
ナダル・・・初めて全豪でプレーを見たのだが、どうもキレがなかったなあ。特にテレビで印象に残っていた驚異的な動きの速さが見られなかった。やはりケガが大きかったのだろう。

さてちょっとカメラのことでいろいろお話が出ているので、今日は僕なりに考えたカメラの選び方とでもいきますか。よく、カメラを買いたいんだけど、どれにしようか?なんて話も聞くもので。

まずカメラを選ぶ際に決めなくてはいけないのはなんだろうか?画素数?フォーカスのスピード?連写の速度?正解は、
「自分が何を撮るか」
である。

旅行の思い出?風景?子供?花?犬?スポーツ?スポーツならなんの競技?と、とにかく自分が何のためにカメラがほしいのか?ということをしっかりと考えてみてほしい。
それが分かったら、その目的にあったカメラを購入すればいいのである。
よく、デジタルカメラがほしいんですけど、どれがいいでしょうか?とか急に聞かれるけども、何を撮るのかもわからないのに勧めることはできない。
テニスでいえば、プレーを見たこともない人から、「ストロークができないんですけど、どうすればうまくなりますか?」と聞かれているようなものだ。
ストロークの何が、どううまくいかないのか?というのが分からなければアドバイスできるはずがないのである。

それから一眼レフとコンパクトカメラ、どちらにするか、ということになるが、今日はコンパクトカメラを紹介したい。

まず、小さく軽い、というのがあげられる。これは非常に重要な点で、常にポケットに入れて携帯できるために撮りたい!と思った時にすぐに撮影することができる。思ってもない時にすばらしいシャッターチャンスが訪れる事もあるので、携帯性というのは大きいメリットだろう。
一眼レフはレンズも含めれば重く、大きくなるために、持ち出すという行為そのものにけっこうな気合が必要になるのだ。

そして一般にコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)は液晶を見ながら撮影するものが多い。その機能がついていると、たとえばカメラを地面においてローアングルで撮影したり、逆にカメラを目の高さ以上に持ち上げてハイアングルで撮る時などもファインダーを覗き込まなくてすむので便利だ。レンズ部分が回転するものもあるが、それがあるとさらに自由な撮影ができる。
また、写真の全てにピントが合う機種が多いので、失敗が少ない。花などをアップで写したいときも、コンパクトカメラは有効だ。レンズのかなり近くでもピントが合うようにできているカメラは多い。

意外に一眼レフよりもキレイに写るものもあるそうなので、一概にコンパクトカメラといってもバカにすることはできない。

デメリットは、小さく軽い故にカメラブレが発生しやすい点だ。シャッターを押そうとするとどうしてもカメラ全体が動いてしまい、特にくもりの日や室内などではブレが発生しやすい。またレンズそのものが小さいため、多くの光を取り込むことができないのもブレの原因になる。液晶を表示させる時間が長いため、電池の持ちが悪いカメラもある。また、シャッターを押すタイミングと写真が実際に撮れるタイミングが違うので、スポーツなど複雑に動く被写体や、一瞬の動作を捕らえる撮影には向いていない(これは気合で克服できる)。

要するに、手軽に持ち歩きができて、気楽に撮ることができるのがコンパクトカメラの大きな利点である。旅行などの写真、風景、花、友達を撮るなどの目的ならば、コンパクトで十分。一眼レフに手を出す必要はないだろう。

明日は一眼レフについて紹介しようと思う。

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surprize!

2007-02-24 02:08:59 | Weblog
写真はフェデラー。彼の手首とショットの感覚は本当にすごい。ドライブボレーなのだが、こんなに手首をリラックスさせてしならせ、ボールを正確に捉え続けるのにはものすごい技術を要するはずだ。天賦の才以外のなにものでもないということはシロウトにだって分かるだろう。スポーツ写真としてはあまりよくないかもしれないけど、テニス的には面白い写真かなあ。経験者だから分かることもあるので、そういった写真も使っていきたいと思う。

さて、今日はフェデラー続きで。昨日、新宿のキヤノンサービスセンターに行った帰り、本屋に寄ったのだが、そこでとんでもない写真を目にした!

なんと、ある海外のテニス雑誌に以前紹介したフェデラーの●●写真が、思いっきり見開きで2ページに渡り掲載されていたのだ!!これを使うか~!!って感じだった(笑)さすがにやばい気がする。日本のテニス雑誌のカメラマンも間違いなく抑えている写真だと思うのだが、使っていなかった。気になる人はでっかい書店で探してみてね。多分ここに書いてあるヒントを頼りにすれば見つかるはず。

でも、実際にPCで見せてもらった写真が雑誌に出ているのを見ると、やっぱり彼らはプロだったんだなあ・・・・と実感する。場所的には同じところで撮っていたのに、なんかみんな遠い世界にいるような。まだまだ先は見えない。

よく考えたら、いい思い出になるから、あの雑誌買っておけばよかったなあ。

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