雑記帳・日記といふもの

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
徒然なるままに日暮しな日記。

マーク6→シリーズ3

2007-04-22 21:07:56 | 趣味
サックスのお話です。

父がサックスのレッスンに通っています。
大人のための音楽教室。

私はクラリネットは少しかじってますが、サックスはさっぱりです。

私が生まれる前から、父はサックスを持っていました。
アルトサックスとソプラノサックス。
どちらもセルマーのマーク6というモデル。
父が学生時代に購入したもので、30年以上も前に製造された楽器です。

老後の趣味に、とずっと放置していたので、とんでもないことになってましたが、セルマーのマーク6というのはどうやら有名なモデルらしく、激しく痛んでいたにもかかわらず、結構な値段で売れました。

そう、売ってしまったのですよ!!
さぞ思い入れがあるのだろうと思ったら!!!
しかも、あまり損傷のないように見えたソプラノサックスも。
理由が
「ソプラノはストラップなしで親指だけで支えるから体力がいるんだ」
という……
壮年期の肉体には、ちょっとキツイらしいです

で、代わりに買ってきたのが同じくセルマーの、シリーズ3というモデル。

なんと、管体が銀製
キーは金色なので、おそらく真鍮にラッカーでしょうけれども…

金と銀のツートンカラーで、それはそれは見栄えがいいです

しかし、とんでもなく重たい……

中古でしたが状態も良く、オーバーホールもされていて、値段は現在の定価の半額程度だったそうです。
といっても、今の定価は最近のユーロ高の影響で3割増になっちゃってますけど

「今売れば高いだろうけど、これから30年は使うからな」と父は嬉しそうです。

30余年前に購入したのがセルマーのマーク6でなかったら、30年も放置した楽器があの値段で売れることはなかったでしょう。
そういう意味では投資価値の高い買い物だった…のかな?

父が「これは棺桶には入れてくれるな」というので、数十年後には私か兄が継いでいくのでしょう。

まあまずは元気に30年間は吹いてもらわなきゃ