かつて、ここのバレエの演目で取り上げられたものなのだろうか?
門を勝手に入り込むと、片脚を上げ、大きな翼を背負った人の銅像が鎮座している。
そのシェイプが、そしてオレンジ色に浮かび上がった建物と、その人影の闇とのコントラストが面白くしばらく見入ってしまった。
来る時の飛行機で観た、City of Angelを引くまでもなく、堕天使に関する話は枚挙に暇が無い。
天使として生まれながら、神に背き天界を追放された者、あるいは自ら堕ちることを自由意志で選んだもの。天使のアンチテーゼ。
King Crimsonの”最後のアルバム”(と、あえて書く。判る人にだけ判ればよい)Redの強烈なヘヴィ・メタリック・クリムズンの先駆け等々後に言われるタイトル曲Redに続くのは、Fallen Angelという、初期クリムズンを髣髴とさせる、静謐で美しい、そして不気味な歌詞の曲。
一方イカロスは、太陽に近づきすぎたために蝋で固めた鳥の羽根が溶けて、海に墜落して命を落としてしまう話が、みんなのうた等の影響で知られているが、この歌詞はギリシア神話の話とあまりにも乖離していて、曲も歌詞の世界も悪くないのだが、神話を踏まえると???という感じである。
色々な事を連想する、冬の夜。
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