№1 ビート撃つ！心臓の鼓動《トニー・ウィリアムス(ds)》

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　ジャズドラム「トニー・ウィリアムス」のレコード紹介です。♪～♪
 

電気がはしる・衝撃はしる、ゾクゾクと！

新たなビート、時代を早送りし刻み込む！

シンバルワーク、心臓の鼓動をアタック！

一句

　“解き放て　新たなビート　ジャズを撃つ”

①『スプリング』(65)
《Spring/Anthony Williams》
アンソニー・ウィリアムス(ds)、

ウェイン・ショーター(ts)、サム・リヴァース(ts)、

ハービー・ハンコック(p)、ゲイリー・ピーコック(b)。

電気がはしる、衝撃がはしる、ゾクゾクする。
こんな体感を与えるドラムのインパクト。
それが、マイルスGでのトニー・ウィリアムス。
『'Four' & More』が私のジャズに衝撃を与えた。

当①は『'Four' & More』の翌年に録音された。
この時トニーは若干20歳、リーダ作は２枚目。
こんな若造が新主流派のW.ショーター等を従える。

アルバムはフリーど真ん中。
正直、聴いてもつまらない。
いつものシンバルワークに期待したんだが。

ありきたりに叩かないから、期待を外された。

暴れまくるテナーをよそにドラムに集中する。
ブラシュワークの急きたてるリズム。
脈打つアクセントがグイグイ身体に刺さり込む。

期待を外され・超えた別次元の世界に誘っていく。

「Love Song」はお得意芸のシンバルワーク。
このアタック音は過去のビートを払拭する。
新たなビートが時代を早送りするように刻む。

　一句

　“解き放て　新たなビート　ジャズを撃つ”

わくわく・どきどき。

トニーのビートが心臓の鼓動をアタックする。
20歳で創り込んだ当①は全曲オリジナル。

まさに天才としかいいようがないのでは。

 

♪～♪ 　トニーのお得意芸のシンバルワーク、充分に堪能できます。