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子どものネット利用の実態 ネットで知り合った人と会ったことがある!?

2013年02月11日 | 住民安全ネットワーク

携帯電話やスマートフォン(スマホ)は子どもにどのように使われているのだろうか。大半の保護者が心配に感じているこの問題について、Benesse教育研究開発センターが行った調査で明らかになった実態を、他人とのコミュニケーションの観点から紹介する。

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小学校高学年~中1でも携帯電話やスマホ所持率が高まり、浸透してきています。所持率は、中学校、高校への進学をきっかけに急激にアップし、高1では所持率95.7%、高校生は携帯を持っているのが当たり前になってきています。

子どもが使う携帯電話に利用サイト制限(フィルタリング)をしたり、インターネットを使えない機種を選んだりしている割合は、中学生では7割近くに上るものの、高校生にでは約半数に減少。見方を変えると中学生の3割以上、高校生の約半数の子どもは、自由にインターネットを利用できる状況に置かれているのです。

「子どものICT利用実態調査報告書」によると、PCや携帯・スマホなどツールを問わず、ブログや掲示板がひとつのコミュニケーション手段として広がりつつあります。これらの利用の仕方を尋ねたところ、単に「ブログや掲示板を読む」が多く、書き込みをするのは「友達のブログや掲示板」と限定している子どもが大半でした。趣味などが同じ友達を見つけたり、関係を深めたりするツールとして便利に使っているようです。

インターネットで知り合った人と直接会った経験(中・高校生、学年別)

一方で、「知らない人のブログや掲示板に書き込みをしたこと」があるかを質問したところ、「知らない人のブログや掲示板に書き込みをする」経験をした中学生は15.6%、高校生では23.2%という結果に。
さらに、「インターネットで知り合った人と直接会った経験」があるかという問いに対しては、「直接会った経験」がある割合が、学年が上がるにつれ増加。中学生全体では3.6%、高校生全体では10.1%。性別や通っている高校別に見たところ、高校生の場合は、男子7.7%に対して、女子が12.1%。また、進路多様校の高校生の14.8%に対して、その他が1割未満という調査結果となりました。「女子」「進路多様校」で数値が高くなっています。

インターネットのリスクは子どもには実感が乏しく、学校や家庭で指導しても深刻さが理解できているとは言い切れないため、フィルタリングの利用や、ルール決めが重要になるでしょう。

http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/education/benesse-6229.html