清水町千[せんだい]代のぶどう山椒

縄文時代からの贈り物。大切にし、伝承したい。
奥深き山郷から自然豊かなリポートをお送りします。

清水町千[せんだい]代のぶどう山椒

2017-05-21 07:05:09 | 自然とともに
  5月も終わろうというのに夜は冷える  
 昼間は真夏並みに熱い。
人様は「なんで、こんなに熱いの」という。説明するのに時間がかかるが
話終ってもご理解できてないようである。

 80歳を過ぎていると、ごみ出しの理由が解っていない方も多い。
 それより若くても、野焼きを平気でする人もいる。
真っ黒けの煙をもうもうと上げても罪の意識など全くない。

 無理もない???ごみ袋を買うのがもったいないというから話にならぬ。
会合の席で名前を出さず話をして、やんわりと指摘しても「あてつけに
いっている。」と言って全く自らの反省がない。

 何でも汚物の処理まで流しっぱなしという噂がある位だから、「なにをか」
いわんやである。

 それでも山椒だけは立派なものをつくるという。
それも希釈倍数の問題が残るので、こちらも心配する。

共同作業しても、ひとり楽をすることに専念するだけに、何をしても
周囲はまともに相手にしていない。実にお気の毒ではあるが、経済的に
ゆとりがあるという噂であるだけにそれでもいいんだろうか。

 とかく山村にはこの手のお方がわんさといる。
「自分さえ良ければそれでよい」という、いわゆる「世間知らず」かも
しれないが周りで関わる皆さんも可哀想である。

 「口を開けば金のことばかりをいう。」と言われる方もいる。
こちらも世間知らずときているので、あることないことで人様のことばかり
口にし、「話のネタが少ないので半分は嘘」とも言われている。
 何とか世間の勉強が出来たらと、お誘いするがなかなか乗ってこない。
 

清水町千[せんだい]代のぶどう山椒

2017-05-19 06:30:31 | 自然とともに
   「雑草のごとく生きろ」と  
 よく言われるが、踏まれても踏まれても伸びてくる雑草は、踏まれると
よけい強くなる。

 農家は雑草との競争です。

 最近は、除草剤も良いのが出来ているようですが、あれは地中に残る
とも言われますのでなるべく使いたくありません。

 もう20年近い前のことですが、なんでも薬液が地中にしみると
ダイオキシンが残るというようなことを何かの文献で見たように思います。

 そのころはまだダイオキシンの怖さを知らない方が多かったのか、あち
こちで、煙が上がっていました。

 いわゆる「野焼き」です。ずいぶん多くの方にやんわりと野焼きがダメ
なのと、燃やしてはいけないものについて話をしてきました。

 薪で湯を沸かすとか、果樹の選定枝などは認められていることも話をし
口酸っぱく言ってきたものです。

 それでも理解できない方もいるようで、あの「火を燃やす・ゴミを
燃やす」のがやめられない人もいます。

 人間って本来「火が怖い動物」なのですが、反面「火を燃やすことが
好きな」動物であるのかも知れません。

 農薬規制と煙を上げる行為は、地球温暖化と環境破壊につながるという
基本が解らないと煙たいと言いながら、野焼きをするようです。
 ごみを燃やすという簡単な仕草は、希釈倍数の計算ができないでも
出来るからかもしれません。
 

清水町千[せんだい]代のぶどう山椒

2017-05-13 01:31:54 | 自然とともに
  あなたは一年間に
どれだけの農薬を摂取しますか? 
 
 大分前から国・都道府県・市町村などの農薬規制で随分と農薬の
使用が減ってきたことは事実です。

それでも残念なことに、農薬の希釈倍数を計算できない方々が
未だに存在することです。高齢社会の結果?

