Ciemlandの悲哀

本サイトは私との対戦を公開してくださる方とのCMバトルを当方の視点で記録するものです

港を死守せよ・部隊編成

2006-06-18 18:21:54 | 港を死守せよ!

文字通りの背水の陣である。我々に退却するところはない!

今回は、通常のQBに少し条件を加えて行った。
以下に、敵司令官に向けた提案を記す。



今回は添えつけのマップ読込によるQBを提案します。

マップはCMAKに入っている「Coastal Town Axis Defends」のセットアップエリアを拡大しただけです。オリジナルは攻撃側セットアップが比較的狭く、防御側の開始直後の支援砲撃の良い的になるのを避けるためセットアップを広くし、それに応じる形で防御側も広くしました。

基本条件としては

1943年7月
3000ポイント Allied Assault
Unrestrict
Fit
casualities-0%
40ターン+
天候・地表random
時間帯は攻撃側が任意に選ぶ。

です。

特別条件として、

tukiyoさんがマップを睨んでいただき、ハンディキャップ(Allied+10%など)を考えて決めてください。それを見て私が好きな陣営を選ぶというのはいかがでしょうか?

もしくは攻撃側のハンディキャップを入札にしてどちらか低い額で応札したほうが攻撃側を持つ、というのもありでしょう。

地形がQB自動生成のものより複雑なので特別条件を考えた次第です。




敵司令官よりハンディキャップなしとのことであったので、防御側を選択することにした。地形は防御側有利と見たが、Assaultだと攻撃側は1.72倍になるので楽観はできない。

部隊編成は、歩兵中心に行った。月夜指揮官に勝利するには歩兵戦で勝たないと難しいからだ。

独軍装甲擲弾兵1個大隊
伊軍黒シャツ1個大隊
3号突撃砲1個小隊
フンメル1輌
ヴェスペ1輌
2号戦車1輌
その他

特筆すべきは伊軍黒シャツ1個大隊だろう。なにしろ安い!Greenで817pぐらいだった。ネコの手も借りたいところにこの安さはありがたい。安さには理由もあるのだが、「戦いは数だよ、兄貴」の格言を守るとしよう。

月夜指揮官は、携帯対戦車火器を先鋒にして探りを入れてくる。敵兵ながら重たい武器を持たされ死んで来いといわんばかりの仕打ちには哀れを感じるが、これを始末しないとこちらの配置がまるわかりになってしまう。その始末役として黒シャツ隊を使うのだ。

 なお、連合軍側の情報はこちらである。


港を死守せよ・セットアップ

2006-06-18 18:21:35 | 港を死守せよ!

黒シャツ隊は命を賭けろ!

敵部隊編成を予想すると歩兵主体の機械化部隊であろう。戦車は随伴するものの数は多くない。独軍戦車と張り合っても勝ち目が薄いからだ。

これを基に接近路を考えると、歩兵が中央の森林を浸透し、軽機械化部隊が左翼の道路を迂回して、索敵・牽制を行うと思われる。

対する我が軍は中央の森を越えたところで勝負を賭ける。ここならば敵後方に位置する戦車の支援が及びにくいからだ。

最前線にイタリア黒シャツ歩兵1個大隊(Green)+ドイツ装甲擲弾兵1個中隊(Regular)、後方にドイツ装甲擲弾兵2個中隊(Regular)、を配置する。ドイツ歩兵は携行弾薬が少ないのだ。長丁場には分が悪い。2号戦車は敵先頭の装甲車の撃破を任務とする。


港を死守せよ・序盤

2006-06-18 18:21:12 | 港を死守せよ!

敵前衛を近づけさせるな

敵は、思ったとおり対戦車ライフルで索敵に出てきた。予定通り黒シャツ隊で対処する。釘付けにするだけで精一杯で排除まで至らないのがなんとも情けない。

敵歩兵3個小隊、軽装甲車輌7~8輌ほどを確認。主力ではないことは明白。対戦車ライフルの背後に、歩兵大隊1~3個、戦車中隊1個はいると見るべきだろう。

中央に陣取っている敵の軽装甲車輌は、2号戦車で排除したいところだったが微妙なところで視認できない。地雷にもほんの少し手前で停車していやがる。3突の視界に入ってはいるがハルダウンのため命中確率14%しかない。雑魚を斬って大物を逃がしてはつまらぬ。待つのだ。相手はしばらく前からそこにずっといるから、3突の存在には気づいていまい。

敵はこちらの守備をある程度確認するまでは主力を投入しないはず。こちらの配置を把握して、盤外砲兵や戦車による支援砲撃をたっぷり行って、その上で歩兵主力を前へ出すつもりなのだ。逆に言えば対戦車班による索敵に時間を使わせれば、主力攻撃が少なくなる。それは守備側にとって歓迎すべきことだ。


港を死守せよ・中盤

2006-06-18 18:20:51 | 港を死守せよ!

