だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 新境地・異次元のバリトン爆裂《ペッパー・アダムス(bs)》

この叫びはバリトンの音では無い、テナーの音化?
大地が割れるように、低い響きで「リン、バリン」
新境地・異次元のバリトン空間に肝を抜かす!!
②『10 To 4 At The 5 Spot/Pepper Adams(ts)』(58)
ペッパー・アダムス(bs)、ドナルド・バード(tp)、ボビー・チモンズ(p)、
ダグ・ワトキンス(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)。

これは驚いた、この叫びはバリサク(バリトンサックス)の音では無い。

テナーの音化と、言ってもイイ。

ハイテンポの曲をイトも簡単に「リバリ」と吹き荒らす。
リズムの刻み、サックスのアタック音はテナーと同じレベル。
こんな速いフレーズを大地が割れたような低い響きで「リン、バリン」。
バリサクの音質イメージが一揆に吹き飛ぶ、新境地・次元のバリトン空間。

花形楽器トランペットのバードも完璧に大負け。
エルビンの荒れ狂うドラミングと互角に競い合うアダムス。

①『クリティクス・チョイス』は、スイング感のにおいを残していた。
この②はハード・バップで「ガンガン・イグイ」。
いつもなら「ポロン、ポロン」のティモンズのピアノ。
だが、周りに破を掛けられ、力強いタッチで弾きまくる。

イイコトばかりでは無い、選曲がヒドイA#3はマーチングバンドのドラム。
B#1はまるで「ブギウギ」。
コレジャ~~、5スポットの客が怒るよ。
「金返せ」だ。

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