 本人は「足し算引き算と掛け算・割算が出来れば大丈夫。」と
言いつつ実のところ何も解っていない方もいます。

 家族の中に年代の違うお方がいれば、計算をしてもらえるが、その
条件が整わなければ素手で農薬を触る愚かなことをなさる。

 本人は納得しているのだからそれでよいが、段々と顔色が悪く
なってゆく。

 先日似たような方がお若いのに旅立って行ったという。

 ところ構わず、言いたい放題のお方であったので、交流はなかったが
もし農薬のせいだとしたらお気の毒に思う。

 このようなことがまだ数年は続くかもしれない。最近の農薬は、
臭いも強く保管についても良くわかるようになっているが、それでも
十分な取り扱いをしないとトンデモナイ事故が起こります。

 出来ることなら、農薬のかからないモノを食したいものです。
 

清水町千[せんだい]代のぶどう山椒

2017-05-12 04:18:55 | 自然とともに
 ある組織の中に営農センターという部署がある 
 少し突っ込んだことを聞くと言葉を濁す部署である。
 そこの指導員は、長い間読み書きしないで俯いてきた農家を相手に
してきたからかあまり専門的なことは喋らない。
 突き詰めればあまり知らない。

 農作物はある程度の肥料と水を施し、太陽の力でそこそこのモノは
出来る。いわば次元の低い産業であるが、 最近はかなり難しい物が
多く、知識と高度な技術も必要である。

 何も知らないでも(知らない方が)良いものを造ることができる。
説明書も使用方法も読まないで立派なものを作る方も多い。
 なまじ知っているとかえって良いものが作れないのかも知れない。

 そこに怖いことが起きる。農薬を使う場合、その希釈倍数の計算が
出来ないでいい加減な希釈で散布した場合である。

 二十年ほど前に聞いた話をぶちまけよう。
 「きれいなものを作るには、農薬を濃くすると良い」であった。

 その方と親しいある方は、その言葉を信じて長年濃い農薬を散布
したようである。そのためかどうかは不明だが、身体を壊し他界して
しまった。

 投稿者の農薬散布は自らの身体をいたわるためにも人様の半分以下の
薬品を用い、特別のものには一切使わないようにしている。
仮に散布しても回数も半分以下だから単純計算でも4分の一以下となる。

 化学肥料によって土地は疲弊するし、農薬使用によってますます
病害虫は強くなる。せめてもの自己満足に浸るため有機栽培と無農薬
栽培に心を砕くことにしている。いつか誰かが解ってくれればよい 

清水町千[せんだい]代のぶどう山椒

2017-05-11 06:48:53 | 自然とともに
  いわゆる無農薬栽培について 
 投稿者は、農薬が大嫌いである。必然的に農薬を使わなくなる。
 薬物は毎日の薬物摂取=晩酌くらいである。

 当地の山椒にもあまり薬を掛けない。散布しても人様より薄いものを
回数少なくするものだから病気や害虫に冒され木が段々と弱くなってきた。

 特定のご注文の方には完全に無農薬のモノをお届けしているが、
こちらの木は枯死するものが多い。

 とかくデリケートな作物であるだけに栽培にも神経を使う。

 「さすがにおいしい?」と言って下さるその一言に満足して、いかに
すれば農薬を使わないで採算性を上げることが出来るかと考えるが、
消費者のニーズにお応えするとなるとどうしてもコストが高くなる。

 毎年採算を度外視して個人の方にお送りさせていただいているが、
これはもう自己満足か道楽の世界にすぎない。

 デスクワークの公務員様は、「無農薬表示はだめ」といわれる。
それは、「流入する水に混入しているかも知れない」とか「風に乗って
飛んでくるかもしれない」と宣う。

 大概の農薬は2週間もすれば効果がゼロになるはずだし、近年は
世界的な農薬使用規制で薄らいでいるのだが、デスクワーカーは
自らのポスト維持のためにいろいろと書類を作り言葉を並べる。

 水や空気に交じる分量は黄砂かPM2.5よりも薄く人体への影響
など無いに等しいがそれでもである。

 某国には国民20人に1人の軍人がいるというが、我が国には国民
8人に1人の公務員がいるというから。国民の負担は大きい。