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Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

ピーターと狼 & Some More Things

2012年04月12日 | Jazz
1,Peter & the Wolf and the Incredible Jimmy Smith (Verve) 1LP 600円
学校の音楽の授業でも聴いた記憶のあるプロコフィエフの「ピーターと狼」をジミー・スミスがオリバー・ネルソンのアレンジとビッグ・バンドで果敢に挑戦した一枚。やや見難いのですがジャケ写も凝っていてジミーがオオカミに扮して妙な踊りを踊っているし、木に隠れているのはオリバー・ネルソン、上から飛びかかろうとしているメガネのオッサンはライナーを書いているアル・ジャズボ・コリンズに見えます。

聴き始めると前半こそ、ジミーの名を借りたオリバー・ネルソンのビッグ・バンド作品じゃねぇーの? という趣。が 中盤以降はそのビッグ・バンドにスイスイと乗って目くるめくオルガンを弾きまくるジミー・スミスが聴け、圧巻。この人の数ある作品の中でも比較的聴かれていない作品だと思うのですが、いやいや、ここまでスインギーに弾きまくる作品も珍しいぞというくらいの一枚でした。

1. The Bird/The Duck/The Cat/The Grandfather/The Wolf/The Hunter/Peter
2. Duck Theme/Jimmy And The Duck/Peter's Theme/Meal Time
3. Elegy For A Duck
4. Cat In A Tree
5. Capture Of The Wolf
6. Finale: Parade/Peter Plays Some Blues









2,Art Blakey and the Jazz Messengers (Fontana) 1LP 100円
60年代半ば頃に日本ビクターからリリースされたペラ・ジャケ・フォンタナ盤。
リー・モーガン、ベニー・ゴルソンを擁したオランピア劇場でのライヴから3曲、映画「殺られる」のテーマ音楽2曲、バルネ・ウィランが入った映画「危険な関係のブルース」から2曲、パリのシャンゼリゼ劇場でのジャム・セッションから1曲という、58年から59年のパリ録音を集めた編集盤。
たぶん日本独自の編集盤で邦題は「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのすべて」という大仰なもの。
Side A
1,モーニン
2,アイ・リメンバー・クリフォード
3,ブルース・マーチ

Side B
1,「殺られる」のテーマ
2,ウィスパー・ノット
3,危険な関係のブルース
4,危険な関係のサンバ
5,チュニジアの夜

ジャズ・メッセンジャーズ







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4 コメント

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これはこれは・・ (GENE)
2012-04-12 21:25:42
いわゆる正当派ではないアレンジ型の「ピータと狼」といえば
ロック通なら「ROCK CLASSIC盤」を思い出すのですが・・この
ジミースミスのオルガンのトーン、テクは凄まじい!J・ロード、D・グリーンスレイドも逃げ出しますねぇ(笑)ロック盤での亡きゲーリーやコージー達も参加したかった・・・かも?いやいや・・とても興味ある一枚でした。感謝!。
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ピーターと狼 (Jahking@管理人)
2012-04-13 08:46:22
そうそう、云われてみればロック版もありましたね。マンフレッド・マンとかゲイリー・ムーアとかやたら豪華なメンツでした。と 云っても私はその辺り(70s 英系)はあまり明るくないので聴いていないのですけど(苦笑)
ただ、挙げておられるあの頃のオルガニストは結構好きでした、他にはアトミック・ルースターのヴィンセント・クレインとかクォターマスのピート・ロビンソン、アフィニティ等々等々。
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他の企画 (Gravenites)
2012-04-13 20:54:01
「ピーターと狼」はそういえば物語ものが好きな英国人ロック・ミュージシャンが確かに取り上げていました。あと「火星探検」とか、「蝶の舞踏会」等などミュージカル仕立てのものが数多くあります。

同じバーブのジミー・スミスでも今回との連続企画のような形で「バージニア・ウルフなんてこわくない」という作品がありました。バーブでお金かけて著名なアレンジャーと一流のオーケストラをつけて、いかにジミー・スミスを売り出そうとしていたかわかりますが、バーブの前に在籍しアルバムはかなり出していたブルーノート・レーベルは低予算のためそんなマネは出来なかったでしょうね。
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ジミー・スミス (Jahking@管理人)
2012-04-14 22:21:08
この人の場合、BNからVerveへの移籍(引き抜かれた?)は大正解でしたね、本人にとってもレーベルにとっても。クリード・テイラーの尽力もあって60年代、ジャズメンでこれほどレコードを売った人もそうはいませんでしょう。当時は頑ななジャズファンが多かった日本ではいまひとつピンとこなかったみたいですが、本国での人気は相当なものだったようですね。
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