だらずだらじゃず・本音ジャズ

№3 ドスの効いた「脅迫音」が土石流の如く《ボブ・バーグ(ts)》

♪♪♪♪ ジャズサックス「ボブ・バーグ」のレコード紹介です ♪♪♪♪

不安定な「音階・響き」が張感を頂点に。
ドスの効いた「脅迫音」が石流で迫る。
両者シンクロし、常精神状態へ追い込む。
③『ワンス・モア』(80)
《Once More/Billy Higgins・Bob Berg》
ビリー・ヒギンズ(ds)、シダー・ウォルトン(p)、ボブ・バーグ(ts)、
トニー・デュマス(b)。

YouTUbeリンク: https://youtu.be/bAvTnVt86Ac?list=OLAK5uy_mZqI61Ibq2kd9bP9GczKJ0jML_bLIwFbo 》
 
ボブ・バーグはフュージョンばっかし。
どうにかして、4ビート・モノを手に入れたい。
「このメンバでフュージョンは無い。」と、中古屋で見つけた。

リーダはヒギンズだが脇役バーグ狙い。勘はピッタシ、4ビート・モノ。
伊レッドレコード・レーベル録音で、味の利いた抜群の音。
音の郭が浮き彫りにされ、比重の重い音。
バーグのドスの効いた音に「脅迫感」を受ける。

聴かせ所はA面1曲目。
古き60年代のドラミングで始まるナガ~~イ・ソロは頂けない。
バーグとウォルトン(p)がハイ・テンションな演奏をブツけてくる。
テーマとコードが風変わりだから、天烈アドリブで緊張感を増大させる。

バーグの音質は硬く、太い。
息急くように、石流の勢いで押し寄せる。
ウォルトンのアドリブは過去のイメージを払拭させる。

強打のシングルトーンとブロックコードで胸をブチ抜かれる。
不安定な音階と響きが張感をドンドン高みに連れて行く。
バーグのドスの効いた「脅迫音」とシンクロし、ジッとしてはおれない。
そんな神状態に追いやる貴重な1枚。

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