雑記帳・日記といふもの

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
徒然なるままに日暮しな日記。

驚き桃の木・・・(古っ)

2006-04-24 00:55:02 | 仕事
月曜日、新人の派遣社員が二人配属されてきました。

新鮮な気持ちになりつつ、一日をいつも通りに過ごしたのですが。

閉店間際に、課長から「閉店後、現金合わせたらちょっと支店長室まで来てください」と言われ…
「なにかやらかしたかなぁ;」などと考えていましたが。

行ってみると支店長が書類を一枚さし出し、「ご栄転おめでとうございます」と。。。
つまり、転勤ですか!!!?

えー…
今の支店、ローカウンターが二人しかいないのにー… (カウンターは3つあります)
新人は水曜日に来るけど、後任は来ないのにー…

新人は半年間は違う部所を勉強するため、ローカウンターに出ないのです。
去年の今頃は、一年上の先輩二人と今年の初めに転勤していったMお姉さまが三人でやっていたローカウンター。
一年上の先輩たちが相次いで10月に転勤され、Mお姉さまも1月に転勤されて、一年目だった私とアンリちゃんの二人でローに出るようになって、三ヶ月。
ついに私も異動になりました。

そのことをアンリちゃんに話すと、彼女は泣きながら引き止めてくれました。
私も選べるものなら残りたいのですが、そういうわけにもいかず…

今後はもう一人の同期の男の子がローに出るのですが、本来の業務もやりながら銀行の営業時間はローカウンター業務ということで、負担激増で申し訳ないです。。。

月曜日に言い渡され、翌週からは新しい支店に着任ということで、一週間はバタバタしていました。
引継ぎや荷物整理もありますし、皆さんへのプレゼントも買いたいし、木曜は支店長や課長たちと観劇に行く予定だったので。
家から見て反対方向の支店に異動なので、もうこの街には来ないだろうと思うと、行っておきたいところ(主にケーキ屋さん)もたくさんあるし…!!
金曜日には急遽、送別会をしてくださることになって、本当にどたばた。

それでもアンリちゃんと業後に一緒に過ごす時間は確保していました。
本当に良い同期に恵まれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
一年間、辛いことも腹の立つことも分かち合って、楽しいことや嬉しいことは共に喜んで、試験も仕事も一緒に頑張ってきたから、アンリちゃんのお陰で頑張ってこられたから、本当に感謝しています。

異動ということになって、色々「転勤もいいものだ」とか「三ヶ月もすれば馴染むよ」とか、ご意見いただきましたが。
正直、私は転勤してどうだったかなんて事後的に私の主観でしか捉えられないだろうと思っています。
だから割とどうでもいいんです。

それよりも何よりも、皆さんとのお別れがただただ辛かったんです。

だから色んな人に『転勤肯定論』を唱えられると、「この人は私がいなくなることはそんなに悲しくないんだろうか」と思えるのでやめて欲しかったです。
そんなことないんでしょうけれど、むしろ私のためを思って元気付けようとしているのでしょうけれども、嫌でした。
金曜日の送別会の帰り道になって、なんで私が転勤後についてあれこれ言われるのに釈然としなかったのかがわかりました。つまりはそういうことだったのです。
お酒が入った状態で(ちなみに私は素面で)延々と自分が転勤してどうだったかを聞かされたので、ちょっと苛々したのかもしれません。
自分の主観を人の客観にすり替えて話すのも、私としてはあまり好ましくないですし。
私が「お別れが寂しい」と言った時に「でも出会いがあるよ」みたいに言われても、確かにそうかもしれないけど、だからって寂しいのが消えるわけでもないでしょうに。
ただ共感してくれれば、それが一番慰めになる時があるんです。

アンリちゃんはしっかりした子だから、大丈夫だとは思うけど…
今後何かあった時、傍にいてあげられないのが心配です。
「ただ共感してくれる人」は、あの支店には少ないから。
同じ立場の人間も、いなくなっちゃうしね。
また会おうね。
土曜日に、例の場所で(笑)。

明日着任なんですが、今後どんなことになるやら楽しみ半分です。
残りの半分は…まぁ色々です(笑)。

決して不安ばかりではないですよ。
この支店で過ごした一年という時間が私に与えてくれた、確たるものが少なからずあるから。

私は一年間私を銀行員として育ててくれた支店の皆さんに感謝しています。
お別れは寂しいですが、忘れないで、と祈りつつ。