盟友・黒シャツ隊の犠牲を無駄にするな

第一線の黒シャツ隊は崩壊した。しかし、後衛の独軍歩兵は粘っている。
屋敷の攻防では、M4戦車の支援の下に突入してきた英軍歩兵1個小隊を壊滅させ、5分以上粘っている。大物狙いに伏せていた3突は獲物を一匹も狩れずに逆に撃破されてしまったが、全般的に見れば膠着状態である。勝利確率は30:60ぐらいで不利とはいえ、敵に打撃を与え、守備を置いていない波止場の旗を取れば、引き分けはまだ十分に見込める。我が軍は、時間にあせった英軍が無謀な突進をしてきたところを狙い撃ちにする当初の方針を堅持するしかない。逆襲するには兵力が少なすぎるのだ。

28分、状況を打破しようと英軍が動き始めた。左翼では、英軍装甲車が突入。これを伏せておいたパンツァーシュレックが攻撃し命中弾を与えるものの撃破には至っていないようである。
中央では煙幕に隠れてM4戦車が前進。ときおり煙の間を75mm対戦車砲が撃つも、命中させられない。

この展開は、戦前の予想どおりである。問題は、こちらの兵が命中弾を与えられるかどうかである...


港を死守せよ・終盤

2006-06-18 18:20:37 | 港を死守せよ!

またいつもの通りか……
交戦予定地点に敵は来た。が、うまく煙幕を張ってきた。煙の間を狙って撃った対戦車砲は当てることが出来ず、逆にその存在を敵に知られるはめに。次には敵の支援砲撃が殺到し、あえなく対戦車砲は破壊される始末。
また随伴歩兵もなく単独行動していた3突が敵歩兵の肉薄攻撃に会って移動不能に陥り、英軍装甲車にトドメをさされて破壊された。
これはいつもの負けパターンではないだろうか……
町に伏せている歩兵1個中隊でどの程度まで踏ん張れるか、焦点はそこに移ってきた。

 


シエムランド慨史

2006-06-10 09:36:49 | History of Ciemland
シエムランドとは、中央ヨーロッパ山間部にある小さな独立国家である。国内にはドナウ河支流であるシエム川が流れている。
シエム人とは民族ではない。古代から存続するシエムランド国に属する人々を指す。シエムランドとは民族国家ではなくコスモポリタンな国家と言えよう。

発祥は定かではないが、紀元前1000年前には存続しているというのが有力な説である。
ヒッタイトが海の民族に滅ぼされたときに逸散した一部のヒッタイト人が鉄の情報を武器として国家を打ちたてたとも言われている。
いずれにせよ文献に登場するのは、共和制ローマの執政官がパンノニア外縁の状況を元老院に送った報告書が最初である。「シエム人は山の民である。貧しき土地にて作物は期待できず、猟が主である。弓の技術は高く、獣を罠へと導く策略は見事である。そのため、傭兵としても富を得ている」

古代の戦闘にシエム人が関係していたとする説は根強い。アレクサンダー大王の大遠征、ハンニバルの緒戦の勢いなどは彼らの助力があったというのだ。
このような戦績を耳にして、各地の腕利きたちがシエムランドに集まり、やがて都ができた。その名をリョーザン・パークという。潰すには出血がひどく、また得るものが少ないため各勢力はシエムランド征服を行わず、結果ゲルマン民族大移動やモンゴル大制覇にも生き延びた。
中世にはヨーロッパ各地において傭兵団が多数が存在したが、これもシエムランドの影響を受けてのことである。近世のナポレオンが軍事的才能を開花させたのもイタリア遠征の際にシエム人と接触があったと見るむきも少なくない。

20世紀においても、シエム人はその作戦能力を買われ、下~中級将校を軍事顧問として各国に派遣している。敵対する国家双方にシエム人顧問がいることはまれではない。というよりヨーロッパ主要国の軍すべてにシエム人は派遣されている。